
この本を読むと得られるもの
- 健康に必要な食事のデータがまとめられています。
- 押さえるべきポイントがすぐわかるので実践できます。
- 正しい食事はダイエットにも効果があります。
「世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事」で健康を見直そう
押さえるポイントは少ないので大丈夫です!
- 炭水化物を食べると太る
- βカロテンやリコピンは健康に良い
- 果汁100%ジュースは健康に良い
この中でどれかひとつでも「はい」と答えた方はこの本を読んでみるといいかもです。
「でもテレビでそんな事言ってないし」
テレビはスポンサーからの広告費によって運営されています。「〇〇社の〇〇は実は体に悪い」とかは絶対に言いません。
医者も栄養の事は医学部では勉強しないので、詳しくない方も多いです。
この本では、健康になるという観点で「最も正解に近い」食事法が書かれています。
多くの信頼できる研究結果に基づき書かれているので、今後新しい研究結果によって大幅に変わる可能性も低いと著者の津川さんも言ってます。
まずは「不動の健康に良い食品5つ」から発表します。
健康になるには、科学的根拠に基づいた正しい食事を摂るのが一番です。
健康に良いのは
- 魚
- 野菜と果物(フルーツジュースは含みません)
- 茶色い炭水化物
- オリーブオイル
- ナッツ類
逆に良くないのは
- 赤い肉(鶏肉は含みません)
- ハムやソーセージ
- 白い炭水化物
- バターなどの飽和脂肪酸
もうこれでOK!と思われるかもですが、他にも役立つ情報がたくさん書かれていますよ!
科学的根拠根拠に基づく本当に体に良い食時
食品に含まれる成分に惑わされるな
体に良いという科学的根拠のある食べ物
牛乳やヨーグルトは身体に良いのか?
チョコレートは薬か毒か
オーガニック食材は健康に良いのか?
など、これまでの常識だと「そうなの?」という情報が満載です。
ここでは一部をピックアップして紹介します。
しかし、くれぐれもこのブログだけで判断しないで色んな情報を集めて下さい。情報は多方面から集めてこそ価値が出ます。
是非本でも詳しい知識を学んでください。
炭水化物は食べると太るの?
まずは冒頭の3つの質問から解決しましょう。気になるよね。
「炭水化物は健康に悪く、食べると太る」という考え方は正しくありません。
炭水化物には「健康に良く、あまり太らない」ものと「健康に悪く、食べると太る」ものがあるからです。
良い炭水化物とは、玄米や蕎麦のように精製されていないものです。
悪い炭水化物とは、白米やうどんのような精製されている白い炭水化物のことです。
炭水化物とは、糖質と食物繊維を合わせたもののことです。
一般的に茶色い炭水化物は食物繊維が多く、白い炭水化物は食物繊維が少ないです。
そして極限まで食物繊維を少なくしたものが砂糖などの糖です。
つまり、白い炭水化物は砂糖ほど甘くないけど、体内で糖に分解吸収されるので、白い炭水化物と糖は同じものと言えます。
ぶっちゃけ白いご飯も甘いお菓子も、体にとっては似たようなものなんです。
しかし食べずに食事量を減らすよりも、食べるものを「置き換える」方が効果的であると近年では考えられてます。
茶色い炭水化物は摂るとむしろ糖尿病のリスクが下がる事が明らかになっています。
白米は玄米に置き換えると良いと思います。
「白米も食べ過ぎなければ、大丈夫よね?」
…残念ながら、「少量でも体に悪い」と言えます。
日本人男性の体質でも、1日2杯からが糖尿病のリスクが上がり始めます。女性では1杯目からです…。
ただし、運動量などでも変化するので、ザックリの目安としておいて下さい。
わかります、皆まで言わなくてもわかります!
日本人として生まれ白米に親しみ、突然健康に悪いと言われても認めたくない気持ち!
でも減らすべきです。
βカロテンは体に良いの?
1990年代にβカロテンが多く含まれる飲み物が流行りました。
でも、最近ではβカロテンを謳っている飲み物って無くなってません?
