
山崎先生!「難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください」ホントにわからない人必読!
なるべく安全に簡単に増やしたいというわがままな人へ
この本を読むと得られるもの
比較的安全性の高い投資について学ぶことが出来ます。
国債、投資信託、年金など基本的な金融資産について理解できます。
老後の為の資産運用が出来るようになります。
世の中には知ってるだけで得をする話は沢山あります。
しかも知ってしまえばなんてことない話も多いです。
お金の話はその最たるものです。
知識がないと、せっかく働いても損をしてしまいます。
そんなお金の知識を山崎先生に聞いてみましょう。
山崎先生は以前の投稿でも紹介した「お金のプロ」です。頼もしい!
まず最初に、絶対に失いたくないお金を運用するにはどうすればいいの?銀行は利息が低いからそれ以外で!というわがままな質問から。
安全に持っておきたいなら、「個人向け国債」を買えばよいです。
個人向けの日本国債は途中で解約しない限り減りません。元本保証だからです。
財政破綻するとか戦争が起きるとなどない限り返ってきます。
「変動金利型10年満期」というタイプを買えばいいのですが、このブログ現在の場合、0.3%くらいの利回りです。
銀行が0.12%ぐらいなんで、ちょっとだけましです。
将来金利が上がった場合は、それに合わせて国債の金利も変動します。
じゃあ、どうしてみんな銀行に預けてばかりでやらないんでしょう?
それは「知らないから」です。
スマホの料金プランも見直せば得するものです。それと同じで、世の中には知っているだけで得する事が沢山あるんです。
この本では、
お金を安全に持っておく方法
ちょっとリスクをとって運用する方法
お金の使い方
得する制度を使って実際に運用してみる
年金と確定拠出年金
について書かれています。
ここでは「ちょっとリスクをとって運用する」について要約して掘り下げていきます。
他の項目については是非本を読んでくださいね。
もうちょっと国債について
「まず前提として、日本国債って日本の借金ですよね。そんなの大丈夫なんでしょうか?
日本は借金が1000兆円あって、国がギリシャみたく破綻するって聞いたりもします」
まずギリシャは破綻していません。
それに日本とギリシャは状況がかなり違います。
日本国債の買い手はほとんど日本国民なので、もし借金が返せなくなったら、お金をたくさん印刷して返せばいいのです。
ギリシャは他の国が借りていたし、使っているお金がユーロだから、刷って返す事が出来ません。
印刷して返すとインフレになりますが、そもそも日本はそんなに悲観するほどヤバくもなく、もし破綻するとしてもかなり先だと考えて大丈夫です。
「では国債はどこで買えばいいのでしょうか?」
それはネット証券で十分です。
先生曰く「お金を正しく運用したかったら、銀行には近づかない方が良い」です。
銀行のみなさん、先生が言ったんだからね!
銀行はお金持ちに投資をさせて手数料をもらい、貧乏人にお金を貸して金利をもらうビジネスモデルです。
定年になって退職金が出たら手数料の高い投資信託を勧めてくるでしょう。
窓口で国債を買おうとすると先程の「日本は巨額の借金をしてるのに、国債でいいんですか?」と煽ってきます。
自分が口座を作っている銀行に行こうものなら、残額も何もかも把握されています。
なので絶対に行かない方が良いそうです。…先生のご意見です!
ちょっとリスクをとって運用する話
「でもですよ、国債はまだ銀行に預けるよりマシって言ってもめちゃ金利低いですよね。
もうちょっと増やす方法ないですか?」
ちなみに外貨預金は絶対にやらない方が良いそうです。預金と言ってるから安心しちゃいますが、完全に銀行のカモだそうです…。
外貨預金はまず手数料が恐ろしく高いです。120万円外貨を買うのに121万円かかります。
戻すときもコストがかかります。
これは確実に損をします。
それに為替が上がるか下がるかは、コイントスで表と裏にお金をかけるのとほぼ一緒の感覚です。
理解しようとしてもファンドマネージャーも間違うレベルなので、素人はやらない方が良いです。
「では、外貨預金がダメなら何をすればいいのですか??」
それは株です。
株と聞くと、ギャンブルみたいに思いますよね?
でもそれは投資じゃなくて、トーレディングと呼ばれるものです。
原付免許で戦闘機に乗って空中戦をやるようなものです。
実際にやるのは個人向け国債と投資信託だけです。
それ以外は先物もFXもREITもやりません。
そうすれば勉強する事も減るし、ものすごい損も無くなります。
投資信託は、銀行や証券会社にお金を渡して、自分の代わりに運用してもらうものです。
実際に運用するのは投信運用会社です。
投資信託は日本に5000種類以上あって、そのうち99%はゴミですが、中にはいいものもあるんです。
もちろん、投資信託も銀行で買うものではありません…。
投資信託を買うポイントはいくつかあります。
- 運用管理費用(信託報酬)が安いものを選ぶ
- 販売手数料の安いチャネル(ネット証券)で買う
- 毎月配分型を選ばない
- ファンドの資産規模、流動性を確認する
- 過去の成績で選ばない
いや、めっちゃポイント多いやないですか、先生…。
優しい先生はオススメを選んでくれました。
上場インデックスファンドTOPIX
ニッセイ外国株式インデックスファンド
これを半分づつ買えば良いそうです。ありがとう!
株式に投資する事で、インフレリスクはある程度回避できます。
どの投資信託が上がるか下がるかはわからないので、運用管理手数料が低い所を選ぶのが合理的です。
「難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください」を読んだやってみた
投資信託をやってみた
投資信託は大まかに分けて「アクティブファンド」と「インデックスファンド」があって、先生が勧めているのはインデックスファンドです。
アクティブファンドはプロが株や債権を選んで買うやつです。
インデックスファンドは日経平均とかダウ工業平均とか指標に連動するやつです。
インデックスファンドは機械的に買うだけなので手数料が安いです。
ちなみにアクティブファンドの平均がインデックスファンドの平均に勝ったことはほとんどありません。
先程の先生のオススメの上の方は、東証株価指数に連動した投資信託です。
東証一部に常識している株の詰め合わせです。
下のは日本を除く先進国23カ国の株が対象です。
アップルの株とかも入ってますが、小口で分けて売っているので高くはありません。
基本お金が手に入るのは売った時です。
必要になった時に売ります。
なので毎月配分型は絶対にやめた方がいいです。
あとは、確定拠出年金「個人型」もチェックしてみて下さい。
お金は運用することでお金を生み出す性質があります。
使わない分は運用して、自分とは別に働いてもらいます。
ピンチの時に使いますね!
山崎先生の解説はいつもわかりやすいですねえ。
是非本を読んで勉強してくださいね。
あと、投資は自己責任でお願いします。一切の責任は負えません。
著書名 図解・最新 難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!
出版社 文響社
