キンコン西野さんがこれからの時代を生き抜く「革命のファンファーレ」を鳴り響かせる!
職業そのものが無くなる時代になる。やりたい事を見つけるのは生きる術だ
今の時代、〇〇に俺はなる!というのは危険極まりない。
なんならその〇〇が無くなってるかもしれないから。
キングコング西野さんは言います。
肩書きを複数掛け持ち、あれもやりたい、これもやりたいで正解です。
これぞ「革命のファンファーレ」。
もうすぐ産業革命がやってくると孫さんも言ってました。AIとロボットの時代です。
過去の産業革命を見るに、革命ごとに職業の入れ替わりが起きました。
今回も間違いなく起きるでしょう。
先輩たちは革命を体験していません。「好きな事をして生きていけるほど世の中甘くない」というでしょう。
先輩の時代は「お金=苦労、ストレス、我慢の対価」だったからです。
でも自動改札機が登場して駅員が消えたように、そういう仕事から入れ替わっていくでしょう。
ここからは好きな事を仕事化する道しか残されていない時代が始まるのです。
この本の一番のポイント。
「好きな事を仕事にする時代は、信用を持っている者が獲る」のです。
このブログではこの本からお金と信用についての部分をピックアップしていきます。
お金とは信用を数値化したもの
まず考えなくてはならないのは、「お金とは何か?」
ズバリ、お金とは信用を数値化したものです。
物を売れば「物を100個売った信用のおける人」という信用証明書がもらえる。
この信用証明書こそがお金です。
テレビタレントがクラウドファウンディングでコケるのはここが原因です。
テレビでは高感度を獲得する為に、嘘をつかなくてはいけません。まずい料理も美味しいと言う。
好感度を守る為に思っても無いコメントを言わないといけない場面もあります。
でもスマホの登場で時代は変わりました。
視聴者はTwitterのタイムラインで真実を見たり、Googleで検索したりで、嘘が嘘とカウントされるようになったのです。
当然信用は離れていきます。
そういうタレントは「人気タレント」ではなく「認知タレント」となるのです。
お金を払ってくれる人をファンとするなら、人気タレントにはファンがいるが、認知タレントにはファンがいません。
信用が無いからです。
逆に西野さんは世間的に好感度が低いのに、クラウドファウンディングで高額が集まるのは、信用と人気があるからです。
好感度と信用、認知と人気はそれぞれ全く別物です。
信用の勝ち取り方
これからの時代はお金を稼ぐのではなく、信用を稼がないといけません。
まずは嘘をつかない。
嘘をつかないという事は、自分の意思を明確に表明するという事です。
自分の意思を明確に表明できる環境を作っておく必要があります。感情は環境に支配されるからです。
自分の意思を発信していると、次第に人は集まってきます。
それはSNSかもしれないし、オンラインサロンかもしれない。
その状況が意見しやすい環境となります。言いやすい環境だから表明できて、表明するから更に人が集まる。
それが次の時代の信用となるのです。
問題は何を言ったかではなく誰が言ったかになります。
叩かれるかもって思うと怖いけど、1人の敵が生まれる間に10人の味方が生まれるので頑張りましょう!
入り口でお金を取るな
他にも信用の勝ち取り方があります。
商売の場合、最初に明らかに元を取れない金額で売ったとします。
現代ではインターネットにより全てのものがガラス張りになり、お客様の値段感覚は極めて正確になっています。
お客様は「その値段で何を得ることが出来るか?」を知っています。
本来経験できない値段で売ると全員がわかるのです。ここで信用が発生します。
多少の赤字くらい、あとでいくらでも取り返せます。
目先の収益にとらわれず、人に感謝される。そちらを選んだ方がいいのです。
なるほどねー。
どのように数字を配置すれば、自分の数字をさらに増やすことが出来るか?
今あるマネタイズのポイントは、自分の目的に対して最適化されているか?
