ワインが10倍楽しくなる!「ワイン一年生」そもそも何がわからないのかもわからない人向け!
この本を読むと得られるもの
- ワインについて何も知らなくてもスタートできます
- ワインの楽しみ方がわかります
- ワインの品種と産地について学べます
なんか成功者ってみんなワインを飲みますよね?
なんで?
僕も嫌いじゃないです、むしろ好きです。
でも、皆さんただ飲んでいるだけじゃない。
ゴルフとか麻雀みたいなコミュニケーションツールみたいな感じに使っているような気がします。
そもそも知らないと失礼にあたるかも。おもてなしで用意してくれたのにわかっていないとシラけます。
そんな事も気になってワインについて調べてみました。
小難しいことの前に、「ときめき」を教えてくれる本です。
いわば「ガイドブックのためのガイドブック」です。
産地とか覚える前にまずはワインの楽しみ方を知ろう!
ワインの最大の魅力は「飲み手の人生の経験がそのままワインの味に反映される」ことなんですって。
「よくわかんないや」って言ってる人生はそんなもんなのね…。
この本では、
- ワインの基本
- 旧世界
- 新世界
の項目で書かれています。項目が既に謎。
ここではワインの基本から一部を要約します。
旧世界、新世界は産地の話です。
旧世界はヨーロッパで、新世界はそれ以外の場所です。
そこは是非本で読んで知っておいて下さいね。
ワイン初心者は何を飲むべき?
ワインはもちろん嗜好品です。
なので「美味しい」「まずい」は人それぞれ。
しかしワインの美味しいを定義するなら、「バランスがいいワイン」と言えます。
酸味が強すぎとか、甘すぎとか、過ぎる部分がないワインのことです。
なので飲んでみて自然でバランスの良いワインだと感じたら、それは「美味しいワイン」と言って良いそうです。
しかし、人の味覚には段階があります。
小さい頃はハンバーガーとか唐揚げとかわかりやすい美味しいものだけが好きでしたが、歳を重ねるごとに煮物とかあん肝とか、「わかりにくい美味しいもの」も好むようになっていくと思います。
同じようにワインにも「わかりやすい美味しさ」と「わかりにくい美味しさ」があります。
わかりやすいワインは甘かったり、ジュースみたいな飲み心地だったりするものです。
一般的な傾向としては、わかりやすいものはリーズナブルです。
反対にある程度舌のレベルアップを必要とするものは、たいてい高級ワインの部類に入ります。
つまりビギナーがいきなり飲んでも、その美味しさが理解できないのです。
高級なのに理解できないなんて、なんてもったいないんだ…。
最初はジュースみたいなワインが美味しいって感じていても、やがて複雑で繊細な味が美味しくなってきます。
こうなったらもうハマっている状態ですね。
なので「ドンペリなんて高いだけで美味しくない」って言ってる人は残念ながら舌がレベルアップしていないということ…。
なぜならシャンパンと名乗る為には、丁寧に丁寧に作って、厳しい基準に合格しないといけないからです。
シャンパンと書いてある時点で確実に美味しいものなのです。
もちろん複雑な味が美味しいと感じてきても、初心者用の「わかりやすいワイン」が飲みたくなる時もあるそうです。
美味しいに優劣はないのですね。
うん、そうなると最初にピッタリなド定番なワインを教えて欲しいです。
「まずはこれを行っとけ!」というワイン。
それは誰がなんと言おうとフランスワインの「ボルドーの赤」と「ブルゴーニュの赤」です。
さすがにこれは聞いたことがある。
飲んだこともあるかな?よく覚えていない…。
ボルドーもブルゴーニュも商品名ではなく「地方」を指しています。
「スーパードライ」でも「山崎」でもなく「近畿地方」みたいなものです。
もちろん地方の名称なので、作られるワインもピンキリなのですが、この2種類はワインの基準になっています。
あまり深く考えず、この2つの味を比べてみましょう。
同じ赤ワインながら、ボルドーはかなり味がしっかりしていて、ブルゴーニュは軽めに感じると思います。
これこそがワイン飲みの超基本型となります。
「ボルドーにしようかなー。それともブルゴーニュかなー」は今までの赤か白かで悩んでいた時から遥かにレベルアップしています。
ボルドーのワインの特徴は「タンニン」が強いことです。
「タンニンが強いなあ」と言って「お、ワイン好きなんだな」と思われるか「何当たり前の事言ってんだ?」と思われるかは相手のレベル次第。
とりあえず言ってみましょう。
次に白ワインのド定番です。
白ワインをわかった気になるには、まず「辛口」「甘口」の違いを「正確に」知る必要があります。
そこでまずは当たり外れのない「辛口のブルゴーニュの白」と「やや甘口のリースリング」を選んでみて下さい。
