「一流の人はなぜそこまで、習慣にこだわるのか?」一流は恐ろしい程ストイックな習慣をやっていた
凡人は平凡な習慣しかないから凡人なのだ
この本を読むと得られるもの
- 成功している人たちの習慣がわかります
- 具体例が多いので即自分の生活に取り込めます
- 日々の習慣だけでなく、人生での視座を高めることができます
一向に人生が好転しないのなら、それは成果を生まない悪習慣を続けているからです。
そういった悪習慣を「成果を生み出す習慣」に変えていく事で、新しい世界が広がります。
かと言って「無理な事」「無謀な事」は一切推奨されてません。
習慣化するのに一番大切な問いかけは「それを一生続けられるか?」だからです。
自分の好き嫌いを基準にするのではなく、好き嫌いの余地を入れないようにする。
これを正しい要領で行うことが大切なんです。
これを理解出来ると、「時間」「お金」「周囲からの評価」などに対する体感価値は間違いなく上がるんですって!
どんな習慣なのかな?楽しみ。
この本では、
- 一流と二流を分ける「朝の習慣」
- 仕事が最速で動く「昼の習慣」
- 人脈と可能性を拡げる「夜の習慣」
- 脳と体のキレを上げる「毎日の習慣」
- 成長を加速させる「毎週、毎月の習慣」
- 視座を高める「毎年の習慣」
- 志を貫く「一生の習慣」
の項目で書かれています。
うーむ、すごいな。
ここでは、いいなと思った習慣をピックアップしていきます。
気になる習慣がいっぱい紹介されているので、是非本で読んでくださいね。
気になる習慣をやってみよう
早起きしよう
著者の小川さんは現在4時起きで活動されています。
それ以前は完全な夜型人間でした。
色んな本にも「早起きしよう」と書かれてますよね。
小川さんも何度もチャレンジしては失敗されていました。
しかしそれが生活サイクルとなれたきっかけは「朝活」でした。
「朝活を早起きしてやっている」というとみんなから「なぜそんな辛いことが頑張れるの?」と聞かれるそうです。
でも特に辛い事でもありません。
習慣とは、クルマのようなものです。
スポーツカーのアクセルを踏むのと、軽自動車のアクセルを踏むのってどちらが大変ですか?
特に差はないですよね。
しかし、実際に出るスピードは大違いです。
習慣もそれと同じです。軽自動車をいかに上手く運転してもスポーツカーのようには走れません。
すごく頑張っているように見えても、実際はアクセルを踏む事もなく、慣性のままにすごいスピードが出ているのです。
人生で成し遂げたいことがある。
もしそうなら、明日から1週間4時起きを続ける理由を作ってください。
朝は一番大切なことをする時間に充てます。
朝は一日の中で一番エネルギーに満ちています。
経営者なら意思決定ですね。誰にも邪魔されずにまとまった時間でできるようになります。
大変なことほど習慣にした方が楽になることは、この本でわかる大きな事ですよ。
忘れるためにメモを取る
頭を使うのにも限界があります。
「3つ以上のことを考えると人間の脳はオーバーフローする」とも言われています。
確かにそうかも。3つ以上のことを同時にやろうとすると、僕ならフリーズしてます。
脳内の作業領域をワーキングメモリと言います。
ワーキングメモリを最大限に使うことで仕事の処理速度や精度がグンと上がります。
その為には、無駄な事で頭を使わない努力が必要です。
アインシュタインは自宅の電話番号を覚えていませんでした。アスペルガー症候群だったそうだけど。
マーク・ザッカーバーグはいつも同じデザインの服を着ています。服を選ぶという行為がどうでもいいことだからです。
これらもワーキングメモリの節約です。
では、日常でワーキングメモリを節約するにはどうすればいいのでしょう?
一番簡単なのはメモを取ることです。
メモって大事なことを忘れないようにって考えでしてますよね。
それは裏を返すと「大事でないことは覚えておく」という行為でもあります。
大事でないことにワーキングメモリを使うのはもったいない!
