メンタリストDaiGo「男女脳戦略」で男性脳と女性脳の違いを知れば全てが変わる
相手を知れば喧嘩もなくなる!
この本を読むと得られるもの
男性脳と女性脳では、様々な点において考え方が異なります。
その違いを理解することは、相手を理解することに繋がります。
今まで揉めていた理由も納得でき、今後の改善にも使えます。
みんなも一度はやったことあるんじゃない?
目の前に右手を出して見てみて下さい。
薬指と人差し指、どっちが長いですか?
薬指が長い人は「男性脳」の確率が高いです。
カリスマと呼ばれる経営者やある種の天才は男性脳が多いと言われています。
この本はあらゆる場面で起きる、脳の違いが原因の問題を次々と解決していくでしょう!
人差し指が長かった人は「女性脳」の確率が高いです。
この本は「男女関係」を円滑にするお手伝いをしてくれます。
頑張ってもなかなか理解してもらえない人、言いたい事が思うように伝わらない人にオススメです。
心の溝を埋めるヒントが見つかるでしょう。
なぜ指の長さでわかるんでしょう?
それはお母さんのお腹の中にいた時にすでに決まるのです。
お腹にいる時に男性ホルモン(テストステロン)を大量に浴びた胎児は薬指が長く、そうでないと人差し指が長いか同じくらいになります。
一般的には男性ホルモンを浴びた胎児が男性脳になると言われています。
さっきの指の説明も男性脳と女性脳に合わせて書き方が変えてあるんですよ。
男性脳が良いと思う販売トークで商品を売ろうとしても、女性脳のお客様は一向に買いたいという気持ちになりません。
逆も然り。
2つの脳の違いがわかると、仕事も私生活でも役立つでしょう。
この本では、それぞれの脳の違い、脳のタイプを読み取る方法、それぞれの脳に合わせた伝え方、異性脳を身につける方法が書かれています。
ここでは脳の違いと伝え方について要約して掘り下げます。
他の項目は是非本では読んで下さいね。
男性脳と女性脳の違いを知ろう
会話の方法すら違います
脳には右脳と左脳があります。
右脳…直感や感性を司る
左脳…言語や思考を司る
二つの間には「脳梁」と呼ばれる神経があります。これは二つの脳で情報のやり取りをする役割を担っています。
研究では、女性の方が左右の連絡がスムーズで、両方の脳をバランス良く使えてる人が多いです。
女性同士の会話のテンポに男性がついていけないのはその為です。
会話をするのは論理的行為で左脳の役割です。
しかし女性は感情担当の右脳も両方使って会話が出来ます。
だから言葉からイメージを膨らませたり、感じた事をすぐに言語化出来ます。
男性は左右の連結が上手くないので、論理担当の左脳しか使えません。
その為、言葉に感情を乗せて次々と繰り出すのは苦手です。
その分、左脳が得意とする論理的な会話は得意です。
つまり、女性はあちこちに話をして飛ばして会話が出来ますが、男性は「え?なんでそんな話に今なるの?」とパニックになります。
伝達能力の差が、男女の「分かり合えない」を生んでいるのですね。
しかし、脳の構造だけで説明できるわけではありません。心理状態も関わってきます。
それがメンタリズムなんです。
男女脳の違いを表すマインドセット
競争と共感
ラーメン屋さんの話題になったとします。
男性脳は「あっちが美味しい」「いや、こっちが美味しい」とどちらが人気か決めようとします。
どちらが良いか主張して、相手よりも優位に立とうとするのです。
女性脳は「あっち美味しいよ」「いいなあ、今度の週末食べに行こうよ」「いいね、〇〇ちゃんも誘おう」となります。
優劣よりも相手と同じ立場に立ち、人間関係を深めようとするのです。
男性脳は自分の評価にこだわります。誇示して優位に立とうとします。
女性脳は、情報を得るとみんなに伝えて、共感を得ようとします。
これは狩猟時代、男性は我先にと獲物を獲らないといけません。食料を手に入れることが使命です。
女性は集落で子育てとコミュニティ作りが仕事です。だからみんなと分け合う意識は不可欠です。
こうした進化の差が違いを生み出しました。
モノタスクとマルチタスク
男性脳はモノタスクです。
基本的に目の前の一つのことしか出来ません。それ以外は自分の前から除外しないと集中出来ません。
女性脳はマルチタスクが得意です。
野菜を切りながら、鍋に火をかけ、オーブンで肉が焼けます。
これが男性脳には難しいのです。
「ゴロゴロしてるなら、洗濯物でもたたんでよ!」
これも仕方ありません。モノタスクの為「ゴロゴロするしか出来ない」のです。
男性脳はほんと使えないのです。
マルチタスクだとテレビを見ながら掃除だって出来ます。
女性からしたら「なんでこんな事すら出来へんねん」となるのです。
でも男性脳は出来ないんですよぉ…。
理屈で行動する男性脳、感覚で行動する女性脳
女性脳が言いました。
「ワインが無いわ。コンビニで買ってきて」
男性脳はコンビニに行って、言われた通りに買ってきます。
女性脳は言いました。
「ワインだけ?食後のデザートも買ってくればよかったのに。気が利かないやつ」
男性脳は間違いなくこう言います。
「そんな事言ってくれないとわかるわけないやろ!」
これが男性脳と女性脳の違いです。
女性脳は言わなくても、私の気持ちをわかって欲しいと思っているのです。
デートの「何でもいいよ」は「言わなくてもわかってるよな?」なんです。
しかし男性脳は、物事を理論的に、システム的に考えます。言われた事を忠実にこなそうとするのです。
「何でも良いって言ったやん!」
男女の思いの行き違いは、こういう所から生まれるんやな…。
最終思考と拡大思考
喧嘩の時、「あなた、あの時だってこうだった!」と言われて、どんなけ根に持ってるねんと驚いた男性は多いと思います!