ブルゴーニュの白は何を選んでもいいですが、有名なのはシャブリです。
シャブリは大抵のお店にあります。
リースリングは地名ではなく、ブドウの品種です。
お店で注文すると、大抵フランスのアルザスか、ドイツの白ワインが出てきます。
どっちの美味しさもわかっていると、「この辛口はシャブリと比べてどうか」「この甘口はリースリングと比べてどうか」という尋ね方が出来るようになります。
ちなみに「アルコール度数11%以下」のワインは、かなりの確率で「甘口」です。
糖分が発酵してアルコールになるのですが、アルコール度数が低いということは、ワインにまだ糖分が残っているということです。
ワインはとにかく品種が命
イチゴのあすかルビーや古都華のように、ワインで使われるブドウにも品種が存在します。
そしてワインの味は、ほぼこの品種によって決定します。
もちろん様々な製造工程の差によって味は変化しますが、基本的な味のベクトルは品種が決定します。
なのでワインを知るには、この品種の特徴を「ぼんやり知る」ことから始まります。
品種は世界には数千種類もあるそうですが、そのうちトップグループに入るのは6種類しかありません。
まずは赤。
①カベルネ・ソーヴィニヨン
間違いなく世界中で愛されているワイン界の主人公。
ボルドーにおいては超高級な神ワインにも化けるパワフルボディの優等生です。
②ピノ・ノワール
ブルゴーニュにおける最重要品種です。
かの「ロマネコンティ」をも生み出す高貴で複雑な味わいはワイン通たちのクイーンです。
③メルロー
カベルネ・ソーヴィニヨンと双璧のボルドーの重要品種です。
果実味があるけど、タンニンは少なめ。まろやかでふくよかな味わい。
そんな女性的な品種なのに腐葉土の香りもする反則級のキャラ。
次は白ワインです。
④シャルドネ
世界中で愛されるスーパーアイドル。
シャブリ、シャンパン、カリフォルニアの白と変幻自在で、その土地の風土に見事に染まります。
⑤リースリング
貴腐、アイスワインなど数々の「高級甘口」の金字塔を打ち立てた甘口白の筆頭です。
元々酸っぱいからこそ甘すぎない、美味しい甘口になるというツンデレです。
⑥ソーヴィニヨン・ブラン
青草やハーブの香りで口の中を容赦無く「爽やか」に仕上げます。
スッキリ白の代表選手です。
なるほど!こんなにも個性が出るのですね。
この6つの味をわかるようになれば、すぐに好みのワインにたどり着けるそうです。
赤だと、まずはカベルネ・ソーヴィニヨンのワインを飲んでみます。
その味を舌に記憶させます。
カベルネ・ソーヴィニヨンは赤ワインの直球ど真ん中な味だからです。
そのカベルネ・ソーヴィニヨンの味と比べて、重い=濃いかもという気がしたら、次はピノ・ノワールを飲んでみます。
反対にカベルネ・ソーヴィニヨンの味が気に入って、もっとこれの別バージョンが飲みたいなと思ったら、次はメルローにいってみるという感じです。
これで赤ワインの好みが大体わかります。
白はまずシャルドネを飲んでみます。
同じように記憶して、もうちょっとフルーティーなものも飲んでみたいなと思ったら、リースリングを飲んでみましょう。
反対にもうちょっとスッキリしたのがいいなと思えたら、ソーヴィニヨン・ブランを使ったワインにいってみましょう。
これで白ワインの好みも把握できます。
舌は品種の特徴を意識して飲むことで、その味を探しにいきます。
そしてその味を一度知って、舌にインプットすると、なかなか忘れることはありません。
「ワイン一年生」を読んでやってみた
入り口を知るだけでも面白いぞ!
実践してみたこと
- ワインを買いに行ってみた
このブログは午前中に書いたのですが、早速昼からワイン売り場に行ってみました。
ちょっとはわかるようになったかな。
こちらは赤ワインの棚です。
どれどれ。
今まで気付きませんでしたが、スーパーでも意外な程品種が多いのですね。
それにオーガニックとか品種以外の違いも色々あります。
酸化防止剤が入っていないのですね。
お、ありますねえ。
カベルネ・ソーヴィニヨンもピノ・ノワールもありますよ。
意外と安い!
こちらは白ワインの棚です。
シャルドネがやっぱり多いんですね。
リースリングはあんまり無いなあ。
今まで値段しか見てなかったから、選ぶのも楽しくなりますね。
晩ご飯のメニューに合わせて考えてみたりとか。
もっとワインのことを勉強したくなりました。
僕と同じような超初心者の方におすすめの一冊です。
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著書名 図解 ワイン一年生
著者 小久保尊
出版社 サンクチュアリ出版