スマホ脳

 

この本を読むと得られるもの

  • 脳科学の見地からスマホがどんな影響を与えるのかがわかります
  • 集中力や作業効率を高める方法がわかります
  • ストレスや不眠の原因がわかります

 

「スマホ脳」人類の脳は文明の進歩についていってない?!スマホが脳に与える影響とは?

一日10時間近くスマホを触っていました…

 

スマホの登場で急速にライフスタイルが変化しました。

人類史上これほどのスピードで変化したことはありません。

 

しかも変わったのはデジタル関連の習慣だけではありません。

これまで人類が体験したことのない種類のストレスが存在する様になったのです。

睡眠時間が減り、座る時間が増え、物事に集中するのも一苦労となりました。

これらは全て脳にとっては未知の世界なのです。

 

これがどういう結果をもたらすのか?

それに答えたのがこの本です。

 

  1. 人類はスマホなしで歴史を作ってきた
  2. ストレス、恐怖、うつには役目がある
  3. スマホは私たちの最新のドラッグである
  4. 集中力こそ現代社会の貴重品
  5. スクリーンがメンタルヘルスや睡眠に与える影響
  6. SNS〜現代最強の「インフルエンサー」
  7. バカになっていく子供たち
  8. 運動というスマートな対抗策
  9. 脳はスマホに適応するのか?
  10. デジタル時代のアドバイス

の項目で、スマホが脳に与える影響について解説されてます。

 

人類の歴史において、車や電気、水道などのある世界に生きた期間は0.08%です。

コンピュータが登場したのは0.03%、スマホは0.01未満%です。

そんな短い期間の中で、世界が丸ごと変わるような経験をしているのですね。

 

皆さんは一日どれくらいスマホを触っていますか?

僕はスクリーンタイムで見ると10時間前後でした。

これが多いのかどうかは分かりませんが、かなりの時間を費やしているのは確かです。

 

このブログもiPhoneやiPadで書いてるし、イラストはiPadで描いてるし、スポーツする時も計ったりするしで、常に動いているような感じです。

必ず何かしら影響が発生しているはず。

この本を読んで、自分の体とスマホの関係を理解してみましょう。

スマホは巧妙に作られたドラッグだ

脳の進化の歴史

10万年前のサバンナで生きていた人類の生活を想像してみて下さい。

サバンナで暮らすA子さんは、高カロリーの果物が食べれる木にやってきました。

そしてひとつだけ実を食べて、満足して去っていきます。

 

翌日にはまたお腹が空いて、その木のもとにまたやってきます。

しかし、もう実はありません。誰かが全部持っていったのです。

当然A子さんの世界においては、死を意味します。

 

同じサバンナに住むB子さんは、遺伝子に突然変異が起き、その果物を食べるとドーパミンが大量に分泌されるようになりました。

ドーパミンは満足感を感じさせ、それをしたいと思わせる脳内物質です。

その結果、B子さんは食べたいという欲求が強くなり、食べれるだけお腹に詰め込むようになりました。

 

翌朝また食べ物が欲しくなります。

しかし、果実は何者かに取られてました。

でも大丈夫。前日に大量のカロリーを摂取したのでまだ身体の中にカロリーが残っています。

 

生き残るのはどちらか明確ですよね。

その生き残った人間の子孫が私たちです。

 

しかし現代。

現代のA子さんは、ハンバーガーをひとつ食べると満足し、機嫌良く店を後にします。

現代のB子さんは、セットとアイスを食べ、はち切れそうなお腹で店を後にします。

翌日お腹が空いてまた店に行きますが、なんとこの日も店内は食べ物で溢れています。

同じ様にB子さんは食事をします。

これが続くと暴食が身体を蝕むのです。

 

サバンナでは生き残るのを助けてくれたカロリー欲求も現代社会では害となり適していません。

99.9%の期間、私たちを助けてくれたメカニズムが役に立たなくなったのです。

 

感情とストレスの関係

決断を下す時、私たちを支配するのは「感情」です。

脳は選択肢の全ての情報を得ることは出来ません。

そこで「感情」が登場するのです。

 

