天才たちの日課

 

古今東西の偉人たちの生活を覗き見れる面白い本です。

やっぱりみんな変な習慣とか持ってたのかな?と読みましたが、意外や意外、みんな自分なりの規則正しい生活を過ごしてました。

全体を通してみると、やはり偉業を成し遂げるにはストイックな面も必要なんだなと分かりますよ。

「天才たちの日課」ちょっと変わってるけど、ストイックでもある納得の習慣揃い

早起きと散歩はかなり共通

この本を読むと得られるもの

  • 歴史に名を残した人物たちの日々の習慣がわかります
  • 作品の意味ではなく、その制作過程での周辺の行動がわかります
  • 創作活動で成果を上げるには、どのようにルーティンを組み立てるのかがわかります

 

偉大な成果を残してきた偉人たち。

変わり者が多いのも確かですが、僕らと同じように日々ルーティンに沿って行動していました。

 

偉大で創造的な仕事をしながら生計を立てるにはどうすればいいのでしょうか?

ひとつの作品に寝食を忘れて没頭するべきなのか?

たまに息抜きしながらやっていくべきか?

時間が足りない時は、他のことの時間を削っているのか?

気になる事が多いです。

 

この本では、

  1. W.H.オーデン(作家)
  2. フランシス・ベーコン(画家)
  3. シモーヌ・ド・ボーヴォワール(思想家)
  4. トーマス・ウルフ(作家)
  5. フェデリコ・フェリーニ(映画監督)
  6. ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(作曲家)

etc

といった古今東西の天才たちの習慣を紹介しています。

すごい人数に圧倒されます。

 

ここでは、気になる人物をピックアップしていこうと思います。

気楽に「わー、こんな習慣持ってるんや」と読んでても面白い本です。

 

逆に「自分にとって必要な習慣とは?」みたいに読むと肩透かしかもしれません。

しかし、揺るぎない習慣は、精神力の育成につながり、感情の波を抑えることができるでしょう。

 

心理学者ウィリアム・ジェイムズも、

「人は生活の一部を無意識に送れるようにした方が良い。

習慣が身に付けば頭脳に余裕ができ、真に興味深い活動分野へ進む事が出来る」

と言ってます。

そういうジェイムズは、この本を読むに先延ばし癖があったみたいですが。

 

僕も最近はいろんな習慣が増えてきました。

是非この本で習慣の面白さを発見して下さいね。

天才たちの日課を覗き見てみよう

ルートヴィッヒ・ヴァン・ベートーヴェン(作曲家)

ベートーヴェンは、夜明けと共に起きて、ほとんどすぐに仕事を始めていました。

朝食はコーヒーで、めちゃめちゃ細かいこだわりもありました。

一杯につき豆は60粒。きちんと数える事も多かったそうです。

 

そこから15時頃まで仕事をします。

昼はしっかりと食事をとって、颯爽と長い散歩に出掛けます。

この散歩の時に作曲のアイデアを色々思い付いたみたいですよ。

 

なのでいつも五線紙とペンを持ち歩き、浮かんできた楽想を書いていきます。

やっぱり散歩と発想って繋がるんやなあ。

 

夜は作曲の仕事をすることはほとんどなくて、居酒屋に行ったり、本を読んだり、友達と会ったりしていました。

そして遅くても22時には寝ます。

完全な朝型人間なんですね。ちょっと意外。

 

またベートーヴェンは手や体を洗う事が、生活になくてはならないものだったそうです。

水を浴びながら大きな声で歌ったり、部屋中を歩き回ってから何かを書きつけたり。

これはベートーヴェンにとっての深い瞑想の時間だったのです。

 

この時間を邪魔されると、ベートーヴェンは召使いたちに怒っていたそうです。

でもベートーヴェンもしょっちゅう床下まで水をもらして怒られていたそうです。

人間味あるなあ…。

 

ベンジャミン・フランクリン(政治家)

