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100人に1人の才能を3つ持とう!これぞ「必ず食える1%の人になる方法」
ちょっとした才能を組み合わせると最強になれる
この本を読むと得られるもの
- プロとしても十分やっていける1万人に1人のスキルの手に入れ方がわかります。
- AIが登場する将来の市場でも自分の価値を発揮できるようになれます。
- それぞれの希望する未来に合わせた改善案を教えてもらえます。
ほんの一握りのエリートと、それ以外の大多数の人々。
アメリカはもうすでにその社会がやってきてます。
日本も遅かれ早かれ、そのような社会になるでしょう。
「自分には特別なスキルもないのに大丈夫かな…」
「将来、仕事がなくなって食べていけないかもしれない…」
現在、日本の中間層は年収400〜800万くらいです。
それが今後は200〜400万の人たちと、800万以上の人たちに分かれていきます。しかもどんどん格差は広がるでしょう。
ではエリート以外の人たちの人生が絶望的かというと、そんなこともありません。
給料や年収だけが幸せや生きがいの基準ではありません。
藤原さんは「経済的価値」と「経済以外の価値」という言い方をされています。
「経済的価値」がお金重視なら、「経済以外の価値」は家族や友人、個人的な活動や、社会貢献を重視する生き方です。
最近はどこでも通用する力を身に付ける「プロ(独立)志向」の人も増えています。
正社員の地位を得ても安心できない以上、「プロ志向」のニーズは確実に高まってます。
今の時代、どんな道を選ぶのがベストかなんて誰もわかりません。一人一人が自分の価値観と志向によって決断するのみです。
でも、地図も羅針盤もない状態で進んでいくのは不安すぎますよね。
この本はその地図と羅針盤を示してくれます。
グローバルエリート以外の人たちが生き抜く極意。
それは「1%」のレアな人になる事です。
1万人に1人でも、1000人に一人でもなく、「100人に1人」になる事です。
この本の7つの条件さえクリアすれば、誰でもなれます。
これは2の7乗を意味します。
1つ目クリアで2分の1、2つ目クリアで4分の1という塩梅です。ね、なれそうでしょ?
旧来の日本社会の成功7条件
- 男か、女か
- 都市に住んでいるか、地位を地方に住んでいるか
- 正社員か、派遣か
- 若いか、年をとっているか
- イケメン・美女か、そうでないか
- 英語ができるグローバルか、ローカルか
- 年収が数百万以上か、それ以下か
この旧来の条件(前の方ね)を満たしているかが、大切でした。
ところが、成熟社会に入った現代では、この条件は必ずしも通用しなくなりました。

今自分がどのポジションにいて、どちら向きのベクトルで働いているのか、それを見極めるのが大切です。
その上で、各領域において1%の人になるための7つの条件をクリアしていきます。
もちろんどこを目指すかでやる事は変わっていきます。
全時代のようにみんなが同じ方向に向かって進むのではなく、自分の「価値観×志向」にあった領域で必要な努力を重ねていきましょう!
ひとつの分野で1万人に1人を目指すのはイバラの道です
1万人に1人の才能なんて、イチロー選手や羽生名人を目指すようなものです。
無理じゃないかもしれませんが、厳しすぎでしょ。
そこで先述の「100人に1人」を目指すのです。
そして達成すれば次の「100人に1人」を目指します。それもクリアしたらまた次の「100人に1人」を目指します。
3つを掛け算にすると「1万人に1人」の人になれるというわけです。
ちなみに100人に1人とは、その道のプロになったというぐらいの実力です。
さんまさんは1万人に1人のお笑い芸人ですが、そこを目指すのは無理ゲーです。
しかし「100人に1人」のお笑い芸人が「100人に1人」の美容師になれば「お笑い美容師」というジャンルで勝負できるようになります。
これだと街に一人レベルなので、お客さんもきっとやってくるでしょう。
まずは全ての人に共通する条件
A、B、C、Dのどの領域を目指すにしても、最初の3つの条件は同じです。
この最低限の条件をクリアすれば「8分の1」のレアキャラになれます。
逆にこれが出来ないと、この先どう頑張っても無駄になります。
その3つはこれだ!