脳は瞬時に行動できる様に、即座な大まかな見積もりを立て、感情という形で回答を返してきます

ネガティブな感情はポジティブな感情に勝ります

人類の歴史の中で、負の感情は脅威に結び付くことが多かったからです。

 

食べたり寝たりは先延ばし出来ますが、脅威への対処は先延ばし出来ません。

強いストレスや心配事があると、それ以外のことが考えられなくなるのは、これが原因です。

ストレスを成長に変える!「ストレスを操るメンタル強化術」をメンタリストDaiGoに学ぼう

 

動物にとってストレスは恐怖な3分間のことでした。

それが過ぎると、自分が死んでいるか、生きているかです。

しかし、現代の私たちは、それと同じストレスを30年ローンで組んでいるのです。

 

長期にわたってストレスの利用が増えていくと、脳はきちんと機能しなくなります。

常に「闘争か逃走か」の選択に晒されているからです。

 

そうなると前述した様に、闘争と逃走以外の事は全て放棄してしまうのです。

睡眠も消化も後回しにして、即座に解決すべき問題だけに脳は集中します。

 

つまり、強いストレスにさらされると、緻密なプレーをする余裕がなくなります。

すると自分を取り巻く環境内で発見したエラーに激しく反応してしまいます。

「なんで床に髪がおちているんだ!」というように。

 

周囲に気を配る余裕もなくなり、怒りやすくもなります。

脅威を前にすると、警戒を解くことは一番下の優先になります。

 

そうなると海馬にも余裕がなくなり、長期記憶の保存が出来なくなります

その結果、ストレスに晒されていると、記憶もあやふやになっていきます。

樺沢紫苑「絶対にミスをしない人の脳の習慣」ワーキングメモリを鍛えよう!

 

そう聞くと、ストレスって悪の存在の様に思えますよね。

しかし、人間が機能する為にストレスは必要でもあります。

短期的なストレスは集中力したり思考を鋭くする効果があるのです。

 

ストレスにより不安を感じることで、大事な計画を立てて、集中力するのを助けてくれます。

それがないと、勉強もせずに動画ばかり見て、試験に受かる確立は上がりません。

 

しかし、この不安もつねにスイッチが入ったり状態だと、生産も身体も落ち着きません。

なので、疲労感がたまり、逃走の為に消化に気を配るのをやめ、戦いに備える為に口も渇きます。

まさに俺やわ…。

 

集中力とスマホ

 

スマホがどうしてこれほど魅力的な存在になったのか?

それはドーパミンによるものです。

 

ドーパミンの最も重要なのは役割は、「何に集中するかを選択させる」ことです。

つまり、人間の原動力とも言えます。

 

空腹時に食べ物をみると、ドーパミンは「さあ、これに集中しよう」と指示を出します。

ドーパミンはエンドルフィンを分泌することで、満足感を与えます。

これが脳内の報酬システムです。

 

生き物は周囲の環境を理解するほど、生き延びる確立が上がります。

その結果、自然と人間は「新しい情報を探そう」とする本能を得ました。

これぞドーパミンの力です。

 

脳は単なる新しい情報が欲しいだけでなく、新しい環境やニュースも欲しがります。

つまり新しい情報を得ると、ノウハウ報酬をもらえるわけです。

脳内物質をコントロールすると能力もコントロール!「脳を最適化すれば能力は2倍になる」

 

太古ならそれが食べ物を得る可能性をまとめてさまよう衝動を突き動かしてきました。

現代では、それはスマホが運んできます。

ページをめくるごとにドーパミンが放出し、その結果クリックが大好きになります。

 

ドーパミンが一番放出されるのは、経験している時ではなく、「期待」している時です。

何か起こる「かも」が、報酬中枢を駆り立てます。

 

ゲームだけでなく、SNSもこの「不確かな結果」への偏愛を利用しています。

何か更新はないか?「いいね」が付いていないか確かめたいという欲求を起こさせるのです。

 

