
目次
「大きな嘘の木の下で」幸せについて改めて考えさせられた名著です!
毎日違う飲み物を飲もう
この本を読むと得られる事
幸せとは何なのか?改めて考える事が出来ます。
「幸せ」ではなく「豊かさ」を追い求める人生について教えてもらえます。
行動することを習慣にするコツを学べます。
自分にとっての「幸せ」と、他人や家族にとっての「幸せ」は違うものかもしれません。
こちらが「幸せにしたい」と頑張っても、その行為によって相手がどう感じるかは気分次第ではないのでしょうか?
田中さんも人の何倍も働いて裕福な暮らしを家族にプレゼントしてきましたが、家族は違う幸せを望んでいました。
高級なレストランよりも家族でお母さんの手料理を楽しくつつくほうが幸せなのでした。
これは会社の経営でも同じです。
田中さんはみんなで会社を大きくし、ライバルを倒し、給料を増やすのが幸せと思ってました。
しかし、それも人の数だけ幸せは違うのです。
また同じ人でも成長のステージで変わります。
そもそも「幸せ」ということばは「状態」を表すものではなく、瞬間、瞬間に感じる「感情」を表すものなのだ。
そして幸せという感情は、すぐ隣にいる誰かと一緒に比べた時に強く感じやすいのは間違いありません。
叩かれてる有名人をみて「自分の人生は大したことないけど、みんなから叩かれるよりはマシだよね」と言って幸せを感じようとするのです。
でもそんな事で幸せを感じても、自分の人生はなにも良くなりません。
しかも、自分の人生に不満を抱えている人は、そのうち常に「誰かの不幸」を探し回ることになるのです。
多分Twitterで誰かを罵っている人は、この成れの果てなんでしょう。
幸せはその人の感じ方次第。
では何を基準に人生を生きたらいいのでしょう?
そこで田中さんが辿り着いたのは、人生にとって大切なのは「幸せ」ではなく「豊かさ」であるという考え方です。
豊かさは相対的な要素がなくても感じることが出来ます。ある程度絶対的な基準を持つことが出来ます。
給料だけでなく、新しい体験や新しい友達、知識や名声なども豊かさです。
もちろんそれにはお金が必要です。
でも、お金は「豊かさ」を手に入れる道具でしかないのです。
お金だけがいくらあっても人は豊かになれません。
「日本の若者の死因の1位は自殺だ、なんてひどい不幸な国だ」と言っている人がいるとします。
では、その人はなにが1位だと満足なんでしょう。
他の国の人から見たら「戦争や餓死が1位じゃないなんて、幸せな国だね」と言うかもしれません。
「幸せ」というあいまいな基準を追いかけ、いたずらに不幸を叫ぶとのではなく、手にできる豊かさを実感して生活するのが大切です。
さすが田中さんです…。News picksで拝見した時から「面白い考え方をする人だなー」と好きでした。
この本では、
幸福論のウソ、お金論のウソ、仕事論のウソ、成功論のウソ、人生論のウソ、経営論のウソ
について書かれています。
ここでは「人生論のウソ」について要約し掘り下げます。
是非本で読んでみて下さい。かなり面白いですよ!
「破天荒フェニックス」もめちゃくちゃ面白かったです。
人生論のウソ
人生は選択の連続で、みんなその選択にすごく悩んでます。
学校、仕事、恋人、結婚相手、今日の晩ご飯。
誰もが「どれが正解だ…?」とひたすら悩んでます。
でも悩んでも無駄です。人生における選択の先にはどちらにも天国と自学が待っているからです。
結局正解かどうかなんて、選んでからの行動が大切で、その行動の結果が正解になるか間違いになるかでしかありません。
失敗しても選択そのものには意味はありません。
「この会社は自分を正しく評価してくれない」と不満を言いながら転職する人は、次も大抵上手くいきません。
人が選択肢に意味があると思っているのは、「自分は選択を間違えただけで、実力が足りなかったせいじゃない」と思いたいからです。
うう、耳が痛い…。
今、友達と差が開いているなら、それは自分がやってきた事の結果が出ているだけで、昔の選択なんて関係ないんです。
では、選択に悩んだときは何を基準に選ぶべきなのでしょう?
田中さんは「迷わず面白いと思う方を選べ」とアドバイスされてます。
面白ければハマり、結果が出るまで努力します。
どれを選んでも天国と地獄なら、せめて面白いと思える方を選んだ方がいいです。
全ての努力や才能も、夢中という力には勝てないのです。
納得出来る努力や行動をとる為には、自分自身と対峙して、譲れない「判断の基準」をしっかり持つことです。
そうすれば迷わず、自分の思うような豊かな人生を手に入れる可能性は大きいです。
どん底のピンチに陥った時に助けてくれるのは、親友でも彼女でもなく、自分のこと挑戦をバカにした人達です。
まさにゲロを吐くくらい嫌いな人達です。
「ほらな、ざまぁ」
そいつらがそんなセリフを吐いているのを想像するだけで力が湧いてきます。
走り続けてさえいれば、今の状態は「失敗」ではなく「挑戦」になります。
「大きな嘘の木の下で」を読んでやってみた
挑戦マインドを身に付けてみた
本は何冊読もうとも人生は変わりません。
行動したやつが勝つ。と言ってるだけです。
書いてある事はそれ以下でもそれ以上でもありません。
疑ってもたったそれだけの事です。
自分も含めて、ダメだーと嘆いている人はみな「行動していない」だけなんです。
「そんなのわかっとるわ!行動できないから困っとるんや!」
そんな迷える僕にアドバイスが書いてありました。
「行動を起こせる人になる為には、毎日違うドリンクを飲めばいい」
それだけ?毎日二度と同じく飲み物を飲まないようにするだけ?
そうなんです。毎回違う飲み物を飲む。
そんな生活をして続けていれば、人生の行動を起こしまくり、チャレンジしまくれる人になります。
1カ月とかでなく365日、1日5本飲むなら1825種類の飲み物を飲むのです。
世の中には無限に新商品がありますから、無くなる事はありません。
なぜ人生を変えることになるのか。
人は自覚してなくても、規則性を持った行動を取るように本能が選択しています。
コンビニの同じ棚から商品を取り、靴は同じ足から履き、同じ改札を通り、同じメニューを注文します。
しかもそれは歳を取る度に増えていきます。そんな人がいざ「独立しよう」と思って行動を起こしても、なかなか動けないのは当然です。
「リスクを取る」「チャレンジする」は言い換えれば「今までと違う行動をとり、せっかく作った自分の習慣を壊すこと」なんです。
「パターン化」した生活を送り続けているから、パターンにない事をやるのに抵抗が出てくるのです。
人間の本能は変化を嫌います。だからまずは違う飲み物を飲む事から始めて、心理的なバリアを崩すのです。
この程度のリスクが取れない人が、今の生活を失うことはリスクなんて取れるはずがありません。
違う行動を繰り返す事で、新しい発見や出会いもあるかもです。
よし、明日から毎日違う飲み物を買い、違うお昼ご飯を食べる事にします!
ここからどんどん色んなものが変化していく気がする。めっちゃ良いアイデアです。
田中修治さんの本はホントあつくて面白いです。
是非読んでみて下さいね。
著書名 大きな嘘の木の下で ~僕がOWNDAYSを経営しながら考えていた10のウソ。~ (NewsPicks Book)
著者 田中修治
出版社 幻冬舎