おそらく見なくなったのは、研究によってβカロテンの多い飲料は健康に良くないことがわかったかららしいです。
むしろリスクがあるそうで、健康からリスクってそんなこともあるんですね。
野菜を多く食べている人はガンになりにくいという事が報告され、多く含まれるβカロテンが原因なのでは?と研究されました。
被験者にβカロテンとビタミンAのサプリを摂ってもらうと、なんと逆に肺がんのリスクが上昇し、実験はあわてて中止になりました。
ここから分かる事は、緑黄色野菜は病気のリスクを下げるものの、摘出されたβカロテンは病気のリスクを上げるということです。
これらの研究から、健康のためには「成分」よりも「食品」に注目する事が重要であると認識されるようになりました。
同じようにリコピンも特別に良いという研究結果はありません。
ちなみにトマトも特別健康に良いという結果もありません。
健康を維持するために重要な事は、成分に惑わされてはダメという事です。
特定の野菜を集中して食べるのではなく、色々な酒類の野菜や果物を毎日たくさん食べるようにしましょう。
果汁100%のジュースって飲んでる?
野菜や果物は体に良いので食べましょう。
温野菜でも野菜のスープでも大丈夫です。
一度冷凍したものも大きな変化はありません。
しかし、ジュースやピューレなど加工されたものは別の話です。
1日の果物の摂取量が1単位増えるごとに、全死亡率は6%減り、野菜の摂取量が1単位増えるごとに死亡率は5%減るそうです。
1日の摂取量は5単位までは減るそうです。1日5単位食べればいいんですね。
果物を摂ってる人は、糖尿病のリスクも低くなるそうです。
「野菜ジュースなら、毎日きちんと5単位分摂れそう!」
ですよね。僕も一時期は毎日健康の為に野菜ジュースを飲んでました。
だがしかし、なんと野菜ジュースは逆に、また逆に糖尿病のリスクが上がる事がわかりました。
えー!なんで??
それは果物を食べると血糖値を上げる果糖が含まれるものの、同時に血糖値を抑える食物繊維も摂っているからです。
フルーツジュースは果糖のみ摂ってる形なので、血糖値が上がるようです。
「じゃあ、食物繊維のサプリと一緒だといいんじゃない?」
それも残念ながら、効果が確認出来た研究結果はないそうです。
ここでも成分ではなく、食品単位で考えた方が良さそうみたい。
野菜も果物も、加工されていないものを食べましょう!
「世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事」を読んでやってみた
ダイエットに良い食事ってなんだろう?
この本では「健康に良い食事」というテーマで書かれています。
病気になりにくい食事と、ダイエットに良い食事って違うのかな?
よく聞く「リンゴダイエット」や「サラダチキンダイエット」など、特定の食事がダイエットに良いという研究結果はありません。
全て個人の経験談です。
重要なのはカロリーの「量」だけではなく、「質」も同じくらい大切なんです。
食事は大きく分けて、タンパク質、炭水化物=糖質、脂質の3つに分けられます。
低脂質な食事がダイエットに良いという話もありますが、研究の結果、高脂質食を食べてた人も結果は同じでした。
「糖質制限ダイエット」も同じような話です。もちろん量を取るとダメですが、前述したように良質な炭水化物は摂っても大丈夫なんです。
実際にデブる食事ワースト3は、フライドポテト、ポテトチップ、加糖飲料が最悪です。
続くのが、赤い肉、加工肉、じゃかいも、お菓子、白い炭水化物、揚げ物です。
糖質制限で炭水化物を減らしても、これらを食べてると意味がないのです。
ダイエットにはこれらを削減して、代わりに果物や野菜、茶色い炭水化物に置き換えることで成功しやすくなります。
つまり、健康に良い食事はダイエットにも効果があるってことですね!
食事は健康に直結する大切な要素です。
適当にせず、この本などを読んで改善していきましょう!
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人気ブロガー「パレオ」さんの本です。
著者 津川友介
出版社 東洋経済新報社
