樺沢先生はどうやってあんなに発信しているの?「神・時間術」で教えてもらおう
樺沢先生は1日30時間くらいで生きている
この本を読むと得られるもの
- どうすれば時間を有効に使えるのかが分かります
- 脳科学で効率的な活動時間が分かります
- 生活スタイルの見直しができます
最近、あれもこれもと計画だけは一人前なんですが、ふと気付くと一日が終了しております。
…あれ?今日って24時間あったっけ?
時間のある使い方が下手すぎる。
こんな時こそ樺沢先生の出番です。
僕の中ではもう双子説すらある樺沢先生の時間の使い方。
いつ見てもYouTubeのタイムラインには動画があるし、メルマガもブログも毎日更新されてるし、本もしょっちゅう発売されています。
しかも、YouTubeの背景って山の上とか外国だったりするんですよね。
ほんまどういう事?
そんな樺沢先生の時間の使い方の秘密がわかります。
樺沢先生も昔は時間の悩みを持ってらしたそうです。
精神科医なのに過労によるストレスで病気になられたのですって。
それから時間の使い方を徹底的に見直されました。
「時間」とは「人生の通貨」です。
お金と一緒で限りがあり、どのように使うかで決まります。
集中力を高め、効率をアップし、自由な時間を作り出す。
その作り出した時間をさらに自己投資に使い、さらに時間を生み出していく。
まさにお金と同じですね。
この本では、
- 最高の人生を手に入れる「神・時間術」の4つの原則
- 脳の機能を最大に生かす集中力の高め方
- 朝の時間を最大に生かす脳のゴールデンタイム術
- 昼の時間を最大に生かす午後のリセット術
- 夜の時間を最大に生かす運動&睡眠リセット術
- 仕事の時間を最大に生かす時間創出仕事術
- 自由時間を最大に生かす自己投資&リフレッシュ術
ほんま24時間365日を網羅されてます。
ここでは、
この本に書かれてる事がさえマスターできれば、1日80時間年780日くらいの人生が送れるかもです!計算適当!
時間の使い方の基本
樺沢先生はお医者さんなので、論文を書かれます。
医学の論文は基本英語。最初は実験の待ち時間である夜に書かれてたのですが、文章が1日で数行のスピードでした。
ところがある日、当直だったので朝の空き時間に論文を書かれました。
すると、普段の何倍ものスピードで文章が書けるのです。
「今日は調子がいいなあ!なんでだろ?」
そこで樺沢先生は気付くのです。
「文章というのは、身体も心持ち疲れていない、集中力が高い午前中にしか書けないんだ」
人間の脳というのは起きてから2、3時間は脳が疲れてなくて、さらに非常に整理された状態なんです。
なので一番パフォーマンスが高い状態です。
「脳のゴールデンタイム」は論理的な作業、文章執筆、語学の学習などに向いています。
僕もいま、朝からスタバでこのブログを書いています。
今日から僕も意識高い系さ!
まじ普段より書くの早いし集中力もすごいです。
2000年以降、脳科学は急速に進歩しています。
それぞれの時間帯に、脳に合わせて仕事をする事で、仕事の効率を2倍以上に高める事が出来る事がわかってきました。
日本人の多くがゴールデンタイムを通勤時間に使っています。これでは全く有効利用出来ていないと言えます。
日々行う仕事を「集中仕事」と「非集中仕事」に二分します。
どのタイミングで集中仕事をするか。たったそれだけで仕事量は決まるのです。
非集中仕事であるメールチェックを朝にしろと強要してくる上司はクソなのです。
集中力は高めようとしてはいけません。コントロールすることは出来ないのです。
集中力が高い時間帯に、集中力が必要な仕事をしましょう。
集中力が高い時間帯は
- 起床後の2〜3時間
- 休憩した後
- 終業間際の時間帯
- 締め切りの先日
などです。有効に使いたいね。
集中力の回復方法
集中力を100から120にする事は難しいのですが、50を70に回復するのは簡単です。
一番簡単な方法が「睡眠」です。
頑張る人に限って睡眠時間を削って作業に充てますが、これは効率も下がるし、健康も害するしで、絶対にしてはいけません。
睡眠時間を6時間以下にすると、あらゆる病気のリスクが跳ね上がります。
睡眠時間は6時間でも認知機能の低下が認められます。
翌日の集中力が著しく低下します。
仕事量は「集中力×時間」ですから、仕事量は激減するのです。
そして、午後や夜でも集中力を回復する方法もあります。
それが「運動」です。
運動は脳に対してものすごい効果を発揮します。
有酸素運動をする事でBDNFという脳を育てる物質が分泌され、意欲を高めるドーパミンも分泌されます。
樺沢先生もジムを出たら速攻でカフェに入って執筆するそうです。
労働生産性を意識しよう
日本人は働き者!と日本人は褒めています。
