
メンタリストDaiGoの「超客観力」があれば幸福感も満足度も生産性も手に入る!
でも客観力ってなんなの?
この本を読むと得られるもの
客観的に自分の価値観を理解できるようになります。
自分を理解することは幸福感や満足感に繋がります。
自分の価値観の重要ランキングがわかります。
自己中でワガママな客観性に欠けている人は間違いなく嫌われてます。
客観力は人生においてとても重要な能力です。
客観的に自分自身をよく理解している人ほど、人生の満足度や、仕事の生産性が高く、人生に明確な目標を持って生き生きと暮らし、ストレスレベルも全体的に低いという傾向があるそうです。
そんなすごい客観力なのに、「俺今、客観力鍛えてるんよ!」と言ってる人に会ったことありません。
それには大きな思い込みが関係するそうです。
他にもこの本では、
自分を知る6つの質問と価値観リスト
自分はどんな人間かを掘り下げまくる「内観」の技術
自己省察スキルを高めるトラッキングテクニック
客観力の最大の敵「反すう思考」に立ち向かう方法
Googleが最重要視!最強の判断力を手に入れる方法
知的謙遜が身につく10のエクササイズ
他者の知的謙遜を育てるための「ソクラテス式問答」
について書かれています。
面白そうな内容ですね!
実際DaiGoさんのニコ生でも神回と評判の高いシリーズだったんです。
是非本でも読んでみて下さいね。
客観性に対する思い込みをなくそう
自分だけの思い込みに囚われず、一歩引いて考える事が出来ると、悩みは解決しやすくなります。
友人と喧嘩しても「私は悪くない!」と自分は思い続けても、全く解決しません。
もしかしたら勘違いがあるかもだし、何か知らないうちに傷付ける言葉を言ってたのかもです。
「そんな事は理解出来てる」と言う人でも、常に客観的な態度で行動できてる人はほとんどいません。
一時の感情で発言して炎上する政治家や芸能人も多数いますよね。
それはいずれも一時の思い込みや感情に流されて、冷静に判断出来てないからです。
なぜ客観性はジャマされるのか?この問題を解決しないといけないですね。
まず最初の問題は「そもそもみんな客観力を手に入れようと思ってない」ことです。
それには3つの思い込みにとらわれてるからです。
- 自分は正確にものごとを見られる方だ
- 自分のことは自分がいちばんよく知っている
- 自分のことは自分で判断するのがよい
まず第一の思い込みですが、あなたは判断力がありますか?と問われると、大抵の人は
「まあ、たまに間違うけど、大抵人よりも正しく物事を判断できる」
と答えます。平均より上の人ばかりなわけない。
これは心理学で「自己奉仕」と呼ばれるもので、「大抵の人間は自分のスキルや判断力を過信して、客観力についても自らの能力を平均より上だ」と思い込んでいます。
例えば運転について聞くと、男は大抵人より上手いと思ってるんです。思ってたわー。
これはバイアスが原因です。
バイアスの乗り越え方はこの投稿をみて下さいね。
第二の思い込み「自分のことは自分がいちばんよく知っている」は、たしかにそう考えがちですが、多くのデータでは全く逆の結論が出ています。
多くの場合、自己診断と他者からの意見では大きく答えが変わります。
これには多くの専門家も陥るので逃れられないのです。
そんな中、さらに上の客観力を手に入れるにはどうすればいいんでしょう?
