論語

 

「論語」2500年読み継がれている論語には英知が詰まってます

学ぶことはワクワクすることなんだな

この本を読むと得られるもの

論語についてわかりやすく解説してくれます。

コミュニケーションや学ぶことについての大切さがわかります。

なぜ今も論語が重要視されているのか理解できます。

 

論語は孔子の生き方や考え方が凝縮された今なお読み継がれる名著です。

孔子の言葉を弟子たちがまとめたものなんです。

 

かの渋沢栄一さんも論語をとことん読み込み、日常生活や仕事などに大きく取り込んでいました。

そして著書「論語と算盤」において、論語を実業における規範として勧めています。

渋沢栄一の思想の集大成!「論語と算盤」は道義と勤勉なり

 

この本では、以下の教えを中心に、ほかにも様々な言葉が紹介されています。

いかん、いかんと言わざるものは、我いかんともすることなきのみ

過ちて改めざる、これを過ちという

君子は和して同ぜず、小人は同じて和せず

士は弘毅ならざるべからず。任重くして道遠し

君子は義にさとり、小人は利にさとる

一以てこれを貫く

仁遠からんや。我仁を欲すれば、ここに仁至る

しかもマンガでわかりやすく解説されています。

ストーリーも面白い!

 

ここでは、論語の概要と言葉のいくつかを紹介したいと思います。

是非マンガでも楽しんで読んでみて下さいね。

読み継がれる名著「論語」を知ってますか?

「子曰く」でお馴染みの論語です。

僕は小さい時に多分NHKで孔子のアニメをやってて、なんか感動して泣きながら観てた記憶があります。

論語をというよりも孔子の偉人伝って感じだったかな。

論語はむしろ社会人になってからの方が、言葉の重みを理解できると思います。

 

論語はなんと2500年前に活躍した中国の思想家「孔子」の言葉をまとめたものです。

そんな昔のものが今なお読まれてる事実が、書かれている言葉の奥深さを物語ってます。

 

孔子は弟子たちと放浪の旅を13年間続けます。

孔子が亡くなったあと、孔子の言葉は弟子たちによって書物にまとめられたのです。

 

中国古典の中でも「論語」の他に、「大学」「中庸」「孟子」の4冊は「四書」と呼ばれて、儒教の基本教典として愛されています。

論語は倫理だけでなく、学び方やコミュニケーションなど様々な分野での広い知識が得られる素晴らしい本なのです。

 

論語は全20篇の中に、500ほどの短文でまとめられています。

学而、公治、先進、為政などの篇名があります。

 

また、文中には子路、子貢、顔回などの多くの弟子も登場します。

子路は武骨で積極的なキャラながら、孔子に高い能力を認められています。

子貢は穏やかな人で弁舌や商売に優れています。

顔回は徳の実践に優れていて、理想のため貧しい生活をしています。孔子の評価も高く、もっとも愛した弟子と言われています。

 

論語にはどのような事が書かれているの?

論語は道徳を身につけて、人格者となって世の中の役に立てる人物になろうという孔子の教えが詰まっています。

 

まずは学ぶことの大切さです。

道徳を身に付ける為には「学ぶ」ことが一番重要です。

孔子はきちんと学んでさえいれば、立派な人間になれると説いています。

 

「学ぶ事は楽しい事だし、それをおさらいするのも楽しい」と書かれています。

子供の頃は文字が読めるようになったり、計算が出来る様になれるとワクワクしながら勉強します。

しかし、大人になるにつれ勉強を楽しめる人はどんどん減っていきます。

 

学びのワクワクを一生懸命持ち続けよう、という言葉が論語の中にはたくさんあります。

孔子の言葉には、15歳で学問を極めることを志したとあります。

そして30歳で自分の考えをしっかりとさせ、40歳で迷う事がなくなり、50歳で天命を知ったとあります。

60歳で他の人の言うことに耳を傾けて素直でいれられるようになり、70歳にして心の中欲するままに行動するようになったがルールを踏み外すことはしない、とあります。

 

すごいな、70歳まで確実に学び成長してるんですね。

40歳が「不惑」というのも、この論語の一文からきています。

僕は迷わない人間になれるんかなあ。

 

孔子は「人間は生まれた時は同じような状態だが、学ぶか学ばないかで違いが出る」と言ってます。

生まれつきの才能などなく、環境や努力で違いが出るのです。

そしてそれは学ぶことでいくらでも変える事が出来ます。

 

そして「学ぶにあたっては際限なく追い求め、しかも学んだことは忘れていないかおそれる」という学問についての心構えも教えてくれます。

これが出来るようになれば、間違いなく君子になれますね!

