勝負論

 

プロゲーマーウメハラの「勝負論」成長こそ最高の幸せである

先が見えない状況でも挑戦し続ける、成長を続けるということ

この本を読んで得られるもの

プロゲーマーという職業もない時代に、ゲームに情熱を注ぎ込むというのは厳しい戦いです。

好きを貫き通し、世間から認められるということ。

勝ち続けるということは成長し続けることであると学べます。

 

「ウメハラ」こと「梅原大吾」さんは「世界で最も長く賞金を稼いでいるプロゲーマー」です。

つまりパイオニアであり、現在もトップを走り続けている、という事です。

 

周りのみんながサッカーや野球という、いわばメジャーな分野に進んでいくのを見ながら、ウメハラさんはずっとゲームが好きでした。

しかし自分にはゲームしかないけど、これで良いのだろうかという思いはずっとありました。

 

今でこそプロゲーマーだけでなく、プロゲーム実況動画クリエイター、ゲーム大会専門の司会解説など様々な職業がゲーム業界にはあります。

しかしプロ野球選手や将棋の棋士のような到達点は、当時のゲーム業界にはなかったのです。

世界一の東大卒プロゲーマー「ときど」がやってる「努力2.0」でスランプからの脱出

 

中学生になると部活にも属さずいよいよ孤立し始めます。

そんなウメハラ少年に居場所を与えてくれたのはゲームセンターでした。

大好きな格闘ゲームで勝負し続ける日々。

 

どうして勉強やスポーツに熱中するように、格闘ゲームに情熱を注いでは行けないのか。

その答えを当時は、自分の努力が足りず価値を認めてもらってないからだと考えていました。

17歳には世界大会で優勝し、世界一の称号も手に入れます。

 

しかしそのままゲームの世界で走り続けたわけではありません。

ずっとウメハラさんが思い続けてきたのは「格闘ゲームに対する世間の見方を変えたい」でした。

ここにもスポーツや学問のように、真剣勝負の世界があり、発見や感動もあるんだということ証明するために一生懸命に取り組んできたのです。

 

しかしその気配は一向に現れませんでした。

自分を褒め称えてくれるのは、あくまで格闘ゲームの世界の住人たちだけです。

失望し、あらゆる勝負事から遠ざかり、勝ち負けが関係ない世界で生きようとされました。

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しかし、27歳で再びゲームの世界に戻ってきます。

世界中のゲーマー相手に戦うことを選びました。

そして見事、日本人初のプロゲーマの道が開けて、現在も一線で活躍されてるのです。

 

すごい戦いだと思います。もちろん格ゲーの勝敗の話ではありません。

ゲームは悪いものという認識も強かった時代、プロも何もない時代にゲームだけに打ち込む。

自分にはこれしかないと信じ、好きを貫き通す。

 

自分が高校球児のようにインタビューされたら、自分のプレーヤ練習方法、そこにかける想いをどう答えるのか、いつも頭の中で考え続けていきました。

なんて孤独で尊い戦いなんでしょう。

 

この本ではそんなウメハラさんの「勝負」についての考えが書かれています。

勝負とは何なのか?勝ち続けるには?なぜ勝つ事が大切なのか?

そして読者のみんながそれぞれの世界で価値続けるには、どうすればいいのか?

 

勝ち続けるということは「成長し続ける」ということです。

だから目先の勝負に勝った負けたは、「勝ち続ける」事とは一致しません。短絡的な話ではないのです。

高いレベルの世界に到達して、さらに成長し続けるのはとても難しいことです。

 

ウメハラさんが教えてくれるのは、そこに行き着くまでの努力を続ける方法です。

この本では、

なぜ勝ち続ける事が大切なのか?

勝ち続ける自分を設定する

勝ち続ける基礎を固める

勝ち続ける知恵と思考

勝ち続けるメンタルの構築法

について書かれています。

 

ここでは「なぜ勝ち続けることが大切なのか?」について要約して掘り下げます。

他の項目は是非本で読んでください!

なぜ勝ち続ける事が大切なのか

「勝つ」の反対語は「負ける」ですが、「勝ち続ける」の反対語は「挫折」であるとウメハラさんは言います。

 

うまいこと言うなあ。ウメハラさんの凄いところはそのゲーム技術もですが、自分の思いを伝える言語力であると思います。

ウメハラさんがパイオニアで良かったと業界のみんなが思っている事でしょう。

ただでさえ風当たりが強い分野です。誤解を生まないように繊細な言葉選びが要求されます。

この言語化の能力がスバ抜けてるからこそ、後から多くの人が業界に参入しようと第一人者として君臨されてるのだと思います。

 

話が逸れました。

「負け」を経験すると、自分には才能がないな、とか思ってしまいます。だから続けることを辞めて、諦めます。

その先は「負けてしまった自分」を背負いながら生きていく。

 

一度諦めたことのあるウメハラさんだからこそ、言いたい言葉があります。

「勝つ」と「負ける」、そして「勝ち続ける」とは何かを一度自分なりに定義してください。

なぜ勝ち続ける事が大切なのかを考えて欲しいのです。

 

ウメハラさんが常に意識しているのは勝ち負けではなく、自分の成長です。

そして自分が成長の軌道に乗っているかの確認作業なんです。

 