- パチンコをするか、しないか
- スマホゲームを電車の中でするか、しないか
- 本を月に一冊以上読むか、読まないか
まずはパチンコから。
藤原さん曰く、パチンカーは「2分の1」にもなれないそうです。
これが麻雀や競馬なら、まだ頭を使うからここまで言いません。むしろ麻雀は脳の刺激になるのでオススメするくらいです。
昔のパチンコは釘の読みもあったりと、知的な要素がありました。今のパチンコにはそれもありません。
ここでの大きなポイントは時間をマネジメントする発想があるかどうかです。
経済が右上がりの時は、パチンコで時間を無駄にしても、それなりに働いてたら社会全体の利益のおこぼれにあずかる事が出来ました。
しかし、「成熟社会」では市場全体が縮小していくので、そんな余裕などありません。
時間のマネジメントが出来ない人は、時間あたりに生み出せる付加価値が少ないので真っ先に労働市場から淘汰されるのです。
誰でも同じ24時間という資源を有効活用できないと、これからの時代では生き残れません。
次に電車の中でスマホゲームです。
これもパチンコと一緒ですね。
そして本を読むかどうか。これもこのブログでは散々書いてきました。
上記2つの条件を改善して時間のマネジメントを実行したら、早速本を読みましょう。
これからの時代では、多様で細分化された価値観を持つ人同士が一緒に仕事をしてコミュニケーションをする場合、どれだけ本を読んでいるかで教養の差が出てしまいます。
教養がある人ほど相手への理解度が深まり、相手に与える自分の情報が豊かになります。
ここまでの3条件をクリアできたあなたは、見事「10人に1人」の希少性を手に入れました。
本ではここからA、B、C、Dそれぞれの領域で残りの4条件を解説されてます。
ここではBについて要約して掘り下げてみます。
残りは本で確認して下さいね。
B領域を極めるための4条件
B領域は、上の表で言うところの「プロ志向のある自営業タイプ」です。
いつまで会社で働けるかもわからない、いつでもどこでも稼げるようになりたいな、と考えている人です。
B領域の条件4〜7
- 社内自営業者になれるか、なれないか
- 1万時間で技術を身に付けたか、付けてないか
- 知名度があるか、ないか
- 自由と寂しさに耐えられるか、耐えられないか
社内自営業者になろう
まずは会社の寿命は自分の寿命よりも短いという意識を持ちましょう。
会社がなくならくても、自分の部署がなくなる可能性もあります。
組織に属していても、「頼れるのは自分の能力」だけなのです。
その為にB領域の人は、会社の力を頼り、上司のご機嫌を気にして仕事をしててはいけません。
会社にしがみつくのではなく、会社が蓄積した資産を使い、会社をビジネススクールだと思って、自分の能力をゴリゴリに磨いてください。
外に目を向けて、どこでも通用するスキルを身に付けるのです。
「社内でそんな事してたら、会社から疎まれない?」
むしろ逆です。強みになります。
プロ志向を持ち、個人にブランドを持てば、会社側にもメリットが出てきます。
そういう人を会社も手放したくありません。
なるほど。では「社内自営業者」になるには、どんなスキルが必要になるでしょう?
まずは、教養を身につけないと相手にされません。
やはりここでも読書がベースになります。
まずは週に2冊からスタートしましょう!圧倒的な読書体験は頭の中に教養のデータベースが完成します。
それの完成度が増すほどに、考えたり物事を見るときの深さが全然変わってきます。
1万時間で技術を身に付けよう
B領域の人は、自分がこのスキルでプロになるという分野をひとつ決めておくことです。
そしてその分野に1万時間を投じて練習します。
これはマルコム・グラッドウェルの「天才!」にも書かれてました。
この本では、世界中の成功者は、生まれながらの才能よりも、どんな環境であったかで決定する。
つまり、「環境要因」が必要条件だとしています。
そして、1万時間以上の練習量が十分条件であるとも言ってます。
得意、不得意もありません。とにかく1万時間です。
早くプロになる為には、「何をするか」よりも「何をやらないか」が重要です。
1万時間を得る為には、無駄なことに時間を使っていては到底足りません。
知名度を上げる為にこだわれ!
B領域を目指していずれ独立するなら、会社にいる間から社会での知名度が必要です。
独立する前から自分のホームページとフェイスブックは開設しておきましょう。
近況や現在関わっているプロジェクト、自分の書籍に講演スケジュールなどを書いていきます。
ん?書籍?
そう、自分の書籍が独立した時にあるか無いかで大きく違います。
そもそもプロなら専門性をまとめて、1冊の本になるくらいじゃないといけません。
プロとしての自分を世の中にプレゼンする為に最適です。
本を各分野で3冊かければ1万人に1人の人材ですね。
「必ず食える1%の人になる方法」を読んでやってみた
やる事とやらない事
電車の中でスマホゲーム…。
やってました…。
基本の3つでアウトだったのはこれだけかな。
パチンコは今後やりません。多分。
B領域では、「社内自営業者になれ」と書かれていました。
自分の毎日の仕事が「自分が自営業なら」という目線で仕事をせよと。
なるほど、その目線はありませんでした。
そして週2冊以上の読書で教養を身につけます。
そして「1万時間」のトレーニング。
1万時間って大体416日です。毎日4時間でも6年か…。こりゃ思ってるよりも大変です。
気になったのを全部試して、残ったものを継続する方がいいですね。
まずは動画、イラスト、SEOに注力します。
で、「知名度」を上げる。
これは本にも書かれていたように出版ですね!
早速取り掛かってみます。完成したらここでも報告しますね!
この藤原さんが提唱されている3つのスキルの掛け合わせは、色んな本で引用されてます。
これからの時代にはかなり有効な手段だと思います。
是非読んで、A、B、C、Dそれぞれの分野で活躍して下さいね。
関連まとめ
人生100年時代を生き抜く為に役立つ本のまとめを書きました。
是非合わせて読んでみて下さい。めっちゃ役に立つと思います。
著者 藤原 和博
出版社 東洋経済新報社