
「このままじゃダメだと思うけど、何をやっていいのか分からない」そんな人におすすめの本です。
好きな事を仕事にしようという風潮ですが、その前に押さえておかないと苦痛だけの仕事になってしまいます。
自分にとって大事な事は何かを分析しましょう。
目次
世界一やさしい「やりたいことの見つけ方」大事な事と得意な事と好きな事を掛け合わせよう
自分の大事な事を分析してみた
この本を読むと得られるもの
- 好きな事を始める前に押さえておくべきポイントが分かります。
- 自分にとって大事なものは何かが分かり、仕事を選ぶ指針に出来ます。
- 好きな事だけでは足りない事が理解できます。
「このままじゃダメな気がする。でも、何をしたら良いのかわからないよお」
あなたの心の中ののび太くんが叫んでいます。
わかります。やりたい事がわからずダラダラとYouTubeを見たりして、夜になるとダメな自分にゲッソリする。
なんとなくやってみたい事を始めてみますが、でもちょっとの間しか続かない。
この本は、そんな状況から抜け出す方法を教えてくれる1冊です。
目覚めた時には「今日もやりたい事をやるぞ!」とワクワクしながら目覚め、昼間はずっとやりたい事に夢中になり。
夜には「今日もバッチリやり切ったなあ」と大満足で眠りにつけるようになります。
めっちゃ楽しそうな人生。
しかも「やりたい事」を続けるだけで、成長し続ける無限ループに入れます。
学んだ事を人に提供してお金をもらう。そのお金をやりたい事に投資する。
さらに成長したスキルでより多くの報酬をもらう。
この本でそんな生活を手に入れる事が出来ます。
この本では、
- 「やりたい事」探しを妨げる5つの間違い
- なぜ「やりたい事が分からず迷い続けてしまう」のか?
- 「やりたい事探しを最速で終わらせる公式」自己解決メソッド
- 人生を導くコンパス「大事な事」を見つける
- 「得意な事」さえ見つければ何でも仕事にできる
- 「好きな事」を見つけて努力とサヨナラする
- 「本当にやりたい事」を決めて「本当の自分」を生き始める
- 「人生を劇的に変える」自己解決の魔法
について書かれています。なんかアツいな。
ここでは「やりたい事探しを最速で終わらせる公式」自己解決メソッドについて要約してみます。
詳しくは是非本で読んでくださいね。
「やりたい事探しを最速で終わらせる公式」自己解決メソッド
まず最初に「やりたい事」探しにおいて勘違いしがちなポイントを5つ押さえておきましょう。
「この誤解を解くだけでやりたい事が見つかるレベル」で強烈な呪縛です。
- 「一生続けられる事」でなければならない
- やりたい事を見つけた時は天啓のようなものを感じる
- 「人のためになる事」でないといけない
- 見つけるには「たくさん行動する」しかない
- やりたい事が「仕事」にならない
まず1番。今のご時世、継続にさほど価値はありません。
それよりも変化が大切です。10年前にはスマホも普及してませんでした。10年後も然りです。
2番目。そんな運命的な出会いはありません。
やりたい事は試行錯誤しながら育てていくものです。
見つけるのではなく、自分で作る「やりたい事」です。
3番目。人の役に、世の為に、なんてどうでもいいことです。
自分が楽しくやっていたら、いつの間にか人の為になっていたという感覚で大丈夫です。
4番目。まずは行動しないと分からない、なんて事はありません。
やりたい事が分からない時にやるべき事は、選択肢を増やすことではありません。もう十分情報は手に入っています。
必要なのは選択基準を磨く事です。その為には自己理解が必要です。
5番目。これが最大のハードルとも言える「食っていけるのか?」問題。
でもここに引っかかってると「やりたい事」は絶対に見つかりません。
「やりたい事」は自分の中にあります。「やりたい事」の実現手段は社会の中にあります。
賢人に「私のやりたい事は何ですか?」と聞いても答えはわかりません。
でも「絵を描いて仕事にしたいのですが、どうすればよいですか?」の質問には答えてくれます。
「やりたい事」を考える段階では、実現できるかどうかを考える必要はありません。
世間には必ず同じような事を仕事にしてる人がいます。やり方を真似すればいいだけです。
探せば自分の理想を仕事にして楽しく暮らしている人が絶対に見つかります。
ここまでを踏まえて、自分の「やりたい事」を明確にしていきましょう。
何となく「自分らしさ」とかで探している人がいるかもしれません。
でもそれは非常に非効率な探し方です。パズルのピースは持っているけど、完成図を知らない状態です。
「何を見つけようとしているのか」をはっきりさせないといけません。
「直感的」ではなく「論理的」にやりたい事を見つけてみましょう。
自分を理解してから探し始めます。その自己理解の3本柱は
- 好きなこと
- 得意なこと
- 大事なこと
です。この3つを組み合わせて考えていきます。
「好き」と「得意」を組み合わせると「やりたい事」自体は見つかりますが、そこに「大事なこと」を掛け合わせると「本当にやりたい事」になります。
「好きなこと」とは業界とも言えます。興味があってもっと知りたい、やってるだけで面白い。
「得意なこと」は「自然と人よりも上手に出来て、やっていても苦じゃないこと」です。
思わず「俺、あったっけ?そんなの」とたじろいてしまいますが、これは絶対誰でも100%持っています。
仕事じゃなくても普段からやっている事はこれの可能性が高いです。
「得意なこと」と「スキル」は違います。
