魔法のコンパス

 

キングコング西野亮廣「新・魔法のコンパス」でこれから進むべき方向を教えてくれます!

キンコン西野さんのバキバキに使える戦略たち

 

今、世の中は目まぐるしく変化しています。昨日までの常識が今日の非常識なんてしょっちゅうです。

そんな中、これからの時代は「好きな事をやろう」「生き方を変えよう」だよ、と言われて崖っぷちに立たされる。

えぇえ、どうしたらええのん…?

一体、どこに向かえばいいのか?やりたい事なんて見つかってないし。

 

大丈夫、ほとんどの人がそうです。俺の周り調べ。

そんな時はこの「新・魔法のコンパス」という本を読みましょう。

著者はキングコング西野亮廣さん。プペルにオンラインサロンにと色んな活動を革命的に成功させてらっしゃいます。

その凄さの秘密が知りたい!

 

この本では「新しいルール」も「普遍的なルール」も書かれてます。時代の歩き方について教えてくれます。

それが「新・魔法のコンパス」なのです。

キンコン西野さんがこれからの時代を生き抜く「革命のファンファーレ」を鳴り響かせる!

 

この本では「お金」「広告」「ファン」をテーマに書かれてます。

このブログでは、「ファン」と「お金」をメインに掘り下げてみます。

 

ファンはどうやって増やしていくのか?

分からない事はもう全てインターネットで調べる事が出来ます。

それまでは「技術」や「知識」「情報」は特別な訓練を受けた人のものでした。

しかし、それらは今や全人類の共有財産になっています。

 

美味しい唐揚げをウリにしてお店を出しても、その唐揚げが美味しければ美味しいほどその秘伝のタレは研究しつくされて、自分のお客さんによって拡散されます。

そして同じ秘伝のタレの唐揚げ屋さんが隣にオープンするのです。

「安さ」で勝負も難しいです。同じように安さの秘密が拡散されて、また同じように店が乱立します。

 

商品の品質や値段で差別化が図れなくなったら、何で勝負すればいいのでしょう?

どんな力を手に入れれば勝てるのでしょう?

 

その答えは「ファン」です。

同じようなサービスが溢れてる中で、僕たちがお店を選ぶ理由は一つしかありません。

「誰が働いているか?」です。

つまり、「誰にお金を落とすか?」なのです。

「機能検索」の時代は終わり「人検索」の時代が始まったのです。

為末大の「遊ぶが勝ち」これからの人間に求められるのは遊び心とブランド

 

自分のブランド化は芸能人や有名人だけの話ではありません。

僕たちもブランド化し、ファンを作らないといけなくなったんです。

 

ファンってどんな人なんでしょう?

よくバンドとかでありがちやけど、音楽性が変わっていく時ってあるでしょ。

それまでのファンは「今まで通りの音楽をやって下さい」と言う人もいれば、「新しい挑戦楽しみです」というファンもいます。

 

どっちも世間的にはそのバンドのファンとして一括りされてます。どっちに向けて活動すればいいの??

これはファンを抱えて仕事をすると必ず訪れる問題です。

 

ファンとは企業や商品が大切にしている「理念を支持してくれる人」な事を指します。

つまり、批判を浴びながらも、次の挑戦に向かう姿勢を支持してくれる人がファンであり、今までの姿を求める人はファンではありません。

ローランド様名言集「俺か、俺以外か。ローランドという生き方」男が惚れる男!

 

この変化が目まぐるしい時代に、変化を否定してしまう人は「ファン」ではなく「ドリームキラー」です。

それに「にわかファン」を否定する「コアファン」もファンではありません。

コミュニティーを破壊するのは往々にして、こういう「幅を利かせる古参ファン」です。

 

どんなファンを増やしていくの?

