パン屋ではおにぎりを売れ

 

「パン屋ではおにぎりを売れ」目標達成の為に”考える”ことの大切さ

思考法を使いこなしてアイデア100倍!

この本を読むと得られるもの

  • 難問も乗り越えれる「策」が持てます
  • 仕事や人間関係など、様々な不安が減ります
  • 良いアイデアが生まれるようになります

 

ちょっと変えるだけで大きな結果の差が生まれる。

実は結構周りにもある話しなんです。

みうらじゅんさんなんて、この差を生み出す天才ですよね。

みうらじゅん「ない仕事の作り方」センスと好きでなんでも仕事になるんです

 

この本で著者の柿内さんが言いたいのは「考えるという行為にはとんでもない突破力がある」という事です。

「考える」とは「目的を達成するために考える事」を指します。

 

「考える」のにも技術があります。

闇雲に考えても時間だけが過ぎてしまいます。

考える技術さえあれば、頭の良さ悪し関係なく、新しいアイデアを出したり、ヒット商品を生み出せたり出来るんです。

これは押さえとかないとです。

 

この本では、

  1. 「考える」について最初に知ってほしい3つのこと
  2. 「考える技術」で未来は変えられる
  3. 「考える技術」を思い通りに使いこなす
  4. 頭の中をクリアにする「思考ノート」の作り方
  5. 「考える技術」がさらに上がる習慣

の項目で書かれています。

 

ここでは、考えるとは?アイデアの出し方とは?について要約していきます。

思考法って知ってると使える場面だらけですよね。何なら人間って一日中思考してますもん。

是非本で読んで身につけて下さいね。

考えを「広げて」「深めて」可能性を考えよう

「考える」とは、

  • 広がること
  • 深めること

の2つです。

「広げる」とは可能性を考えていくことです。

新しい価値を生み出したりします。

 

「深める」とは、本質的価値を考えていく事です。

そもそも何なのか?を考えます。

 

例えば、ぼくも使っています「ほぼ日手帳」。

手帳はスマホの登場以来、どんどん使う人が減っていました。

 

しかし「ほぼ日手帳」で流れは大きく変わります。

ほぼ日手帳は、広げると深めるを同時に実現したからです。

 

ほぼ日手帳は、絵を描いたり貼り付けたりと自由で、「考えを深める」ことに価値を付けます。

そして、カバーを作ったり、コラボをしたりと「楽しみ方も広げて」います。

 

考える=ロジカルシンキング、だと思っていません?

考えるには論理的思考と、非論理的思考の2つがあります。

「40歳でGAFAの部長に転職した僕が20代で学んだ仕事に対する考え方」でロジカルシンキングを学ぼう

 

非論理的思考とは、論理的思考が苦手とするデータから考えれない、新しい発想を生み出したい時に使います。

非論理的的思考から生み出された例としては、「ガリガリ君リッチコーンポタージュ」があります。

 

みなさんも買いました?まじパンチ力ありますよね。

15万のマーケティングなのに、SNSで拡散されて5億円以上の広告効果があったそうです。

 

もちろんこんなのはアンケートや過去のデータからも生み出せません。

この商品を生み出したのは若手社員なんですって。

会議でも否定的な意見が多かったそうです。

 

それでも、論理でなく、直感や想いなど、非論理的なところから始まると思考法は、変化が激しく先が見えない現代では、より求められています。

仕事に「遊び心」が必要になったのですね。

 

価値を作ろう

ジャパネットたかたの創業者、高田明さんは価値を生み出す達人です。

ビデオカメラではありきたりな子供の姿を残す使い方ではなく、自分の今の元気な姿を将来の子供に残そうという提案をされました。

素晴らしい。

 

「考える技術」があれば、売上を伸ばすだけでなく、人間関係の悩みや、好きな人と付き合うためなど、あらゆることに活用できます。

でも大半の人はこのジャンルを勉強していないので、マスターするだけで強烈な強みとなります。

 

プランAとプランBの選択肢があります。どちらも捨てがたいです。

考えること技術の無い人は、AかBの二択になります。

しかし考える技術のある人は、AもBも取り入れたものを考えます

 

人生の選択においても同じです。

楽しい人生にしたいけど、なかなかそうはいきません。

なぜなんでしょう?環境?能力?