忘れる努力をする為にメモは取りましょう。
短期記憶を全てメモに変えるのです。
何か事業プランを思いついた時もすぐにメモします。
文字にすることでさらにアイデアが湧いてくる時もあります。
思いついた時にすぐにアクションを取るのも大切です。
アポを取りたいと思いついたら即メッセンジャーで「来週会えませんか?」とメッセージを送ります。
フェイスブックではダメです。最新投稿とかチェックし出していいねとかを押す作業が始まってしまいます。
レスポンスを早くする
世の中で仕事ができると言われている人たちはとにかくレスポンスが早いそうです。
大前研一さんも
「仕事ができるかどうかの指標はその人のレスポンスを見れば分かる」
とさえ仰ってます。
なぜレスポンスが早いのかというと、人をどんどん動かした方が仕事の成果が上がるからです。
もしあなたの手を止めて即座にフィードバックを伝えていたら、部下は待ちぼうけするかもしれなかった時間を使って更に仕事を進められます。
自分の時間を割いて、チームの成果を倍増させるのです。
「いかに同時進行のものを増やせるか」です。
この発想がないと、仕事で大きな成果をあげることは無理です。
リソース使いの達人になるポイントは3つです。
- 自分のところで流れを止めない
- 他人の時間を価値に転換させる
- プロセスの詰まりを解消する
管理職は、個人の能力よりもリソースの使い方で評価がされます。
まずは「メールは即返信」の自己ルールを作ってみましょう。
いかに早く帰るかを考える
残業に意味はありません。
「自分はこんなに遅くまで頑張ってます!」とアピールをしている人は、努力することが成果だと勘違いしています。
努力とは必要悪です。
楽して同じ成果が出せるなら、そちらを選んだ方が良いに決まってます。
時間がないと悩んでいる人は、ほとんどの場合時間の配分を間違えています。
まず確認するのは一日に行う業務のリストと、それに費やす時間です。
おそらく時間がない人は手広く仕事をしています。
専門家として一点突破をしたいなら「選択と集中」を徹底すべきです。
- 一日の業務の中で削れそうなものは何か?
- 削ったことで起こりうる不具合は何か?
- どうすればその不具合がなくなるのか?(本当に不具合か?)
このステップで考えていくと時間配分は劇的に変わります。
この時重要なのは「一日何時間働けるか」を先に決めておくことです。
論理的思考をなまじ身に付けてしまうと、「完璧な手順」を追い求めてしまいます。
やたらプロセスにこだわり、「やる事」を増やしてしまいます。
シリコンバレーの格言でも
「完璧を目指すより、まずは終わらせろ」
というものがあります。
これは「何があればより良くなるか」ではなく「何があれば行動できるか(成果が出るか)」という順序で考えろということです。
思考の順番を変えるだけで、無駄な努力を省くことが出来ます。
結果として行動するハードルが低くなるのです。
確実に言えることは、今後の仕事を上げるための徹夜ならOK。
そして自分を飛躍させるチャンスだと思った仕事なら、何日泊まり込みでもOK。
「苦労は一括払い」が理想です。
自己管理とは制約があるからこそ成立するのです。
交流会は趣味だと割り切る
この交流会とはセミナーの懇親会、サークル、地域交流会などのことです。
商工会のマッチングイベントなどは営業活動の延長です。
交流会のメリットは、自分より優秀な人や知らない世界の人と接することで、視野が広がることです。
人脈を築いたり、ビジネスのネタが見つかるのはたまたまの結果に過ぎません。
つまりあくまでも交流会は趣味の範囲ということですね。
お金儲けや人脈作りを目的にするとちょっとズレてしまいます。
なので自分から売り込んだりするとすぐに記憶から消されます。
すごい人相手にアピールしても相手にされません。
むしろ謙虚な姿勢で一流の人の話を聞いている方が、遥かに得るものがあります。
また、交流会で何かを得ようとするのも捨てた方がいいです。
交流会の基本は先出しです。
「いかに貰うか、ではなくいかに与えられるか」です。
もし何か得るものがあったなら、それは相手の役に立てる何かがあった、という事実です。
逆に何も得るものがないのが続いているなら、残念ながら今の自分には他人に与えられる価値が無い、という現実です…。
落ち込むことなく、何かしら与えれるものを身に付けるぞ!