「得意なこと」とは「人の気持ちが考えられる」「ずっと集中して突き詰められる」などです。
後から身に付ける事が出来ず、どんな仕事でも使えます。
スキルとはプログラムやSEO、一定の分野の知識があるなどです。後から身に付ける事が出来ますが、特定の仕事でしか使えません。
スキルも大切ですが、もっと重要なのは「得意なこと」です。
スキルを基準に「やりたい事」を選んではいけません。
つまり「ファッションが好き」で「物作りが小さい頃から楽しい」なら、服作りをしてみよう、という感じです。
「食べ物が好きだから食品業界に入ろう」ではダメです。得意な事がないと仕事が苦痛になります。
得意な事が「作る事が楽しい」なら料理人、人と話すのがうまいのなら「ソムリエ」とかになると思います。
なりたいもの(職業)は諦めて構いません。むしろ可能性がないのに頑張っても時間とお金の無駄になります。
でも「やりたい事」は諦めてはいけません。
「役者」になれなくても、なぜ役者になりたかったのか?演じたいならyoutubeでもエンタメ系の職場でもいいって事になります。
「好きなこと×得意なこと」に「大事なこと」を掛け合わせる
ここからさらに「大事なこと」を掛け合わせていきます。
「価値観」と言い換えても問題ありません。
「やりたい事」「得意な事」が行動だとすると、「大事な事」は状態を表しています。
「自由に生きたい」「安心して生活したい「家族と一緒にいたい」などが「大事な事」の一例です。
「大事な事」から「仕事の目的」が生まれます。
大事な事が自分の内側に向くと人生の目的が決まります。
外側に向くと仕事の目的が決まります。
この「仕事の目的」は重要です。他者への貢献している実感が幸福感となるからです。
どうすれば「やりたい事の結果として、こういう価値を与えたい」と感じる仕事の目的が見つかるのでしょうか?
それは「大事な事」が明確になれば、自然と見つかります。
自分が価値を感じている事だから、全力で他の人にも広めていく事が出来ます。
同じ飲食店でも、健康になって欲しいのか、出会いを見つけて欲しいのか、安心感を感じて欲しいのかでお店のやり方も変わってきます。
これが「大事な事」を明確にするという事です。
コロナで飲食店も厳しくなりましたが、この「大事な事」がわかっていると飲食店に固執する必要もなくなってきます。
健康になって欲しいなら、他にどんな手段があるか。
「好きな事」は手段です。「大事な事」をまずは見つけましょう。
順番としては、まずは「大事なこと」を見つけます。次に「得意なこと」を見つけます。最後に「好きなこと」を見つけます。
真っ先に実現手段から入るのは一番やってはいけないことです。
行き先も決まっていないのに、車で行くか飛行機で行くかを悩んでいるようなものです。
「大事なこと」を決める時には、目標とごちゃ混ぜにならないように気をつけましょう。
価値観は方向です。目標は距離です。いわばチェックポイントのようなものです。
「やりたいことの見つけ方」を読んでやってみた
大事な事を確認してみた
なるほど!まずは価値観を見つけなくてはいけないのね。
DaiGoさんの動画で見たんだったかな?価値観の見つけ方があるのでやってみましょう。
以下の質問に答えていってくださいね。
①尊敬する人、好きなキャラクターは誰ですか?その人のどんなところを尊敬していますか?
これはその人のやっている事ではありません。その人の何が魅力かを考えるのです。
キンコン西野さんが好きなんですが、色んな事に夢中になってやってるのがいいなあって思ったら、「夢中」が価値観です。
②幼少期や思春期にあった、今の自分に一番大きな影響を与えている出来事は何ですか?
それらが自分にどのような価値観を与えましたか?
僕は部活ですね。仲間と共に戦い試合に勝った時の興奮は思い出すだけで鳥肌ものです。
ここから僕の価値観は「一緒に戦える仲間」だとわかりました。
③今の社会には何が足りないと思いますか?
これ難しいね。今の社会の何に不満を持っているかです。
僕の場合だと「礼儀」とかになるんかなあ。これはもう一回考えてみます。
④「自分って人生で何を大事にしてそう?」と周りの人に聞いてみてください。具体的なエピソードもあれば尚よしです。
僕は「自分ルール」って言われました。ある意味わがままって事です。
自分が嫌な事はやらないし、良いと思う事は律儀に守るそうです。
⑤「自分の子供を育てる時に一番伝えたいのはどんな行動で、一番伝えたくないのはどんな行動ですか?
うーん、好きな事やっとけ、かなあ。
一番嫌なのは空気読まない行動。電車の座席を詰めて座らないとか○ネって感じ。
これを煮詰めていくと自分の価値観が浮かび上がってきます。
これをマインドマップとかでまとめていくのですが、そこは本で確認してください。
もう一つ、オススメの記事があります。
こちらの「totolabo」さんに掲載されている記事です。
この「【将来何がしたいかわからない人へ】やりたいことを見つける2つの方法」を合わせて読むと、もっと理解が深まると思います。
参考になるので是非読んで見てください。
自分の価値観を見つめ直すだけでも価値がある本だと思います。
是非手に取ってみて下さいね。
関連記事 この投稿も読んでみよう!
客観的に自分の価値観を理解できるようになります。
これも合わせてやってみるといいかも。
著書名 世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方 人生のモヤモヤから解放される自己理解メソッド
著者 八木 仁平
出版社 KADOKAWA
