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大切です!大人になってからの勉強。「仕事2.0」で学ぶこれからの働き方
ライフワークを読んでからこの本読むと効果10倍です
今ほど多彩な働き方が議論されてる時はありません。
コロナの影響によるテレワーク、社員の副業、同一労働同一賃金などなど。
僕の周りでもこの手の話題は事欠きませんよ。
それに伴い、大人が勉強する環境もめちゃめちゃ整いました。
AIとの英会話教室や、アプリによるプログラミング学習。
自らを発信することも簡単になりました。
ブログやSNSはもちろん、動画ではYouTube。自分のサロンも作れます。
まさに「勉強のユートピア」の到来です!
しかし逆に定年までの終身雇用を信じてる人は87.9%もいます。
僕もみんなも自分は大丈夫って思ってるんです。
「ライフシフト」では100年寿命の未来がやってくるとしています。
健康寿命も平均74.9歳と伸びてます。
社会が過去に例の無い勢いで変化するのです。
そんな中、副業の解禁は「もう会社はあなたを支えきれないので、自立して下さいね」というメッセージなのです。
会社任せだった1.0の時代から、「自分のやりたい事を、どう実現するか」の「仕事2.0」の時代へ確実に移行します。
ライフシフトの著者リンダ・グラットンさんは「100年人生に対応するために必要なのは、ちょっとの勇気と好奇心」と仰ってます。
この本を読んで「変わる勇気」を手に入れましょう!
この本では、大きく「現状認識編」「実践編」に分かれて書かれています。
このブログでは「実践編」を中心に書いてます。
「現状認識編」の詳しくは本では確認して下さいね。
これから重要になるのは「無形資産」です
ライフシフトにもあったように、必要なのは無形資産です。
現貯金より無形資産。無形資産とは健康、仲間、変化への対応力のことです。
蓄えるべき無形資産は3つ。
生産性資産…生産性を高めて成功し、所得を増やすのに役立つ要素。スキルや知識など。
活力資産…肉体的、精神的な健康と幸福。友人やパートナーや家族との良好な関係など。
変身資産…100年時代はその過程で大きな変化を経験します。それに対応する為のネットワークや意欲など。
そして「ライフシフト」では3つの働き方が提案されます。
エクスプローラー…一ヶ所ではなく様々な場所で視野を広げ、自分の適正や適職を見つけようとする
インディペンデント・プロデューサー…小さくても自分のビジネスを立ち上げ、企業との新しいパートナー関係を作る
ポートフォリオ・ワーカー…複数の仕事や社会的立場を持ち、様々な活動を同時並行で行う
ただ、これまでの会社一本だった生活パターンを急に変えるのは難しいです。
そこで取りうる選択肢は3つです。
1.専門性の更新と領域の拡大、テクノロジーへの対応
2.生息するコミュニティを広げて、副業に挑む
3.夫婦で働いて、収入源を増やす
1は、最低でも自分のタグを3つ掛け算にする事が有効です。
タグとは、その人が持つ能力やカバー領域、機能などに当てはまるものです。
タグは市場のニーズが重要で、今求められているタグを増やす事が欠かせません。
2は、「コミュニティ・デザイン」が問われるようになります。
今後の人生では、複数のコミュニティを持つ事は極めて有用です。勉強会、大学、副業などなど。
多彩性に富んだ人的ネットワークは、変身の基盤を作り出します。
3は、夫婦のキャリアがそれぞれ重要な場面で、二人の育児と仕事のバランスを変更していく働き方です。
「シーソーカップル」という形の推奨です。
安倍政権でのキーワードにもなっている「人生100年時代」「働き方改革」「一億総活躍」に込められた真のメッセージもここにあります。
100年人生を生き抜く働き方
クビになる準備をしましょう
重要なのは「今どこにいるか」という地位よりも、元いた場所と今いる場所に差がある事です。
生まれながらのエリートが居続けられず、持続的に成長できる人こそがニューエリートになります。
例え大人になっても学び続けない限り、「次世代の子供」にも劣る存在に落ちてしまいます。
つまり、学ぶ事を放棄すると、次世代の子供以下に「劣化」するのです。
まじ変化の激しい時代に突入するんですね。
「ルーキー・スマート」の著者リズ・ワイズマンさんは、
「科学的な情報の量は9ヶ月で2倍の量に増えている。
科学的な情報は1年間で30%が時代遅れとなる。
つねに知識を更新しないと5年後に使える知識は15%しか残らない恐れがある」
と言ってます。知識がどんどん短命になってるんですね。
そうなると逆に、頭が凝り固まったベテランのほうが危険なのです。
学ばず過去の経験で判断すると、痛い目に遭うかもですよ。
ワイズマンさんが言うルーキーには、年齢は関係ありません。
ワイズマンさんの調査では、最も成果を上げたルーキーとは、
「これまでにやった事のない仕事に取り掛かった、中堅どころのプロフェッショナルや、脂の乗ってきたエグゼクティブ」
だそうです。やった事ない仕事か。なんかやる気出てきた!