福沢諭吉「学問のすすめ」学ぶ事でしか未来は変わらない

 

孔子の言葉を掘り下げてみよう

「如之何、如之何と曰わざる者は、吾れ如之何ともすること末きのみ」

これは孔子が「やる気のない人間や最初から諦めた人間はどうしようもない」となかばボヤキのように言った言葉です。

はなからダメだと諦めててもどうにもなりません。

結局は本人が決意することでしか解決しないのです。

 

如之何とは「どうしよう」と疑問を持つことです。

なんの疑問も持たずボケーッと暮らしてるのは論外です。周りも助けようがありません。

 

逆に一人で悩んでても、周りは見守るのみです。

でも、何でもかんでもすぐに相談する人は、手が掛かって周りも迷惑です。

 

つまりはまずは自分の中でしっかり考えてから、判断できない事やわからない事を相談する事。

これが一番周りにも助けてもらえるタイミングです。

 

「子曰く、君子は諸れを己れに求む。小人は諸れを人に求む」

「先生はおっしゃった。君子はことの責任や原因を自分に求めるが、小人は他人に求め、責任を転嫁する」

という意味の言葉です。

 

君子とは立派な人。

小人はダメな人くらいのイメージです。

 

なぜ売上が悪いのか上司に問われた時に、「本社の…」「競合店が…」「天気が…」と外的要因ばかり述べるやつは使えません。

何かトラブルや失敗が起きて、アイツのせいだと思った時も少し考えてみて下さい。

絶対的に相手が悪いのかと言うと、まずそういうことはありません。

 

伝え方は悪くなかったか?事前の準備は足りていたか?などなど。

そこに気付いたら、反省をしてみましょう。

その反省こそが客観的な視点を生み出します。

 

「人に求む」を抑えて「己に求む」ことが出来たら、ほとんどのいざこざは収まります。

失敗ではない普段の生活でも「己に求む」と、トラブルの予防にもなり、成長を促してくれます。

 

子の道を説ばさるには非ず、力足らざればなり。子曰く、力足らざる者は中道にして廃す。今女は画れり。

「ぜんきゅう」という弟子が孔子に、

「先生の道を学べて幸せに思います。ただ、いかんせん私の力が足りず、なかなか身に付けることが出来ません」

と、しょんぼり言います。

 

それに対して孔子は言いました。

「本当に力が足りない者は、やれるだけやって途中で力尽きるはずだ。

しかし、お前はまだ全力を出していない。

それは自分で自分の限界を設定して、やらない言い訳としている」

 

人は挑戦したくない言い訳を色々考えてしまうものです。

難しいことや自分にとってレベルが高いことを目の前にすると「私には難しくて無理です」と言ってしまいます。

 

これは自分で自分の限界を作って、成長のチャンスを逃しています。

「やる前からあきらめんな」と孔子は言ってるのです。

努力、そして努力!元大阪府知事橋下徹の生き方。アツい男がリスクを恐れず突き進む「異端のすすめ」

「論語」を読んでやってみた

やはり読み継がれている本には大きな価値がある

実践してみた3つのこと

  • 人に教わることをやってみた
  • 好きなことをやるなら筋を通せ
  • 学ぶことはワクワクすることだ

 

人に教わることをやってみた

孔子は一日中、食べることも寝ることもしないで、ひたすら考えるということをしたこともありました。

でも、何も得ることは出来なかったそうです。

 

孔子は、本を読んだり、人に教わったり、友達から学んだりする事が大切だと言ってます。

ひとりでグズグズ考えててもダメで、勉強して他の人からも学びなさい!と言ってくれてます。

 

ソクラテスは「無知の知」を提唱しましたが、孔子も「知らないことは知らないとはっきりさせよ。それが『知る』ということである」と言ってます。

自分はいかに何も知らないかを見つめ直す事が大切なんですね。

 

好きなことをやるなら筋を通せ

孔子は「みんなと上手くやりつつも筋は通せ」と言ってます。

これが僕は苦手なんです。

筋を通さず、自分のやりたいようにやるから関係がもろいし、大きな事も成さないということなんです…。

 

いがみ合うのがめんどくさいから、真剣に向き合ってなかった事がわかりました。

でもそうじゃないと、深い仲間はできないってことです。

 

学ぶことはワクワクすることだ

「これを知る者はこれをこのまま者に如かず、これを好む者はこれを楽しむ者に如かず」

学ぶことにおいて、知ってるだけでは好むものには及ばない。好むものは楽しむものに及ばない、って意味です。

 

知る、好む、楽しむの3段階に分けて比較しています。

楽しむかー。

楽しむとは、まずはあれこれ考えないで無心になっている状態です。フローです。

どんなことでも「楽しむ」境地まで高めれたら、より高いステージにいけるんですね。

楽しんでいかなきゃですね。

 

非常に丁寧に解説されてる本なので、初めてって人にオススメです。

まずはこの本で学びのワクワクを手に入れて下さいね。

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こちらも読み継がれている古典です。

成功者の共通項が書かれています。

 

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著書名 まんがでわかる 論語 (Business Comic Series)

著者 齋藤孝

出版社 あさ出版

 

オーディブル
最近は散歩しながら本を聴いてます。オススメですし、無料で体験できるので是非試してみて