「できる人はなぜ、本屋さんで待ち合わせをするのか?」ちょっとひと工夫で変わります
この本を読むと得られるもの
ひと工夫を加えるだけで物事は好転します。
様々なひと工夫のアイデアがもらえます。
行動の変化が夢を叶える考え方に繋がります。
人と待ち合わせをする時に、どんな場所を選んでますか?
僕は喫茶店とか、駅の改札口とかが多いかな。
著者の臼井さんは待ち合わせは「本屋さん」にしてるそうです。
うん、確かにいいかも。
相手の時間が遅れても気にならないし、本の背表紙を見てるだけでも情報量すごいですもんね。
この事で臼井さんが何が言いたいのかというと
「ちょっとしたひと工夫」
です。待ち合わせだけでなく、メールも人間関係も、ちょっとしたひと工夫が大切です。
たまたま待ち合わせしてた本屋さんで、臼井さんは自分の商品のヒントを得て、35億円の利益を生み出したのです。
それ以来本屋さんにはちょっとの隙間時間にも足を運ぶようになられました。
するとそれまで興味のなかった分野の本にも手が伸びたり、隣の本からさらに思考が広がったりし始めたのです。
世の中の問題や悩みは本で全て解決できます。
実社会では会うのも難しい一流の先生も、本なら選び放題です。
つまり、「街の本屋さんはあなたのシンクタンクであり、各界のプロが集まる学校」なのです。
たった5分でも本屋さんに行くと何かしらの学びがあります。
普段は空き時間がなくても、待ち合わせを「本屋さん」にしたらいいんじゃない?!
そこから臼井さんはそれをひと工夫のマイルールにしたのです。
この本では、
この「ひと工夫」が、あなたの将来を決める!
できる人がやっている、すごい「発想法」
できる人がやっている、結果を出し続ける「仕事術」
できる人がやっている、信頼される「伝え方」
できる人がやっている、「お金とのつきあい方」
できる人がやっている、最高の「時間術」
できる人がやっている、夢を叶える「考え方」
の項目で、色んなひと工夫が紹介されています。
ここでは、出来る人の発想法や仕事術について要約します。
他にも役立つトピックが満載ですので、是非本も読んで下さいね。
発想法のひと工夫
失敗しない為の工夫
臼井さんは33歳にして初めて正社員になりました。それも経営者!
それまでアルバイトでやってきて首を切られる事も多数。
どうしてそんな状況から経営者に??
それまではフリーターでしたが、会社の借金を返済するヒット商品を生み出し、マスコミに取り上げられて、活動の場は著作やコンサルタントにも広がりました。
それには2つの理由があります。
ひとつは、「目のつけどころ」をちょっとだけひねることこそが、最強のビジネス戦略だと気付いたこと。
もうひとつは、「プライド」がなかったことです。
成功体験のある人は、プライドが高く、勝算が見込めないものには、手を出そうとしません。
しかし、成功体験どころか知識も経験もない臼井さんは、プライドという概念もなかったので、閃いたら即行動出来たのです。
周囲に勧めらたことも素直に聞けそうですよね!
そんな順調な中でも失敗はあります。
そんな時に先輩経営者にもらった助言は「保険に入っておけば良かったのに」でした。
保険とは、想定外の事態でもバタバタせず、リスクを最小限にするって事です。
それで目覚めた臼井さんは、それ以来「上手くいくための工夫」と「失敗しないための工夫」を合わせて考えるようになりました。
実際に成功している人は、「失敗しないための工夫をする20%の人」なのです。
時間の損切り
投資で「損切り」ってありますよね。
損失が大きくならないうちに売却する事です。
時間も損切りが必要です。
勉強しても成果が出なかった時は、スパッと損切りです。
「もう少しで合格だったから、来年こそ!」はやりません。
ズルズルやると、時間という貴重な資源を無駄にします。
仕事も勉強も「条件をクリアして、期限に収めること」を目的に、損切り発想を持ちましょう。
臼井さんが経営者になって忙しい中、英会話やMBAなど次々と手にしたのは「損切り発想」のおかげなのです。
時間も命も期限がありますので、今できることはさっさと済ませるのが、時間を活かす鉄則です。
行列は確認
ある有名企業の経営者は、なんでも行列を見つけると、移動中でも車を止めさせて急いで行列を見に行くそうです。
どんな店か確認して、並んでいる人にも話を聞きます。
すごい研究熱心さ。
自分が行列に並ぶ事はしませんが、行列の理由は必ず突き止めます。
なぜなら、行列にはお金を生み出す源泉が眠っているからです。
成功している人は、行列を見過ごせません。「なぜ?」という気持ちを抑えられず調べます。
それが成功への目の付け所となるんですね。
仕事術のひと工夫
一区切りで終わらせない
はい、キリの良いところで終わらせてます。
このページを終えたら終了!とか思ってやってました。
キリが良いとなんとなく満足するからやってるだけかも知れませんよ。
例えば「本を読んで、ブログに毎日まとめてます」と書くのなら「本を読んで、」まで書いて終了です。
読点で終わらせる感じですね。
すると、なんと翌朝その仕事に向かうと、あっという間に片付くのです。
キリの良い所から続きをするのとスタートダッシュが違います。
やりかけだから自分を追い込むからか、勢いがついてそのまま続きが出来るからか。
スタートダッシュに自信がない人は是非試してみてください。
決断は仕事中にしない
仕事中に決断しないってどういう事?
