
1日10分で問題解決!「ひとり会議の教科書」今やるべきことがハッキリすればスッキリ!
この本を読むと得られるもの
- 今やるべきことがはっきりして、集中力が増します
- 抱えている問題がどんどんすっきりしていきます
- 思いもよらなかったアイデアが生まれてきます
頭の中では常に「おしゃべり」が続いています。
今から何をしよう?あれどうなったっけ?そういえば…。
何か心配だけど、何が心配なのかわからない。
ずっと「わからない」中で過ごしているから、いつも忙しく感じています。
なぜか集中できない。
集中したいのに、どれから手を付ければいいのかわからない。
わからないから周りに流されて、いつの間にか自分は人生のどこにいるのかもわからなくなります。
そこで「一人で考える時間」ができるのを漠然と待つのでなく、積極的に会議方式で進めていこう!というのが「ひとり会議」です。
1日1回「ひとり会議」を作って、そのことだけに集中する時間を作ります。
そうすることで脳もスッキリして、今やるべきこともハッキリとわかります。
この本はそんな「ひとり会議」のやり方を教えてくれます。
この本では、
- ひとり会議をはじめる
- 5つのひとり会議
- ひとり会議後の仕事術
- 自分を見つめるひとり会議デラックス
の項目で解説されています。
確かに脳内をまとめないと、いつもいつまでも同じことを考えている気がします。
これはグルグル回っているだけで何も解決していません。
ここでは、ひとり会議のやり方について要約してみます。
デラックスひとり会議も気になりますよね。
詳しくは本で確認して下さいね。
ひとり会議とはなんなのか?
ひとり会議の力とは、「やるべきこと」を「やりたいこと」に変えるものです。
上司から頼まれたり、締め切りが迫ってきたりと、あっという間に「やるべきこと」は山積みになりますよね。
そのせいでなぜかよくわからんまま忙しく過ごしています。
お金に余裕がある人も、この「やるべきこと」と「やらねばならないこと」に時間を取られるようにできています。
でもどうせなら「やらなきゃ」と追い立てられるより、「やろうぜ!」みたいなワクワクした気持ちでいたいものですよね。
成功している人はこの精神状態を作り出しています。
自分がすぐにでも行動に移したくなるような精神状態にしているのです。
それを可能にするのが「ひとり会議」というわけね。
私たちの脳は質問を投げかけると、答えを見つけた瞬間に「インスピレーション」として届けてくれます。
自分が普段知らないうちに問いかけていたことが、ふとした「ひらめき」となって出てくるのです。
意識しなければただの偶然です。
しかし、このふとした「ひらめき」をコントロールすることが出来れば…。
未来は明るいものになっていきますよね。
そこでひとり会議では、「積極的にテーマを持ち、自分に質問を投げかける」という場を作ることを基本とします。
「時間がない」「明日会議だ」「やる気が出ない」
という感じで心に流れている不快な言葉に、少し手を加えるだけで心は別のものに切り替わります。
「どうすれば期限以内にできるか「どうすれば会議で成果を出せるか」「どうすればやる気になるか」
という質問を投げかけた瞬間に、悪い流れが止まり、全く違う思考になるのが実感できると思います。
しかも全く違う発想やアイデアが出てきたりもします。
目の前には無数の選択肢があります。
そして好きな選択肢を選ぶこともできます。
しかし、そうしません。
なぜなら誰もが過去のデータを参考にしながら、物事を判断し、選択しているからです
今までやって「うまくいったこと」はどんどん選択されて、強化されていきます。
一方で、「ダメだったこと」は、すでに選択肢から外れています。
そうなると選択肢は無くなっていきます。
無意識に選んでいるものは、実は全て過去からの延長線上にあるものばかりなのです。
だから「自分はこういう人間なんだ」と思い込んでしまいます。
しかしそうではありません。
自分自身に「未来を明るくするための質問」をしてみましょう。
そしてその答えを、言葉や文字にします。
頭の中で考えるのではなく、紙に書いたり、人に話したりすることが大切です。
もちろん最初から予想していた答えが出てきます。
でもそれを書いたり話したりすると、また違う感情が出てきます。
それもまた、言葉にしていきます。
すると、だんだん心の鎧がはがされるようになっていきます。
そしてはがれた後には、また別の感情が出てきます。
それを繰り返すことで、やがて自分でも知らなかった「新しい自分」が登場するのです。
普段の暮らしの中では、無意識に全てを木俣利、考えたりしています。
しかし、定期的にひとり会議をすることで、今まで思いもしなかった新しい可能性を見つけることができるのです。
ひとり会議のやり方
「なるほど。じゃあ、具体的にひとり会議って何をするの?」
それは以下の手順になります。
- 今直面している問題を全て書き出す
- それぞれ「どうなればいいのか?」という質問の形に変える
- それぞれ「どうすればそうなるのか?」という質問の形に変える
- それぞれの答えを「〇〇する」というTo Doの形にしてスケジュールに書き込む
あら、思ったより簡単ですね。
重要なのは
- 「ひとり会議の時間を持つぞ!」と意識する。なんとなくやらない
- スケジュール帳を出して「ひとり会議」も予定を入れる(今から1週間分の予定を入れよう)
ひとり会議には朝がオススメです。
朝にひとり会議をすることで、その日一日を自分のものにすることができます。
他には誰もまだ出社していない会社とか、一人でお昼ご飯を食べながら、乗り物で移動中などがいい感じにできます。
ひとり会議は日常の中にいたままだと難しいです。
話しかけられたりと度々思考が止められてしまいます。
そして思考が止まると、目の前のTo Doに時間が注がれてしまいます。
一人になれる時間を作りましょう。
一人になれる場所は、誰でもいくつか持っておいた方がいいです。
「集中できる」という自由で贅沢な時間を持てる場所。
そういう場所を持っているかどうかで、その人の人生は大きく変わると思います。
ひとり会議をする時は「今からひとり会議を始めます」という宣言をします。
声に出してもいいし、心の中でも構いません。
しっかり線引きをすることが大切です。
先述したように、ひとり会議の基本は「質問」です。
例えば誰かの名前が浮かばなかった時、忘れた頃にふと「あ!〇〇さんだった!」と思い出す時ないです?
