「読んだら忘れない読書術」読書は速読ではなく理解力を高める読み方が大事
どうもイマイチ頭に残らないから読んでみよう
この本を読むと得られるもの
- 読書をする際の準備の大切さがわかります
- 読書をしてアウトプットにつなげる方法がわかります
- 月に何冊も読める方法が学べます
このブログも昨年の12月から始めて288冊の本を紹介してきました。
どうもいまいち上手く読めてるような気がしません。
…いまさら?
よく本は最高の自己投資って聞くけど、世間が言うほど回収率が良くないような…。
折角毎日時間を割いて読んで、こうやって感想文まで書いてるので、もうちょっとしっかり身になるようにしたいです。
この本では、
- 読書への3つの誤解
- 読む準備に関する3つの方法
- 記憶力&理解力を意識した読み方
- 本から得た知識を実践に活かす
本の読み方を本で読むってなんか卵が先か理論みたいになりますが、気にしないで下さい。
ここでは、読書術について概要を要約します。
本も短い内容なのでサラッと読めると思います。是非読んでみて下さいね。
理解力を高めるには事前準備がものを言います
「本を読む準備」をしてるかどうかで、本から得た知識をアウトプット可能かが決まるそうです。
- どんな知識をこの本から得ようとしているのか
- この本をなぜ読もうと思ったのか
読書体験は「何を得たいのか」を明確にすることで劇的に変化するんです。
確かに僕もやりたい事があって、それについて調べる時が一番脳に情報が入っていくし、もっと他の本も読みたいという欲にかられます。
やっぱり欲望のままに読むのがいいのか。
読書術でよく目にするのが
- 本を読むスピードを上げる事で読書量を増やす(速読)
- 多様なジャンルの本を読む(多読)
- 良い本を選び読書効率をアップさせる(選書)
これに固執すると「本を役立てる読み方」を妨げてしまいます。
え?ほんまよく目にするんやけど…?
DaiGoさんも速読については動画にされてます。
カリフォルニア大学の研究では、
「読書のスピードを決める要素で、目の動きや周辺視野の効果は10%に過ぎない」
「読むスピードを上げると、内容の理解度は下がる」
という結果も出ているそうです。
重要なのは、読むスピードではなく、拾い読みをして読むべき箇所を絞り込む事なのです。
確かに、背景の知識がない本をパラパラ読んで理解することは難しいですよね。
そんな本は熟読しても理解できるのか怪しいです。
速読は読むべきか読まないでおくかの判断に使用します。
速読と区別するためにも「拾い読み(スキミング)」として区別しますね。
これで読むべき箇所を1割まで削減するんですって。…1割?!
ここまで重要な拾い読み。
どうやってやるのか気になるところです。手順は以下の3ステップです。
- 表紙や帯を読む。タイトルやキャッチコピーで要点を知る
- 目次を読む。知りたい、よくわかっていないと思った見出しや章を探す
- 気になる1つの章を読む
自分の現在のレベルと照らしわせて、未知の情報が半分くらいが理想になります。
さて、まだ読み込みませんよ。読む前には3つの準備があります。
1つ目は、先述した「この本をなぜ読むのかという目的化」です。
例えば、アメリアに旅行に行くのでそれぞれの地域について調べたいと思います。
でも読み始めてだんだん時間が経つと、いつの間にか本を読み終える事が目的になっています。
これはまさに目的と手段の入れ替わりです。
途中で「なぜこんなに必死で読んでいるんだ?」と疑問に思います。
すると挫折感にやられて脳が情報を受け付けない状態になってしまいます。
そうなる前に、最初の目的を見える化しておくと読書へのモチベーションが維持できるようになります。
目的の見える化とは、
- この本からどういう情報を手に入れたいか
- この本を読み終えてどう変わりたいか
- この本をどうして読みたいのか
これを読む前に書き出すのです。
ふんふん、なるほど。
紙に書いてしおりにするのも良い方法ですよね。
2つ目は「興味の見える化」です。
ん?どう違うんやろ?
これは「この本に書いてあったことで、特に自分の興味があった事柄を書き出そう」ということです。
人間の脳は、これはどういうことだろうという好奇心を刺激されると記憶力が高まります。
自分の知らない知識を見えるようにしていくと、好奇心が刺激されて、本を読むのが楽しくなります。
3つ目が、挫折原因の洗い出しです。
気が散るのか、時間が掛かるからか、理解ができないのか。
それに合わせて対策していきます。
具体的な対策は本に書いてありますので読んでね。
僕は本を読んでて挫折する原因の大きなものに、意味がわからない単語が出てくるってのがあると思ってます。
これ、結構厄介ですよね。ググったりいちいちしてると、検索結果に気になるものを見つけたりして本に戻らなくなります。
そこでおすすめなのがkindleなんです。
kindleでは本中のわからない単語を選択すると辞書が起動して、説明文が出てくるんです。
これだと読書を邪魔されず読み進める事が出来ますよね。
まじkindleオススメです。
繋がりを意識することも記憶定着に良いそうです。
これはよく聞きますよね。
新しい記憶を過去の経験や知識と結びつけると記憶に残ります。
「あ、これってあの時の事と一緒や」
「ん?これってホリエモンも同じこと言ってたな」
こんな感じで繋げていくと脳の中で情報のキャッチボールが行われます。
僕もこのブログを書いてて、「あ、以前紹介した本と結びつくな」って思った時は、過去投稿のリンクを埋め込んでます。
これも自分の記憶定着に役立ってるんですね。
「読んだら忘れない読書術」を読んでやってみた
本を読んで活かしていこう
実践してみたこと
- 読む前に目的を書き出そう
- 人のために使っていこう
- 古典を読もう
読む前に目的を書き出そう
こうやって僕も読書ブログを書いて自分の養分にしようとしてるのですが、目的の見える化はしてませんでした。
これをこのブログでもやっていこうと思います。
なぜその本を読もうと思ったのか、書いておいて読み進めます。
他の人にとっちゃあ「お前の動機なんてどーでもええわ」って感じでしょうが、まあこのブログも自分用ですのでご容赦を。
という事で冒頭に動機を書いてみました。
しばらくはこれをこのブログのスタイルにしてみようかな?
人のために使っていこう
やっぱり人に説明する時ってめっちゃ復習になりますよね。
あんまりくどくど説明すると聞いてる方も疲れるから、端的にワンコメで言いたいところ。
上手く説明するポイントは「SPICE」を使います。
これはオックスフォード大学のダットン教授によって提唱された「人をその気にさせる説得術」です。
S…Simplify(単純化)
P…Perceived self interest(私的利益感)
I…Incongruity(意外性)
C…Confidence(自信)
E…Empathy(共感)
これに当てはめて相手に説明すると、よく理解してもらえるんですって。
おお、意識してみよう。
古典を読もう
古典って難しそうやから敬遠してしまいますよね。
確かに。古典は上級者向けなものが多いです。
でも、古典を読むと現代の本って古典に大きく影響されているというか、古典って真理だからこそ古典なのねという事に気付きます。
現代の理論の大半は古典を基礎として作られているのです。
各分野に古典があると思いますので、是非とも読んでこうと思いました。
読書術っていろんなものが出回ってるから迷いますよね。
試してみて自分に合うものを選ぶのが良いかと思います。
是非一度読んでやってみて下さいね。
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よし、本を読もう!…でも何から読めばいいのかわからない…。
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