大切にしなければいけないのは、あなたの理念に共感し、変化していくことを応援してくれる「ファン」で、それ以外はあなたの「ファン」ではありません。

ここをはっきり理解しないと、必ず路頭に迷います。

 

またファンを増やそうとオンラインコミュニティーを運営した場合、苦戦するのが「〇〇出来るようになります」的な習得型です。

出来なかったら「出来へんやんけ」で辞めてしまうし、出来たら出来たで「ありがとうございました」と辞めていく。

どちらにしてもゴールは辞めるなので、コミュニティーは大きくなりません。

 

結果、オーナーがオンラインで売れるのは、そのオーナーの「物語」ぐらいなのです。

作品が完成するまでの苦労や紆余曲折、アツい想いなんです。

ここでポイントになるのが、その「物語」が面白い物語でないといけないということです。

 

ファンが増える時。それは明確で「挑戦している時」です。

成功しようが失敗しようが関係なく増えます。

「えええ、この人これからどうなるの?」に人は集まります。

 

キングダムの信がもし1巻からトントン拍子に、親の七光で出世してても誰も面白いとは思わないでしょう。

勝ちがあって、負けがあって「物語」になるわけで、読者の感情曲線を上下に振ってあげないといけません。

皆負けを嫌がるけど、負けのない物語なんて売り物になりません。

読めば行動せずにいられない。まさに「死ぬこと以外かすり傷」精神で熱狂すれば上手くいく

 

「物語」を売る時に大前提として踏まえないといけないのは、人間の満足度は「ハイスコア」ではなく「伸び率」という事なんです。

毎回90点の子が95点とってもさほど感動はしないストーリーような気がしますが、毎回0点の子が50点だと、なんかめっちゃ感動するストーリーになりそうな予感しますよね。

実はディズニーランドもそれを狙ってます。入り口で絶対並ばないといけないですよね。

 

パッと入れて見たシンデレラ城と、なかなか入れず見たシンデレラ城のどちらが感動するか。

喉渇いてる時の水がめちゃめちゃ美味しいのと同じだと思います。

経営は芸術だ!「ディズニーの経営戦略」の秘訣は歴史と物語にのせた舞台の空間作りにあり

邪魔してくる「お金の問題」を解き続ける

自分が提供出来る価値ってなんだろう?

挑戦を続ける為には、あなたの「挑戦を邪魔する存在」を把握しておく必要があります。

問題は2つ。

そのうちの1つが「お金」です。

 

月々必要な経費が払えなくなったら、そこで挑戦は終了です。

挑戦を続ける為には、お金の問題を解決し続けなければなりません。

 

まず、前提として「お金は他者に提供した価値の対価」であるという事です。

他者に提供した「労働」の対価でなく「価値」の対価です。

 

日本で水を売るのと、砂漠で水を売るのとでは、「提供した労働量」が同じでも、受け取れる代金は変わります。

「提供した価値」が違うからです。

時給900円からの「億を稼ぐ勉強法」は安売りドツボ人生からの脱出方法

 

砂漠の水は今まで歩いて届けていたものが、ドローンで運ぶようになり「運ぶコスト」が安くなったら、砂漠の水は安くなるのか。

安くはなりません。日本で飲む時よりも、砂漠の方がみんな水を欲しがるからです。

 

つまり「提供した労働量」ではなく「提供した価値」で高くなっているのです。

給料が安い時は、職場や会社の環境の前に、自分がどれだけ会社に「価値」を提供出来ているのか考える方が先だと思います。

 

お金が労働の対価、さらに言えば我慢の対価になっている場合、「お金が欲しければ労働量を増やせ」という発想になります。

労働量とお金は必ず比例するという事はない、という事は押さえておく必要があります。

 

世の中には給料の安い人と、高い人がいます。

それは何で決まっているのか?仕事の大変さ?

いや、世の中むしろ大変な仕事の方が給料が安かったりもします。

 

では技術か?

いやいやでも、お寿司を握る技術と髪の毛を切る技術ってどちらが高いかって決めにくいですよね。

 

ではなんなの?

収入の大きさを決めているのは「希少価値」です。

 

100万に1人の希少価値を手に入れよう

オリンピックのメダリストになるには、100万人に1人の能力が必要だそうです。

もうめちゃめちゃめっちゃに大変狭き門です。そんな希少価値はなかなか手に入りません。

ではどうすれば希少価値は手に入るのか?

