キャンドルと暖炉とお菓子。素敵なデンマークの暮らし「HYGGE（ヒュッゲ）」
精神的に満ち足りた暮らし
「HYGGE」と書いて「ヒュッゲ」と読みます。
聞いたことあります？
のがちゃんが動画でこの本を紹介してるのを聞くまで知りませんでした。
ヒュッゲとはデンマークの言葉です。
どういう意味かというと、日本人の感性ではちょっと難しいかも。
「人との温かい繋がりをつくる方法」
「心の安らぎ」
「お気に入りのものに囲まれて過ごす幸せ」
「キャンドルのそばでココアを飲む」
このへんがヒュッゲです。
んー、なるほど。なんとなくわかります。なんかほんわかした雰囲気ね。
では、本文にあるもっとヒュッゲな会話を紹介します。
ある冬の夜。古びた山小屋で友達と週末を過ごしていました。
あたりは一面雪景色。真っ白でキラキラと輝いています。
陽が静かに沈んでいく中、火を起こす為に山小屋に入りました。
聞こえるのはシチューを煮込む音、薪がパチパチはぜる音。
そんな中一人がこう言いました。
「なあ、これ以上のヒュッゲってあるかな？」
ちょっと勿体ぶって聞いてみます。
「そうね。あるかも」
ちょっとしてから女の子が答えました。
「外で嵐が吹き荒れてたら、もっとヒュッゲじゃない？」
みんな、その言葉に頷きました。
んんんー？どういうこと？
嵐がヒュッゲ？なんかヒュッゲが遠くなったやんね…。
ヒュッゲは何か「存在するもの」ではなく、「その場の空気や経験」を表します。
好きな人と一緒にいるのもヒュッゲ。家に帰ってきた時の安心感もヒュッゲです。
デンマークは「もっとも幸せな国」らしい
デンマークは「世界でもっとも幸せな国」ランキングで常に上位です。
気候は厳しいし、税金もめちゃ高い国なのに？
デンマークの「福祉国家」という仕組みは、国民からめっちゃ支持を集めています。
だから税金を払っているというより、ゆくゆく上質な暮らしをする為の「社会へ投資」している感覚なんだそうです。
デンマーク人は「福祉国家」とは、みんなの豊かさを福祉に分け与える事だと知っているのです。
しかし、幸せの原因はそこだけではなかったんです。
そう、「ヒュッゲ」なんですねー。
ヒュッゲは「満ち足りること」という意味のノルウェー語から来た言葉です。
デンマーク人は「友達や家族と一番よく会っている国民」「もっとも心が落ち着いて、穏やかに生きている国民」でもあるのです。
他にもヒュッゲ用語とか面白いコラムがいっぱい記載されています。
是非楽しんで読んでください。
ヒュッゲってどうすればいいの？
落ち着くシチュエーションって人それぞれだとは思うのですが、わかりやすいヒュッゲの条件はあるのです。
題して「ヒュッゲのルール１０カ条」です。
1.雰囲気
とりあえずキャンドルはマストです。暖炉があったら完璧です。
無理な場合はとりあえず部屋はほのかな明るさにしましょう。間接照明でゆったり。
2.「今」「ここ」
スマホの電源を落として、邪魔が入らない「今ここ」に集中しましょう。
今の時代、スマホの電源を落とすのは開放なのかもしれません。
3.お楽しみ
コーヒー、チョコレート、クッキー、ケーキなどなどお菓子を揃えましょう。
甘いのは太るし落ち着かないって人はハーブティーとかどうでしょう？
4.公平・平等
「私」より「私達」の精神で。時間と家事はシェアしましょう。
王様ではないのでみんなで幸せは共有しましょう。
5.感謝
「ありがとう」と言ってコーヒーや食事を受け取りましょう。
笑顔も添えて伝えましょう。言葉にするのが大切です。
6.調和
勝負や成功をひけらかすのはナンセンスです。空気を読みましょう。
7.気楽さ
ひと休みして、リラックスしましょう。のんびりした時間を楽しみましょう。
8.平和
波風立つ会話はやめましょう。政治の話はまた今度。
9.一体感
相手との間にはどんな物語がありますか？思い出話に将来の夢、共通の友達の近況など。
10.安らぎ
穏やかで不安のない場所を大切に。
私的にはこれがヒュッゲだと思うんだよなあ
個人的にこれいい暮らしやなあって思う動画を紹介します。
見る人によっては「これのどこがやねん」と仰るかもですが、「まあ、そういうのもあるよね」程度に聞いておいて下さい。
こちらは「古民家一人暮らし」さんの動画。
こんな穏やかな暮らしがあるんやねえ。古民家暮らしってちょっと憧れる。
次はホスト界の帝王「ROLAND」さんの動画です。
この動画見るまで存じ上げなかったのですが、一気に好きになりました。
ホストとヒュッゲって宇宙の彼方レベルで離れてるイメージですが、ほんと好きなものに囲まれて暮らしてるんですよね。
暖炉もあるのが羨ましい！
最後はこちら。「青葉家のテーブル」です。
これやわ。ほんまこれ。オシャレすぎて嫉妬する。
とりあえず僕もヒュッゲを目指して暮らしてます。
部屋は天井の蛍光灯は使わず、ライト一個で過ごしています。
キャンドルは狭い部屋なんで、ちょっと煙と火事も怖いのでやってません…。
デンマークってよりかは、動画みたいな暮らしがいいなあ。絶対幸せやん。
今回はビジネス書って感じじゃないな。
でも、アートとかこういうのも大切だと思いますんで、是非読んでみて下さいね。
著書名 ヒュッゲ 365日「シンプルな幸せ」のつくり方
著者 マイク・ヴァイキング
出版社 三笠書房