「一流の人はなぜそこまで、習慣にこだわるのか?」を読んでやってみた
やめることから習慣は始まります
実践してみたこと
- 寝室にスマホを持ち込まない
- 毎週振り返りと課題の整理を行う
- 自己投資しよう
寝室にスマホを持ち込まない
今はワンルームに住んでいるんですが、来月からは1階がショップ、2階が住居の古民家に引っ越します。
睡眠の質を上げる為に、スマホ、iPad、パソコンは2階には持ち込まないようにします。
これはこの本で「寝不足は人生の残業」と書いてあったからです。
誘惑を我慢することは出来ない。それなら誘惑を遠ざけようということです。
スマホやiPadを見てダラダラ過ごすとロクなことになってません。
これを実践していこうと思います。
毎週振り返りと課題の整理を行う
振り返りの目的は、目標に向かってるかの確認ですよね。
個人の振り返りなら週報です。
最近モーニングページを毎日書いています。
なので曜日を決めて、週報の日にすることにしました。
- 過去1週間、やろうとしていたことは何か?
- 今週実行したことで「特筆すべきこと」
- 10年かけてひとつ願いを叶える魔法を使うなら?
- その願いを叶える上で課題になっていること
- 今週死ぬとわかったら、この1週間でやめることは?
- これからの1週間でやること
- 増えた資産は?
これを毎週書いていくことにします。
まず振り返って前週に立てた目標が達成できたかの確認。
次に勉強したこと、挑戦したこと、仕組みを作ったことの確認。
そして「どうなりたいか」と「その為にはどうすればいいか」を考えます。
そして「やめること」を優先させます。何かを始める前に何かをやめること。
やりたいことは重要なことだけとりあえず押さえておきます。
その時に発生しそうなトラブルも事前に考えておきます。
最後に増えた資産の確認です。
単純にお金はわかりやすいし、知識とか人間関係でも良いです。
これをやろうって書いてあったので、早速取り入れてみます。
自己投資しよう
小川さんの自己投資はヤバいです。
会社員時代にある投資家の人に怒られたそうです。
「お前が貯めれるお金なんて知れてるんだから、金融商品なんて買うな。
それを全額自分に投資しろ。そしてお前が投資される男になれ」
それを聞いて目覚めた小川さん。
手取り23万円のうち、15万円を自己投資に使われたのです。
本を大量に買って、小さな実験を繰り返して、一流のお店に行き、成功している人に会い、起業の為に貯蓄し…。
もちろん残りの8万円で生活しないといけません。
小川さんは風呂なし共同トイレのボロアパートに引っ越して、新聞が買えないので近所のホテルのロビーに通っていたそうです。
結果的に知り合ったベンチャーキャピタルに投資してもらえたので、見事投資される男になったわけです。
すげえ。
ここまでやれる自信はないけど、取れるリスクは取っていかないといけないなと思いました。
上手くいったらラッキー、ダメだったならドンマイと思えるかどうか。
自己投資は投資に失敗しても無くならないのが利点です。
ただし、自己投資は自分が働かない限り価値が生まれません。
しかも成果はいつ出るのか、そもそも出るのかもわかりません。
その為短期間で一喜一憂せず、コツコツと長期でやっていかないといけないのですね。
習慣系の本が好きです。
「えー!そんな事やってたんや」とびっくりすることが多いし、自分の生活にも取り入れやすいからです。
習慣を変えれば人生が変わる。
みんな言ってるので多分そうなんでしょう。
習慣を変えていきましょう!
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著書名 一流の人はなぜそこまで、習慣にこだわるのか? 一流のこだわりシリーズ
著者 小川晋平 、俣野成敏
出版社 クロスメディア・パブリッシング(インプレス)