東大生を育てる親は家で何をしているのか?

 

「東大生を育てる親は家の中で何をしているのか?」子供よりも先に親が勉強しよう

子供のモチベーションを引き出そう

この本を読むと得られるもの

伸びる子供はどんな家庭環境で育てられたのかわかります。

出来る子供には出来る親がいます。出来る親はどのようにしているのかわかります。

 

著者の富永さんが経営している進学塾「VAMIS」は合格する塾として有名です。

実績だけなら、他にも同じような進学塾はあるでんしょうが、富永さんとこはある特徴が凄いと話題なんです。

 

それは「入塾テストを行わない」ということです。

そんな進学塾ってすごくない?!

 

学力も、育ってきた環境も違う子供たちが集まります。

その中で、「伸びやすい子」「結果が出やすい子」の特徴が明らかになったんですって。

それを取り入れたらどの子供も「伸びしろ」が出来るそう。

俺もやって欲しかった!といってももう遅いので、どうやったらそんな家庭を築けるのか勉強します。

 

この本では、

子供の自信を育てる4つの習慣

子供の自立を助ける6つの習慣

子供の可能性を伸ばす6つの習慣

子供に継続力をつけさせる4つの習慣

子供の集中力を高める5つの習慣

子供をうまく叱る4つの習慣

子供の成績を伸ばす5つの習慣

の項目で書かれています。

 

ここでは、「子どもの可能性を伸ばす6つの習慣」について要約します。

非常にたくさんの事例が記載されています。是非とも本で確認してくださいね。

子どもの可能性を伸ばすのは親の行動

どんな言葉を掛ける?

子供は感情の起伏が激しいものです。

ちょっとした事で大喜びしたり、大人では理解出来ないところで落ち込んでたりします。

 

ただ、伸びる子は喜怒哀楽の感情をいつまでも引きずらない傾向があるそうです。

逆に感情のコントロールが上手くないと、学力も安定しません。

 

では、感情の切り替えが出来る子って何が違うのでしょう?

ひとつの要素として、親の声掛けの上手さが影響しているのは間違いありません。

 

三者面談で模試の結果が悪かった報告をした時がありました。

子供はガックリとして泣きそうな勢い。

 

しかしその時、母親がこう言いました。

「このタイミングで最悪を経験して良かったじゃない!」

 

その瞬間、富永さんも子供の感情が3段階ぐらい回復したのがわかったそうです。

実際、この後その子供はメキメキと成績は回復していったのです。

 

「どうするつもりなの?」「このままじゃ絶対合格なんて出来ない」などネガティブな発言をする親も多いです。

これでは感情の回復は望めません。

ほとんどがこのタイプじゃないかな。

 

逆に、模試の成績が良かった時も大切です。

伸びる子供の親は、子供が喜んだ後「これは模試だ」と気を引き締める言葉を掛けます。

 

このように伸びる子供の親は、子供の感情を切り替える言葉を持っています。

しかし、言葉は「その子供にとっての魔法」であり、万人に効くものではありません。

 

逆に危機感を煽ると奮起する子供もいるし、頭を撫でるなどのアクションに反応する子供もいます。

ここは親のトライ&エラーであると言えます。

まずは親が頭が良くならないといけないですね。

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どうやって褒める?

子供が喜んだり楽しそうにしている時、親は嬉しいから一緒に喜ぶ人が多いです。

しかし、はしゃぎ過ぎは注意です。

 

ずっと頑張ってきたのに頭打ちになる、もしくはそこを頂点に下降してしまうそうです。

え?そのまま頑張ること出来ないの?

その原因はどこにあるのでしょう?

 

これは親の褒めすぎです。

必要以上にご褒美をあげたりして、満足感を満たしてしまうのです。

 

ずっと超えられなかった80点の壁を越えて、85点をとった時に、どんな褒め方をするのか?

たいてい思い切り褒めてしまうパターンが多いです。

 

しかし伸びる子供の親はこう言いました。

「よく頑張ったね!さあ、これで90点を目指す準備が出来たじゃない!」

伸びたことはしっかり褒めて、かつ100%の満足は与えない。

その子はこの後90点を取れるようになったそうです。

 

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もちろん小さな成功をたくさん褒めるのを否定するわけではありません。大事なことです。

ただし、「東大」という高い目標に向かうにはハングリー精神が必要不可欠です。

これは間違いありません。

 

大事なのは、たとえ大いに褒める瞬間があったとしても、それはゴールではないと子供に感じさせること。

東大の合格発表の会場で、合格した親にインタビューしても大喜びしている親はほとんどいません。

 

むしろこれからの頑張りを期待する趣旨を、引き締まった顔で答えています。

それは東大生を育てることが出来る親の特技のようなものだと言えます。

 

なるほどなあ。僕だとびっくりしてはしゃいでるやろうな…。

褒め方大切ですね。

ピンチと戦える子供になるには?