かのドラッカー大先生も
「知識をラーン(学習)し、リラーン(再学習)し、アンラーン(脱学習)することが、知識管理の大前提である」
と申しております。
ここは会社の風土も問われますね。
落合陽一さんも
「今の時代、仕事と余暇を切り分けるなんて事は崩壊している。これからはワーク”アズ”ライフの時代」
と仰ってます。
副業は「仕事」というアウトプットです。
副業はどこの会社の人とか関係ありません。求められるのは価値だけです。そうなると、副業は自ずと勉強というインプットが必要になります。
そういう自分を追い込む点でも、有効な学びになります。
勉強会を主催するのも貴重な学びになります。
一流の講師を呼んでの勉強会の主催者になれば、自分よりワンランク上の人と出会えるようになります。
分野の違う人たちとの交流は、自分の習慣を「アンラーン」する機会にもなります。
「まんがでわかる ライフワーク」にもあったけど、日本中年男性は世界で一番付き合いが少ないんです。
特に世界と比べて少ないのが、地域活動や社会との関係がなんですって。
自分も地域活動とか全然やってないです…。
将来においてコミュニティへの参加が大切になります。
孤独はアルコール依存症や肥満と同等レベルで健康にかなり悪いそうです。そんなに悪いのか…。
副業は「年収1000万以上」と「年収100万以下」が圧倒的に多数です。
でも、副業はお金を目的とせず、自身のスキル向上や、やりたい事を実現する機会と捉えましょう。
そうやって楽しく積み上げてるうちに「1000万以上」グループの仲間入りになるそうです。いいね!
「仕事2.0」を読んでやってみた
勉強って大切ね。いまさらながら
日本は世界的にみても、大人は全く勉強していません。
それは、終身雇用による「自分のキャリアは自分で作るという自立的なマインドセットが無いから」だそうです。確かに。
また学びたくても学べない会社の環境が多いのも要因です。
もうズバリ、これからは勉強するだけで勝ちです。
わかったぜ。これから毎日コツコツ勉強します。
本を読んだなら、すぐに自分の思考や仕事、行動に反映させます。
経済社会は「VUCAワールド」なるものに突入してるそうです。
V…Volatility(不安定さ)
U…Uncertainty(不確実性)
C…Complexity(複雑さ)
A…Ambiguity(曖昧さ)
この4つの要素を掛け合わせた先行き不透明な世の中のことだそうです。
つまり、「現在の小学生が働くときには、65%が今は存在しない仕事に就くだろう」と言われるように、必要な知識や技術が何か?と未来を推測するのが極めて難しいのです。
そこで重要になってくるのが、技術革新が起きても他の仕事にスライドできる汎用性の高いスキルです。
認知能力(IQ)はAIに代替されるが、好奇心、レジリエンス(弾力性)、グリット(やり抜く力)、論理、リーダーシップなど非認知能力は代替出来ません。
また、エリートの前提条件「性格スキル」というのもあります。
性格スキルのビッグファイブとは
真面目さ…計画性、責任感、勤勉性→自己規律、粘り強さ、熟慮
開放性…新たな美的、文化的、知的な経験に開放的→好奇心、想像力、審美眼
外向性…自分の関心や精力が外の人やものに向けられる傾向→積極性、社交性。
協調性…利己的でなく協調的に行動できる→思いやり、優しさ。
精神的安定性…感情的反応の予測性と整合性→不安、イライラ、衝動が少ないこと。
特に真面目さが年間所得に影響する実験結果が出ています。
「性格なんて今さら変わんねーよ」
これは性格ではなく、スキルだそうです。学んで伸ばしていくものなんです。
10代よりもむしろ30代の方が伸びが大きい結果が出ています。
新しい環境に身を置くことで意外と変わるそうですよ。
よっしゃ、新しい環境を作っていくぜ。
関連まとめ
人生100年時代を生き抜く為に役立つ本のまとめを書きました。
是非合わせて読んでみて下さい。めっちゃ役に立つと思います。
著書名 仕事2.0 人生100年時代の変身力 (NewsPicks Book)
著者 佐藤 留美
出版社 幻冬舎