あれも質問を投げかけると、脳は潜在意識の中でずっと「質問の答え」を探しているからです。
でも、そのひらめきは、得られる時と得られない時があります。
どうやったら常にひらめきを得られるのでしょう?
何かをやろうとした時、大抵障害になるのは「ないもの」です。
方法がわから「ない」、お金が足り「ない」、やる気が出「ない」。
ひらめきをもたらす潜在意識はネットと同じで、「ないもの」を探そうとしても検索結果は出てきません。
だから、ひらめきを得られないものは「ないもの」を探している可能性が高いです。
それを「あるもの」を探す質問に変えていきます。
「どうしたら、方法がわかるのか?」
良い答えを探そうとするのではなく、良い答えを探してくれる「良い質問」を探すことで、良い答えは生まれてくるのです。
また、「なんで私はダメなんだろう」「どうして勉強できないんだろう」というような「暗い答え」を導き出す質問もダメです。
いくら答えを探しても、解決方法が見つからないからです。
僕たちは一番投げかけた質問の専門家になっていきます。
「どうすればサボれるか」はサボりの専門家になりますが、「どうすれば効率良くできるだろう?」は効率化の専門家を作り上げます。
さらに質問をレベルアップさせていきます。
どうして私はダメなんだろう?→どうしたら、上手くいくんだろう?→どうしたら簡単に上手くいくんだろう?→どうしたら、面白く簡単に上手くいくんだろう?
ね、なんか面白くなってきますよね。
「ひとり会議の教科書」
ひとり会議は大切。モーニングページに取り入れよう
実践してみたこと
- テーマ会議をやってみる
- 秘書会議をやってみる
- 情報取集会議をやってみる
最近は毎日モーニングページをやっています。
モロにのがちゃんの影響です。
これまでやってきたのはひとりブレストのような、いわばフリーひとり会議だったのですが、この本で書かれていたひとり会議の方法を取り入れてみようかと思います。
テーマ会議をやってみる
まずはテーマ会議。
これは「今日の会議のテーマはこれです!」と宣言してから始めるものです。
次にそのテーマについて、「どうなればいいのか?」と質問します。
そこから出てきた答えが、そのテーマの「目標」になります。
次に「どうすればそうなるのか?」と質問します。
そうなるために必要なことを、考えられるだけ書き殴っていきます。
これがTo Doになります。
それをスケジュールに落とし込んで終わりです。
この会議は一番悶々と不安になっている課題がある時に効果バツグンでした。
スケジュールに落とし込めるとなんかやる気も出てくるし、次の日からは悶々も必要なく、淡々とこなしていくだけです。
秘書会議をやってみる
秘書会議もやってみました。
これは自分一人の視点でやらず、自分の秘書になったつもりで行うのです。
秘書「明日はこの作業をお願いします」
自分「了解」
秘書「次の日は〇〇さんに会いにいきます」
自分「おお、久しぶりやな」
秘書「しかし、その穴埋めの為、今日は4時間ぶっ通しで作業して下さい」
自分「きっつー」
秘書「そのかわり早く終われば、〇〇ちゃんを誘ってご飯に行きましょう」
自分「よっしゃー、頑張るで」
という感じでやるのです。小芝居はいりません。
どういうことかと言いますと、自分のご機嫌を取りつつやるってことです。
全ての予定に「〇〇する時間」と名前をつけて書き込んでいきます。
そして大切なのは、その時間が来るまでその事を忘れるのです。
スケジュール帳がその時間になるとすることを教えてくれます。
忘れることで頭のメモリをスッキリさせるのです。
これは予定通りに行くと結構な快感になるのでオススメです。
情報取集会議をやってみる
そして情報収集会議です。
SHOWROOMの前田さんのメモ魔っぷりをご存知でしょうか。
なんでも気付いたことをメモしていくのです。
例えばお店に入ったとすると、照明、メニュー、インテリア、店員などなんでも思いつく限り「感想」を出していきます。
それが一定量を超えると、お店についてのアイデアが湧いてくるのです。
日頃からメモ帳を持ち歩き、どんどんメモするようにしました。
カフェの席に着いたら、メモ帳をテーブルに出しておくといいですね。
ひとり会議は取り入れるポイントがたくさんありました。
まだ始めて間がないので効果をお伝えできませんが、なんかいい感じになりそうです。
気になる方は是非読んでみて下さいね。
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著書名 1日10分であらゆる問題がスッキリする「ひとり会議」の教科書
著者 山崎拓巳
出版社 サンクチュアリ出版
