手帳はスケジュールを管理するものだと思ってませんか?

手帳は使い方次第では目標を達成させる管理ツールにもなるんです。

毎日漠然と過ごしてて、少しでも将来に不安がある人、やりたい事があるけど、その為にはまず何をすべきかを迷っている人にオススメの一冊です。

「手帳で夢をかなえる全技術」人生の夢とビジョンを手帳に詰め込めば行動に変わる!

来週の計画も立てていませんでした

この本を読むと得られるもの

  • 手帳をスケジュール管理から目標設定のツールへと変えれます
  • 夢をかなえるのに必要な行動が見えてきます
  • 自分の行動を律して気持ちよく暮らすことが出来ます

 

現在では年功序列は崩れ、一昔前の「人生のロードマップ」は幻想となりました。

「私の将来ってどうなるの…?」

年金もどうなるかわからないし、今の仕事も無くなっているかもしれません。

 

こんな不安をかき消して、自らの意思で将来を考え、未来を切り拓いていく力が必要です。

いつの間にか将来の夢をワクワクしながら語ることもなくなってませんか?

 

本当にそれでいいのかな?

そんなふうに思うこともあるでしょう。

大丈夫、今からでも全然遅くないのです。

 

そして、そんな時こそ一冊の手帳の出番です。

手帳と向き合い、どんな人生にしようかなと思い描き、真剣に考えていきましょう。

すると毎日も充実して、人生を豊かなものにしていけるのです。

 

この本では、

  1. 手帳は人生をデザインする最強ツールだ
  2. 夢をかなえる「マイ手帳」
  3. 夢を行動に落とし込む5つのステップ
  4. 「マイ手帳」の応用テクニック11選
  5. 着実に夢に近づく8つの時間戦略
  6. 夢な実現力を高める時間テクニック13選
  7. 未来を変える7つの成功習慣

の項目で手帳術について解説されてます。

 

著者の高田さんはオンラインサロン「My手帳倶楽部」も主宰されてて、手帳術により多くの成功報告を受けてらっしゃいます。

手帳によって人生を豊かにすることができる「再現性」が実証されたのです。

 

漠然とした夢や願望は誰しも抱いています。

それを「本当のこと」として実現する為には、頭の中で考えてるだけじゃダメで、具体的に見える化して日々の行動に結びつかないといけません。

そのための手帳術を是非学んていきましょう。

なぜ手帳なの?

高田さんはIT系の会社の代表も務めるデジタル人間です。

でも手帳はアナログなものを使用されてます。

もちろんGoogleカレンダーなども多用されてますが、アナログ手帳を愛用されるには3つの理由があります。

 

まずは手書きゆえに、書いたことが記憶に定着しやすいことがあります。

これは確かに。実際に手で書く方が何倍もの脳を使うそうです。

書くだけで人生が変わる「自己肯定感ノート」なりたい自分に書き換える!

 

次に「一元管理のしやすさ」です。

手帳は単なるスケジュール管理のものではなく、自分の人生全体を管理するためのツールです。

日々の予定だけでなく、自分が大切にしたい価値観や将来の夢、人生の計画など、多くの情報を書き込む事になります。

これら全てを一元管理するのは、デジタルツールでは困難であると結論を出されました。

 

3つめが「見返す」です。

ことあるごとに手帳を開き、ある時はパラパラとめくりながら思考を深めていくなどの活用が出来るのは、アナログ手帳ならでは。

「探す」のはデジタルツールの方が優れていますが、「見返す」という潜在的な行為では、逆にアナログが優位です。

 

閲覧性の良さはアナログ手帳の方がまだまだ優れています。

デジタルツールでは、「なんとなく見返す」という行動はほぼ取らないと思います。

これからは絆が価値を生む!SHOWROOM前田祐二さんの「人生の勝算」

 

「手帳とかなんか面倒で続かなそう…」

実は面倒くさがりな人ほどオススメなんです。

 

無駄な努力をせず、遠回りなしで夢の実現をするには、「計画」という羅針盤が必要になります。

毎日を惰性で過ごすことなく、計画に基づいて行動して、そして「夢に近づいているか?」という日々の検証と改善が欠かせません。

それらを行うためのツールが手帳なんです。

 

そして手帳は肌身離さず持ち歩きましょう

夢や目標を実現する可能性は、手帳を開く頻度と比例するといっても過言ではないそうです。

自分の大切な夢を、手帳と一緒に常に持ち歩くようにしましょう。

 

夢をかなえる「マイ手帳」を作ろう!

