労働2.0

 

オリラジあっちゃんに学ぶ「労働2.0」の働き方

意外だけど、これからの被雇用者の働き方指南だった

今や先進的な芸能人として色んな分野で活躍されてる中田敦彦さん。

YouTube界に革命を起こされたのは今もリアルタイムで見てる人も多いはず。その前はRADIOFISHで大ヒット、その前はリズムネタという新しいジャンルを切り拓枯れました。

 

そんなあっちゃんが書かれた本「労働2.0」を読んでみました。

さぞ先進的な、「やりたい事で食わずにどうすんだ!革命を起こそう!」みたいな本かと思いきや。

 

会社員を労働者、経営者を資本家と見るかなり質実剛健な考え方を紹介した内容でした。

でもよくよく考えてみると、オリエンタルラジオのデビュー当時から戦略的に活動され、人気が落ちる度に見事な復活劇を努力の末に何回もブレイクされてきましたもんね。

この本の一番のポイントは「やりがいがあり、稼げる仕事を見つける為にとことん自分と向き合おう」です。

 

もちろん、

誰もがやりたい事で食べていける時代である

とも仰ってます。しかし辞めて飛び出せ的な話ではなく、会社員も「雇う」という視点を取り入れ、随時変化しながら「やりたい事」を実現させていこうというものです。

 

「経営者目線」で労働しよう

資本主義の社会では資本家と労働者に分かれます。

よくサラリーマンが飲み会で言うセリフ「会社は何もわかってねー。社長がそんなに偉いのかって話だよ」

ですが、社長はここでは出資した資本家としますが、はエライのでしょうか?

答えは大イエスです。

 

企業とは資本家が作った生産のシステムです。労働とは資本家のお手伝いです。資本家がエライのはお金を出してるから。

お金を出すとはリスクを取っていると言う事です。労働者は仕事ができなくても出勤すればとりあえずお金は貰えます。

しかし資本家は利益が出なければお給料は出ません。

 

会社が何もわかってない。お金を出す奴が偉いのかよと悔しいのなら、リスクを取って会社を作ればいい。

出来ないなら口をつぐんで労働すべし。

これが資本主義社会なのであります。

 

会社の中でやれる事を増やしていこう

しかしそれは会社の犬になれなんて議論ではありません。

先述した、会社員も「雇う」という視点を取り入れ、随時変化しながら「やりたい事」を実現させていこうというものです。

今の組織の中で出来る事を増やそう。そしてなぜやりたいのか、という目的を明確にして、実現の為に可能な限りの選択肢を用意しましょう。

 

中田さんも事務所に所属する労働者という一面もあります。その面ではどのように働いているのかと解説されてます。

めっちゃ自分達の目線で語られてるので、リアリティがあるというか我が身に染みるのね。

 

まず前提として出世する奴とは、クビにならない範囲で指示された以上の仕事をする人たちです。

言われていない仕事をやる行為には先読みがあり、創意工夫もあり、良かれと思う姿勢もあります。

これは目の前の相手や会社の事を考えていないと出来ません。

 

パレートの法則でも言えると思いますが、ある組織があってその中の人達を出来る人から並べて分類するとします。

すると大体、上位2割は会社を出て行きたい人、下位2割が会社を出て行きたくない人になります。

仕事をどんどんこなして自分にスキルが身につくと、もっと別の世界を目指したくなるもんです。優秀な人は出て行こうとするものなのです。

 

そういう人はいつか今の会社は辞めると心に決めています。またそういう人は人に使われて終わりではなく、楽しく働いています

会社もそういう人を雇いたいのです。

上位2割は出ていくけどしっかり雇いたい、下位2割はとっとと出て行って欲しいけどしがみ付いてくる。

それが経営者の本音なのです。

 

そんな雇用者目線になれる人の働き方ってどんなん?

そんな雇用者目線の働き方ってどんな感じなのかな?

それは被雇用者の立場でも、他所に自分の仕事を発注したり副業を持ってみたりというものです。

現代ではそうなってきているし、会社もそういう働き方を推奨してきています。終身雇用も無くなった今、自立している人材は会社にとっても使いやすいのです。

「本音で生きる」はまさにホリエモン的ガンガンいこうぜ

 

あっちゃんはお金とやりがいは両方選ぼうと書いてます。報酬という軸で今の自分を評価するべきです。

やりがいがあり、稼げる仕事を見つける為にとことん自分と向き合う。やり尽くしたと思えるなら、新しいフィールドを探す。

いい物さえ作れば売れるという思い込みを捨て、世の中を見渡して、物が売れる方法やコンテンツの届け方を考えまくりましょう。

「物を売るバカ」ではなく「物語を売る繁盛店」になろう

 

 

自分の能力を知ろう、それをかけあわせよう

今の自分には何が足りていないか自問します。その為に周囲の力を借りましょう。

自分の才能を見つける為に多くの人に会い、批判もされましょう。自分の良さは他人に聞くのです。

そして自分の好きな事を3つ掛け合わせて、自分にしか出来ない事を考えるんだそうです。

3つか。2つやとまだまだ希少性は無いんやな。

努力、そして努力!元大阪府知事橋下徹の生き方。アツい男がリスクを恐れず突き進む「異端のすすめ」

 

その際「私なんか」は禁止です。「やりたい人」になりましょう。

高い目標を掲げたら、実現に向かって自分の中の使えるものは何でも使う。

怖いのは承知。素人だからこそプロの領域に飛び込むんだと檄を飛ばしてくれてます。

 

これな。報酬をいくらにするか問題。自信ないから安くしちゃうんよなあ。

ここは是非本でも読んで欲しいです。

労働2.0」を読んで心構えも授かりやってみた

周りは自分が思っている以上に興味を持っていないから気にすんな

新しい事を始める時に気になる人も多いでしょう。

それは世間の目。

「なんかあいつ変な事始めたよな。しかも全然世間の反応ないしwww」

わーメンタルがもちません!わかります、めちゃめちゃわかります。

 

だがそんな事言ってるのはあなたの周りの一人や二人です。

しかもそいつは間違いなく暇人です。他の人はあなたに興味すらありません。

 

なのでメンタル持ち直して、気にもせずやりたい事を声にどんどん出していきましょう。声に出した事は必ずやっていきましょう。

他人にどう思われようが、自分の思った事を発信していきましょう。

一緒に頑張りましょう!

仕事と人生を激変させるなら「99.9%アウトプットを先にしなさい」

 

新しい事を始めた人がいたら、それが後輩でも中学生でも教えを請いましょう

そういう人からは必ず有意義な情報が手に入ります。

まずは動いてみて、改良を加えて、ダメならとっとと他の事を始めましょう!

 

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是非合わせて読んでみて下さい。めっちゃ役に立つと思います。

 

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著書名 中田敦彦

著者 労働2.0

出版社 PHP研究所