「ハーバードの人生を変える授業」を実践してあなたも幸せになれる!
状況にうまく対処するための知識を身につける
みなさんご存知のハーバード大学。
各種の大学ランキングでは常にトップクラス。各分野で逸材を排出し続ける超エリート大学です。
現在までに48人のノーベル賞受賞者、ビルゲイツにマークザッカーバーグなどの実業家、バラクオバマにセオドアルーズベルトという大統領まで卒業生です。凄い。
そんな大学で最も人気を集めた授業ってどんなんやろ?ってめっちゃ興味湧くよね。
この「ハーバードの人生を変える授業」を読むと日本にいながら体験することが出来ちゃいます。
この本のポイントはズバリ「生産的知識を身に付けよう」です。
生産的知識とは単なる知識ではなく、自分たちを取り巻く世界をよく理解して、状況にうまく対処するための知識
です。
51種類もの色々なワークが課題に出されるので、それを順番にこなしていくと、経験が増えて成長し、理解力や思考力もアップするという内容です。
ハーバードの授業とかどんなけアカデミックなものなんやろうって想像してたら、ちょっと意外ですよね。
頭脳よりも精神的成長を促すものでした。
どんな課題が出されるの?
もちろん精神的と言っても心理学者が実験を繰り返して出した答えだったりするので、スピリチュアル的なものではありません。
まず1個目の課題が「感謝をする」でした。
「毎日5つの感謝を書き出す」というものなのですが、これを実践したグループはしなかったグループに比べて人生を肯定的に評価できただけでなく、幸福感も高くなりエネルギッシュになったとの結果だったのです。
最終的には感謝をしたグループは睡眠の質もアップし、より運動もして、身体的な不調も減ったのです。何これ絶対やった方がいいやん。
そんなワークをいくつかピックアップして紹介していこうかなと思います。
意義を見いだす
1週間の行動を記録してみましょう。そして一日の終わりにその日に何にどのくらい時間を使ってたか書き出します。
YouTubeに1時間、スマホでゲームに1時間など。
そして1週間の終わりにはそれぞれの行動がどれくらい意義や楽しみを与えてくれたか、どれくらい時間を使ったかを一覧表にしましょう。
そしてそれぞれの時間に増やしたいならプラスを、減らしたいならマイナスをつけていきます。
このようにして時間の使い方を見直すのです。どうです?変化のポイントは見つかりましたか?
プラスをどんどん増やしていきましょう。幸福まっしぐら。
通勤時間とかマイナスでもどうしようもないよーって場合は、何らかの意義と楽しみのある行動に変化させましょう。
車の運転中に新しい音楽を聴くのもいいし、電車に変えて本を読むのもいいですよね。
完璧主義を手放す
この本文では完璧主義者と最善主義者という言葉で対立構造を書いています。
完璧主義というのは非現実的であり、常に不完全に悩まされてしまいます。
最善主義者は現実を受け入れ、失敗もしゃあないと受け入れ活動を楽しむことの出来る人です。
ここでのタスクは自分の完璧主義な部分と最善主義な部分のどちらの考え方に従って行動したかの経験について書き出します。
実際完璧主義な部分って多いと思うんですよねー。失敗したくないって気持ちは出てきますもん。
最善主義を身に付けようって事です。
いいところを探す
幸福って出来事の内容で決まるのではなく、出来事をどのように解釈するかで決まるものなのです。
つまり同じ出来事でも解釈によって幸せか不幸か決まるって事です。これってかなり重要ですよね。
その練習をしましょうって課題です。
今までの人生の出来事を、始めは「あら探し名人」として、次に「いいこと探し名人」として書き出していきます。
例えば大学受験に失敗して浪人したというテーマの場合、自分はアホやと罵り、暗くなってた気持ちを書き出します。
次にいかに反省して頑張って成長したか、1年ずれたおかげで良い友達にも出会えたとか書いていくのです。
「悲観論者はあらゆるチャンスに困難を見出す。楽観主義者はあらゆる困難にチャンスを見出す」
これはイギリスの元首相、チャーチルの言葉です。ほんまこういうチャンスに溢れる人っているよね。憧れるなあ。
こんな感じで本書には色んな課題が書かれてるので他のも是非本でチェックしてみて下さい。
「ハーバードの人生を変える授業」を読んでやってみた
偉業を観察するをやってみた
偉業を成し遂げた人の成果だけでなく、成功までのプロセスも一緒に知ると、自分も達成出来るという評価に変わるという実験結果があるそうです。
確かに結果だけ聞くと想像出来なくて、単なる憧れで終わりそうですもんね。
今や良い時代でして、成功した人たちがyoutubeとかで自分がやってきた事とかどんどん喋ってくれてます。
自分もそういう動画を見たりして、せっせとメモ取って同じことをやってみてます。
ブログやりたいなーって思ったらyoutubeだとマナブさんとかイケハヤさんがブログでは有名ですので動画を見てみました。
ブログが軌道に乗るまでやってきた行動は共通して「毎日更新しろ」でした。
「おっしゃ、とりあえず毎日更新がんばるわ」と今これ書いてます。
なんかやりたい事あったら、成功者の動画は探せばいっぱいあるので、こうやってきたよと過程を教えてもらうのが良いですよ。
可能性を信じるをやってみた
固定型思考と発展型思考の2つがあるそうです。
固定思考は「天部の才があれば成功するし、なければ失敗する運命である」という考え方をする人です。
もう一つの発展思考は「私たちの能力は生きているうちに変えることが出来る」という考え方をする人です。
これが実験により、言葉の掛け方ひとつでどちらも植え付けることが可能であるとわかったそうです。
何それ、使い方知らんかったらめっちゃ危険やん。
その実験では、人を褒める場合、
持って生まれた知的能力よりも努力を褒める言葉をかけられたグループの子供たちの方が、同じ課題を上手くこなし、より幸せを感じたのだそうです。
なんと。褒め方ひとつでそんなことになるなんて。
計算早い子がいたら「計算早く出来て凄いねー」と褒めるのではなく「計算早くなるように頑張ったの凄いねー」なんです。
これって自分自身にも出来るそうです。
自分でスピーチは苦手だとか、運動は下手くそだとか思ってる事があれば書き出してみるのです。
そう思うようになったきっかけも考えてみましょう。もしかすると今思えば思い込みかもと疑ってみて下さい。
どうでしたか?心理学って面白いですよね。自分自身も変える事ができるなんて。
めっちゃたくさんの課題が書いてあるので是非読んでやってみて下さいね。
著書名 ハーバードの人生を変える授業
著者 タル・ベン・シャハー
出版社 大和書房