ひろゆき式「働き方完全無双」はこれからの攻め方と守り方を教えてくれる
働き方完全無双は裏技ではなくコツコツだった
ひろゆきさんがこれからの働き方、しかも無双モードを教えてくれるってばよ。
まずは日本の状況を把握しましょう。不況は次の3つの原因からだそうです。
- インターネットで情報流通のコストが無料になった
- コンテナの発明で輸送費用がグンと安くなった
- ゲーム理論的に正直に商売した方がトクになった
ゲーム理論とは、互いに影響し合う意思決定を扱う理論です。
それぞれの目的にとって互いの意思決定が影響がチェスや将棋などで典型的に見られるので「ゲーム」と名付けられました。
それはさておき。商品を5000個作ろうとするとします。その場合先ほどの3点を当てはめると、
ネットで「一番安く作ってくれる企業」にメールで注文して、クレジットカード決済をする。
依頼された企業は「世界で一番人件費の安い国」に作らせ、「コンテナを使って」低コストで指定の場所に届ける。
安くて適当なモノづくりをしてしまうと、次の仕事が来なくなるので、ちゃんとした品質で作る。
この結果、中国やメキシコなど安い人件費の国に、製造業のほとんどを持っていかれました。
以前はメイド・イン・チャイナは「安かろう悪かろう」だったのですが、今はかなりの精度で安くて良いモノづくりが実現するようになりました。
すると日本のように人件費が高い国で作ったものでは競争で勝てなくなります。
先進国の製造業は不況になり、景気が悪くなり、さらに安いものが売れるようになり、ますます海外で安い商品が作られる。
と、まさに日本にとってはデススパイラルです。
もちろん他の業界でも同じことです。先進国では「競争に勝てる人」と「負ける人」の二極化が進み、その差はどんどん開きます。
ひろゆきさんは「そこから抜け出せる別の生き方」を教えてくれるのです。
仕事に必要なのは「スキル」ですが、スキルは勉強すれば誰でも身に付きます。
そもそも、スキルは情報共有によりコモディティ化するものです。
ましてや現代はAIの技術の成長により、ますますスキルの価値が下がり、これからの時代はプラスアルファが求められるのです。
実は、世の中の成功は結構「たまたま」です。
たまたま長く続けていたから、たまたま地政学的にそこにいたから、色々手を出していたらそのうちの1つがたまたま当たった。
個人の能力のおかげというのは、後付けで結構怪しいみたい。
自分のスキルと能力を信じて今まで通りの頑張り方では、なかなか脱出出来ません。
これからは「働き方」をアップデートさせる方が近道です。
働くときに考えるべきは個人の「攻め方」と「守り方」です。
そこにもう一つ「企業の論理」を加えます。そして最後に身を置くべき「環境」について述べられてます。
ここでは「攻め方」について掘り下げます。
それ以外の項目については是非本で読んでくださいね。
個人の「攻め方」無双
新しい事にはとりあえず首を突っ込め!
10年前にYouTuberを見ても、大金が稼げるなんて誰も思わないでしょう。
西野さんにしてもヒカキンさんにしても、何か新しい事を始める人は皆「この人は何をやってるのだろう?」と周りには思われます。
でも気付いたらなぜか上手くいっている。そんな事が意外と多くあります。
すると、「何か常にやっておく」という姿勢が得をするわけです。
何か新しいサービスの上にいる人は、そこに「たまたま」いるというだけで突然ゲタを履ける時期がやってきます。
会社も同じです。入った会社がたまたま成長して、「そこにいた」というだけで転職の時には得になります。
重要なのは本人の能力ではなく、「たまたま早くからそこにいた」という事実です。
だから何か新しい事が流行し始めた時や、最先端の人が使っているツールは、とりあえず早めに手を出しておきましょう。
無料ツールはやらなきゃ損です。リスクもなく、何かがワンチャン跳ねる可能性もあります。
無料で始められるのは、とにかく早い方がいいです。
そうなると、「自分の時間」が必要になります。本業に時間を取られて、家に帰ってもストレス発散だけで長時間過ごすと、新しい事を始める事が出来ません。
時短スキルや楽する思考法は、意地でも身に付けておきましょう。
それに一つの会社に人生を預ける事の出来る時代ではないので、実社会では素早い結果を求めながら、個人ではアタマを切り替えて、「新しいツール」や「モノづくり」をコツコツやっておく。
それが無双状態の1つ目の条件です。
会社を一個作っておこう
ひろゆきさんは「会社を一個持っておく事」を強くすすめてらっしゃいます。
同じ事は「黄金の羽」でも書いてましたね。
会社を持っておくと何でも経費にする事ができます。外食も、車も、自分の趣味を会社の事業に関連づければ、大体のものは経費になります。
本業作家でなくても、ブログを書いて広告を貼っておけば著述家は成立します。YouTuberでも10円でも収入があれば、職業は映像作家になります。
「新しいこと」に首を突っ込むわけですから、その日の為にも個人で会社を一個持つことはいいですよね。
他にも、ヤフオクで売ったお金を自分の会社の売上に付けて、赤字会社にして仕舞えば税金を払う必要もありません。
色々メリットもあるので、気軽な感覚で作るのもアリです。
ちょっと会社作ってくる!
