「インプット大全」脳科学を使った勉強法でどんどんインプット精度が上がります
勉強のやり方を勉強しよう
この本を読むと得られるもの
- インプットを理解すると精度が高まります
- 勉強のノウハウが掴めます
- 脳を活性化させる方法が分かります
この一週間、ネットでみたニュース、情報は何がありました?
1分間で思い出せるだけ書き出してみて下さい。
いくつでした?僕は何も出てこなくてしばらく空を見てました。
大体平均で3.9個らしいです。
みんな一週間で何百という情報に触れていると思います。
つまり99%の情報は忘れていることにかります。
インプットの質を高めようと思ったら、精度を高めないといけません。
つまり、自分にとって「本当に必要な情報、知識」に狙いを定めてピンポイントで集めることです。
そうすると時間を短縮出来て、アウトプットも効率よく行えます。
そもそも必要のない情報は「見ない」「接触しない」、つまり「情報を捨てる」努力が必要なのです。
これがめっちゃ大変なんですよね。見てしまう…。
しかし心配無用。アウトプット大王である樺沢紫苑先生がインプットの精度を極限まで高める方法を教えてくれます。
この本では、
- インプットの基本法則
- 科学的に記憶に残る本の読み方
- 学びの理解が深まる話の聞き方
- すべてを自己成長に変えるものの見方
- 最短で最大効率のインターネット活用術
- あらゆる能力を引き出す最強の学び方
- インプット力を飛躍させる方法
の項目でインプット術を解説して下さいます。
もちろんインプットはアウトプットの為のものです。
樺沢先生のもうひとつの本「アウトプット大全」も一緒に合わせて読んでくださいね。
リンクは下の方にあります。
インプットのコツをまとめます
インプットの定義とは「読む、聞く、見る」であると言えます。
でも、50分の授業を聞いて、その内容をまったく覚えてなければ、それは偽物のインプットです。
つまり「見る、聞く、見ることによって、記憶にとどめること」がインプットの本当の定義です。
英語の勉強を始める時に「将来の役に立つから」みたいな目的だと何も残らないインプットになってしまいます。
インプットする時は必ず「方向性」と「ゴール」を設定しましょう。
車のカーナビもきっちりゴールを決めないとどっちに行けばいいのかすらわかりませんよね。
これするだけでも飛躍的に精度がアップするんですって。
英語なら「留学する」から「TOEICで450点」を「今年の4月」までと具体的な目標と期限を決めます。
そうすると、どんなテキストが必要で、1日何時間勉強するべきかがわかります。
インプットは必ず「目標設定」とペアで行います。
そしてインプットはアウトプットと表裏一体です。
聞くと話す、聞くと書く、みたいな感じ。
どちらかだけに集中しているせずに、2つ以上の同時処理を意識しましょう。
実験でも「後で他の人に教えてもらいますね」と言って暗記してもらった方が、言われなかったグループよりも点数が高くてなったそうです。
アウトプット前提で覚えた方が脳は活性化し、学びが効果的になるんです。
これは、アウトプットが心理的プレッシャーとなり緊張状態に陥ると、脳内物質のノルアドレナリンが分泌されるからです。
ノルアドレナリンが分泌されると、集中力が高まり、記憶力、思考力、判断力が高まります。
樺沢先生の勉強会では美術展にも行くそうです。
各自見終わったあと食事会で感想を聞くと、みんな何分でも話すとそうです。
それは「あとで発表するから、何か発見しないと」という軽いプレッシャーの中で鑑賞しているからです。
樺沢先生の勉強会行きたい…!
カクテル・パーティー効果がすごい
あなたが興味あるもの3つはなんですか?
と、聞かれて10秒以内に答えれたら、興味のアンテナが既に立ってて、上手なインプットが出来ている人です。素晴らしい。
僕は答えれるかなー。ちょっと詰まるな。
樺沢先生の興味は、「精神医学」「心理学」「脳科学」の3つです。
だから芸能人のニュースや経済ニュースには全く目が行かないのに、気になる3つのニュースには即反応するそうです。
それは興味のアンテナが立ってるからです。
パーティー会場のような賑やかな場所でも、自分の名前や自分の興味のあるキーワードが出てくると自然と聞き取る事が出来る減少を「カクテル・パーティー効果」といいます。
なぜ雑音が多くある中でも聞き取る事ができるのでしょう?
それは「選択的注意」というフィルターが脳の中にあるからなんです。
脳は流れてくる膨大な情報の中から、自動的に短期記憶、長期記憶に残そうとする情報をフィルターにかけます。
自分の「興味、関心のアンテナ」を立てるだけで、「選択的注意」が発動します。
脳めっちゃ有能!
では、どうすればアンテナって立つのでしょうか?