 

最大の要因は「思考のクセ」なんです。

よく上位にくる行動出来ない理由は「家族がいるから好きなことが出来ない」です。

 

でも、これは本当でしょうか?

先程の2択思考になってませんか?

 

家族がいる→養わないと→嫌な仕事でも辞めない

好きなことで食べていける人は特別→自分にはそんな能力はない→無理

 

でも、

家族がいる→自分の幸せな姿を見て見せたい→家族も喜んでくれる

という思考プロセスを起こすことも可能です。

人生はシンプルに「思考+行動」で出来ているのです。

 

考えを広げる方法

この本では、具体的な「どうやって広げるか」「どうやって深めるか」の方法がいくつも紹介されています。

これらは組み合わせて使うともっと効果的になります。

ここではいくつか紹介したいと思います。

 

かけ合わせ法

藤原和博さんも岡田斗司夫さんも組み合わせが重要って言ってました。

スティーブ・ジョブズも「創造とは結び付けること」と言ってます。

これぞ「必ず食える1%の人になる方法」100人に1人のスキルを3つ持とう!

 

かけ合わせ法のポイントは、出会ったことのない言葉と言葉を合わせることです。

ロジカルには限界があります。

論理的に考えるので、どうしても当たり前のものになりがちです。

 

「うんこ漢字ドリル」もうんこと漢字ドリルの組み合わせで生まれています。

ヒットの重要な2大要素は「新しさ」と「共感」です。

「そう言われてみれば…」が共感です。

かけ合わせいくうちに、「ん?なんかこれいけそうかも」というのが出てくるはずです。

 

数珠つなぎ連想法

「かけ合わせ法」が出会ったことないもの同士を掛け合わせるのに対して、「数珠つなぎ連想法」は出会ったことのあるもの、イメージ出来るものをどんどん繋げていく方法です。

考えるテーマを真ん中に置き、全方位に数珠つなぎでどんどん連想していきます。

 

さびれてきている商店街の活性化について考えるとします。

真ん中に「商店街」を置き、そこから連想して「食べ歩き」「空きスペース」「ランチ」など思いつくままに書いていきます。

さらに食べ歩きから「ソフトクリーム」「コロッケ」「インスタ」などが広がります。

「空きスペース」なら「シェアオフィス」「チャレンジショップ」「かくれんぼ」とかです。

 

その中から商店街で活用して出来そうなものを探します。

これまで気付かなかった魅力を発見できそうですよね。

逆に数珠つなぎ連想法を使わずに考えると、ただ他の商店街をマネするだけの企画になりそうです。

 

ずらす法

これも数珠つなぎ連想法のように、すでに存在するものに新しい風を吹かせたいときに使えます。

売上が下降線を辿っている商品などに使ってみてください。

 

ワークマンは作業服から発展させて、アウトドアの分野に「ずらして」ヒットしています。

ねこまるさんがコラボしたりしてますもんね。

 

「ずらす法」ではまず思い込みを捨てることから始まります。

これまでの経験やターゲット層などをリセットして、ずらせる場所、人、時間などを探します。

 

ターゲットでない層がどのような使い方をしているのかよく聞き、観察することが大切です。

価値の再定義がイノベーションになることもあるのです。

 

考えを深める方法

広げる方法をいくつかピックアップして紹介しましたが、深める方法も見てみましょう。

組み合わせることが最強への道です。

 

360度分解法

これは無理矢理良いところや価値あるところを全方位から分解していく方法です。

まずは真ん中にテーマを書きます。

次なその周りにジャンルを書いていきます。

そしてジャンルごとに思いつく事をどんどん書いていきます。

 

ここで気にしてほしいのが、ダメなところだけでなく良いところも書き込むことです。

それぞれのジャンルについて書き終えたら、一度でも手を止めてください。

 

そして、長所は短所に、短所は長所に変換して下さい。

そうすることで、これまで見えていたものとは違う、新しい価値を発見していくことが出来ます。

 

自分ゴト、あなたゴト、社会ゴト

初めて話す人とでも盛り上がる時ってどんな時でしょう?

