あなたの知力も活性化される!「知力をつくる技術」で感性も理性も、想像も推論も鍛えれます
歳を取っても脳は成長し続けるんです
この本を読むと得られるもの
- 知力とは何なのか理解出来ます
- 現代で求められている知力がわかります
- 知力の磨き方がわかります
著者の船川さんは、これからは「多様性が高まり、変化が常態化する時代」がやってくると仰ってます。
この時代を生き抜く為にも、「ほんものの知力」を身につける事が大切なんです。
「ほんものの知力」とは、
- 自ら能動的に思考する力
- 考え方の異なる他者を理解する力
- 論理的に明確な推論や検証がてきる力
- 自由で柔軟な想像力
- 自分の専門知識を絶えず深めていく力
- 他の分野に対する好奇心を持ち、垣根を越えて共同作業を進める力
これらの力が身につけば、これからの時代でも、判断を誤らずに成長を続けていくことが出来るそうです!
めっちゃ大切。僕は今まで判断を誤りまくりでした。
私たちはそれまでの人生で培われた考え方にとらわれやすく、「枠組み」に気付かない事が多いです。
その中で生活していると、次第に流されてレールの上を走っています。
まさに自分で上限を作ってしまってるんですね。
考えずに「レールの上」を走る事が当たり前になると、それを変える事は簡単ではありません。
しかし、どこかで「人生のレール」を軌道修正する必要がある場面がやってきます。
その時にレールを一旦降りて、枠組みを点検する事が求められます。
それが出来れば、何歳からでも新しい事を学び、知力を伸ばす事ができるのです。
この本では、
- ほんものの知力が求められる多異変な時代
- 思考の精度を高める12のレッスン
- 知力を活性化する12のレッスン
- 「知力と間口と奥行き」を広げる12のレッスン
- 知力をさらに伸ばすために知っておくべき12のトラップ
の項目で解説されてます。
ここでは、現代で求められる知力は何か?どのようにして知力は磨かれるのかについて要約します。
上記ように知力を鍛えるには様々な側面からのトレーニングがあるんです。
是非本を読んで実践していきましょう!
現代の知力って何を求められるの?
AIやロボットの発達で、今後日本の労働人口の半分がAIに置き換えられるという予測があります。
グローバル化の影響も無視出来ません。
グローバル化とは英語を使いましょう、とかそんな事ではありません。
グローバル化の本質とは、経済活動や社会活動が地球全体でお互いにつながってくることです。
もちろん覇権国の影響は受けながら、各地域が変容しながらやっていかなくてはなりません。
こんな時代に求められるのは、「どんな人とでも雑談を楽しめる対人能力」や「自らの知的好奇心を開けながら新しい事を学びとる力」だったりします。
一方通行ではないコミュニケーション能力であり、建設的な対話が出来る知的能力、学習能力です。
先述した6つの「知力」を見れば、いろんな能力が必要な事がわかると思います。
IQで測れるのは主に記号と空間認識の処理スピードです。
「感情の知能」であるEQや、社会的な知性と言われるSQも実社会では求められます。
知力も同じです。
知力の奥深さと間口の広さ、理性と感性、機転に想像、推論に検証など様々な機能を統合したのが「知力」なのです。
知力の活性化!あなたの知力も磨かれます!
