目標達成には根性もモチベも関係ありません。必要なのは技術だけです。

なぜ続かないのかが分かって改善できると、目標達成がグッと近いものになります。

習慣化してそれをいかに成長に繋げるかがわかる一冊です。

「科学的にラクして達成する技術」目標達成に必要なのは努力ではなく「技術」です!

根性で頑張るとかもう古いんやな

この本を読むと得られるもの

  • 自分がなぜ継続できないのか判明します
  • 継続を成長に結び付ける方法がわかります
  • 目標達成の為の方法が身に付きます

 

「常に目標達成するには、気合いも精神力も根性論も、まったく役に立ちません」

なんてこった。今まで根性の全く無い自分を呪ってきました。

 

1回や2回の達成なら根性でもなんとかなるでしょう。

でも「常に」気合いを入れ続けるなんて、そんなの僕には無理です。

 

でも、著者の永谷さんは言います。

目標を達成するために本当に必要なのは、目標達成のための「基礎的な技術」を身につけることだけです。

すごい人とか関係なく、知っているか知らないかだけの差なんです。

 

夜、資格のための勉強を毎日1時間やろうと決意したとします。

でも、疲れた日や飲んで帰った日なんかは「今日はいいや、明日早く起きてやろう」とかなるわけです。

そして結局やらないのです。

 

これを「なんて俺はデキナイ奴なんだ…」と悔やむ必要はなかったのです。

そもそも人間はそういう風にできているのです。

ゆえに、そうした人間の性質を計算に入れた「技術」を知る必要があるのです。

 

「目標をつくる」にもコツがあります。

「本気になる」にも科学的なテクニックがあります。

 

ラクして達成する技術は、以下の5つのステップで成り立ちます。

  1. 「目標を立てる」技術
  2. 「行動を続ける」技術
  3. 「経験を振り返る」技術
  4. 「人と学び合う」技術
  5. 「自分の軸を見出す」技術

 

これは永谷さんが1万5千人もの人たちの目標設定や行動実践のデータを、科学的に検証して得たものを体系化したものです。

この5つの技術を使うことでラクして達成できるんですって。すごい。

 

この本では、

  1. 「達成できないスパイラル」から抜け出すのは今!
  2. ラクして達成する人の「目標を立てる」技術
  3. ラクして達成する人の「行動を続ける」技術
  4. ラクして達成する人の「経験を振り返る」技術
  5. ラクして達成する人の「人と学び合う」技術
  6. ラクして達成する人の「自分の軸を見出す」技術

の項目で解説されています。

 

目標を達成したい。

少しでも自分を成長させたい。

そう願う人は是非本を読んでみて下さいね。

なぜ目標達成は出来ないの?

「天才たちのライフハック」偉人たちの習慣を丸ごと自分のものにしよう!

 

ダイエットを例に考えてみます。

なぜダイエットは失敗するのか?

 

理由その1。本当に痩せたいと思っていない。

ダイエットが上手くいかないのは、「本気の目標ではない」ことが原因のひとつなんです。

 

「そんなことないし!ちゃんと痩せたいと思ってるし!」

それは「痩せたらいいな」と思っているだけです。

お星様に願いを込めているのと同じです。

 

本気の人はしっかりと目標を立てます。

「1ヶ月で2キロやせる」のように、期限を定めて、具体的な数値を設定します。

目標が明確でないと「何をしたらいいのか」が見えてこないからです。

 

理由その2。行動が続かない要素が満載である。

目標達成の為には、行動しないことには始まりません。

ダイエットなら「走る」「ジムに通う」といった運動系の行動と、「食べる量を減らす」「油ものと甘いものを避ける」のような食事系の2つです。

しかし、残念ながらこれらには「行動が続かない」要素が満載なのです!

 

なんで「運動系」は続かないのか?

