「ピロリ菌やばい」
この本を読むと得られる事
予防医学の重要性がわかります。
ピロリ菌と癌の関係性について理解できます。
堀江貴文さんは現在、医療や健康についての事業にも多く関わっておられます。
その中で日本人は長寿国であるわりに「病気を予防する」という意識が諸外国に比べて極端に低いと実感がされてます。
例えば「がん予防に関するセミナー」を開催しても、集まるのは高齢者ばかりです。
もちろん高齢者も予防は大切です。しかしこれは、自分の体の異変を自覚している人しか集まっていないという事です。
がんは30〜40代に予防できれば、死ななくて済む病気です。それはわかってても自分ごとに実感していないのです。
しかも、医療業界の現場も残念な状況になっているそうです。
最先端の科学が終結しても、専門領域を超えた情報共有が出来ていない、ネットとの連携が全然進んでいない、患者との情報格差などなど。
そこで堀江さんは「自分に出来ることは?」と思い、「予防医療普及委員会」を立ち上げたのです。
その最初のプロジェクトが「ピロリ菌検査キット」でした。
それは日本が「胃がん大国」であり、そして胃がんの99%はピロリ菌が原因だからです。
僕もこの間お腹が痛くなって検査したのですが、ピロリ菌とアニサキスが原因でした。なので他人事ではありません。
胃がんに関して言えるのは、「除菌すれば死なずに済む」という事です。
この本ではピロリ菌に関して、対策、検査方法、除菌方法など予防医学について深く掘り下げられています。
是非この本を読んで予防しましょう。
がんの原因としては、大体が遺伝、肺がんならたばこ、肝臓がんなら飲酒、胃がんなら暴飲暴食みたいなイメージだと思います。
もちろんその原因もありますが、日本のがんの約25%は感染症が原因なんです。
日本の死亡原因の1位はがん、2位は心疾患、3位は肺炎です。
1位のがんの中では、最も多いのは肺がんで、次に大腸がん、3番目が胃がんです。
つまりピロリ菌を除菌するだけで、死亡リスクがグッと下がるわけですね。
ピロリ菌の除菌方法
子供の感染理由の大半が親からの感染です。なので両親の除菌も大切ですし、子供も中学生までに除菌するのが良いそうです。
除菌治療には2種類の抗生剤と胃酸の分泌を抑制する薬の3種類を使います。
これを1週間服用するのが一次除菌で約7割の除菌に成功します。
簡単ですね!でもここで油断してはいけません。薬を飲んだ2ヶ月後にもう一度病院でチェックしないといけないのです。
しまった、2回目のチェックやってない…。
成功率は100%ではないので、まだ除菌出来ていない可能性があります。ニ次除菌をすれば98%除菌出来るそうです。
しかし除菌に成功しても定期的な内視鏡検診は必要です。
胃炎が進行してからの除菌は、胃の粘膜が正常に戻るのに時間が掛かるからです。
除菌、二次検査、フォローの流れが大切なのですね。
よく歳をとってから、若い頃のように食べられなくなったと言う人いますよね。
なんとピロリ菌がいなければ、胃は全然歳を取らないんですって!
90歳でも20歳の人と変わらない胃壁を保てるそうです。
「ピロリ菌やばい」を読んでやってみた
除菌効果はすごい
僕はずっと小さい頃から下痢体質で、でもこういうもんだと思いながら生きてきたのです。
しかし、あまりにお腹が痛くなり、なんかやばいと病院に行くと、先述したように菌がいてて、ポリープも出来てたのです。
ポリープを切除して、除菌の薬を頂きました。
すると、驚くほど快便になったのです!ひどい下痢の人生だったのに。
でもそこで油断して、二次検査もフォローもしてませんでした。
そこで二次検査もしてもらいました。
大丈夫だったので一安心です。
是非みなさんも異変を感じる前に検査はやった方がいいですよ。
ただし、このブログの情報だけを鵜呑みにして行動するのではなく、必ず医師にご相談の上行動して下さいね。
著書名 ピロリ菌やばい ([テキスト])
著者 堀江貴文
出版社 ゴマブックス