これは男性脳と女性脳の「思考の広がり方」の違いによるものです。
女性脳は思考が広がりやすく、目の前の出来事を過去や未来までリンクさせて考えてしまう傾向があります。
男性脳は、一番重要なのは目の前の現実です。そこに過去や未来との関連性を見出すのは苦手なんです。
先回りして、過去のことから謝りましょう!
自己完結と自己関連
女性脳の特徴に「自己関連付け」があります。
自分と関係ないものも自分に結び付けて考えます。
占いを信じるのも、自己関連付けによるものです。
男性脳は論理的思考の為に、裏付けがないと信じる事が出来ません。
さらに、「自分は自分」という主導権も握っていたいという意識もあります。
わかり合えるために必要なこと
「脳が違うんやから、しゃーない」
と言ってしまうともったいないです。
自分とは違う脳の特性を知っておくことで、推測と察知は出来る様になれるんです。
DaiGoさんはこれを「翻訳」だと言ってます。
女性脳の「大丈夫だよ」は「(本当は全然大丈夫ではないけど)大丈夫だよ」です。
「また今度ね」は「(全然行きたくないから)また今度ね」で、つまり「さようなら」です。
ここを男性脳は理解出来る様に翻訳して考えましょう。
それと、男性でも女性脳は男性全体の1〜2割ほどいます。逆も同じです。
それはニューハーフとかそういう意味ではありません。
思考構造の違いです。
性別だけではわからないので、見抜き方は本で読んで下さいね。
「男女脳戦略」を読んでやってみた
相手の脳に合わせて伝えてみた
僕はもう典型的な男性脳なんで、相手の心を読んで合わせるとかが、MAX面倒と思ってしまいます。
「めっちゃ効率悪いな」とか「それ先に言いなはれ」とかしょっちゅう思ってました。ごめんなさい!
そらコミニケーションも取れませんよ。
DaiGoさんがパフォーマンスする時も、意識して話しているそうです。
男性脳のお客さんの場合、「こちらの方はなんだか観察力が鋭そうですね!ちょっと見抜くのは難しいかも」など最初に褒めます。
すると相手は「俺ってそうなんや」と、なんなら鼻が高くなってます。
そうすると、その人はDaiGoさんの誘導に素直に従って選ぶんだそうです。
逆に女性脳だと「あなたは感覚が鋭そうだから、人の本音が見えて嫌な思いをする事もあるんじゃなきですか?」と言ったりします。
そうです、わかりますよね?!
これは女性脳の「共感」を刺激する為です。
すると相手は「そうなのよ!」と感じます。自分に共感を示してくれた相手には、共感で返そうとする、女性脳特有の発想が生まれます。
その結果、DaiGoさんが選んでほしいのを選ぶそうです。
なるほどね!共感を示すのね!
褒め方も変えてみた
男性脳への褒め方は簡単です。
結果を出した自分の能力を褒めてほしい!自分のプライドを満たしてほしい!
この男性脳を褒めるには、成果をストレートにズバッと褒めればいいのです。
「今回のはほんとファインプレー!さすがやな!社長も褒めてたで」
女性脳は「拡大思考」なので、今日の成果だけでなく、過去から褒めるのです。
「ずっと頑張ってたことが実ったね!みんなも喜んでたよ」
プロセスと過程を褒めればいいのね。
さらに、男性脳には第三者の評価も盛り込みます。
心理学で言う「ウインザー効果」です。
女性脳は、身近な仲間から褒められると心が満たされます。
なので「みんな」と言われると嬉しくなるのですって。
これは是非使い分けていこう。
注意する時も、女性脳は拡大思考になるので
「前は上手く出来てた」と言っておかないと、ネガティブスパイラルにはまるんです。
ここがやれてなかったわ。
逆に女性脳が男性脳に注意する時も「前もやってた」とか言うとダメです。理解してもらえません。
「今のことだけ」にしとくと良いそうですよ。
脳の違いでここまで変わるのかって感じですよね。
是非読み込んで、相手の心を満たせるコミニケーションをやってみましょう!
著書名 男女脳戦略。――男にはデータを、女にはイメージを売れ
著者 メンタリスト DaiGo
出版社 ダイヤモンド社