それは「取り掛かるのが面倒」だからです。単純明快やな。

 

「今日は雨だから中止だ」「お酒を飲んだから運動は控えた方がいいな」

こう言い出したら終了決定です。

 

誰でも面倒なことはやりたくありません。

そのためには、もっと簡単なことから始める必要があります。

「通勤電車では座らない」「寝る前に3回腹筋する」ぐらいでいいんです。

まずは簡単なことから始めて、それを続けることが出来たら、次のステップに進めばいいのです。

 

仕事でもなんでも、最初から難易度の高い行動を取ろうとした人のほとんどが、途中でやめてしまいます。

ハイレベルな行動よりも、まずは呆れるくらい簡単なことを続ける方が大切なんです。

 

では、「食事系」はなんで続かないんでしょう?

それは「心理的に苦しいから」です。これまた単純明快。

 

「〇〇しない」とはネガティブな行動です。

人間のサガとして、「我慢する」のは苦しいので続かないのです。

 

そこで「〇〇しない」を、「〇〇する」というポジティブな行動に変えると、続けるのが簡単になります。

行動科学でも、「人間は気持ちいいことを継続しようとする」という研究結果があります。

 

食事だと「豆腐を使った美味しい料理は、どうやったら出来るんだろう」

「よし、豆腐でハンバーグを作ってみよう」みたいに創意工夫すると、気持ちも楽しくなってきます。

だから続けることが出来ます。

 

理由その3。深く考えていない。

ダイエットを続けていると、いつか壁にぶつかります。

いくら頑張っても体重が減らない。減ったのにまた増えた。

色んな方法を試したけど、いまいち効果が実感出来ない。

 

目標達成には紆余曲折があって当然です。

問題なのは、体重がなぜ減ったのか、なぜ減らなかったのかを考えていないことです。

重要なのは「起こった事実をスルーせず、その理由をしっかりと考える」ことなんです。

 

「お!これを始めたら体重が減ったな」「あれ?増えてるやん。くやしい!なんでやろ?」

こんな風にしっかりと考えます。

 

そして深く考えるだけなく、目標達成の進捗状況や、過程で考えたことをきっちり文章にして記録することが重要です。

目標達成に向けて、しっかり進んでいるのか、別の方法はないかと検証するわけです。

 

仕事にしても同じです。

ひとつひとつの仕事をやりっぱなしにしていないか」どうかが大切です。

良い仕事をする人は、起きたことや原因を文章にしてメモして、客観的に検証して、より良い方法を見つけようとします。

簡単に出来た仕事でも、上手くいった原因を追求することで、もっと良い方法を見つけようとするのです。

 

逆に深く考えない人は、毎日バタバタとこなすだけで、質は一向に向上しません。

その結果、目標達成出来ない人になってしまうのです。

 

理由その4。たった一人で黙々とやる

「たった一人でやる」のも、ダイエットが成功しない理由のひとつになります。

ストイックでよくないの?

 

上手くいってもいかなくても、一緒に一喜一憂してくれる人がいないと、なかなかやる気が続きません。

こっそりやめても誰も咎めません。

 

一方で他人をうまく巻き込める人は、楽しく行動を続けることができます。

例えば体重の記録をグラフにして家に張り出すのもいいですよね。

家族に「頑張ってるね!やせてきたよね」とコメントをもらえたりすると嬉しくなります。

逆にサボっていたら指摘もあるでしょう。

 

常に目標達成が出来る人のほとんどは、周りを巻き込むのが上手い人です。

積極的に周りに自分の状況を説明して、意見をもらいます。

そして、その意見を活かそうとします。

 

成果を上げるには、人から学び取ることが大切です。

自分の行動を公開して、周りから「突っ込んでもらう環境」を作り、他者から多くを学びましょう。

 

理由その5。どうありたいかが見えていない

ダイエットを成功させる為に行動を頑張っているあなた。

毎日5キロ走ってるし、食事も野菜中心になりました。

ところが、うっかりするとその行動が目的化してしまい、目標を見失ってしまいます。

 

