
この本を読むと得られるもの
- 様々なライフハックのヒントが得られます
- 仕事や日常生活の効率化が図れます
- 人生をより良く変えるための行動が身に付きます
「ライフハック大全」人生を変えるのはむしろ小さな習慣であり、行動の入れ替えが大きな変化を生み出します
ライフハックはヤミツキになる楽しさ
人生を変えるには一大決心が必要と思ってませんか?
もちろん引っ越しや転職は手っ取り早く人生を変える事ができるでしょう。
でも、実際に毎日の生活を変えるのはむしろ「行動の変化」です。
大前研一さんは「人生を変えるには、時間配分、住み場所、付き合う人間を変えるしかない」と言ってましたが、まさにこれは時間配分だと思います。
毎日数分の行動を入れ替えていくだけで、やがて大きな変化を生み出します。
それが「ライフハック」です。
ハッキングというと、なんか乗っ取るような悪いイメージがあるかもですね。
しかし元々はプログラマーが問題を鮮やかに解決する際に使われる言葉なんです。
ライフハックという言葉は2004年にダニー・オブライエンさんが行った講演からきています。
こに講演でオブライエンさんは、生産性の高いプログラマーは他のプログラマーに比べて何十倍も仕事が早いが、何十倍も頭が良かったりスキルが高かったりするわけではないと指摘しています。
むしろ、彼らは簡単なスクリプト(プログラム)や習慣を繰り返し適用する事で、人生をハックしていたのです。
このように小さなことを繰り返すことで、大きな成果が得られる。これがライフハックの基本です。
ここから様々なライフハックが生まれました。
しかし、効率化や生産性を求めるあまり、ライフハックが当初持っていた「人生をもっとラクにしよう」「もっと楽しくしよう」というメッセージが薄れてしまいました。
そこでこの本では、
- 始めよう「人生を変える7つのライフハック」
- 時間管理「時間は増やせる」
- タスク管理「小さい勝利を積み重ねる」
- 集中力・ストレス対策「やる気も仕組み化」
- 読書・情報収集・学習「情報は減らして管理する」
- 発想・アウトプット・思考「自分だけのアイデアがある」
- コミュニケーション&チーム「味方は増やせる」
- 日常生活・旅行「ちょっとした快適さを」
- 習慣化・やめない技術「人生を変える小さな習慣」
の項目で、時間が経っても色あせない、ラクにできるものを厳選して紹介されています。
その数250!まさに大全ですよ。
ライフハックは新しいスキルを学ぶため、人生を楽しくするために、自分の人生を使って実験を行うことでもあります。
是非この本を読んで、気軽にやってみましょう!
まずは基本の7つのハックから
時間の使い方を極端にする
先述したように、人生を変えるなら最も早い方法は「時間の使い方を変える」ことです。
これは仕事中でも余暇の過ごし方でも言えます。
もし人生に惰性を感じ足踏みしてると思うなら、一度時間の使い方を極端な方向に振ってみましょう。
平均的な時間の使い方から一気に変えてみるのです。
日本の20〜30代のテレビの視聴時間は平均で130分、ネットの利用も130分です。
この時間を何か別のものに振り替えたらどうなるでしょう?
読書や勉強でもいいですし、映画鑑賞でも構いません。
平均的な時間の使い方からは平均的なものしか生まれません。
時間の使い方を何かに集中させた時に、成長や発見が生まれます。
時間の使い方を集中するということは、量を増やすことにもなります。
ジュリア・キャメロンさんはモーニングページという習慣を提唱しています。
一見意味なさそうでしょ?でも僕のやっているのですが、すごい効果があるのです。
積み重ねることで大きなクリエイティビティを生み出すことに繋がります。
決断するスピードを速くする
これはGacktさんや武蔵野社長の小山さんなど、多くの成功者が言ってます。
レストラン選びひとつにしても、最初に選んだものが「満足化」のプロセスを使って十分と思えるものを選んでいるのに対し、別の店を探そうとした場合
「最大化」するために判断を遅らせています。
「満足化」を行った人の方が、「最大化」のアプローチをした人よりも自分の決断に満足する傾向があるのです。
なんならコイントスでさっさと決める方が人生に満足するんですね。
同じ決断を何度もしないというのも重要です。
例えば買い物で迷う割にいつも同じものを選ぶ傾向があるなら、それはルール化してしまいます。
本を買うかどうか迷った時には、1500円以下のものは自動的に買う!みたいな感じです。
言葉を変えれば性格は変えられる
「Fake it till you make it」という言葉があります。
上手くいくまで、上手く言ってるフリを続けよ、という意味です。
成功はそれを真似る人のところにやってくるという言葉でもあります。心強いね!