ここも研究で明らかになってます。
- 自己省察…自分の欲望を正しく知り、思い込みに惑わされず真実を見抜く力
- 知的謙遜…自分の能力を正しく知り、より深い成長を促すための力
どちらも客観力を保つために欠かせません。
この本の目的も、自分自身の能力を高め、人間特有の思い込みから脱して本来の「客観力」を取り戻すことです。
哲学者シャーペンハウアーも言ってます。
「天才とは客観性を備え、精神的に客観的方法をとらせることの出来る人物に他ならない。
天才は主観的な自分自身に束縛される事がないので、意思のままに動かされる凡人とは全く逆の方向をたどる」
自分を知る6つの質問と価値観リスト
ソクラテスも言いました。
「汝自身を知れ」
自分の習慣や特性などを正しく自覚し、その自覚に立って真の知恵を手に入れ、正しい行動を選ぶこと
実際この言葉は科学的にも正しいです。
「自分のことをよくわかっている人」、これを心理学では「セルフコンセプト・クラリティ」と呼びます。
実験の結果、「セルフコンセプト・クラリティ」が高い人は、人生の満足度も高く、不安にも負けにくいとわかったんです。
自分の価値観が心の防波堤みたいな役割になるんです。
でも、前述したように自分のことを正しく知るのは難しい作業なんです。
そこで、心の奥の価値観を見つける為の「価値観リスト」というものがあるんです。
これは心理療法でも使われています。
リストを見ながら、とても重要◎、重要○、重要ではない×を付けて分類します。
そして「とても重要」の中から、特に重要な10個を選び出します。
最後にその10個をランキングにします。

答えは人の目とか気にせず直感で選んで下さいね。リストは本で確認してください。
僕は1位が達成、2位が快適でした。
何かひとつ達成するのが人生の目標で、それによって喜びに満ちた快適な人生を望んでいることになります。
これらの価値観が自分の軸だと認識出来ると、今後の人生でトラブルが起きても、価値観に沿って考える事ができます。
まさに人生のナビです。
さらにトップ10を掘り下げて考えてみてください。
その価値観は、自分にとってどのような意味がありますか?
その価値観が自分にとって大事な理由はなんですか?
全ての作業が完成したら、そのリストを見える場所に置いてください。
つねに価値観リストの存在を確認出来るようにしておくのがポイントです。
しょっちゅう確認して、自分にとってなにが大事だったかを思い出しましょう。人はすぐ自分の価値観から離れた行動をしてしまうのです。
もう一つ、心理学者ターシャ・ユーリックが考案した「自分の価値観を知るための6つの質問」をやってみましょう。
例えばこんな質問です。
あなたはどのような価値観を持った家庭で育てられましたか?
自分の今の考え方には、それらの価値観が反映されていますか?
それとも、両親や家庭から伝わった価値観とは違うところから志向が生まれていますか?
…結構むずない?もうひとつ見てみます。
まだ学校に入る前や、思春期の頃を思い出して下さい。
この時期に起きたことで、最も記憶に残っているような出来事や経験は何でしょうか?
それらの経験は、今の自分の物の見方や考え方、行動などにどのような影響を与えているのでしょうか?
こんな感じの質問が6つあります。
この質問に答えると、自分の価値観が浮かび上がってくるそうです。
そしたら再び「価値観リスト」にもどって考え直してみて下さい。最適な価値観がわかると思います。
「超客観力」を読んでやってみた
客観力を身に付けるのは大変
客観力を身に付けると幸せになるのはわかります。
でも、質問むずかしくない?
本書には他にも質問が多数あるのですが、かなり考え込んでしまいます。
それだけ普段は自分の事を考えてないって事なんでしょうね…。
そんな時には「共感マップ」というのがよいそうです。
まずは、今までの人生の中で「強い感情」が引き起こされた体験を思い出すんです。
うーん、部活の試合とか、お店を作ってるときかな?
いくつか思い出したら、その中でもとくに強いのをピックアップします。
それを4つのエリア「見たこと」「したこと」「考えたこと」「感じたこと」に分類していきます。
部活の試合だと、
見たこと…勝った時のチームメイトの歓喜の姿
したこと…一緒になって大喜びした
考えたこと…部活辞めなくてよかったな
感じたこと…報酬なしでも熱くなれるのってその時以来ないかも
みたいな感じです。
こうしてドンドン分類していくと、自分はどんな事で感情が動くのかわかってきます。
面白い!なんか今求めてるものも見えてきた。気がする!
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オンディーズ田中社長の本はいつもアツい。
著者 メンタリストDaiGo
出版社 repicbook
