さあ、「黄金の羽」を拾って経済的自由な人生を手に入れよう!
情報を活用できるか否かが勝利の鍵
先にこの本の神々しい目標を発表します!
ゴールは「真に自由な人生を生きること」
自由とは「何ものにも束縛されていない状態」
経済的独立とは「国家にも家族にも依存せず、自由に生きるのに十分な資産を持つこと」
近道は「最短距離で目標に到達できる、少数の人しか知らない方法」
黄金の羽とは「制度の歪みから構造的に発生する幸運。手に入れた者に大きな利益をもたらす」
もともとは2014年に発行された本なんですが、時代の変化に合わせて改訂されています。
例えば証券会社などに口座開設する時はマイナンバーの登録が必要になりました。これにより海外の資産がガラス張りになります。
また税制も変わったので、税金を「個人」と「法人」のどちらの顔で払うかも考えなくてはなりません。
これこそ「知識社会」やな!
先程のこの本の「黄金の羽」の定義、イマイチよくわかりません。
制度の歪み?法の抜け穴みたいな?
例えばワールドカップですが、チケットを手に入れるのはめっちゃ大変ですよね。オークションでも何十万という価格になってました。
一方で全試合を家族で悠々と観戦してる人もいました。
この差は何か?金持ちだったからではありません。
日韓ワールドカップの際のチケットは実際には大量に売れ残っていました。
FIFAがスポンサーや海外販売分を多めに確保していたのに、残ったチケットを販売するルートが無かったからです。
でも海外サイトを通じてだと買えました。国籍が日本だと買えないなら、外国の友人に買って貰えば良かっただけです。
これを知っていた人は競争することなく、チケットを入手していたって事です。
この現実を不公平だと感じるでしょうか?
ポイントは必要な情報は万人に公開されていたという事です。
「情報化社会」「知識社会」では誰でも瞬時に情報は共有されますが、誰もがそれを活用出来るわけではありません。
「知識社会」では必要な情報を的確に入手し、それを活用出来る人はいくらでも近道出来ます。
「知識」が価値を持つとは、そういうことです。
知識も無く、回り道もしたくなければ、お金を払わないとなりません。それが市場経済のルールなのです。
このチケットを好きなだけ購入できた状態が「黄金の羽」が落ちてくるという事なのです。
社会制度的な歪みを理解しよう
個人と法人を使い分けるだと…!
その気になれば誰でも利用できる歪みがあります。それが「社会制度的な歪み」です。
その条件はたった一つ。
自営業者、もしくは経営者になって「個人」と「法人」の2つの人格を使い分けることです。
これは、地方都市の商店主や中小企業の経営者達は重要な票田で、収入の多寡に関わらず「社会的弱者」として優遇されることになってるからです。
サラリーマンを辞めれば誰でもお金持ちになるわけではないけど、お金持ちは皆自営業者か中小企業の経営者です。
大企業のサラリーマン社長はせいぜい一戸建てを持てる程度。
ここに経済合理的な理由があるのです。
資産形成への最短距離は、収入を増やして純利益を確実に積み上げていくことです。
一般的に投資とは、自分の資産を株式や債権などの購入に充てることです。
この本では投資の話がめっちゃ充実してるので是非本で確認して下さい。
自分への投資はやたらコスパが高い
それに対して「最大の資産は自分自身の能力だ」という考え方があります。
例えばあなたが一年働いて500万の収入を得るとします。資産運用だと金利1%で500万の利益を得るには5億円の元本が必要です。
あなたの能力を株式の一種だとすると、その価値は5億円です!
あなたが今すべきは5億円の人的資本を10億、20億と増やしていくことです。
これを経済用語で「人的資本への投資」と言います。
資本運用の初期においては、金融資産に投資するよりも、自分自身に投資するべきです。
確実にお金持ちになる方法は支出を減らす事です。
「自分に投資」と言っても、大半は無駄になるのが現実です。
支出を削減と言っても、ジュースを安い水に変えたよーとかたかが知れてます。
家計の最大のコストは住居費です。妙なプライドは捨てて、身の丈に合った家に引っ越しましょう。
もう一つ、リストラ候補に生命保険があります。
資産形成から考えて、生命保険ほど効率の悪い金融商品はありません。
最後に最も確実な方法は、所得に対して税金を払わない事です。
自営業者の場合、国民年金と健康保険を支払ったとしても、合法的にほぼ全額を可処分所得にする事が可能です。
税金を払わない効果は圧倒的な効果があります。
ここまでが「お金持ちになるためのルール」です。
法人を設立するとどうなるの?
税金を払わないだって?!
どうやって法人って作るんやろ?
株式会社は1円から作る事が出来ます。しかし、1円株式会社ではまともに相手されないでしょう。
司法書士に頼めば法人設立を代行してくれますが、そんな所にお金を使ってる場合ではありません。
事務所も必要ありません。登記は自宅で十分です。
登記が終わると税務署などに税金関係の書類の提出です。これも税理士に相談する必要はありません。
小規模の企業の大半は国民年金、国民健康保険を利用しています。
個人が法人を利用して合法的に税コストを下げるには、サラリーマンは法人名義で資産運用する方法だけしかありません。
所得税の発生する上限に合わせて、家族を雇用すれば、無税で法人所得から個人に移転出来ます。
従業員を雇用すると「中小企業退職金共済」に加入出来ます。
他にも色々あるので本で確認して下さい。
このように本人と家族を合わせて所得を最適分配する事で、成功した自営業者は急速に富を蓄えていくのです。
何回も書いて申し訳ないですが、法人のメリットは他にもめっちゃ紹介されてるので本で確認!
「黄金の羽の拾い方」読んでやってみたいと思った
急に出来なかったのが自分のザコさです
いや、すみません。
今日読んだんですが、まだ何も行動に変えれてません!
法人化かあ。
小売業で働いてるとよく領収書を下さいって言われるんですよね。
なんとなく税金対策ってのは分かっていたのですが、ここまではっきりとは分かっていませんでした。
これが情報を活用出来てないヤツの典型か…。
根っからの情報弱者でした。
法人化絶対やります!
追記:法人登録しました!
著書名 新版 お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方 知的人生設計のすすめ (幻冬舎文庫)
著者 橘 玲
出版社 幻冬舎