さおだけ屋はなぜ潰れないのか?

世の中の不思議な商売を解説!「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」

世の中を知るために会計を身近なものにしよう

僕は販売の仕事をしてるんで、会計はまだ馴染みがあるんですが、他の仕事ってどうなんでしょう?

もちろん総務とか経理で働いてたらバリバリですよね。

逆に学生だと全然縁がないかもしれません。

 

でもやっぱり会計って聞くと「来たな」と身構えてしまいます。

そんな会計を身近な疑問から教えてくれる本がこちら。著者山田 真哉さんです。

 

調べてみると2016年で164万部を売り上げてる大ベストセラー本でした。

この本の一番のポイントは「連結経営で考えると商売は上手くいく」です。

 

さて、表題にもある「さおだけ屋」。知らない人も多いのではないでしょうか?

実際走ってるところは見た事ないのですが、多分軽トラとかにさおだけ(物干し竿)を積んで、街を移動販売してるんだと思います。

 

焼き芋屋なイメージね。焼き芋屋は何回も利用した事あるけど、さおだけ屋は遠くで「さおーだけー」という車からのマイクアナウンスを聞いたぐらい。

確かに物干し竿は長くて運びにくいから訪問販売には適してるかも。伸び縮みするから関係ないか。

でも売れる?一人の人間が一生で買う本数って何本?

そんな「利益ってどうやって出してるの?」という疑問に答えてくれます。

 

企業は生き残るのが大前提

世の中の企業は潰れずに継続する事を目的の一つとしています。みんな職は失いたくないです。

企業活動をする上では利益を上げることが存続の第一歩です。

 

さおだけ屋で考える場合、さおだけは売れないのに車を走らせる為のガソリン代や人件費はどんどん発生してるはず。

焼き芋屋ならお芋を大量に安く仕入れて、それを販売し利益は出てるんやろうなと想像は出来ます。

利益」は「売上ー費用」で算出します。利益を増やして継続する為には、売上を増やすか費用を減らすかしか方法がありません。

 

そう考えるとさおだけ屋は

売上が費用に対してめちゃ高い、もしくは費用が売上に対してめちゃ低い

のどちらかになります。

 

いくつか要因がありますが、ひとつとして考えられるのは店舗がある場合です。

金物屋として店舗があり、配達の時にどうせならついでに売ってしまおうパターンです。

これだと配達のついでなので人件費はかかりません。ガソリン代なども増えたりもしません。

副業の「さおだけ屋」として見た場合、諸経費は限りなくゼロなのです。

 

売っているさおだけも、元々店で売っていた物なら追加の仕入れもなさそうです。

副業なので売れなくても「ま、いっか」程度。売れたらラッキー。

売りながら走ってたらお店の宣伝にもなるかもしれません。こりゃいいぞと全国の金物屋に広がったのではないかと書かれています。

 

なるほどねー。本業に絡めた副業だと経費も掛からないし、いいですよね。

「利益を出すにはどうすればいいか」という商売の基本を勉強できました。

 

連結経営についても学んでみた

商売の原則は等価交換

一見別の商売形態に見えるが、それを繋げて経営しているという考え方は、会計で言うならば「連結経営」であります。

本に書いてある例で申しますと。

 

ある住宅街の片隅にフランス料理屋がありました。一見お店なのかもわからない外観。

近付いてメニューを見ると「ああ、フランス料理店だったのね」とわかるレベル。しかもそのメニューの値段が高い。

デートで使えそうなエリアにあるならまだわかりますが。

こんなところでこの値段で誰か来るのかと心配になるレベル。でももうそのお店は何年も営業しているそう。

 

どうしてこのお店も潰れず営業できているのか?不思議に思いますよね。

ただでさえ飲食店は閉店率が高い商売です。

 

商売の原則は等価交換です。

自分が支払うお金に見合う商品を見極めて、私たちはお金を払っています。

100均で買ったものがすぐ壊れても大抵の人は「まあ、100円やしな」と気にもしないですよね。

この「同じくらいの価値があるものを同士を交換する」という当たり前の原則を無視すると商売は上手くいきません。

いくら売り手がその商品に価値を認めていても、買い手が価値がわからないと売れないのです。

 

そう考えると、高級フランス料理店も、値段に見合うかどうかの判断がされます。

値段が高い分、夜景が綺麗とか、有名な料理があるとか、付加価値も求められます。

 

そしてそういうお店は都心にあるし、都心に行くという行為自体もイベントとしての価値があります。

それゆえ、ベットタウンの高級フランス料理店は、商売の原則から外れていると言わざるを得ません。

なぜ何年も営業できているのでしょうか?