経営者の仕事って決断することなんじゃ??
先輩経営者の方と本屋さんで待ち合わせてた時のこと。
臼井さんが決断力の本を手に取った時に「臼井さんは決断力に興味があるの?」と聞かれました。
臼井さんが先輩に決断について聞いてみると「重要な決断は仕事中にしないよ」と教えられたのです。
え?いつすんの?
「朝だよ。決断には、朝が一番向いている」
なるほど、そういえばこの習慣の本でも朝に決断するって言ってたな。
朝は脳が一番スッキリと整理されてるし、周囲の余計な声もないので決断が流されません。
それに朝に目覚めた時は、人間は無意識に「今日も生きている」とアイデンティティーを確認しているんですって。
自分が何をしたいのか、何を目指しているかを目覚めた瞬間に確認しているのです。
臼井さんもそれ以来朝に決断をするように変えました。
瞬時に答えが出ないものは手を出しません。
間髪入れず「やろう」と思った時は、その通りに動きます。
そうして決断したものは後悔もないし、8割以上の確率で上手くいってるんです。
「できる人はなぜ、本屋さんで待ち合わせをするのか?」を読んでやってみた
ひと工夫はやさしさでもある
実践してみた3つのこと
- ライフワークになるようにひと工夫してみた
- 寝る時間から逆算でスケジュールを組んでみた
- お茶をすぐ飲んでみた
よく聞くライスワークとかライフワークとかありますよね。
順番にステージを上がっていくんですって。
生活の為に働くのライスワーク、その仕事が好きで嬉々としてやるのがライクワーク、使命感に燃えるのがライフワークだそうです。
もうめっちゃライス。
ライスはご飯の為なので、より高給で安定を求めて待遇が良い仕事を探します。
でも今は安定は保証されていません。
そうなると安定もしないのにやりたくない事をしてる状態なので、ストレス溜まりまくりになります。
ライクやライフになる為にも、ひと工夫が大切なのですね。
ひと工夫が出来ると仕事が楽しくなり、自信も生まれていきます。
そして本に習ってスケジューリングも変えてみました。
1日のスケジュールはアップルウォッチでチェックしています。
睡眠時間は最優先なので、朝から順番にスケジュールを決めるのではなく、後ろから考えて入れるようにしてみました。
ショートスリーパーは少数の人しかいません。
素人がマネすると痛い目に合います。
睡眠時間はマストでスケジュール組み込みます。
それとお茶の話も妙に気になったのでやってみました。
色んな席でお茶って出してもらいますよね。
相手の方はお茶にも配慮して下さってるということも意識するようにしました。
来る時間に合わせて冷やしてくれてるかもだし、あったかいお茶で温まってもらうとしてくれたかも知れません。
変に遠慮するのは意味がありません。
すぐに飲んで「美味しい」と伝えるようにしました。
著者の臼井さんは女性の方からなのか、とても丁寧な気配りをされてて素敵でした。
是非見習いたいなあ。本で他の項目もや読んでほしいです。
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この本もちょっとした工夫がたくさん学べます。
著書名 できる人はなぜ、本屋さんで待ち合わせをするのか?
著者 臼井由紀
出版社 三笠書房