「イヤなこと」をルール化
日々の仕事にはどうしても避けられない「イヤなこと」があります。
僕は書類仕事がかなり嫌いです。後回しにしてはせっつかれます。
そんな時はルール化がいいのですよね。ゆるーいルールを作りましょう。
「マンガ1冊読んでから書類1枚」みたいな。
人間は何かをやり始めるのは苦手ですが、一度始めると継続するようになってます。なんとなく2枚3枚とやるでしょう。
てっとり早く「レア」になる
サラリーマンでもアルバイトでもあろうと、今働いている仕事が好きなら全然続けても構わないですが、「こんな状態ならやめとけ」というのがあります。
それは「100万円の貯金が出来ているかどうか」です。
仕事を選ぶ上で年収はそこまで気にする尺度では無いと、ひろゆきさんは仰ってます。
なぜなら年収1000万でもカツカツで暮らしている人より、年収500万で毎年100万の貯金が出来ている人の方が、生きる上で絶対有利だからです。
人間に大抵の能力は、ある程度の年齢を超えると衰えていきます。
30代でバリバリ働いている世代が能力としてはピークであることがほとんどでしょう。
35歳を超えると転職が難しくなるのも、この能力の問題が関係していると思います。
しかし、今の時代ずっと同じ会社で働き続けて出世していくことは、どんどんレアケースになっていきます。
やはり辞める時が来ることを前提で考えておかなくてはなりません。
貯金できる能力があると、「イヤだったらいつでも辞めてやる」という強いマインドで働くことができます。
そして貯金は年収が問題ではありません。
年収がある程度あっても貯金できない人には2つの理由があります。
一つは「ストレス発散にお金を使っている」こと。
もう一つは「全てのジャンルにおいて生活レベルを上げてしまっている」ということです。
ほんまどっちも当てはまってるやん…。
いくら年収が高くても常にストレスフルな状態でストレス発散にお金を使ってしたら本末転倒です。
健康にも影響しますので、一度今のストレスレベルを基準にして仕事を選び直してみましょう。
生活レベルについては、例えば優秀な経営者にどんぶり勘定の人はいません。
一見年収の高そうな経営者でも、いざ仕事においては1円でもコストを下げる努力を欠かしていないですから、もちろんプライベートでもそうです。
収入が上がったからと家賃の高いところに住み、食器も高いのにレベルアップしたりしてしまう人は、「自分には意味がない」と思う部分には、主体的にお金を使わないようにしましょう。
それを意識するだけで「貯金ができる体質」に変わります。
「能力の衰え」で言うと、「体力のある人」は社会で成功する確率が上がります。
ここぞ言うときにあと一歩頑張っていける人は、「能力」よりも「体力」の問題であると思います。
どんなに頭の良い人が相手でも、相手が寝不足で疲れてたり徹夜に持ち込んでやれば、容易に勝つことができます。
また有名な社長とかは、マラソンとかトライアスロンをやってる人が多いですが、やっぱり自分を追い込むM気質の人は優秀になります。
辛いことも続けていると快感に変わります。その思考を体が覚えていると強いです。
「働き方完全無双」を読んでやってみた
「守る」もやってみた
睡眠がまずは大切
「攻め」はわかってきました。重要なのは「スピード」と「手数」ですよね。
それにやっぱり「体が資本」です。
ひろゆきさんは「まずは何より睡眠」と言ってます。
「布団に入るとすぐ寝る」のは睡眠の質が悪い証拠らしいのですが、実際僕はほぼ瞬間で寝てしまうので、寝つきに困るということはありません。
問題は質の上げ方です。睡眠は時間ではなく深さが大切なんです。
仕事が終わって家に着くのが大体10時から11時なんですが、そこから夕食を食べてしまうんですよね…。
これは非常に睡眠の質を下げる行為です。
でもどうしても何かお腹に入れないと空腹がきついので、ナッツをちょっと食べることにしました。
これが不思議でちょっと食べると空腹が落ち着くんですよね。
それでとっとと寝て、朝ご飯をガッツリ食べてます。
この食生活がトータルで見て健康にいいのかどうかはまだわかりませんので、色々これからも睡眠と食事については調べようと思います。
食事について
この本では食事に関しては血糖値と絶食について書かれてます。
血糖値が下がると人はお腹が空き、炭水化物を摂りたくなります。しかし太って得する事はなんにも無いので、果物やチョコで血糖値を維持するのをススメてらっしゃいます。
バナナ、トマト、ブルーベリーなど切ったらそのまま食べられる果物と野菜はおすすめです。
チョコは糖分以外にポリフェノールも摂取出来ます。
細胞はテロメアというタンパク質が無くなると、分裂が出来なくなって死滅します。
それを修復するのにポリフェノールが効果的だと言われています。
お腹が特に空いてなくても、習慣的に1日3食とってませんか?
僕はまさにその典型です。3食とらないと不安になるレベル。重症やわ。
たまに絶食するのは、内臓を休める意味でも良いそうです。
この本では他にも経営者目線での話や、日本の生き残り方なども書かれています。
個人でもみんなと違うことをやらないとドンドン落ちていく時代になりましたが、国も同じです。
観光立国を目指すなら、世界と同じものをウリにしても誰も来ません。
万人に役立つ内容でしたので、是非読んで見てくださいね。
著書名 働き方 完全無双
著者 ひろゆき
出版社 大和書房