しかし!日本の労働生産性は先進国でダントツの最下位です。
1時間当たりの生産性ではアメリカは実に日本の1.6倍です。
それでもGDP世界3位を誇る日本は、まさに効率の悪さを労働時間でカバーしていたのです。地獄絵図やないか。
生産効率の詳しい上げ方は是非この本を読んで下さいね。
効率を上げて、空いた時間を仕事に回していてはこれまた地獄絵図です。
空いた時間は自己投資、能動的娯楽、楽しむ為に使いましょう。
ただポチポチとタップするだけのゲームは受動的娯楽、それをアウトプットしだすと能動的娯楽と言えます。
「楽しむため」に時間は使おう
樺沢先生がアメリカで働いていた時、実際に19時まで残っていたのは先生ぐらいでした。
みんな18時には帰って行きます。
ほんとにアメリカ人は効率的なのね。
樺沢先生は同僚に「そんな早く帰って何してるの?」と聞いたそうです。
「何をバカな質問してるの。家族と一緒にご飯を食べるのに決まってるじゃない」
このアメリカ人の常識に先生は衝撃を受けたんですって。
夜の楽しく過ごすために、17時まで必死に働く。
アメリカ人は人生を謳歌してるなあ。
わい、仕事から帰ったら22時とかやで…。嫌だ。
樺沢先生は日本に帰って、常勤医をやめられました。
我慢比べのような人生をやめて、自分らしく生きたい!と決意されます。
それが今の活動の礎となってるのですね。
この本の最終目標も「人生を楽しむ」にあります。
「神・時間術」を読んでやってみた
とりあえず大事な作業は朝にやろう
実践してみた3つのこと
- 雑念は書き出してみた
- 休憩には運動をすることにしてみた
- 寝る前2時間はリラックスタイムにしてみた
集中力さえ維持できれば、作業量は爆上がりするということですね。
面白かったのが「雑念は書き出す」です。
作業してたらめっちゃ雑念出てくるんですよ。
「あ、爪伸びてるな。切ろう」とか「お腹空いたな。冷蔵庫何あったっけ?」とか。
脳って「目標が達成されていない未完了課題について」の記憶は、完了課題についての記憶に比べて想起されやすいんですって。
これを「ツァイガルニク効果」と呼びます。
集中力が途切れると脳が復活するまで15分というタイムロスになるんです!
そんな雑念を消したい!…意外と簡単でした。
紙に浮かび上がる雑念を書いていくと、その雑念は脳から消えるんですって。
これで脳の記憶スペースから追い出せます。書くことで完了形に置き換えられるんです。
アラートも極力消しておきましょう。
僕は朝の活動は以前よりずいぶん改善されたと思ってます。
問題は夜なんですよね…。
寝る前の2時間で、翌日の能力が決まるそうです。
樺沢先生は、朝起きてから午後まで執筆活動です。ゴールデンタイムですよね。
午後からは集中力が落ちるので、あえて外に出てランチ。その後また作業に入られます。
しかし、本に出来るほどのクオリティは無理なので、メルマガやFacebookなどの軽めの文章を書かれます。
さらに15時をまわると集中力が低下するので、ジムに行かれます。
すると嘘みたいに脳が回復するので、速攻カフェに行って作業されます。
村上春樹さんも運動を20年以上されてます。雨の日も台風の日も欠かさず1時間ランニングするんですって。
ただし、運動のやり過ぎは集中力が逆に下がります。長くて1時間くらいを目処にしましょう。
で、話を戻すと、朝はランニングなど有酸素運動が効果的ですが、夜の運動は交感神経が活発になるのでおすすめされてません。
夜はストレッチなどがいいんです。
日中はバリバリ働き、夜はリラックスする。
これがもっとも良いそうです。
リラックスの最上は「交流」です。人との交流ではオキシトシンが分泌されます。
オキシトシンは細胞や臓器を修復し、回復させる癒しの力があります。
寝る2時間前にしてはいけない事があります。
食事、飲酒、激しい運動、熱い風呂、視覚的娯楽(ゲームや映画)、光るものをみる、明るい場所で過ごす。
わし全部やってるやんけ。
特に寝る前の食事すると、成長ホルモンが分泌されません。
成長ホルモンは疲労回復ホルモンです。
寝てるのに回復出来ないって人は、原因はこれかもです。ダメ、食事。
逆にいいのは、アロマや音楽、ペットと戯れる、リラックスさせる運動、ぬるめのお風呂、読書です。
これで副交感神経に切り替えて、クールダウンするのです。
まだまだ生活習慣を変えた事で書きたいことはあるんやけど、ここまでにします。
詳しくは本を読んで下さいね。名著です。
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こちらも樺沢先生の本です。
もっと脳科学を勉強したい方にオススメです!
著書名 脳のパフォーマンスを最大まで引き出す 神・時間術
著者 樺沢紫苑
出版社 大和書房