この本を読むと得られるもの
- 人生の折り返し地点を迎えるにあたって必要なことが見えてきます
- 手遅れにならない為にやっておくべきことがわかります
- いくつになっても遅くないとわかり動き出せます
「40代にしておきたい17のこと」幸せな人生の後半戦を迎える為に必要なこと、やっておくべきこと
どんな老後を送っているのか想像がつかない…
今まで60代であったり20代であったりのやっておくべき事を教えてくれる本を読んできました。
今回は40代です。
40代は20代と比べると可能性は狭まっています。スポーツ選手もアイドルもまず厳しいでしょう。
しかし、60代から見ると可能性は無限に見えます。
本人さえ制限的な考え方をしなければ、ここから自由な人生を作り上げる事が出来ます。
この本は50代、60代、70代の方に色々インタビューして書かれました。
すごい成功者でも、30代、40代になってから花開いていくパターンも多いです。
40代をリサーチした結果、「40代は後半の人生のフレッシュ・スタートを切れる10年」という結論となったそうです。
経験と若さを兼ね備えた年代です。
実際起業家が成功し始めるのは40代が多いそうです。
この本では、
- てきること、できないことを見分ける
- 自分史を書いてみる
- 60代、70代のメンターに教えを請う
- 先立つ後悔を今しておく
- 健康と時間を資産だと考える
- お金とどう付き合うかを決める
- ノーと言う勇気を持つ
- 世界に自分が何を残せるかを考える
- 自分のサンクチュアリをもつ
- 家族とつながる最後の10年を大切にする
- パートナーシップと向き合う
- 新しいことに挑戦する
- 現在の人生の中にある祝福を数える
- 手が届く夢を叶える
- 絶対にあきらめない
- 正しいことよりも楽しいことを選択する
- 人生の意味を見出す
20代、30代で準備してきた事が花開く40代。
40代を素敵なものにする為にも是非この本を読んで下さいね。
新しい人生を目指すのにちょうど良いタイミング
若かりし頃は皆、自分には無限の可能性があると信じています。
しかし年齢を重ねるにつれ、「これは自分に出来るな」「これは自分には出来ないだろうな」と最初からわかってきます。
「アイデアを考えるのは好きだけど、行動力がない」など、大体自分のことがわかってくるからです。
ぜんぶがダメとは言わないけど、これから人生がどれだけ上向きになるのかと言えば、さほど変わらないのだろうと感じている人がほとんどでしょう。
飛躍的に自分の可能性は広がらない…そんな風にどこか諦めてしまっているのではないでしょうか。
かと言って完全には絶望していません。
なんとかなるという希望がまだ見える。
40代はこんな理想と現実の狭間にいる悩める年代なのです。
これが50代になると、出来ないことは絶対に無理だとわかります。
出来ることも自分のレベルも分かっています。
40代は出来ることと出来ないことの勘違いがまだあるのです。
それゆえに、40代の喜悲劇を生んでいます。
お金、健康、恋愛、ビジネスなどの分野で大きな失敗をするのも、この勘違いが原因です。
出来ることと出来ないこと。この見極めがとても大切です。
そこで大切なのが、自分の得意なことと不得意なことの見直しです。
ここが出来ていると、これからの人生も楽しく生きられます。
「得意なこと」は他人と比べてあまり努力することなく上手く出来ること。
「不得意なこと」は、努力してもあまり上手く出来ないことです。
40代になったら、努力しても出来ないことは潔くバッサリと捨ててしまうのも一つです。
いつまでも不得意なことをしてて不幸になってる時間はありません。
苦手なことに立ち向かうのは、若い時は経験として無駄にはなりません。
けれども40代になったら、苦手なことに取り組むよりも、自分が好きな得意なことをどんどんやって、実績として残していく方が大切になります。
40代になると、自分でも才能がある分野と無い分野がわかっているはずです。
無い分野をどんなに一生懸命に頑張っても、徒労に終わる事が多いでしょう。
自分が得意なことを活かして新しい分野に進む。
あるいは得意そうな分野を狙っていくようにするべきなんですね。
もし今、職場で評価されていないなと感じるなら、次の4つのどれかに当てはまります。
- 自分のいる場所が悪い
- 会社のシステム、上司が悪い
- 物事のタイミングが悪い
- 自分の扱う商品やサービスをわかっていない
「どうせ報われないし…」と思って過ごしていると、仕事も人間関係もいい加減になり、うまくいきません。
今の状況や環境、待遇に不満だとしても、その感情に流されず、自分の出来る事、やるべき事をきちんとこなしていきましょう。
社長になる人の多くは、40代で不遇の時期を過ごしています。
それでもぐっと堪えて、その場所で全力を尽くして、カムバックを果たしているのです。
自分の才能は何か?
自分は何をやれば評価されるのか?
何をやれば自分は幸せになれるのか?
どういう人と一緒にいると自分はワクワクと過ごせるのか?