「いいね」がつくのは誰かが押した瞬間ではありません。

保留して、私たちの報酬系が最高潮になる瞬間を待っています。

分散させることで期待値を最大限にできるのです。

 

スマホが脳をハッキングするメカニズム、そしてなぜスマホを遠ざけておくのが難しいのか。

なんとなくわかってきましたね。

これによって人間はどのような影響を受けているのかは、是非本で読んでみて下さいね。

「スマホ脳」を読んでやってみた

なかなか変えることのできない生活習慣…

実践してみたこと

  • マルチタスクはやってはいけない
  • 寝る前にスクリーンを見てはいけない

マルチタスクはやってはいけない

脳は膨大な作業を同時処理するというスーパーコンピュータです。

でも知能の処理能力には著しく限定された領域があるそうです。

それが「集中」です。

 

何かしながら別の作業をするというのは、厳密には2つの作業を行ったり来たりしているだけです。

集中の対象を変えるだけなら、パッと出来ますよね。

でも実際は、脳がさっきまでの作業の方に残っているのが問題なのです。

 

脳には切り替え時間が必要で、パッとメールを見るのに数秒使っても、再び元の作業には戻れません。

犠牲になるのは何分もあるんです。

つまりあれもこれもと作業を飛び回るのは、脳にとって非常に効率が悪いのです。

 

しかも厄介なことに、脳はマルチタスクに対してドーパミンを与えて気持ち良くさせてくるのです。

これは太古の時代は、あらゆる刺激に対応できるように、常に警戒態勢を整えておく必要があったからです。

脳が気が散るように進化してきたのですね。

 

さらにマルチタスクは集中力だけでなく、「作業記憶」つまりワーキングメモリにも悪影響を与えます。

マルチタスク派の脳は前頭葉が活発になります。

気を散らすような情報を無視することができなくなるのです。

 

「じゃあ、作業するときはスマホをサイレントにしないとな」

でもそんな単純な話でもないんだそうです。

なんとサイレントにしてポケットに入れるだけでは、スマホの魅力にはあがなえないんです。

 

スマホの存在をわずかでも感じると、脳はそっちに意識を向けます。

その結果、本来の集中力が発揮できなくなるんですって。

もう別室に置いておくなどしないといけませんね。

 

作業をするときはパソコンの通知は全て切って、スマホは目に入らない場所に置いておくようにします!

神脳科学本です!「ヤバい集中力」でドンドンはかどる!

 

寝る前にスクリーンを見てはいけない

太古の時代、寝る時には動物に襲われたりしないように、安全な状態を確保することが重要でした。

その為、入眠は周囲の存在を徐々にスイッチオフにしていくことで段階的に眠りにつくそうです。

 

ベッドに入る前にストレスを受けると、寝つきが悪くなるものそのせいなんですね。

脳は「今寝ようとしている場所は危険だ。だから寝てはいけない!」という信号を発しているわけです。

 

スマホの画面はブルーライトを発しているのは皆さんご存知だと思います。

なぜブルーライトは睡眠に良くないのでしょう?

 

ブルーライトにはメラトニンの分泌を抑える特殊効果があります。

これは私たちの先祖にとってブルーライトは、晴れ渡った青空から降ってくるものだったからです。

脳は「さあ、朝だ。油断するな。警戒を怠るな!」という信号を出します。

つまりブルーライトにより脳は元気に活動を始めるのです。

 

眠りにつく前にスマホを触ると、ブルーライトで脳が目を覚まし、メラトニンの分泌を2〜3時間遅らせます

これだと時差ボケみたいになる上に、スマホがストレスを生み、さらにゲームやSNSはドーパミンも…。

 

もうこれは仕事から帰ってきたら、スマホを封印するようにしないとレベルの話です。

スマホを触るのを避けるだけでなく、寝る前のストレスとなるものにも注意していきます!

 

スマホ脳、面白かったです。

色んなところで話題になっているのにも納得です。

 

とりあえずこの本を読んでやってみよう、な!

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著書名 スマホ脳

著者 アンデシュ・ハンセン

出版社 新潮社

 

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