99%のヒト

「99%の人がしていない たった1%の仕事のコツ」を身に付ければ世界は変わる

小さな積み重ねが大きな変化

ほんのちょっとの事で大きな差が生まれる時があります。

日本人の美徳でもある、礼儀や丁寧さもちょっと間違うと裏目に出でしまう事も多いです。

相手を気遣った報告のつもりでも順番を変えると伝わりやすくなったり、空気を読んだつもりでも会議で発言するべきだっり。

そんなちょっとした違いで、大きな成果に繋がる仕事のコツを教えてくれる本がこの「99%の人がしていない1%のコツ」です。

 

この本では「報連相のコツ」「コミュニケーションのコツ」「チームワークのコツ」「会議のコツ」などの項目で沢山のコツが書かれてます。

ここでは「コミュニケーションのコツ」「チームワークのコツ」について紹介していきます。

コミュニケーションのコツ

名前を覚える

新しい環境に移る方も多い季節ですね。

最も効果的に心理的な距離が近づく方法は「相手の名前を呼ぶ」ことです。

名前を呼ばれるのは脳に大きな快感を与えます。

 

相手の心を思い通りに動かす「ワルい心理学」はそんなに悪くない

 

自分も転勤が多いのですが、次の勤務地で働いている人の名前が前もって分かる時は覚えていきます。

 

商談で名刺をもらった時は、意識的に会話の中に相手の名前を盛り込むのがオススメです。

雰囲気も良くなりますし、名前も覚える事が出来ます。

名前が定着すれば、同時にその人に関する周辺記憶も蘇り、会話もスムーズに進むでしょう。

 

すぐにメールする

堀江さんなど色んな人が言ってますが、仕事が出来る人はレスポンスが早いです。

最高の対応は「すぐに返事をする」です。

読めば行動せずにいられない。まさに「死ぬこと以外かすり傷」精神で熱狂すれば上手くいく

 

相手の仕事もスムーズに進みますし、こちらの印象も「迅速に対応してくれる人」になると信頼も上がります。

丁寧な文章は必要ないので、後回しにせずササッと返答を書いて送りましょう。

でも、何かパーソナルな話を一つ盛り込むと親近感はグッと上がるはず!

 

必要以上に摩擦を恐れない

「和をもって尊しとなす」とあるように、日本人は和を大切にします。

それも素晴らしいのですが、あんまり摩擦を避けると逆に物事がうまく進まない原因になります。

それは「安易な妥協」であり、本来の「和」ではありません。

本気でぶつかり合えば議論は進み、さらに上のステージの「和」となるでしょう。

 

コミュニケーションでは会話の技術も大切だけど、最も大切なのは相手への興味と感謝、気配りやなと思いました。

まずは相手に興味を持つ事が大切。

 

チームワークのコツ

チームワークって難しいですよね。

でもチームワークをアップさせるのにもコツがあるのです。

まずはチームワーク発展のステップを覚えておきましょう。

 

4つのH

第一段階…Honeymoon

チームメイト間で発見の連続で「なんて素晴らしいんだ」と思っている

 

第二段階…Hostility

相手のアラが見え始めてムカつく

 

第三段階…Humor

異なる事を許せて笑いに出来る。「しょうがないなぁ」

 

第四段階…Home

歩みより普遍になり、自分のものになる

 

ポイントは第二段階です。ここでいかに感情的にならず次の段階を目指すと、笑い合えるチームになれます。

 

動いていただく

チームで仕事をするとなると、一人では出来ない事をメンバーに分担する事になります。

そして仕事を頼むときに一番してはいけないのが、命令口調を使うことです。

 

命令には、受けた側は「服従」しなくてはいえません。「服従」ではいい仕事は出来ないし、最悪「反抗」に繋がります。

部下上司の関係であっても、もちろんチームメイトなら尚更、仕事を頼む時は「動かす」のではなく「動いていただく」気持ちがないと上手くいきません。

 