まずは、興味あるキーワードを書き出したり、イメージ写真を並べたりして一覧にし、時々眺めるようにします。
キーワードの視覚化です。
次に、インプットで何を学びたいのか目標を決めると、それに関する情報が優先的に入ってきて、目標が達成出来るようになります。
また「質問」はアンテナを立てる最も簡単な方法です。
「どうすれば〇〇が出来るようになるだろう?」と自分に質問して下さい。
「△△が必要だな」と答えたとします。
すると△△が上達する方法のアンテナが立ちます。
脳は「質問」されると、その「答え」を自動的に探そうとするのです。
感情のインプット
3週間前のご飯って覚えてますか?
普通なかなか覚えていないですよね。
では、去年のクリスマスって何を食べたか覚えていますか?
これは結構覚えてる人も多いと思います。
なぜ近い記憶を忘れているのに、ずっと前の記憶は残っているのでしよう?
それは、感情が刺激されるような、喜怒哀楽が伴う記憶は、アウトプットしなくても、復習しなくても、圧倒的に記憶に残るのです。
教科書は覚えてなくても、面白かったマンガは覚えています。
怒りのアドレナリン、不安のノルアドレナリン、楽しいドーパミン、感謝のエンドルフィン、藍のオキシトシン。
これらの脳内物質には記憶を増強する効果があるんです。
と、いうことは感情を絡めて記憶に残したらいいというわけね!
- ストーリーを活用する(漫画化、小説化されたビジネス書を読む)
- ワクワクすることを勉強する
- 本を買ったら興味が消えないうちに読む
- 「わからない!」と思った瞬間に調べる
- 人前で緊張しながら講演する
などなど、好奇心のままに新しいことにチャレンジすると、メキメキ入ってきます。
まずは本を読もう!
読書は学びの第一歩
何かを勉強するのは素晴らしいけど、いきなり学校とか行っても、お金と時間の無駄になりがちです。
まずは本を何冊か読んで基本を学び、その中で方向性が見えてきたら、お金を出して深く学ぶのはアリです。
ポジショントークじゃないし!
学びには、ステップがあります。
このステップを順番に上がっていくとインプットの効率は良く、いきなり高度な学びにいくとインプット効率は悪くなります。
簡単な英単語も知らないで、英会話教室に行っても時間だけが過ぎてしまいます。
学びのステップは、
本→動画や音声(インタラクティブ)→講演やセミナー→直接学ぶ(1対1)
ここまできたら次は「教える」になります。
勉強会で会ったり、動画をアップしましょう。
読書はアウトプットしないと意味がありません。
最初は次から次へと読むのではなく、1冊読んだらしっかり1冊アウトプットします。
アウトプットは感想を書いたり、人に話したり、書いてある内容を実践したりしましょう!
「インプット大全」を読んでやってみた
もうちょっと効率的にできたら楽なのに
実践してみた3つのこと
- コミュニティに参加してみた
- 寝る前のゴールデンタイム
- 休憩の運動
先日あっちゃんの本を読んで、学びの楽しさがどういうものかわかりました。
学ぶって楽しい!
この本で学びのコツもわかってきたので、さらにパワーアップするべく実践してみました。
コミュニティに参加してみた
最近色々とコミュニティに参加してみました。
今は、キンコン西野さんの「エンタメ研究所」と、マナブさんの「マナブ村」と、大川さんの「TranSe Salon」です。
以前はマコなり社長とamity_senseiのサロンにも入ってました。
これってでもオンラインばっかりなんですよね。
オフラインにも参加したいんですが、奈良の田舎には何もありません。ほんとにありません。
もう自分が主催したらいいんやな。
寝る前のゴールデンタイム
インプットに一番適した時間は午前中です。
そう言うから以前は頑張って5時に起きてたのですが、最近は6時くらいになってしまいました…。
午前中以外だと、「寝る15分前」がゴールデンタイムだそうです。
人は睡眠中に記憶を整理します。なのでインプットした後に、何もせずに寝ると記憶として定着しやすいのです。
夜の作業終わったら、動画見ながら寝てたわ…。
これはもったいないんだそうです。
そうか…。癒しの時間も考えものやな…。しゃあない。
この時間に覚えにくいことをインプットすればいいんですね。
休憩の運動
作業の気分転換の休憩には何をしてますか?
僕はスマホでSNSとか見てしまいます。
これ最悪なんですって…。
一番良いのは10分間の運動です。
「疲れたのに運動?さらに疲れそう」
いえ、屋外を散歩で十分です。屋外に出れない環境なら階段の上り下りです。
僕も作業の合間にはゴロゴロしてたのですが、筋トレとか散歩を取り入れてみました。
シドニー大学の研究では、じっと座っていると1時間ごとに寿命が22分縮むんだそうです。
また、座っている時間が長い人ほど、内側側頭葉が薄くなるという研究結果もあります。
薄くなると、認知機能が低下してアルツハイマーなどの発症率にも関わるそうです。
逆に立つことで前頭葉が活性化し、集中力が高まるという結果もあります。
デスクワークな仕事なら、休憩時間は立った方がいいみたいです。
いかがですか?さすが樺沢先生です。
他にもすごい情報が目白押しです。
是非本で読んでみて下さいね。
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この本とペアで読んでくださいね。
著書名 インプット大全
著者 樺沢紫苑
出版社 サンクチュアリ出版