手帳はバインダー式の「システム手帳」でも、綴じてある手帳でもどちらでもいいそうです。

高田さんはシステム手帳を使っています。

僕は綴じてある「ほぼ日手帳」を毎年使っています。

 

では、いよいよ夢を行動に落とし込む5つのステップを見ていきましょう!

 

ステップ①人生理念を固める

いきなり難しそうなステップですね…。

 

人生理念とは、個人の最も大切にする価値観や信条、人生観を指します。

会社の企業理念にあたります。

まずはこの「人生理念」を定めることがマイ手帳作りのスタートです。

 

「自分の人生をどのようなものにしたいか?」といった自分が目指すものによって、人生の「歩み方」も決まってきますもんね。

人生理念に正解なんてないし、誰かに見せるものでもないので難しく考えないでとのこと。

そして人生理念は修正されていくものです。いきなり完璧に仕上げる必要もありません。

 

まずは自分の「役割」について考えます。

これは父親、息子とか、経営者、サラリーマン、コーチなどの仕事面もあるし、ゲーマーとかの趣味の領域の顔もあります。

 

バランスの良い人生にしていくには、自分が担う「役割」を認識して、その役割ごとに将来設計や目標設定をしていく必要があります。

なるほど、バランスは考えてなかったなあ。

さもないと「仕事では活躍しても、家庭内の関係は…」みたいなお約束が発生するわけです。

 

まずは思いつくままに自分の役割を書き出します。

将来なりたい顔も役割として加えていきます。

 

書き出したら、次は「役割ごとに自分がどうありたいか?」を考えていきます。

つまり、自分はどんな姿を目指すのかという究極の理想の状態です。

手帳には「役割リスト」としてきちんと明文化しておきます。

あなたが「どうありたいか」によって、これからの「人生の歩み方」が決まるので、ここ重要ですよ!

 

人生理念=価値観とは、あなたの「人生において大切に思っていること」です。

これは「自分軸」です。

これがないとSNSで見かけた他人の投稿にすら目移りしてしまいます。

 

そこで「価値観リスト」も作りましょう。

「仕事よりも趣味が大切」「家族が一番」など、思いつくままに箇条書きしていきます。

これも変化していくので、まずは自分に正直に。

難しかったら、この本の中に価値観を探る質問リストがありますよ!

 

ステップ②ビジョンを描く

人生理念を作ったら、次はビジョンを描く作業です。

ほんと企業みたいにして決めていくんですね。

 

ビジョンとは「理想の未来像」です。

あなたが長期的にどうなりたいかを具体的にフルカラーで描いた未来像です。

 

このビジョンこそ、人生理念と合わせて「マイ手帳」の根幹となります。

なぜなら人は「自分で思い描いた人」以上にはなれないからです。

気合い入れて考えやな。

これは小一時間で作れるものでもありません。じっくり時間を掛けて作ります。

 

理解すべきは、将来どうありたいかによって、「今どうあるべきか」が決まるということです。

「10年後はこうなりたい!」が決まったら、そのためには5年後には、1年後には、と逆算的に「現在やるべきこと」が定まってきます。

 

ビジョンにはひとつルールがあります。

それは必ず「完了形で書く」です。

これは神メンタルでも書いてたな。

脳科学と心理学で目標達成が思い通り!すごいぜ「神メンタル」

 

〇〇したい、ではなく〇〇している!です。

そうすることで単なる願望からビジョンになるのです。

「どうすれば実現するのかわからない」とかも気にする必要はありません。

 

ビジョンが言語化出来たら、次はイメージ画像を集めます。

そうすることで目指す理想の未来像がもっと明確になります。

それに楽しそうな写真を眺めているだけでもモチベーションと行動力がアップします。

 

ステップ③長期計画を立てる

ビジョンが書けたら、今度は実現に向けて「行動計画」を立てましょう!