 

山田さんは真相を確かめる為、その高級フランス料理屋に行かれました!さすが会計士の鏡!

店内はとても綺麗で、これは維持費も大変だ…とますます心配になる。

もしかして趣味でやってるのか?と思い始めた頃に主婦2人組のお客さんが来られます。

ソムリエととても仲良く話されてて、常連かな?と思いつつトイレへ行かれたその時。

謎は解けます。

 

相乗効果のある副業の考え方

トイレの壁に答えが貼ってあったのです。

大人気!締め切り間近!

シェフが教えるフランス料理教室

ソムリエが教えるワイン教室。13期生募集中。

 

これか!どちらも月謝は1万円。それぞれ定員は10名。

それぞれ2教室あるので単純計算10人×4教室×1万円で月額40万円になります。

そこに入会金やらも入ったとなると十分商売も成り立ちます。

 

しかも教室のターゲットは昼間の主婦がメインなので、ランチとディナーの間に開催することが出来ます。

設備も揃っているし、講師もお店の人間。

生徒もお店のファンになってくれますし、口コミも期待できます。さっきの主婦2人組もその絡みでしょう。

そうなると近所の人がメイン客になるので住宅地でも全然OK。

さらにさらに、高級というのも箔が付いて効果バツグンです。安いお店に習うよりみんな嬉しい。

 

結論を考えます。

フランス料理店と副業の料理教室。一見別の業態ですが、これを繋げて考えているからこのお店は継続できているのです。

本業だけでなく別のところできちんと儲けていれば商売は成り立つというわけです。

 

逆に教室が好調で本業を辞めてしまうと、教室だけだとまた潰れてしまうでしょう。

「高級フランス料理店のシェフが教える」というところにお金を払う価値があるからです。

 

ここで学べるのは、

本業と副業はバラバラになってはいけない。お互いを繋げて考えろ

ということなんです。それぞれリンクすることで相乗効果が生まれるのね。

フランス料理だけじゃ厳しいから昼間はラーメンをやろう!とか昼間は英会話教室にしよう!とかでは両方ダメになるのです。

 

この本では他にも様々な例を出して会計を学ばせてくれます。

是非本で読んで勉強してくださいね。

 

「さおだけ屋はなぜ潰れないのか」を読んでやってみた

週末起業も連結で考えよう

藤井孝一さんが提案した「週末起業」をご存知でしょうか?

会社を辞めずに週末を使って起業しようというもので、副業のハシリともいえる内容です。

ここでも連結経営で考えられています。

 

自分の知識や趣味など、もともと自分にあったスキルという関連した強みでいろんな事をやりましょうって内容でした。

仲間も増えていくし、好きな事なので休みを潰して活動しても苦になりません。

これが儲かるからという理由だけだと、必ず儲からない時が来るのでストレスしか生み出さないのです。

 

うーん、自分の好きな事か。

強みを探してみました。

まずは、レトロゲームが大好きでした。実家には昔のゲームがファミコンからXbox初代まで数千本というゲームがあります。

「ゲームの企画書」名作ゲームからクリエイティブの秘密を探ろう!

 

大学生の時はサイトも作って結構人気だったのですが、今の本業と結び…つくか?

eコマースだからこそ究極の対面販売を目指す!「あのお店はなぜ消耗戦を抜け出せたのか」

 

他には、弓道をやってました。学生の時は関西で7位にまでなったんですよ!

これと他の趣味も合わせて…何ができる…?

ムズ!難しいです。

 

他にはゴスロリ原宿系ファッションとか、和風とか、少林寺拳法とか、iPadとか、インストアマーチャンダイジングとか得意です。

これでどうしろというのか。強みとは一体。

3つの強みを合わせると独自のウリになるそうです。

ゴスロリ風和のテイスト読書ブログ。

オリラジあっちゃんに学ぶ「労働2.0」の働き方

 

みなさんも是非自分の強みを書き出して、組み合わせて考えてみて下さい。

多分なんじゃこりゃってのが完成しますが、100人中2、3人に刺さるともうそれでいいみたいですよ!

 

この本読んで作り込んでくださいね!

 

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著書名 さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学

著者 山田 真哉

出版社 光文社