「夢をかなえるゾウ2」は2作目も神本だった!今度はお金について考えよう
貧乏神も参戦!なぜ僕は貧乏なのか分かった
名作「夢をかなえるゾウ」の2作目の登場です。
今回もガネーシャが大暴れ、貧乏神もやってきた!
主人公は売れない芸人。才能がないのかと諦めかけていた時、ガネーシャにはお笑いの才能を認められ、コンビを組むことになります。
まあ、ガネーシャはいっつもくだらない事言ってますけどね…。
主人公西野は貧乏神に愛されていました。
「西野さんが会社をお笑いの道に進むって決めた時、ああこの人だって一目惚れしました。
だって西野さんお笑いの才能なんてないのに、皆無なのに、それでもお笑いに挑戦するなんて、なんて素敵な人なんだろうって」
あ、貧乏神は幸子さんという女の子ね。
ガネーシャのせいで借金までこさえてしまった西野さん。
ガネーシャ曰く
「自分、藤山寛美くん知ってるか?」
「昭和を代表する喜劇役者ですよね」
「その藤山くんと仲良しの後輩が借金した時あってな。ちょうど今の自分と同じくらいの額や。
そしたら後輩のとこに藤山くんがバッグ持って現れてな。中には1千万くらいの札束が入ってたんや。
そして藤山くんは後輩に、このバッグから好きなだけ持っていきっていうてな」
「なんて羨ましい話なんだ」
「ただ、その時藤山くん、借金9億あったんや」
天下とる人はこれぐらいの発想があるんや、と言われても僕もただただびっくりです。
これもギブ&ギブなんか?
今回の「夢をかなえるゾウ」はお金の話が多く出てきます。
心して読みます。
もちろん人間関係にまつわる話や、微妙なコントもたくさん書かれてます。
是非本を読んで下さいね!
貧乏になりやすい人の3パターン
幸子さんは西野くんに貧乏になりやすい人の3パターンを教えてくれます。
ドリーム貧乏
この人達は大きな夢を持っているものの、その夢に囚われるあまりお客さんの事が全然見えていない人達です。
お客さんから望まれてないものを頑なに続けています。「イタい人」とも呼ばれています。
ガネーシャ貧乏
ガネーシャのように目の前にある誘惑、例えばタバコや甘いものを我慢できない人。
そういう人はお金があればすぐに使うし、仕事も大変そうな事があるとすぐに避けてしまいます。
目の前の誘惑を我慢できない人は、「楽しみは後に取っておいた方がより大きなる」というのを経験したことがないのです。
結局人は楽しい事しか続けることが出来ませんからね。
お駄賃貧乏
小さい頃に「お使いに行ってくれたらお駄賃をあげる」と言われていたような人達です。
そういう形でお金をもらってしまうと「お金=嫌な作業をするともらえるもの」という考えを持つようになります。
しかも作業する前から貰える金額が決まっているので、「いかに楽して作業を終わらせるか」ということばかり考えます。
給料の範囲内でしか仕事をしませんから、給料が増えることはありません。
抜け出すには逆のことをすればいいのです。
お金は「嫌な」作業をすると貰えるのではなく、「楽しい」ことをすると貰えるもの。
貰える金額はあらかじめ決まっているのではなくて、お客さんを喜ばせた分だけもらえるものという風に。
貧乏神による言葉レクチャー
ハローワークの職員にクレームをつけている人を見て幸子さんは言いました。
「あの人はこれからも貧乏です。
人を責めたり批判したりする事が好きな人って、他人が不幸になる事を望んでいる人ですから。
言葉というのは、その人の最初の行動ですからね。
逆に褒める人でも貧乏な人はたくさんいますよ。
例えば相手をコントロールしたくておべっかを使ったり、ただ嫌われたくない理由で相手を褒める人は貧乏が多いですね。
貧乏神から嫌われる褒め方は「他の人が気付いていない長所を褒める」という行動です」
他にも「お客さん」になっている人は貧乏神に好かれるそうです。
多くの人がお客さんは単純に「お金を払っている人」だと思っていますが、違います。
例えば食べ物を売っている人に「ありがとう」とか「おいしかったです」と声をかける人は店員さんを喜ばしています。
そうでなく「お金を払っているんだから、喜ばせてもらって当然」と考え偉そうにしている人は「お客さん」になっているのです。
もう一つ。「他人に対する言葉や言動は、自分に対する言葉や言動」です。
例えば貧乏の事を悪く言う人がいます。
するとその人は自分が貧乏になると、「ああ、自分はダメな人生を送っている」と自分自身を責めなければいけなくなります。
逆に人の良いところを見つけられる人は、自分の良い部分を見つけることが出来ます。
だから自分が困っている時に人を助けてあげられる人は、「困っている」という感情から抜け出す事が出来ます。
そして、その人は、大きく変わります。
当たり前のように人を喜ばせる事が出来るようになるのです。
さっきの藤山寛美の話はここに繋がるのか!
ガネーシャより「憧れ」について
人は、何かに憧れる時、つらいことや苦しいことには目を向けず、良いところばかり見ます。
でも、だからこそ人は「憧れ」を目指すべきなんです。
自分の知らない場所は、思いもよらない体験をたくさんさせてくれます。
そこは自分が一番成長できる場所なんです。
だから憧れる場所に飛び込んで、たくさん経験した人間が、自分にとって一番向いている事を見つけた時、
自分にとっても、お客さんにとっても、最高の状態を生み出す事が出来ます。
だから、昔の偉い人は皆、口を揃えてこう言います。
「やりたいことをやりなさい」
「夢をかなえるゾウ2」を読んでやってみた
本を読むようになりました
それまでもチョロっと読んでたけど、前向きに読むようになりました。
このようなガネーシャの教えがあったからです。
「仕事、お金、人間関係…人間の悩みはいつの時代も同じや。
本というのは、これまで地球で生きてきた何十億という人間の悩みを解決する為にずっと昔から作られてきてんねん。
その「本」でも解決出来ない悩みって何なん?
自分の悩みは地球初の、新種の悩みなん?
これを読んだ時は心底驚きました。
言われてみれば確かに…。全ての答えは本の中にあるんや…。
読む人にとっては当たり前かもですが、これは目からウロコですよ。
この本を読んで以来、困った時は本を読むようにしました。
悩みの原因を調べる為に本を読んで、即行動で解決しましょう!
著者 水野敬也
出版社 ミズノオフィス