言葉は性格で変わります。
逆になりたい自分の言葉を真似ることで、自分をそこに近づけることもできるのです。
「7つの習慣」にも主体性に考えるために言葉を選ぼうと書かれてました。
〜しないといけない→私は〇〇することに決めた
〜でないとダメだ→〇〇の方がいいと思う
やらなければ→どこから始めようか
この仕事は無理だ→最初だけでもやってみよう
遊ぶ時間なんてない→遊ぶ時間を忘れないようにしないと
性格を穏やかにしたいなら穏やかな言葉を。自信を持ちたいなら自身のある言葉を真似ます。
言葉だけでなく姿勢にも言えます。
自信があるから背筋が伸びるし顔も明るくなるのです。
自信がなくてもあえて姿勢を正すことで、小さな変化は始まるのです。
全ての場所にメモとペンを持ち歩く
もっとアイデアを出したい、もっとクリエイティブになりたい!
それなら全ての場所にペンとメモを持ち歩きましょう。
出掛ける時はもちろん、トイレや可能ならお風呂にも。
そしてどんなにつまらないことでもメモしていくのです。
書き留めるのは仕事やスケジュールのメモ、アイデア、本や映画の感想、思い出したこと、なんでも構いません。
ほとんどの人は情報を受け取ることは出来ても、アウトプットをするのは苦手です。
常にメモすることで、次第に自分の考えや思いを描写するチカラがついてきます。
最初は「面白かった」ぐらいの感想しか書かなくても、回数を重ねるうちに、微妙な感情も意識して書き留めるようになります。
こうしてアウトプット力を高めることで、自分にしかできない表現が生まれるための基礎となるのです。
心の中のヒーロー
悩みが生じたら、心の中のヒーローに聞いてもらいましょう。
これまたGacktさんが言ってたことや。
欧米では「イエス様ならどうされるだろうか?」という質問を立てて、そばに立って話を聞いてくれる存在としてイエス・キリストを心の中にセットする人が多いそうです。
物語に出てくるキャラクターでも構いません。理想の自分の姿もいいですよね。
これは自分の視点では混乱している思考を、客観的により高い視点で考えることが可能になります。
あなたの小さな質問にヒーローはなんと答えるでしょうか?
背中を押してくれるヒーローの声は、実はあなた自身の本当の心の声に他ならないのです。
機会には全て「イエス」
人生における成功の多くは幸運からやってきます。
そして偶然をより多く呼び込むことで、幸運を増やす事も可能です。
どうも最近伸び悩んでいる。前進している気がしないなら、日常のルーティンを変えてみましょう。
普段と違う駅から帰ってみる。本屋で行ったことのないコーナーから本を選ぶ。普段なら行かないようなお店に入ってみる。
ちょっとしたことで構いません。
ルールとしては、機会がある度に必ず「イエス」と言って飛び込んでみましょう。
意識的にはしない選択を、仕組みとして呼び込むことで、偶然の数を増やしていきます。
僕もこれは長い間意識してやっています。
別会社への出向の話が社内でであった時、みんな断って僕のところまで回ってきました。
その時何故か行くべき気持ちになってイエスと返事したのです。
社内では「帰ってきたらポジションも無くなるのにアホやな」と影で言う人もいました。
行った先は元ヤンチャみたいな人も多い会社だったのですが、みんなめちゃめちゃ仕事が出来る人たちでした。
そこで一年揉まれて、僕もめちゃ成長出来たのです。
元の会社に戻っても、順調に出世できました。
それ以来、僕は巡ってきたものには「イエス」と返事をしようと決めたのです。
毎日を「小さな勝利に」
ライフハックは人生を変える小さな習慣です。
大きな目標がある時も、人生を大きく変えたい時も、実行できるのは一見つまらない小さな行動からという考え方によるものです。
大きな目標は「鍵習慣」と「サポート習慣」の積み上げで実現すると提唱しています。
