この本を読むと得られるもの
- アンチエイジングとは何か理解できます
- アンチエイジングに必要な生活習慣が学べます
- いつまでも若々しい体が手に入ります
「若いと言われる人があたりまえにやっている16の老けない習慣」健康で若々しい肉体はコレからの時代に必須です
健康寿命についても考えよう
世の中の3大ショックのひとつが「実年齢より老けて見られる」です。
「側から見たらそんな風に見えているのか…」と現実を突きつけられます。
しかし、まさに現実とは厳しいもので、今の自分を作ったのは5年前の自分で、5年後の自分を作るのは今の自分です。
今すぐ始めないと、5年後の自分はもっと老けていることでしょう。
アンチエイジングの柱は
- 食事
- 運動
- 睡眠
- 心の持ち方
の4つです。
ここさえ押さえておけば、健康で美しい自分を保てます。
逆に言えば、若々しく見られる人は無理することもなく自然とこれらの習慣を続けているということです。
この本では、
- 「若くて元気」は毎日の「選択」でつくれる
- 老けない食事
- 老けない運動
- 老けない睡眠
- 老けない精神
- 若返るサプリ
の項目で、アンチエイジングについて説明して下さいます。
もちろん、年齢を重ねることは美しいものです。
年々自分も高まっていき、知見も増えていきます。
でも、かと言って必要以上には老けたくありません!
是非この本を読んで始めてみて下さいね。
老化しないためにはどうすればいいの?
自分の暮らしっぷりを振り返ろう
現代人が実年齢より老ける原因は主に5つあります。
- ホルモン分泌の変化
- 化学物質
- 現代型栄養失調
- 糖質のとりすぎ
- 細胞の酸化
しかもこれらは負の連鎖で繋がっています。
糖質のとりすぎは体内でタンパク質とくっついて「糖化」します。
一度糖化した細胞は二度と元には戻りません。
その糖化は酸化ストレスを加速させ、さらなる糖化を引き起こすのです。
これはすぐさま生活習慣を変えないといけませんね。
老化現象において遺伝子がしめる原因は2割程度で、ほとんどが生活環境によって引き起こされているそうです。
つまり老化するものしないもあなたの生活習慣次第です。
お腹は空いてないけど、食事の時間が来たからと食べたりしていないでしょうか?
かと言って「今日から砂糖は一切とらないぜ!」と張り切っても絶対に続きません。
「食べない」という意識が強いほど、食べることを考えてしまいます。
健康になるための我慢がストレスになっていても本末転倒です。
食事はどうしよう?
まずは食事の習慣を見直しましょう。
お腹が空いたなーと思ったら、すかさず食べ物を口に入れてませんか?
これが実は大問題です。
しっかりと定期的に空腹になることは大切です。
空腹時間がある程度続くと、長寿遺伝子である「サーチュイン」が活性化されます。
この遺伝子は、老化やがんの原因となる、活性酸素から守ってくれる素晴らしいものなのです。
また、空腹時は細胞内のゴミを処理する働きが強まります。
これによりがんや白内障のリスクが下がります。
そしてさらに、空腹により成長ホルモンが分泌されます。
成長ホルモンは傷んだ髪や肌を修復し、筋肉や骨を作り、脂肪の燃焼を促します。
空腹感ってほんと大切なんですね。
特に年を取るにつれて、1日3食を意識して食べる必要はなくなります。
むしろ時間よりも空腹感に合わせて食べましょう。
朝はお粥に漬物、野菜の味噌汁や果物といった食事が最適です。
内臓に過剰な負担をかけずに、スッキリと排泄することを心がけます。
昼は消化器官が万全に働いているので、しっかりと好きなものを食べて大丈夫です。
しかし、それでも揚げ物や炒め物は避けましょう。
夜は「吸収」の時間です。
夜って一番ボリュームよく食べがちですが、夜の糖質は体の蓄えになりやすく危険です。
しかも夜の成長ホルモンの分泌を妨げたりもするのです。
なので出来るだけとらない方が賢明です。
もし食べるのなら、ご飯やパンなどは避けておきましょう。
しかし、闇雲に食事量を減らすのも危険です。
栄養状態が悪い人は、疲れやすく、常にイライラし、記憶力なども低下します。
食事を減らすことで体重を落とすと、若々しさを保つのに必須の「筋肉量」まで落としてしまいます。
筋肉が減ると新陳代謝量が低下して、食べてもエネルギーを燃焼しにくく、リバウンドしやすい体質にもなります。
食事を減らすよりも筋肉を増やしていく方が重要です。
酸化は怖い
食パンや唐揚げ、あめ色に炒めたタマネギ。どれも美味しいですよね。
これらタンパク質と糖質を含む食材を加熱すると褐色になりますが、この時に発生する「AGEs」という物質は、なんと強力に老化を進めるそうです。
AGEsとは「終末糖化産物」という意味の略語です。
終末とあるように、一度作られたものは二度と戻りません。
食事として摂った糖は、まず体の中で最初に酸化がおこり、そこからAGEsが作られます。
コラーゲンが糖化すると、肌はハリを失くし、シワやクスミの原因となります。
血管で糖化すると動脈硬化になります。骨で糖化すると、骨はボロボロになるのです。
これを防ぐには、「焼く・炒める・揚げる」という調理法をやめて、「ゆでる・煮る・蒸す」という調理法に変えていきましょう。
鶏肉なら、鳥わさ→蒸し鶏→焼き鳥→唐揚げの順で老けていきやすい食べ方になります。
魚なら、刺身→煮魚→ホイル焼き→焼き魚→フライの順で老けていきやすい食べ方です。
老けない精神とはなんですか?