ここが重要です。
非常に多くの事例でこれからの社会の解説をしてくださってます。
本当に読み応えのある本です。是非読んでみてください。
インターネットによる無料化
TwitterにYouTube、YahooニュースにLINE。
インターネットによる物理的制約の破壊は、様々な物を無料にしてしまいました。
西野さんは無料を批判する人間に未来は無いと仰ってます。
価値がない物(ゴミ)を無料公開しても、お金は発生しません。
価値ある物(無料では無い物)を無料公開にするから、ファンが生まれ、巡り巡ってお金が落ちているのです。
Googleにしてもテレビにしても、一見無料ですが、マネタイズのポイントを後ろにずらしているだけなのです。
よくあるスーパーの試食。あれもフリーミアム(無料)戦略です。
タダで試食を配っても、10人中1人が買ってくれたら十分元が取れるという商売です。
それがインターネットと掛け合わさり、爆発的な効果を呼ぶ事が出来る様になりました。
スーパーの試食にはコストがかかります。
しかしインターネットのデータは違います。何万個提供しようがほぼコストは変わりません。
だからこそ無料化の爆発がやってきたのです。
こういう時代の変化を依然のままで思考すると沈没してしまいます。
さて、それにより問題になるのが、「無料化は実力の可視化」になるという事です。
実力が露呈して、売上が上がる人間と落ちる人間の2種類が存在するようになるのです。
これまで以上に格差が生まれます。
死ぬ気で努力しているクリエイターが生き残るのです。
だからこそ「好きなこと」が必要になるんだと思います。インターネットで世界中のクリエイターと戦わなくてななりません。
やばい、クオリティーめちゃ低いわ。
結論、やるしかない。
何があろうと、自分に時間を使うしかない。
一番の広告は「作品のクオリティー」を上げることだ。
信用を貯めることが力を持つ時代。
著作権についても同じことが言えます。権利を開放し出来るだけ多くの人に無料で使ってもらう。
この辺についてはこの動画でも喋っています。めっちゃおもろい。
そのことで多くの人の生活をバックアップして「ありがとう」という信用を稼いだ方が良い。
1億人に使ったもらったという事実が自分の信用力になる。
間も無く貯金の時代は終わります。信用を貯める時代がやってきます。いえ、もう来てます!
「革命のファンファーレ」を読んでやってみた
信用時代の宣伝は口コミが最強
信用って一概には言えないけど、フォロワーの数って結構如実に表れません?
個人が発信出来るようになり、企業のPRより友人のオススメの方に影響力がある時代です。
現代の最強の宣伝力は、信用力なのです。つまり、口コミです。
僕も最近急にTwitterを呟き出しました。
このブログのInstagramも始めました。
利益を求めて宣伝するのではなく、役に立つ情報を発信して信用が欲しいなあと思い始めたのです。うへへ。
2020年2月7日現在、フォロワー数1134人、フォロー数183人。
これを5,000人までフォロワーさんを増やせるかやってみたいです。
今まで1週間に1回とかだったツイートも出来るだけ毎日したいなあ。
あ、出来るだけとかあかんわ。やらな。
西野さんは書いています。
努力が足りていない努力は努力でないし、正しいのか疑うような事や、時代にそぐわない努力もまた努力ではない。
行動するのに勇気は必要ない。
一歩踏み出すのに必要なのはポジティブシンキングではなく、ロジカルシンキング。
情報は行動する人間に集まり、更なる行動を生み、また情報が集まってくる。
勇気のせいではない。行動出来てないのは情報収集をサボっているから。圧倒的努力に尽きる。
実際に西野さんはえげつない努力をされてます。
西野さんのオンラインサロンに入っているのですが、毎日有意義な記事の投稿をバンバンされてます。
すげえ…!
次の時代に備えて頑張りましょう!
著書名 革命のファンファーレ 現代のお金と広告
著者 西野 亮廣
出版社 幻冬舎