「7日間起業」スタートアップはローンチまで7日間でやってしまおう!
ずっと考えている人からの卒業
この本を読むと得られるもの
スタートアップとはどのようなものか理解できます。
実行できない人からの卒業を促されます。
サービスはどのようにローンチするのか理解できます。
ウォントレプレナーから脱出したい人へこの一冊。
ウォントレプレナーとは、「起業したい!」と思いつつ、勉強会に参加したりイベントに参加して「実行が大切なのね!」と言いつつ「絶対に実行しない」人のことです。
この本を一言で言えば「とりあえず始めてから、顧客に聞け!とにかくやっちゃえよYOU」というものです。
著者のダンさんが14年連続で起業に失敗し、最後の7日間でついに億万長者起業家になった経験から、そのフレームワークが紹介されています。
ダンさん不屈すぎ!
この本の良い所は、困難を乗り越えた成功記でも、学術的な論理でもない所です。
ダンさんが自身の失敗に基づいて何をすべきかズバッと示しているのです。
社名なんかで悩んでる意味はありません。
スティーブ・ジョブズを目指して完璧なサービスを作ってはいけません。
初めての起業であるなら、
「自分が嫌いでない、独自性のある、人がお金を払うこと」
をやれと仰ってます。
ビジネスモデルは大切で、継続的に課金できるものが望ましいとしています。
見込み客を集めて、実際にお金を払ってくれるユーザーへと変化させる具体的な手法も書かれています。
しかもWard Pressやメルマガ、コピーライティングなど、ほとんど無料で実現できる方法をなんです。
年金も当てにならず、デフレに戻っていく日本にとって、一つのサバイバル術が独立です。
この本では、
ローンチしなければ学べない
スタートアップとは何か?
アイデア、エクスシューション、ハッスル
なぜ7日間で?
7日間起業
ビジネスモデルを精査しよう
ビジネスルール金科玉条
の項目で書かれています。
これを読んでどう動きましょうか?
ここでは、スタートアップに必要なものや7日間起業の流れについて要約しています。
しっかりと理解したい人は是非本で読んでみて下さいね。
起業に必要な能力ってなんだろう?
もうわかってると思いますが、ダンさんの凄まじい行動力とやる気はハンパないです。
この行動力とやる気こそが、ピボット、粘り強さ、大胆さによって数々の失敗を乗り越え、WP curveの成功に辿り着いいた彼の原動力です。
でもどうやってアイデアからスタートまで7日間でできるの?
事業の失敗によって時間がもうすぐ底を尽くダンさんは、あと2週間でどうにかしないと!という追い込まれた状況になりました。
アドレナリンを撒き散らしながらも、全く時間が無いダンさん。
本来多くの手順を踏むべきビジネスの常識を無視し、有料顧客を集めることだけに集中されました。
ダンさんが無視したことは
- セクシーなアイデア。とにかく早くサービスを作りたい!
- 過去の失敗。ダンさんは多くの失敗を経験されましたが、しっかり振り返って吟味する時間はありません。
- 許可。いつもはアイデアについて人の意見を求めたけど、それもしません
- 仮説。テストする時間もありません。とりあえずローンチ!
- 些末なこと。ロゴやデザインは後回し。とりあえずサイト構築。
- 価格戦略。とにかく決めて、あとからその価値があるかフィードバックしてもらう。
- 完璧な決済システム。30分で開設できるPayPalでOK!
これでダンさんは最初の1週目で10人と契約して、476ドルの月収を確保しました。
これは前の起業の12ヶ月で到達した結果と等しいです。
その後23日でコストを回収、1年後には前のビジネスが7年掛かって辿り着いた地点よりもはるかに進んでいました。
たった7日間で成し遂げられたのです。
まず必要なのはアイデアです。
「考えるんじゃない、実行するんだ!」じゃないの?