荘子も言ってました。
「君子の交わりは淡きこと水の如し。小人の交わりは甘きことライの如し」
ライとは甘いお酒のことです。
賢明な人は適度な距離を保ちながら人と付き合うけど、人として器量も小さい人って甘くベタベタとした関係を好むよねって言っています。
人と適度な距離をとることは、疲れを溜めないための処世術なのです。
僕は八方美人的な行動を取りがちなんです。
ズルズルと付き合って後で後悔したりします。それがイカン。
それに、言いたいことを我慢する関係性も疲れます。
心のストレスは、体の炎症を引き起こす炎症性サイトカインの産生を促します。
これが原因でうつや心臓病、脳卒中を引き起こすのです。
なんとなく惰性で付き合っている関係なら、バッサリ切り捨てるのも選択肢としてアリなんですね。
日本人が苦手とするのが、「サボる」です。
世界的に見ても日本人はとにかく勤勉です。
日本人の平均睡眠時間は世界の中でも特に短く、労働時間は特に長いのです。
これが当たり前になると、ストレスが溜まっていきます。
体調も悪くなり、仕事の処理能力も低下します。
それがさらにストレスとなり、デススパイラルを生み出すのです。恐ろしや。
ストレスが慢性的に加わると、脳の海馬や前頭前野が萎縮します。
そうなるとPTSDの症状を生み出すのです。
では、どうすればつらいという感情を抑えて、海馬の萎縮を止めることができるのでしょうか?
これは「嫌な出来事の記憶」を「楽しい出来事の記憶」にスイッチさせることで可能なのだそうです。
これはノーベル生理学・医学賞を受賞された脳科学研究者である利根川さんの研究結果で明らかとなりました。
記憶は自分の思い次第で浄化していくことが証明されつつあるのです。
「若いと言われる人があたりまえにやっている16の老けない習慣」を読んでやってみた
老けない運動をやってみよう
実践してみたこと
- 笑いながら筋トレしてみた
- ストレッチを毎日やってみた
一般的に30代半ばくらいから、じっとしていてもエネルギーを燃焼させる「基礎代謝力」は低下していくそうです。
つまり自分で意識しない限り、筋肉は衰えていく一方なのです。
40歳以降で最も効果を上げる運動は「スローステップ運動」なんですって。
高低差20センチほどの台を利用して、リズミカルに上り下りを繰り返す運動です。
これを10分間繰り返します。
筋トレも大切です。
筋トレってつらいものだと思ってません?
実は筋トレは笑いながらできる強度、つまり最大負荷の50%程度のレベルでも、十分に効果を発揮するそうです。
例えば10キロのバーベルを上げるのが限界だとしたら、5キロの重さでも十分に効果を得られるということなんです。
逆に歯を食いしばるようなキツイ筋トレは、筋肉組織を損傷したり、疲労物質をたくさん生むなど、老化を促進するなんてことになります。
むしろ笑ってできるような筋トレの方が、アンチエイジングには効果的なんです。
筋トレをすると「アイシリン」というホルモンが分泌されます。
これには脂肪を燃焼させたり、骨を強くするという効果があります。
DHEAが分泌される効果も期待できます。
これはやる気のもととなる男性ホルモンや、美肌や若々しさを維持する女性ホルモン、若さを保つ清澄ホルモンの材料となるものです。
これは筋トレするしかないですね!
僕は朝起きてストレッチをした後に筋トレしたり、座ってる時間が長がった時にしたりしてます。
すっきりするのでオススメです。
その朝のストレッチですが、朝イチってめっちゃ体が硬くなってるんですよね。
筋肉のしなやかさって、姿勢に直結しますよね。
胸が前に縮こまり、猫背になっていると、側から見るとびっくりするくらい老けて見えます。
猫背は内臓を常に圧迫するので、その姿勢が続くと胃の不快症状とか便秘を引き起こすのです。
ストレッチを毎日同じくすることで、血行が良くなり、体のすみずみまで酸素が行き渡るようになります。
サンケンロックや終の退魔師とかでも、朝イチにストレッチする描写ありますもんね。
意外な効果をもたらすストレッチも毎日の習慣にしようと思います。
とりあえずこの本を読んでやってみよう、な!
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勝間和代さんも生活習慣を徹底的に変えられました。めちゃ参考になりました!
著書名 若いと言われる人があたりまえにやっている16の老けない習慣
著者 満尾 正
出版社 主婦の友社