 

これまた「10000時間の法則」というのがあって、一般的に一つの分野に1万時間費やすと100人に1人の人材になれる、と言うのです。

毎日9時間で3年。全然不可能ではないですよね。

でもみんな一つの分野で勝負しようとしたがります。その分野ではだんだん敵も減っていきますが、収入にはさほど反映されません。

希少価値がそれほど上がっていないからです。

 

一つの分野で戦い続けるのは、希少価値が上がりにくい戦いに参加している状態です。

最初にブログに1万時間を費やしたポイントをAとします。次にサバイバルゲームにも1万時間費やしてBのポイントも手に入ります。

 

このAとBを兼ね備えてる人間はA×Bで、1万人に1人の希少価値になっているのです。

ブログでサバゲーの事を面白おかしく書けるのは、1万人に1人のあなただけです。

そうなると、「ブログ×サバゲー」の仕事は大体あなたのもとにやってきます。

ここでポイントは、AとBはなるべく遠いものにする事です。「ブログ×note」では近すぎて価値の違いがわかりにくいです。

 

ここでまた全く別の分野のCにまた1万時間費やしたとしましょう。

これで100×100×100の「100万人に1人」の希少価値が手に入ります。

Aに3万時間費やすのなら、こちらの方が希少価値を上げやすいです。

オリラジあっちゃんに学ぶ「労働2.0」の働き方

 

このブログとBとCの点を結んだ三角形の面積が、あなたの需要であり、大きければ大きい程仕事の幅は一気に広がります

この面積の事を「クレジット(信用)」と呼びます。

 

そしてまた、このクレジットで1000万稼げるようになったとしたら、そのクレジッでフルに稼がず700万程度に抑えておきます。

そして300万になるはずだった時間をDの分野に投資します。すると三角形が四角形になり、またグンと面積は大きくなるのです。

もちろんここまで行くのは大変です。

 

「本業と副業」ではいけない

掛け合わせに続いて、ここでは「本業」についても考えます。

「本業=メイン収入」「副業=サブ収入」と考えていると、厳しい戦いになるそうです。

なんで??

 

まず目的をしっかり見定める。その為に本業=メイン収入とは考えません

目的に対して、自分の収入源は合っているか?どこを収入源と考えるかです。

 

サラリーマンをしながら本を書いている場合、サラリーマンの収入を本の宣伝費に充てる。それにより本の印税を多く貰う。

それを目的であるコミュニティーの運営費に充てる。このコミュニティーが収入源という訳です。

副業ではなく「複業」です。

 

「新・魔法のコンパス」を読んでやってみた

自分の周りのクリエイターを増やしたい

もう一つの「挑戦を邪魔する存在」は「広告」です。

これホント難しいです。

どんなけ宣伝してもびっくりするぐらい世間には広がりません。

 

どうすればいいんやろ?

ここで書かれていたポイントは、「一方通行の広告は念仏」ということ。

悩みは公開することで共同作業にするというのです。なるほど。

相談は「されると気持ち良い」という事。自分が必要とされて嬉しくない人間はいないのです。

なるほど、製作過程で質問を投げかけていけばいいのか。

 

もう一つ重要なのが、セカンドクリエイターです。

普段はサラリーマンしながらもSNSで情報発信して「いいね!」を貰い、承認欲求を満たす。

そして仲間内でのポジションを獲得する。

これがクリエイターとオーディエンスの間を行き来してる「セカンドクリエイター」と呼びます。

 

このセカンドクリエイターを巻き込むのが重要なのね。

つまり、セカンドクリエイターが参加出来る「余地」を残しておくのです。

 

なるほどー!

わかってきた。早速自分のSNSに取り込んでいきますよ。

これが物語にも繋がっていくんですね。

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是非合わせて読んでみて下さい。めっちゃ役に立つと思います。

 

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著書名 新・魔法のコンパス (角川文庫)

著者 西野 亮廣

出版社 KADOKAWA