アメリカの独立宣言の起草者でもあるベンジャミン・フランクリン。

自伝の中で、「道徳的に完璧な人間になる」方法について書いています。

 

毎週一つの徳(節約や清潔など)を達成することに専念して、ダメだった時はカレンダーに記入していきます。

フランクリンは、毎週ひとつの徳に専念すれば、それは習慣になると考えていました。

 

ひとつの徳をマスターすれば次の徳に行けて、最終的に完全に自分を変える事が出来るというわけです。

一通り終えると、あとは時々忘れないために定期的に打ち込みます。

 

実際にはこれはうまくいったそうです。

規律の徳、全てのものをあるべき場所に戻して、全ての用事を時間通りに済ますこと、だけは出来なかったみたいですが。

 

ジークムント・フロイト(精神科医・心理学者)

フロイトは言いました。

「仕事のない人生が本当に楽とは思えない」

 

奥さんが身の回りのことをやってくれてた(服を選び並べて、歯磨き粉をつけてくれたり)おかげで、フロイトは仕事に専念できました。

まあ朝7時に起きて、朝食をとり、まあ朝床屋を呼んでヒゲを剃ってもらいます。

その後12時まで患者のカウンセリング。

 

一日のメインの食事は昼食です。

基本楽しく食べているのですが、急に考え事に集中して黙り込んでしまう事もあったそうです。

昼食の後は散歩です。

15時から21時頃まではまたカウンセリング。

それが済むと家族と夕食を食べて、トランプをしたり、本の編集をしたりで午前1時以降まで起きていたそうです。

 

起きる時間と散歩を習慣化してる人が多かったです。

科学的にも推奨されているし、みんな肌で効率的なのを感じていたのでしょうね。

 

アーネスト・ヘミングウェイ(作家)

ヘミングウェイはずっと早起きでした。

夜明けと共に午前5時ころ起きます。

これは前日夜遅くまでお酒を飲んでいても同じでした。

 

ヘミングウェイは、インタビューでも早朝の大切さを語っています。

誰にも邪魔されないのて、出来るだけ早くから書き始めるようにしていました。

 

まずは前日書いたところをチェックして、そこから書き始めます。

書くのはお昼頃まででした。

 

書く時は立って書きます。胸の高さにタイプライターを置いて作業していました。

毎日書いた語数を記録していきます。

これは「自分を誤魔化さない為」にやっていました。

 

村上春樹(作家)

長編小説を書く時、村上さんは午前4時に起きて、5、6時間ぶっ通しで仕事をします。

午後は走ったり泳いだり、雑用を片付けて、本を読んだらしながら21時に寝ます。

インタビューでも、

「この日課を毎日、変える事なく繰り返します」

と仰ってました。

 

「繰り返す事自体が重要になってくるんです。一種の催眠状態というか、自分に催眠術をかけて、より深い精神状態にもっていく」

 

長編小説を書き上げるには、精神的なタフさだけでなく「体力が芸術的感性と同じくらい必要です」とのことです。

実際村上さんは作家生活をはじめたときは急激に体臭が増えて、一日60本のタバコを吸うようになってしまいました。

 

これじゃいかんと奥さんと田舎に引っ越して、タバコもやめ、野菜と肴中心の食生活に変えました。

毎日のランニングもこの時から25年間続いています。

 

この素晴らしい習慣の唯一の欠点は、人付き合いが悪くなる事です。

ストイックなライフスタイルですもんね。

 

でも、村上さんは人生で欠かすことのできない関係は、読者との関係だと仰ってます。

「どんなライフスタイルであろうと、読者は前の作品より良くなっていたら気にしません。

だったらそれが、作家としての僕の義務です」

かっこいい…!