長期計画と短期計画に分かれるのですが、ここでは

  • 長期計画…1年間の年間計画
  • 中期計画…3ヶ月計画
  • 短期計画…1ヶ月から1週間単位の計画

とされています。

 

まずはビジョンの中から、1年後のビジョンに該当するものを具体的な目標に落とし込みます。

ビジョンは役割ごとに分かれていますので、ここでも同様に「役割ごと」に設定します。

 

計画はスローガンになってはいけません。

「ダイエットに成功する!」では計画になっていません。

「何がどうなったら達成した」と言えるかを明確にします。

なので目標には数字を盛り込みます。そして期限もきっちり決めます。

 

1年計画が出来上がったら、次は3ヶ月計画へと落とし込みます。

この2つの違いは行動予定の「粒度の大きさ」です。

年間計画は俯瞰して予定を立てます。ある程度大ざっぱで決めちゃいましょう。

あたりをつけてから3ヶ月計画で詳細に落とし込むのです。

 

ステップ④短期計画を立てる

ここではいよいよ日々の行動にアクションプランを落とし込んでいきます。

大切なのは「長期中期のマクロ視点を持ちつつ、短期のやるべき事を決める」ことです。

1ヶ月計画から作っていきます。

年間計画である程度の目標値が決まっているならそのままでOKです。

 

そしてさらに週間計画にも落とし込んでいきます。

月間計画だけでもスケジュール管理は出来るのですか、日々の細かいタスクへの対応には大局的になりがちです。

デイリーカレンダーでは一日の計画を毎朝15分から20分で立てます。

僕は起きたらすぐに行動を始めたいので、前日夜にやっています。

 

ステップ⑤日々行動する

毎日の計画が出来上がったら、あとは行動あるのみです。

高田さんは最初ウィークリーまでで計画を終えていたのですが、もっと一日の質を高めようとデイリーも始めたそうです。

早速今日からやっていきましょう!

1日10分で問題解決!「ひとり会議の教科書」今やるべきことがハッキリすればスッキリ!

「手帳で夢をかなえる全技術」を読んでやってみた

曖昧だったビジョンを明確化しよう

実践してみたこと

  • 目標設定をやってみた

 

面白い本だったなー。

10年後の自分とか全く想像してなかったので、役割別に考えてみました。

ほぼ日手帳の後ろには数ページ自由に使えるところがあるので、そこに書き込んでいきます。

 

10年後、5年後、1年後と書いてみました。

ついでに去年の手帳も引っ張り出して、去年書いた「今年の目標」も見返したのですが、割と達成しているんですよね。

やっぱり書くって行動は、頭のどこかにつねにキープさせる効果があるのかもしれません。

特に「今日やるぞ」ってわけでもないのですが、「あ、そういえばそんな事目標にしてたなあ。達成してるやん!」みたいな感じなんです。

 

1年間の計画を振り分けるのが一番大変でした。

イマイチその時の自分が想像出来ないというか、こんな改革通りにやるのかなあと不安になります。

しかし、目標を決めてロードマップが見えた事で行動にも迷いがなくなった気がします。

 

この手帳術はオススメです。

モヤモヤとやりたい事あるけど、進んでるのかしら?と不安に感じている人は是非試してみて下さいね。

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著書名 夢をかなえる人の手帳術 最新版

著者 藤沢 優月

出版社 ディスカヴァー・トゥエンティワン

 

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最近は散歩しながら本を聴いてます。オススメですし、無料で体験できるので是非試してみて