何かピンチな状況におちいった時。

富永さんが見てると逃げ出す子供は6〜7割。ピンチだと気付かないのが1割。

残りの2〜3割がピンチと戦える子供なんだそうです。

東大に入る子供は、間違いなくこのタイプです。

 

テストが近づいてきた、発表会に間に合わない、試合に負けそう。

子供にとってのピンチとは、今の実力以上の環境や課題と戦わないといけない状況を意味します。

 

逃げる子供は、「自分には無理だ」と半分諦めているので、本気で戦おうとしません。

 

実力が足りない上に、本気にもなれないので、結果は失敗に終わります。

それでもこのタイプは「自分では当たり前」と考え、負けグセがついてしまいます。

子供が伸びない原因の9割がこの「負けグセ」です。

 

どうやってピンチに立ち向かえる子供になるのでしょう?

東大生に聞くと誰もが厳しい環境に放り込まれた経験があります。

しかし、自分は辞めたくても、親が辞めさせてくれなかった、と誰もが口にします。

親があえてピンチを与えていたのです。

 

ピンチと言っても、九死に一生スペシャルではありません。

与えるピンチは自分の実力よりちょっと上のレベルです。

 

小学生だと、東京から大阪までひとりで行ってくる、程度です。

本人は最初は無理だと言いますが、それが出来ると次は自分から進んで九州に行ったりするそうです。

 

もちろんどこまでかは本人のレベル次第です。

小学生の時にチャリでおばあちゃん家まで行ったことを思い出すなあ。

同じ場所でも親と行く景色とは違って見えます。

ほんの少しの限界を超える経験を与えましょう。

今回は過去の偉人もやってきた課題です!めちゃめちゃ感動もした「夢をかなえるゾウ3」

 

短所を無理に直さない

成績優秀な子供の親ほど、子供の短所をありのまま受け入れています。

むしろそれを直そうとせず、笑い飛ばしています。

 

簡単に直る短所なら直せばいいですが、簡単に直らないから短所なんです。

短所は成長と共に身に付いたものであるはずです。

それを無理やり変えるのは、生き方の否定にも繋がります。

 

それは自己否定にもストレスにもなります。

ストレスを抱えて成績が伸びることは、絶対にあり得ません。

 

短所は上手く付き合いましょう。

よくモノを無くす子供なら、何個も用意したり、家と学校で2つずつ置いておくなどすればいいのです。

経済的ではないですが、直すために親子でストレス抱えたりするなら環境を整えた方が勉強に集中出来ます。

 

もし父親が受験に対して主導したいのであれば、覚悟を持ってやって下さい。

受験のある年の最低1年間は残業も飲み会もすべて断るくらいです。

 

それに部下のようにマネジメントしたがります。

接し方にも注意が必要ですね。

 

「東大生を育てる親は家の中で何をしているのか?」を読んでやってみた

東大行く人どんな人?

僕自身、小学校の時は全く、いや小中高と全て勉強してきませんでした。

なので、小学生からきちんと勉強して、東大まで行く家庭ってどんなんやろ?って気になってました。

 

なるほど、親の影響ってめちゃ大きいんですね。

休日のプランや、買う本を子供に選ばせるところから大切なんです。

休日にどこ行くみたいな予定を親が決めてたりすると、受け身の子供が完成します。

 

自分がどうしたくて、その為に何をすればいいのかを自分で考える。

そうなると勉強も「やらされ感」がなくなるので、伸びるんですって。

 

本も遊びに行くとこも自分では決めてたけど、何が足りなかったのだ…。

 

テレビ、マンガを遠ざけないのも大切だそうです。

夢がないと勉強へのモチベーションも続きません。

 

その点、マンガとかは夢の宝庫です。

確かにマンガ見て憧れること多かったなあ。

有名なサッカー選手ってみんな「キャプテン翼」読んでたって言うし。

ゴルゴ13とかも夢もたれたら困るけど、政治とかには興味持ちそう。

 

マンガもいっぱい読んでたけど、何が足りなかったのだ…。

 

子供はいませんが、将来の為に読んでおくのも良いかと思います。

他人の家庭ってよくわからないので、とても参考になりました。

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著書名 東大生を育てる親は家の中で何をしているのか?

著者 富永雄輔

出版社 文響社

 

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