効果的でない行動は、どんどん変えていっていいのです。

いきなりベストな行動なんて見つかるはずもありません。

行動を変えていくことで、最適な行動にたどり着くのです。

 

これ、苦手なんですよね…。

一度始めると、やめるタイミングがわからなくなるのです。

 

「ん??これって効果無い?でもまだわからんよな。もう少し続けるか」

「ずっと続けてきたし、なんかやめるの勿体ないな。もしかしたらわかってないだけで、効果あるのかも」

そんな風に自分をなぐさめてしまうのです。

 

ダイエットの目的は、やせるのではなく健康になって家族と幸せに暮らすことかもしれません。

日々の出来た行動の中には、自分の「ありたい姿」が隠れています。

それを見つけると、成長プロセスも楽しくなってきます。

 

以上がダイエットが失敗する5つの理由です。

これを自分の目標に当てはまるといいわけですね。

サクッと要約しただけなので、詳細は本で確認して下さいね。

「科学的にラクして達成する技術」を読んでやってみた

反省だけじゃダメなんだ

実践してみたこと

  • 反省よりも内省

 

「経験を振り返る」技術ってあるけど、字面だけでは一番ピンと来ませんでした。

日記を書く、みたいな?

 

振り返りの目的は「新たな行動を見出すこと」なんですって。

でも「反省」をするんじゃありません。

内省」をするのです。

 

「内省」とは、経験を深く振り返ること、とあります。

よし、内省をやってみよう。

 

日報とかって、つい「出来なかったこと」に着目してしまいますよね。

「今日はここがダメだった。やろうとしていたあれを出来なかった」

これでは「やる気」を自ら減退させてるだけなんですって。

確かに、自己肯定感がダダ下がりです。

 

逆に「出来たこと」に着目すると、自己肯定感が上がり、意欲もでてきます。

その上で「本当にできた?」と自問するのが内省なんです。

 

深い振り返りをするには、

  1. 詳細な事実
  2. 原因の分析
  3. 本音の感情
  4. 次なる行動

の4つの要素を盛り込んだ文章を書きます。

なるほど、手帳には事実と原因しか書いてなかったなあ。

 

これだとただのタスク管理で終わってしまいます。

これは浅い。

出来たことに着目して、尚且つ「もっとこうすべき」とさらに深く考えます。

まずは「出来た」ことに着目するからこそ、批判的な見方も肯定的に捉えれるわけですね。

 

そこに「自分の本音の感情」を添えるのか。

自分しか読まないのになぜかフタをしてしまうんですよね。

単なる自己防衛なんよね。

 

自分のことを肯定的に見つめ続けると、少しずつ「自分はこうしていきたい」という想いが湧き上がるんですって。

これこそ「成長欲求」のスイッチオン状態です。

待ってました!マナブさんの本「億を稼ぐ積み上げ力」日々の習慣をいかに作るのか

 

ある感情が生まれた時に、「なんでこんな気持ちになったんやろ?」とその理由を考えて、任地を再認識して考え方を変えるんです。

プラスの感情もマイナスの感情も大切にします。

そうするとイライラとかからも解放されるんですって。

いいですね、やっていきます。

 

生まれてこの方、三日坊主だけで生きてきました。

そろそろ継続利益が欲しい…。

この本を読んで身に付けたいですね。

関連記事 この投稿も読んでみよう!

「一流の人はなぜそこまで、習慣にこだわるのか?」一流は恐ろしい程ストイックな習慣をやっていた

成功している人は間違いなく習慣が万事とは違います。

習慣化を頑張るぞー!

 

Audible トップ

 

著書名 科学的にラクして達成する技術

著者 永谷 研一

出版社 クロスメディア・パブリッシング

 

オーディブル
最近は散歩しながら本を聴いてます。オススメですし、無料で体験できるので是非試してみて