おそらく「共通項の発見」にあると思います。

趣味や共通の知人や出身地などなど。

 

人がなにに興味を持つ持つのかを考える時のキーワードが「自分ゴト、あなたゴト、社会ゴト」です。

「自分ゴト」は自分が関心のあること

「あなたゴト」は家族、友人、同僚など。近い関係の人です。

「社会ゴト」は、社会的関心や流行です。

「〇〇さんの趣味に合うのを用意しましたよ。ご家族名もこれなら喜ばれると思います。しかもこれは、売上の一部が寄付されるんです」

 

この3つの要素が重なると、人の興味はグッと高まります。

商品なら購入したくなります。

ここをくすぐればいいのか。

 

これは恋愛にも使えます。

会話にうまく盛り込んでいきましょう。

「私のことを色々考えてくれてる人」という印象を受け残すことができます。

「パン屋ではおにぎりを売れ」を読んでやってみた

どんどんアイデアを積み上げていこう

実践してみた3つのこと

  • キャッチコピー法で考えてみた
  • ゴールから逆算してみる
  • ゲーム化してみる

 

キャッチコピー法で考えてみた

僕は奈良でお土産を売ろうと考えています。

でも「お土産屋さん」と言ってしまうと、老舗のお店と一緒くたにされてしまいます。

 

僕のはちょっとゴシックでサイケデリックな印象なので、何かキャッチコピー的なものがあればいいなと思いました。

言語化するというのは、不確実なものに輪郭を与えて、解像度アップする作業です。

 

新しい奈良のお土産屋さん→奈良を愛する方へ NEO奈良土産

こんな感じどう??なんか面白くないです?

街中でキャッチコピーをみつけたら、メモして言葉の貯金箱を増やさないといけませんね!

 

ゴールから逆算してみる

お土産屋さんの目標はもちろん人気が出ることです。

その目標から逆算して何をしていくとよいのか考えました。

 

奇抜なお店と斬新な商品→ブログや動画で発信→少し人が来る→インスタやツイッターで投稿される→珍しがられて地元メディアに露出する→奈良のガイドブックに記載される→目的客が増える→人の流れが変わる→周りにお店が増える→人が集まり人気店になる

まるで森でかち合ったクマがハチミツをくれるようなメルヘンストーリーやないか…。

いやしかし。これを逆算してやっていきますよ。

 

こんな話をすると「いやいや、難しいでしょ」と言われます。

そりゃそうだと僕も思います。

 

そんな時は「難しいからオレがやるんだ」と考えると良いそうです。

難しい課題はチャンス。自分にしか出来ないことが出来るかもしれない、と考えるんです。

めっちゃ上昇志向。

 

ゲーム化してみる

新しい事はどうしても怖くなってやめたくなります。

そんな時はゲーム化します。

先程のゴールを設定しての、関門を設定して、クリアするゲームに変えるのです。

 

ほら、ゲームする時って簡単なボスばかりだとつまらないでしょ?

難しいからこそ面白いっていう側面があるはず。

 

「いや、ゲームは失敗してもデメリットないやん」

確かに。

現実だとどんなデメリットがあるんでしょう?

メリットとデメリットを羅列します。

 

メリット

  • 自分にしか出せない価値が生み出せる
  • 上手くいけば儲かる
  • 実力がアップする
  • メンタルが鋼鉄になる
  • 新しい分野の人たちと知り合える
  • 取り組んでるとこ想像するだけで楽しい

 

デメリット

  • 時間や労力が掛かる
  • 失敗すると一時的に恥をかく
  • 上手くいかないと虚しくなる

ん?こんなもん?

なんかあんまりデメリット無いような?

 

まあ、そんなもんですよ!

 

人生は思考+行動で出来ている。

まさにそうかも。思考がない行動って無鉄砲になってしまいます。

是非この本で思考法を学びましょう!

 

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著書名 パン屋ではおにぎりを売れ 想像以上の答えが見つかる思考法

著者 柿内尚文

出版社 かんき出版

 

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最近は散歩しながら本を聴いてます。オススメですし、無料で体験できるので是非試してみて