「世界一やさしいフリーランスの教科書」基礎から税金や営業のやり方まで教えてもらえる!
アメリカは今後労働人口の半数ほどがフリーランスになるらしい
この本を読むと得られるもの
フリーランスなる為に必要な能力がわかります。
フリーランスで働き出してからの知識も得られます。
確定申告などの知識も得られます。
フリーランスになりたいけれど、「自分には目立った才能もないし…」と尻込みしている人も多いかと思います。
また、なれたとしても不安定で継続性がない、と思われてるかもしれません。
しかし、ひと昔に比べると格段なハードルは下がっていますよね。
情報発信は誰でも出来て、プラットホームもたくさんあり、生産コストも大幅に下がっています。
一定の条件さえクリアできれば、自分の好きな事や得意な事を武器にしてフリーランスとして稼いでいくことは、世間で思われているほど難しくてないそうです。
その条件って?
この本では、
ようこそ、フリーランスの世界へ!
フリーランスについて知ろう
フリーランスの働きかたを理解しよう
フリーランスになるための準備
フリーランスになったら
仕事の進め方
の項目で、その必要な条件や働き方について紹介してくださってます。
ここでは、フリーランスに必要なものとマーケットの作り方を要約しています。
確定申告や契約書などの情報も満載で、ずっと使える永久保存版になりますよ。
フリーランスになる為に必要な能力
著者な高田さんはフリーランスになるまでは、ごく普通の営業のサラリーマンでした。
趣味でマンガを小さな頃から描いてましたが、特にこれといったスキルもなかったそうです。
しかし、ITスキルと漫画スキルの掛け合わせで科学反応が起きたのです!
その勢いでフリーランスイラストレーターとして独立。以来15年活動されてます。
現在はベルリンで家族3人で、奥さんもフリーランスイラストレーターとして暮らしてらっしゃいます。
そんな高田さんの経験から、「最低限の要素さえ揃えたうえで、正しい戦略に基づいて行動すれば成功できるのでは?」とヒントを下さいます。
その最低限の要素とは、
- 専門スキル
- ITリテラシー、ITスキル
- ビジネスについての最低限の知識
これらに加えて、マーケティングなどの正しい戦略の知識を持てば、漠然と行動するよりもはるかに成功率を上げる事ができるそうです。
もちろん独立しなくても、その知識やスキルを持っておく事が生き方の選択肢を広げてくれます。
会社にいてても、フリーランスとしてやっていける自信があると、働き方にも変化が起きそうです。
高田さんが考えるとフリーランスの定義とは、
自分一人で完結して、他者に「感動」を与えられる人
です。
面白い!元気が出る!仕事が速い!など、人の感情を揺さぶるものが感動です。
そういった圧倒的なインパクトを自分ひとりで生み出す事が出来る人が、フリーランスに向いています。
会社員はチームで感動を生み出していますが、フリーランスは基本一人でってことですね。
フリーランスになる為に必要なものを揃えよう
さて、いざフリーランスとして働く場合、何が必要になるんでしょう?資格?
資格は必要になる時はほぼ無いそうです。
フリーランス志望者を狙った悪徳商材もあるので気を付けましょう。
独立するなら1年間無収入でも暮らせるくらいの貯蓄はあった方が良いです。
与沢さんの本でも書いてありましたが、飛行機の助走は必ず必要になります。
飛ぶ為に使える助走期間は貯蓄額に比例します。
マナブさんやキンコン西野さんも言ってたけど、浪費のある暮らしは独立前に是正しておきましょう!