例えば「健康的に生活する」という場合。
「鍵習慣」で考えるなら、体重計に乗る、水を意識的に飲む、階段を使うなどはすぐにでも出来る簡単なものです。
このように「健康」という目標を中心に、それをサポートする習慣を複数同時に取り組むのです。
スタックに入っている習慣はすべて毎日実践しなくても良いのがポイントです。
目的に近づいているさえいるなら、習慣の積み上げはうまくいっています。
むしろ小さな習慣を実践する事自体が、「小さな勝利の感覚」となって、もっとそれを繰り返したいと思うようにできれば、毎日を楽しみつつ、未来への扉も開いてくれるのです。
是非みなさんも、小さな習慣を繰り返すところから、人生をゆるやかに変えてみてください。
そこから新たな旅は始まるのです。
「ライフハック大全」を読んでやってみた
小さな習慣をやっていこう
実践してみたこと
- 余暇の時間をあらかじめ入れておく
- マインドマップで具体化しよう
- 10000時間を加速させよう
余暇の時間をあらかじめ入れておく
小さな習慣が積み重なると、数ヶ月もすれば自分でも変わったなーって思いますよ。
僕は今、毎月10個ほどの新しい習慣を加えていってます。
まずは「余暇の時間を決めておく」です。
余暇って引き算で考えてません?
「あれとこれとして、飯食って風呂入って、余った時間で漫画を読もう」
これは常態化しては絶対ないけないそうです。
自分のルーティンを記録して、24時間テンプレートを作るのですが、それは調子良く毎日を過ごす為に、どれくらい余暇の時間が必要か知る為です。
余暇の時間が無いと、結局は無理が重なって全体の効率を下げてしまいます。
そこでまずは余暇の時間を最初に入れて、そこを聖域とする「アンスケジュール法」がおすすめです。
逆に仕事や作業を余った時間でするのです。
この方法は、残りの仕事の時間も上手に管理できるようになるのです。
制限が決まっていないと、時間の使い方は必ず肥大します。
逆に制限する事で効率も上がっていきますよ。
マインドマップで具体化しよう
どこから取り掛かればいいのかわからない時は、マインドマップがオススメです。
まずは中央に表現したい「セントラル・イメージ」を書きます。
そこから放射線状に分岐して配置したキーワードやイラストを使って、思考を整理して広げていきます。
重複や依存関係の曖昧さなどは気にせず、思いのままに書いてみましょう。
これを繰り返してマップを描き直して具体化し、行動に移していきます。
10000時間を加速させよう
よく10000時間達する練習を行ったかどうかがプロとアマの分かれ目って言いますよね。
ぶっちゃけ10000時間って、めちゃめちゃ長いですよね。長すぎです。
研究によると、チェスのグランドマスターに到達する選手は、過去の試合の研究に5000時間費やしていたそうです。
これは他の平均的なプロ選手の数倍に相当しました。
つまり、この部分が差を生み出したのです。
このように、差を生み出す場所をターゲットに練習する事「DP手法」といいます。
DP手法にはいくつかの特徴があります。例えばプログラミングなら、
- 最も洗練されたコードを書く練習をする
- 何度も同じレベルのプログラムを繰り返し作る
- 他人にコードを公開して、より良い方法を指摘してもらう
などです。
これからはDPを意識して見つけるようにしていきます!
この本に書かれている習慣を実践していくだけでも結構な時間が掛かると思います。
時間は有限です。
とっととこの本を買って、今からやっていきましょう!
とりあえずこの本を読んでやってみよう、な!
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人生は計画を立てて幸せになろう。
著書名 ライフハック大全―――人生と仕事を変える小さな習慣250
著者 堀 正岳
出版社 KADOKAWA