勝負に負けても、そのことによって自分が「勝ち続けている事」が終わったとは全く思いません。

その基準は自分が変化しているかどうかです。

負けたことを反省して、自分の中に良い変化、つまり成長があれば、それは勝ち続けられてる状態です。

逆に負けたことで腐ったり、たまたま運よく勝ったことで浮かれそこからの成長が止まった時が「負け」なんです。

 

ゲームやスポーツなど、勝敗がはっきりしない世界においては自分が成長しているかどうかは、自分の感覚に寄るところが大きいです。

良いサービスが出来たか、は客観的な白黒をはっきりさせにくいものです。

それでも本当は勝負が存在していると思います。

 

絵を描いたり、飲食業を営んだり、畑を耕す事にはどんな勝負があり、どうすればその世界で「勝ち続けられる」かも、考える事は出来ます。

 

最終的な到達点は、自分が自分に対して行う評価が、自分自身のモチベーションになる事です。

その世界の中で、自分の勝ちとは何かを定義するかです。

 

まず、前提としてその分野が好きでい続ける事が大切です。

そしてその世界で「こうしたい」「こうした方が良くなる」という気持ちをキープ出来ているかどうか。

その為にも、日々の成長が必要です。

神様とお仕事できるっていいなあ「手塚治虫アシスタントの食卓」

 

一方で、例えば自分の作品が最近のトレンドから外れていたとします。

評価や売上にも影響するでしょう。

それでも自分が成長出来ていれば、絶対に負けではありません

そのまま突き通していく方がよりレベルの高い作品になるし、最終的に良い結果も得られるでしょう。

現実の生活とどこまで折り合いをつけるかが問題ですが、最終的に評価出来るのは自分しかいないのです。

 

勝ち続けらるとは、「頑張る事にためらいを持たない」ことでもあります。

どんなに悩んでも、自分の好きな、進みたい道を進んでみるべきです。

 

勝ち負けの世界は甘くないです。それでもやはり、勝ち負けの世界を通して自分の成長を実感できるのは嬉しいものです。

人生は幸福感を高めることが最も大切です。

だから、好きな所にいる方がいいに決まってるんです。

「大きな嘘の木の下で」幸せについて改めて考えさせられた名著です!

「勝負論」を読んでやってみた

感情のコントロールをやってみた

実践してみた3つのこと

  • 穏やかな人の行動を真似してみた
  • 周りに同調せず孤独を無視してみた
  • 人生どうにかなるを口癖にしてみた

 

すごいです、ウメハラさん。

成長している日々に目一杯喜びを感じ、まだまだ自分は成長出来ると精進されてます。

万が一格闘ゲームをやめて別の世界に新人として入っても、同じように頑張り方と成長の方法で幸せを見つけて活躍されると思います。

 

そんな活躍の裏にはメンタルコントロールがあるそうです。

是非取り入れたいです。

 

まず、頭や感情はフィジカルな事と繋がってます。

普段は感情で身体が制御されているがら反対に身体から感情を慣らしていく事が出来るんですって。

 

例えば、「〇〇になりたい」と頭で繰り返しても、直接自分が変わるわけではありません。

しかし、行動は繰り返す事で、自分の思考回路を必ず変える事が出来ます。

 

穏やかな人になりたいと思うなら、とりあえず穏やかな人が取る行動を繰り返します。

すると次からは反射的に同じ行動を取るようになるのです。

このコントロールが出来る様になると、あらゆる事に応用が出来る様になったそうです。

 

これは凄い!最近、やたらイライラするので、穏やかな人になりたいと思ってたのです。

早速実践していこう。

 

そしてもう一つの注意は、孤独は避けられないという事。

好きなものを追いかけ続けると、確率論的に孤独は避けられないそうです。

 

先述の周りから浮いてしまうのもありますが、成果を出していくと妬みが始まります。

孤独になりますが、それでも成長を大切にするなら、受け入れてなければいけません。

99.9%の人は勝ち続けられません。厳しい。

だから0.1%の人同士が出会わない限り、基本的には孤独は抜け出せません。

 

しかし、ウメハラさんの経験では、孤独には慣れるそうです。

自分を信じられるようになり、成長を感じ、自分への評価が上がるほど、孤独への恐怖は感じなくなるそうです。

 

今は「よく孤独に耐えて頑張ったな」と自分自身を褒めたい気持ちでいっぱいだそうです。素敵。

そしてだからこそ手に入れた「ご褒美」もあります。

それは0.1%の人達との出会いです。

まさに同じ戦場で戦う戦友ですね。いいなあ。

 

では、いつそんな時期が訪れるのでしょう?

15年もかかると最初から分かってたら、ウメハラさんも投げ出してたそうです。

努力すること、成長すること自体が幸福に直結しているので、成果を求めてはいけません。

 

ウメハラさんが言えるのは「厳しい期間は思ったより長い。しかし、目に見えない先のことを怖がっても仕方ない」という事です。

そんなもの考えても不健全でしかない。

 

そして頭の中で繰り返す言葉があるそうです。

「大丈夫、死にはしないよ」

 

梅原家では頻繁に登場するフレーズだそうです。

確かに、死と比較したら、一生懸命にやった事が結果に繋がらなくても構いません。

そこから成長を引っ張り出したら幸福に繋がります。

 

是非皆さんもこの本を読んで、自分にしか味わえない成長や幸福感を見つけてください。

絶対にあるそうですよ!

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著書名 勝負論 ウメハラの流儀(小学館新書)

著者 梅原 大吾 ウメハラ

出版社 小学館

 

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