どんな職業でも言えますが、各職種のスキルは実際に行動しないと身に付きません。
仮にイラストレーターを目指すなら、
- 簡単なイラストを毎日描く
- 何日も掛かる壮大なイラストを描く
なら、2の方が上達しやすいです。
自分の限界がどんどん広がっていくからです。
もちろん1も無駄にはならないので、2を常に進行させながら、1を出来る範囲でやっていきましょう。
自分の限界に挑戦した作品は、商業用のポートフォリオを作る際に重宝します。
ポートフォリオについては後述しますね。
PIXTAや Adobe stockなどのストックフォトサービスにも登録して、不労所得も狙いましょう。
SNSで情報を発信する事も重要です。
情報を発信しているだけで、差分の強みを客観的に見出す事もあります。
SNSで反響の大きい方へシフトしていくのもおすすめです。
SNSはコンテンツが伸びるまでに、ある程度の期間も必要です。
それなりに長い数ヶ月、必ず毎日投稿しましょう。
全く反応がないならシフトも検討しますが、いける!と確信を持っているなら周りに色々言われても継続する事が大切です。
自分でマーケットをつくろう
自分でマーケットを作るって聞くと、なんかすごい才能に満ち溢れてるような感じですよね。
でも実は既存の市場から獲得するより簡単だったりします。
自分のマーケットを作るには、
「自分の専門性(仕事)」×「(仕事以外の)自分の関心、得意分野」
の掛け合わせです。
高田さんだとイラストレーターに、
「マンガが描けて、文章が書けて、ギターが弾けて、ITに詳しくて、海外に住んでいる」
が、掛け算として使えます。
これはかなりの希少性です。
イラストレーターだと世の中に沢山いますが、掛け合わせると差別化の大きな武器になります。
営業の準備には、まずは自分のサイトが必要です。
この際には必ず独自ドメインで作りましょう!
URLを記載した名刺などを作る時に必ず後悔します。
ブログももちろん始めましょう。
プロモーションも図れますし、ファンが確実に増えます。
もしかするとブログも人気になって、収益化出来るかもしれません。
先述したポートフォリオも作りましょう。
ポートフォリオとは、web上での名刺のような存在です。
自分の作品を並べて、どんな仕事が依頼できるのかわかってもらえます。
実績のアピールとなる様、入れるべき要素としては略歴、実績、取引先、なども記載します。
どうも値段は記載しないみたい事が多い様ですね。
今時そんな業界ある?って思いましたが、使われる媒体でも値段が変動するし、「高そう」という理由で敬遠するのは値段を優先するクライアントなので、関わっても良い仕事にならないからだそうです。
実績が無い場合は、クラウドソーシングで仕事を取って、実績を増やしましょう!
「世界一やさしいフリーランスの教科書」を読んでやってみた
知らない世界の話は面白い!
実践してみた3つのこと
- 依頼をもらった時の対応がわかった
- 契約書の注意点もわかった
- 詐欺にも注意しようと学んだ
依頼をもらった時の対応がわかった
本には依頼が来た時の対応の仕方が書いてありました。
これはめちゃ助かるんじゃない?
契約ってやった事なかったら正直サッパリです。
著作権と使用権の取り決めとか重要ですよね。
修正回数も先に決めておくんですね。
ううむ、他にも気になる項目がたくさんあるので、ぜひ本で確認してみて下さい。
契約書の注意点もわかった
契約書もしっかり確認が必要です。
これまたチェックポイントが多いので、本で確認して下さい。
委託の内容や支払い方法は当然の事、権利の帰属や二次利用についても要注意です。
秘密保持も、保持する秘密を明確化しておきましょう。
詐欺にも注意しようと学んだ
Twitterに「独立しました!」とか書いたら、色んな勧誘のDMも届くそうです。
仕事の依頼だと思って行ったら、逆に商材を売りつけられることもあります。
女性が注意しないといけないのは、打ち合わせと称して呼び出されることです。
注意することだらけですね!
前もって知ってるだけでも大きいと思います。
とりあえずフリーランスとはどんなものなのか知りたい人にはピッタリの本だと思います。
確定申告とか契約の項目は、独立して数年経っても役立ちそうに思えました。
是非本を読んでみて下さいね。読みやすいしオススメです。
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