7日間起業では、アイデアを練るために第一日目を使ってます。
ここでベストを選んで先に進むのです。
次はもちろん「実行」です。
この本では、事業を素早くマーケットに投入することを重視しています。
アイデアの継続的実行は、常に現在進行形のプロセスであるという事実から離れてはいけません。
もちろん7日間で競合と戦うレベルにはいきません。
しかし「実行」とは、自身のアイデアを世界で最も優れたアイデアとして提案する能力です。
最後は、ハッスル=「まさに今何をすべきか」を徹底的に追求することです。
スタートアップ初期では、もっとも顧客を引き寄せそうな行動に時間を費やすことです。
これはなにをしたいかによって変わるものです。
この3つのとれかが自分に欠けているなら、その分野の共同創業者を探さないといけません。
ウォントレプレナーはまさに「反ハッスル」を行います。
新機能の開発、サイトの最適化、アイデアの構想、イベントへの参加。
必要なこと「以外」を全て行ってます。
7日間起業の流れ
スティーブ・ジョブズのように未来を見通すようなクリエイティブな創造は新参者には出来ません。
それは2度目、3度目の起業の時の特権です。
まずは人々がお金、あるいは関心を払いたくなる何かを持っていなければなりません。
それは消費者に尋ねても無駄です。彼らは自身の行動すら予測できないのです。
最初のスタートアップとして、もっと簡単な方法があります。
解決のためにすでにお金を払っている問題を、解決する。
この方法は顧客に新たな行動を強いることなく、しかも彼らはすでにその出費の必要性を認識しているのです。
まずは既に存在し、既にお金が払われている問題を解決しましょう。
第一日目
たくさんのアイデアをブレストで検討して、次のチェックリストで確認してみましょう。
- 楽しみながら出来る日々のタスク
- プロダクト/創業者の相性
- 規模が拡大できるビジネスモデル
- 創業者がいなくても収益が上がる仕組み
- 売りになるアセット
- 大きな市場ポテンシャル
- 苦しみ/喜びによる差別化
- ユニークなリードを生み出す優位性
- 素早くローンチする能力
第二日目
「リーンスタートアップ」ではたくさんの事柄が紹介されています。
その中で最も誤解されてるのが「MVP(実用最小限の製品)」です。
これは、プロダクトやサービスの開発は、有効なテストを行う為の最小の作業を行うということです。
しかし実際には、十分な機能が欠落したお粗末なバージョンを開発してしまうのです。
もしくは膨大な時間が必要なのが判明し、別のものを作ってしまう。
「MVP」によくある間違いとは、「実用」を過小評価し、「最小限」を過大評価してしまうことであります。
あまりにショボいと誰も欲しません。
その結果として、これはニーズが無いなと判断してしまうのです。
あくまで顧客の目線に立って、舞台裏の不都合などどうでもよいのです。
自動化にこだわらず、手作業でやるのです。
ポイントは5つです。
- 自分が必要なものを作ろう。誰かが必要としている、と自分が考えない
- 1日目から課金してもらおう
- 完璧なプロダクトを開発しない
- 素早く繰り返し提供する顧客を選べ
第三日目
ビジネスの名称を決めます。
ビジネスの内容はおそらく劇的に変貌しますし、どんな名称であれ慣れます。
既存でないか、シンプルか、発音しやすいか、アイデアと合ってるか、後で変化した時に手間を生まないように曖昧であるか。
ここは最低限押さえておきます。
第四日目
一日の期間で100ドル以下でwebサイトを作ろう。
ランディングページを作ります。ここがオファーが届くかの唯一の窓口になります。
ドメインを取得して、Ward Pressで作ります。
ここではコピーライティングが重要になります。
第五日目
マーケティングの10の必勝法が本には記載されてます。
- コンテンツを作る
- メールを送る
- ポッドキャスト
- フォーラムとオンライングループ
- ゲストブログ
- リスティングサイト
- オンラインセミナー
- プレゼン
- タダ働き
- メディア掲載
ざっくりはこれです。
ここは本でめちゃめちゃ詳しく書かれているので、そちらで確認してください。
ここで書くとブログ何本も必要になります。
第六日目
目標を定めます。
ビジネスにはどれも個性があり、「最も重要な一つの指標」も異なります。
サイト訪問者数やいいね数などではなく、財務指標値とします。
ビジネス上、重要でなくなった指標は計測し続けません。何度も変更していきます。
最初の数ヶ月の収益、コスト、成長率などをスプレットシートで網羅していきます。
第七日目
ローンチする!
この日は重要な一日ですが、普通の日でもねあります。
でも、やる事は盛り沢山です。
- あらゆるコンタクト方法に対応したwebサイトをライブにします
- あらゆる人に感謝のメールを送ります
- あらゆるSNS、フォーラム、グループに投稿します
- 知人やプレスにニュースをシェアしてもらう
- インフルエンサーに告知を続ける
- ブログにローンチの記事を投稿しよう
ローンチがこれから築き上げるビジネスの勝敗を決定する事はありません。
お気楽にやりましょう。
「7日間起業」を読んでやってみた
実践してみたこと
- ローンチ目指して始めてみた
僕はスタートアップを作るみたいな能力は無いんですが、なんかコンテンツを世に出したいなあと思ってます。
やる事はスタートアップとそんなに変わらなくて、流れは一緒な感じです。
とにかく勢いは大切。
立ち止まってしまうと、「あれ?俺なんでこんな事やってるんだっけ?」みたいな気持ちになってしまいます。
脳科学で言ってた「変化に脳は待ったをかける」を実感してしまいます。
ちょっとの変化を繰り返していくと、脳も「これぐらいならいっか」とブレーキをかけなくなります。
僕はこれが出来ないので、ほんと心の波に翻弄されてしまいます。
変化を頑張って繰り返して、ローンチロードを歩んでみます。
具体的に書かれているので、とにかくなぞる事に集中出来ます。
何かを世の中に出したい人は、是非本で読んで試してみて下さいね。
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著書名 7日間起業――ゼロから最小リスク・最速で成功する方法
著者 ダン・ノリス、 平野敦士カール
出版社 朝日新聞出版