 

フランツ・カフカ(作家)

カフカは朝9時から15時までの短時間労働に就いていました。

そして、当時の小さなアパートで家族と暮らしていました。

なので執筆出来るのは、みんなが寝静まるころ。

 

仕事の後、昼食を取ると19時まで寝ます。

その後1時間の散歩。それから家族と夕食をとり、22時半になると机に座ります。

 

その後1〜3時頃まで書き続けます。

その後はまたベッドに入りますが、眠れないそうです。

 

うーん、カフカはやっぱりちょっと変わった習慣を持ってたみたいですねえ。

 

パブロ・ピカソ(画家)

1911年、ピカソは、安アパートから高級なアパートに引っ越しました。

画家として名声を高めた住まいに相応しく、彼の生涯にわたるブルジョワ志向とも合ってました。

 

ピカソはいつも「貧者のようでありながら、金はふんだんにある」生活を望んでいました。

生活は自由奔放。

開放的な広いアトリエを一人で使って、許可なしに誰も入れませんでした。

ペットには犬と猫と猿を飼っています。

 

ずっと朝寝坊で、アトリエに入るのは14時ごろ。そこから日暮れまで仕事をします。

ピカソは健康に病的に気を使い、飲み物はミネラルウォーターと牛乳だけ。

食べ物は野菜と魚とライスプディング、ブドウに限ると決めていました。

 

アパートにはよくお客さんが来ましたが、遊び呆けることは嫌いました。

不機嫌と社交的な面がコロコロ変わる性格だったそうです。

 

絵を描く事に関しては、飽きる事も疲れる事もありませんでした。

何時間でもカンバスの前に立っています。

アトリエに入るときは、自分の体をドアの外に置いてくる感覚だったんですって。

よくわからんけど。

 

ニコラ・テスラ(発明家)

交流電力技術の開発者として有名なテスラ。

エジソンの見習いとして働いていた頃は、10時半から翌日の午前5時まで働いていたそうです。

すごいな。

 

独立してからも、午前10時から午前0時まで働き、休憩は20時に夕食をとる時だけだったんですって。

ほんますごいな。

 

夕食はいつも細かい手順に従って、ホテルでひとりで食べます。

電話で料理の指示をしておきます。

席には18枚の清潔なナプキン。テスラはそれですでに綺麗なお皿や銀器を磨いていきます。

 

料理がくると心の中で、全ての料理の体積を計算してから食べます。

これは子供の頃からの癖で、これをしないと料理が楽しめなかったんですって。

めっちゃ変。

 

アルベルト・アインシュタイン(物理学者)

アインシュタインの日課は単純なものでした。

9時から10時までは朝食。

10時半からは研究所へ。天気が良い日は歩いて、悪い日は迎えにきてもらってました。

 

13時まで働いて、自宅に戻り昼食です。

昼寝をして紅茶を一杯。

その後は家で仕事の続きをしたり、客に会ったりなど。

夕食は18時半で、その後また仕事です。

 

慎ましい仕事ぶりですが、アインシュタインは近所の有名人でした。

高名というだけてなく、いつもぼんやり上の空で、服装もだらしない格好をしていたからです。

 

有名人なのでファンが散歩の道中を狙って会いに来たりもします。

そんな時は求められるままに一緒に写真を撮り、ユーモアのある会話を交わしました。

そしてまた歩きながら、首を振って、「やれやれ、年寄りの象がまた一通り芸をしてしまった」と言ってたそうです。

「天才たちの日課」を読んでやってみた

意外と真っ当な習慣ばかり

実践してみたこと

  • 規則正しい生活を心掛けよう

 

もっと奇人変人な習慣が揃ってるのかと思いきや、意外と規則正しい生活を好んでますよね。

変な癖は多かったですが。

 

大半の人はとても早起きで、食事の時間はきっちり決まっていました。

それとやはり、作家や芸術家がたくさん集落されてたからか、散歩の中で何かを得ている人が多い印象的でした。

 

寒くなって散歩してないなあ…。

散歩は大切ですよね。

樺沢先生も散歩の大切さを教えてくれたのに…。

 

また朝散歩を習慣化していきます。

 

読み物として普通に楽しく読めました。

習慣も統計的に見てみると得るものも多いと思えました。

是非読んでみて下さいね。

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