「笑い」で知力を活性化
新しいアイデアを生み出そうと4人でブラストをするとします。
腕組みして考えているようでは「笑い」は起きませんし、誰かがアイデアを出しても「それどうなん?」となりそこで止まってしまいます。
かたやどんどん思考が連鎖するチームは「笑い」が絶えません。
「笑い」は「え!そんなのあり?!」と思った瞬間に出ます。
言い換えると、「思考の枠」や固定観念からはみ出た時に笑いは起きるのです。
笑いの一つも出ない会議ではイノベーションもクリエイティブも生まれません。
ブレストのカギは批判や検証をしない事。
たまに突拍子もないアイデアに「ずるい」と文句を言う人がいますが、そんなアイデアこそ笑って頭を柔らかくしていきましょう。
イノベーションのジレンマに勝つ
イノベーションはなにも技術革新だけではありません。
製造、販売、仕入れ、すべての事業の中で新機軸を打ち立てなければ、企業は生き残る事が出来ません。
「イノベーションのジレンマ」が発表された1997年頃は、日本は「平成不況をいかに乗り換えるか」ということが最重要課題になってました。
しかし、この考えこそまさにイノベーションのジレンマ。
「乗り切る」とは、待ってれば好景気がサイクルようにやってくる意味合いがあります。
まさに「時代の転換点」に気付いていないのです。
これからはイノベーションがますます重要なものになってきます。
その為にはあらゆる場面で創造性を発揮しないといけません。
そのカギは「拡散思考」にあります。
拡散思考とは、ひとつの問いに対して多くの可能性を考えるものです。
マインドマップも拡散思考と言えます。
ひとつの答えを良しとする日本の教育制度では、柔軟な思考が封じ込められがちです。
まずは拡散思考を解放するのが大切です。
年齢と知性は関係ありません
年を取れば取るほど、脳がだんだん低下していくという言葉をよく聞きますよね。
これは脳科学でも、認知心理学でも根拠のない通説であると言われてます。
知性と知能には流動性と結晶性という概念があります。
流動性知性は、若い頃に急激に上昇し、20代には下降線となります。
この流動性は、短期記憶や集中力に影響します。
もうひとつの結晶性知性とは、言葉の意味を考えたり、経験から判断したりするものです。
これは70歳くらいまで伸びていくそうです。
もう歳だから…は完全なる勘違いでした。
甘やかすんじゃない!と自分を叱咤激励していきます。
「知力をつくる技術」を読んでやってみた
今まで全然勉強しなかった分を頑張らないとあかんね
実践してみた3つのこと
- リベラルアーツを勉強してみた
- ドラッカーを勉強してみた
- 理系の学問を勉強してみた
リベラルアーツを勉強してみた
「知力」の間口と深さを高めるとなると、そりゃリベラルアーツっしょ!となりますわな。
アメリカやヨーロッパのエリート達はリベラルアーツをよく学んでおります。
リベラルアーツとは、もともとはギリシャ・ローマ時代に起源をもちます。
まずは文法、論理、修辞学を学び、加えて算術、幾何学、天文学、音楽の7科目でした。
ちなみに音楽は当時は科学的な学問でした。詳しくはこちらにて!
近代から現代に移るにつれて、文学、言語学、哲学、歴史、数学、心理学、基礎科学が含まれ、自然科学から社会科学、人文科学にまで広がっています。
このブログでも最近は哲学とかも扱い始めましたが、まだまだやっていない分野の方が多いです。
この辺をやり始めました。
難し過ぎですが、またいずれ紹介したいと思います。
ドラッカーを勉強してみた
ドラッカーこそ知識の間口が広く、奥行きが見えないほど深い人物はいないそうです。
まじか。
僕の中では堀江さんとか大前さんとかもめっちゃそんな感じの人です。
ドラッカーは以前に「もしドラ」は読みました。
もう一回読んで、本家も読まないとですよね。
これまた近いうちに紹介します。
理系の学問を勉強してみた
僕はガンガン文系の人間です。
理系はホント苦手なんですが、今の世の中そんなことじゃ渡っていけません。
数学、科学、天文学とかこの辺はホントわからない事だらけなので、ここを勉強しないとです。
この本でも、文系と理系を分けること自体ナンセンスであると書いてありました。
理系の勉強をしていきます!
知力を鍛える事は一生大切です。
これからの時代サボった瞬間痛い目を見ます。
そうならないようにもこの本を読んでおきましょう。
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子供の教育も気になります。
どんな勉強法がいいのか勉強しましょう。
著書名 知力をつくる技術―――あなたが「総合的な知的能力」を鍛える48のレッスン
著者 船川淳志
出版社 あさ出版