相手が大切にしているものを知る

仕事をする動機も、何を優先にしているかも人それぞれです。

色んな人が集まってこそのチームなんで、相手が大切にしているものを尊重してこそ良いチームワークが生まれます。

自分の価値観を「常識」とせず、それぞれが気持ち良く自分の特性を活かす仕事をしてもらいましょう。

 

その為にも日頃の何気ない会話とか、職場での行動観察でヒントを探していきましょう。

 

わからない時は迷わず自分

チームで仕事をする時、「これは私の仕事ではない」とみんなが考えると、誰もやらないまま放置される事がよくあります。

これを防ぐ為には、手を出すべき人が明らかなら、その人に声を掛けて確認します。

そして明らかでない場合は、迷わずあなたが手を出しましょう。

 

一見自分だけが負担を負ってるように見えますが、実際にはそうする事でチームの作業が予定通りに進み、あなた自身の経験が増えて、同時にチームからの信頼も高まります。

「なんで自分ばかり」と感じる時も、もう少し頑張って継続するとチームに変化も表れるでしょう!

 

「あいつは使えない」は「私は使えません」

ローランド様も同じ事を言っておられました。

「あいつは使えない」と言う人は、「私はあの人を使いこなす能力がありません」と言ってるのと同じ事です。

一読で好きになる。ローランド様名言集「俺か、俺以外か。ローランドという生き方」

 

そんな時は「あの人を使える能力を身に付けよう」と自分の問題として考えてみて下さい。

前向きな解決策が見つかるかも知れません。

 

自分も「なんであの人はこれが出来ないのか?」となった時は、オペレーションを見直す事にしています。

そうすると今まで自分もなんとなくやってた慣習事が、意外と簡略化出来たりするものです。

そうするとチーム全体の時間も効率化されて、みんなが有意義な仕事をやる為の時間が増えるのです。

「99%の人がしていない たった1%の仕事のコツ」を読んでやってみた

報連相が苦手なんで改善してみた

僕は考課面談ではいつも「報連相」が悪いとマイナス評価されてます。

ううむ、やりたく無いわけでは無いのだが…。

「報連相」とは報告、相談、連絡の略です。仕事をする上での最低限のスキルです。

 

まず自分は「報連相」の回数が少ないという致命的な評価があるのですが、なんか無意識で自分の判断で処理しちゃうんですよね…。

そこは意識を強くするとして、この本で書かれてたポイントも取り込んでいきました。

 

まずは「自信のあるように振る舞う」!

これ大切よね。自信が無さそうだと嫌な先入観を与えてしまいます。

心理学ではこれをプライミングと言います。ラムネを薬と言いながら与えると病気が良くなったというやつです。

無駄に「すみません…」とか「いや、やってみたのですが…」とか言わないようにしてます。

 

そして「とりあえず」と言わない。

言ってしまうわ…。「とりあえずやってみます」みたいな。

これは「とりあえず」を「まずは」と言うように心がけよと書いてありました。

なるほどなー。些細な事やけど、こういうの年配の上司は気にしそう。

余計な逆風を作る必要もないので、言わないように気をつけてます。

 

「コンプリーテッドスタッフワーク」を追求する、もやってみました。

これは「どうしましょう?」と聞くのではなく、「選択肢はA、B、Cとありますが、〇〇という理由でAがいいと思います」という報告形式です。

相手の仕事の負担を減らすというもので、自分の仕事もスムーズになるという理想的な方法なんです。

これいいよなー。

 

チェックも早いうちにやってもらう方がいいですね。

次回の考課面談では、もうちょい良い評価を貰えるようにやっていきます。

 

シリーズでリーダー向けの続編も出版されてるみたいです。

そっちも読んでみよう。

Audible トップ


 

著書名 99%の人がしていないたった1%の仕事のコツ

著者 河野英太郎

出版社