「成長マインドセット」でわかる自分の成長の為に必要なものと邪魔なもの
成長する為には順番と進む方向が大切
この本を読むと得られるもの
成長する為にはブレーキを踏まない事が大切だとわかります。
成長する為には目標や当事者意識など色々なものが大切です。
成長する為の自分のモチベーションの源泉がわかります。
本を選ぶ時って、表紙見て、目次をじっくり読み込んで、ココとココは重要ねと目星をつけてから購入しています。
目次を読むに「体験談が多めの本やな」と思って購入したのですが、まさかの小説仕立て。
俺の目次力もまだまだだぜ…。
この本は成長を助けてくれる1冊です。
主人公の山田はIT企業の課長。考課面談で上司に「成長が見えない」と言われて落ち込んでいます。
そんな時ふと立ち寄ったカフェでのマスターとの会話の中で「悩みを減らし、成長を助けてくれる地図」のことを教わります。
この地図には、
- 成長とは何か?
- 成長を阻害する要因
- 成長を促進する要因
の3つが書かれています。
「そもそも、山田さんにとって成長とはなんですか?」
そんなマスターの言葉から講義は始まります。
この本では、
成長とは何か
成長を阻害する1つ目のブレーキ
成長を阻害する2つ目のブレーキ
成長を促進する1つ目のアクセル
成長を促進する2つ目のアクセル
の項目について書かれています。
ここでは、いくつかのブレーキとアクセルを要約して紹介します。
詳しくは本で確認して下さいね。
自分にとっての成長って何?
早速ですが問題です。
これから1ヶ月後にエベレストに登る予定の5つのチームがあります。
どのチームが最も登頂に成功できると思いますか?
- 体力、スキルに自信があるため、登るためのトレーニングをあまりしてこなかった
- 活動的なメンバーで、トレーニングもそれなりにしてきたが、根本的な体力とスキルが不足している
- やる気は非常にあり負けず嫌いだが、自分勝手な人ばかりで一体感がない
- モチベーションは高いが、面倒くさがりでトレーニングはあまりしていない。そのため体力がない。
- 個人個人のスキルは高いが、仲が悪く一緒にトレーニングしてこなかった。
うーん、難しいですね。これが「成長の本質」と目標を達成するという意味で共通しているそうです。
実はこれには正解はありません。
体力・スキル、行動、メンバーの意識、モチベーションなど、どの点を重要視するかという価値観の確認です。
もちろん全部○だと簡単なんですが、現実にはそんなチームはなかなかありません。
仕事の成果は氷山の見えている部分です。その下には、上から
- 能力・スキル
- 振る舞い・行動・習慣化
- 意識・想い・人生哲学
の3層が隠れているんです。
これ、西野さんの動画で全く同じ事言ってました!
覚えるスキルは界王拳だから、元となる体作りが出来ていないと、100倍にしたところで0である、と。
スキルがあっても想いがないと意味がありません。だから一番下の層にあるんですね。
つまり、成長とはこの氷山を大きくする事と言えます。
3つの層のバランスが大切になるんです。三角形型じゃないとバランスが悪いですよね。
成長ってスキルに目が行きがちです。でも、成長にはこんな概念が大切なんですね。
もう一つ重要なのは「当事者意識」です。
当事者意識が高いと、単純に目先の損得より、長期的な自分の成長や、その成長によって、チームや会社、社会にプラスになるという視点で行動出来るようになります。
これが結果的に自分の氷山を大きくする成長になるんですね。
当事者意識100%の考え方が腹落ちすると大きなメリット があります。
成長の機会が圧倒的に増えますし、同時に悩みも減る可能性が高いのです。
あ!これは「アドラー心理学」にも通じるかも。
他人の考えや行動を変えるのは難しい。けど、それを悩んでいても改善する事は殆どありません。
それなら、だれが悪いとかではなく、自分が出来ることが何が考えて、小さい事でも行動する思考と習慣が身に付けれればいいやんね!
結果は選択出来ないけど、行動は選択出来る。
その選べない結果に悩みすぎなんですね。
成長のためのアクセルとは?
社訓ってあるじゃないですか。
まずは目指すもの(ミッション)があって、その為に実現したい事(ビジョン)があって、その為に年度毎の目標があり、それらを支える言葉が考え方(バリュー)。これが社訓です。
個人にも同じものがあります。
でもあまり言語化してないですよね。
先述の氷山でいえば、想いや人生哲学がミッションやビジョンで、ふるまいや行動がバリューです。
成長する為には自分自身の軸をしっかりと持つ事がとても大切です。
そして、全ての人が自分の師匠であると思えば、常に多くの学びがあります。
謙虚に他人から素直に学ぶ姿勢が大切です。
これも成長のためのアクセルです。
こんな話もあります。
古代ギリシアの時代に3人の石工職人がいました。
3人は汗水流して同じような仕事を同じか給料で働いています。
3人に質問しました。「あなたは、何の為に石を切ってるのですか?」
1人目「もちろんお金を稼ぐためさ」
2人目「将来、腕の立つ職人になれるようにさ」
3人目「これから何百年もひと頑張り訪れる立派な教会を作るためさ。出来ると嬉しいね」
ドキッとするわ。俺、何人目の職人やろ…?
仕事の報酬として、上の4つのゾーンには、どんな言葉が入りますか?
Aには自分の昇進とか、Bには自己成長とかが入ると思います。
次に考える事は、この4つのゾーンの動機の大きさです。
それぞれどんな大きさの丸になるでしょうか?
ここからわかるのはモチベーション傾向です。
Aが物質的成長重視型
Bが自己実現重視型
Cが親分型
Dが社会貢献型
満遍なくはステークスホルダー共生型です。
なぜを仕事をするのか?は誰かから答えを与えてもらうべきものではありません。
自分の動機の源泉を知る事は、成長のアクセルとなります。
成長とは4つのベクトルの先にいる相手に対しての価値提供や貢献です。
これは自分で選択できるものです。
もちろん全部の円が大きいほど、より成長する可能性はありますよね。
「成長マインドセット」を読んでやってみた
心のブレーキを外そう
知らないうちに自分にブレーキをかけてたんやな、と認識しました。
ブレーキを踏まないでいい方法ってあるんかな?
自分は無意識のうちにものごとを同じ場所、同じ視点で捉えがちです。
どこから見るか、どの範囲で見るか、長期的な視点を持つことが大切よね。
それに日頃の努力量の上にスキルは乗っかるんやなと思います。
ゴリゴリに作業量を増やさないけませんね。
皆さんも、この本を読んで成長マインドセットを身につけて、頑張りましょう!
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