自分を知る道のりは、人生そのものなのです。
この事は、どれだけ時間をかけてもいいほど重要だと、著者の本田さんは仰ってます。
お金との付き合い方を決めよう
健康と時間は、ある程度お金で買うことが出来ます。
お金をどれだけ上手に管理できるかで、後半の人生が明るくなるか、暗くなるかが決まります。
もしも、40代でお金をうまく扱えていないなら、50代以降の人生はお金のストレスを抱えて生きていくことになります。
なぜなら、お金に振り回される事が増えていくからです。
お金を上手く扱えない人は、「お金の奴隷」になってしまってます。
収入が少ない、欲しいものが買えない、将来が不安。
お金の為に仕事にしがみつき、家族にもストレスを感じていることでしょう。
お金が無いから不幸になるのではありません。
でも、お金がないことで夢を諦めていたのなら、それは大きな問題です。
一方でお金を稼ぎ増やすことに人生を費やしてきた人は「お金の主人」になっています。
そういう人は資産を築く事が得意です。
でもその為に、自分は偉いと勘違いしがちです。
そうなると、いくらお金があっても、尊敬や愛情を受ける事はできません。
40代で実現すべきは「お金の友人」になる事です。
稼ぐことも使うことも楽しんで出来る人は、お金と友人になります。
お金との健康的な付き合いに、大金は必要ありません。
自分が欲しいものの優先順位を決めておく感性が必要になってきます。
なるほどなあ。西野さんとかマナブさんとかまさにこんな感じ。
理想的な形ですよね。
お金との健康的な付き合いができるようになるには、お金の本質である「収入と支出」「資産と負債」について学んでおくことが大切です。
これってわかっているつもりでも、なかなかできません。
「収入と支出」ていうと、まずは収入の範囲内で生活できるかどうかです。
また収入を必要に応じて上げることが出来るかどうかです。
「資産と負債」については、「資産」はお金をもたらすもの、「負債」はお金を奪うものとわかっておく必要かあります。
住宅はローンの組み方や物件によっては、それが負債になります。
ローンや投資などの大事なことを40代で間違えると、老後は厳しくなっていきます。
どれだけ稼げるかはセルフイメージが決めています。
年収300万円と年収3000万円との違いは、そのセルフイメージが関係します。
セルフイメージが年収3000万円の人は、失敗して一旦手放すことになっても、またしばらくするとその報酬に戻ります。
「年収300万円が自分にピッタリとか思ったことないよ!」
いえ、願望とセルフイメージは違います。
「年収3000万円になりたい」と言ってても、心の奥底で「無理」と思ってたら、その思っていることがセルフイメージになります。
稼ぐ力を大きくするには、セルフイメージを上げる必要があります。
それによってお金の流れが大きくなります。
自分を過小評価しないように気をつけましょう。
その為には、複数の収入源を持つことです。
豊かな人はみな、複数の収入源を持っています。
事業収入、家賃収入、投資からの配当などです。
会社員の僕たちが一番恐れるのは、今の収入源を失うことです。
もし他に同じだけの収入があれば、全く気分は変わってくると思います。
今はそれをやりやすい時代です。
たとえ大企業に勤めていても関係ありません。
今の給料がキープされる保証もありません。
先が読めない時代なので、本業とは別に稼げる手段を持つことが必要です。
40代であればもっと切実に大切なことです。
30代なら転職も可能です。でも40代ではそれも厳しくなります。
たとえ失わなくても、複数の収入源を持つことで、精神的にも余裕ができ、お金に振り回されない人生を送ることが出来る様になります。
「40代にしておきたい17のこと」を読んでやってみた
人生100年時代で考えるとまだ半分です
実践してみたこと
- あきらめないで続けよう!
40代では、
- 希望と夢をもって生きる人生
- 退屈を感じながら生きる人生
- 絶望と共に生きる人生
に分かれていくそうです。こわい!
絶望と共に生きる人生も、そこにハマりたくてなったわけではありません。
いつの間にやらなっているのです。
40代は、この3つの中からもう一度自分が望むコースを選択するタイミングになります。
家庭のこと、子供のこと、仕事のこと。
40代は目の前に雑事がありすぎて、夢どころではないという人も多いでしょう。
自分の生き様を子供も見ています。
イギリスのチャーチル元首相も、演説で「ネバーネバーネバーネバーネバーネバーギブアップ!」とだけ叫んで降壇したそうです。
カッコいい…。
人生で大切なのは、才能でもなく、人脈でもありません。
「決してあきらめない」という能力です。
それは一度決めたことをずっとやれって事ではありません。
失敗してもすぐ次の夢に向かって進んでいくことです。
つまりは「自分の可能性」をあきらめないってことなんですね。
よし、あきらめないで突き進んでいきましょう!
とりあえずこの本を読んでやってみよう、な!
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僕の生き方バイブルになった一冊です。
理想の自分を先に歩かせましょう。
著書名 40代にしておきたい17のこと
著者 本田健
出版社