人間関係をリセット

自由になる!DaiGoの「人間関係をリセット」する心理学

スパッと切る人間関係。出来る?

人間関係って一番難しい問題ですよね。

ほんと厄介な人とは、どう頑張っても解り合えそうな気がしません。

そこでメンタリストDaiGoさんからの提案。

与えられた人間関係に対応したり、人に選ばれるのを持つのではなく、自分にとって付き合うべきか選ぶ

そして好きな人とだけ幸福な人間関係を築く。

 

こんな強気に接して大丈夫なんでしょうか?

ハラハラしながら読み進めたいと思います。

 

ウォーレン・バフェットの言葉に

「やる必要の無い仕事は上手にやったところで意味がない」

があります。

人間関係も面倒な人と上手く付き合うのは意味が無いのです。

 

人間関係も必要なものに注目する

心理学的に、部屋の片付けが出来る人は、「自分にとって必要なもの」に注目しています。

するとそれ以外の物に興味が無くなるので、自然と片付きます。

逆に片付かない人は「捨てるべき物、いらない物」に注目しています。その為「まだ使えるかも」という思考が働き捨てられません。

メンタリストDaiGo流「片付けの心理法則」で無駄の多い暮らしとさようなら!

 

わかってきました。

振り回されない為に困った人への対処法を学ぶのは、どうでもいい人の為に勉強して、貴重な時間を費やしているのと同じなんですね!

 

脳科学でみると、一人の人間が関係を維持できる人数は150人らしいです。

その中で頻繁に連絡を取ったり出来るのは、30人くらい。

意外と少ないね。

そう考えると、面倒な人は速攻でこの中から追い出すべきなのです。

 

急に強気になってきましたよ!さすがメンタリスト!

 

この本ではなぜ振り回されるのか、誰と付き合うか、自由になるメンタル作り、自分のための人間関係の作り方、うまく処分する方法、幸せにする30人の友人という内容で書かれています。

ここでは、「自由になるメンタル作り」と、「うまく処分する方法」について書いていきます。

 

それ以外の部分は是非本で確認して下さいね。

人間関係から自由になるメンタルってどんなの?

レジリエンスが重要です

では、何をどう変えれば人間関係を選べるようになるのでしょう?

人間関係を選べるメンタルとは何か?

レジリエンスを育てる事」と「共感能力を高める事」が重要になってきます。

 

レジリエンスって何やろ?

あの山の向こうには素敵な景色が広がっていると聞いて、体力のある人なら山を越えて絶景を拝むでしょう。

でも、少し歩いて疲れてやめて、引き返す人もいます。

綺麗な景色が見たくて何回も挑戦するけど、また諦めて帰る。

トータルすると十分山を越える距離を歩いてるけど、体力のない人は辿り着けない。

人間関係における「体力」が、レジリエンスです。

 

心理学でいうレジリエンスとは、ストレスによって傷ついたメンタルを、自ら回復させる力の事です。

レジリエンスが強い人は、人間関係でストレスが溜まっても、へこたれず前に進む事が出来ます。結果が出るまで進み続ける事が出来るのです。

しかし、レジリエンスは根性ではありません。

ストレスに耐えるのは、脳からのサインを無視する危険な行為です。

 

レジリエンスの鍛え方

カールスルーエ工科大学の研究で、30〜60分のウォーキングを週2回、5ヶ月続けるとレジリエンスが向上する事がわかりました。

レジリエンスって測定可能なんですね。

筋トレとか自転車でも大丈夫です。

 

ストレスは悪いものという認識も良くありません。

ストレスは多過ぎるともちろんダメですが、あまりにストレスが無いと幸福度が下がってしまいます。

適度なストレスで脳が鍛えられ、決断力なども向上します。

なので、過度にストレスを気にするのも良くないのです。

他のレジリエンスを鍛える方法は是非本を読んで下さいね。

ストレスを成長に変える!「ストレスを操るメンタル強化術」をメンタリストDaiGoに学ぼう

 

共感能力を高めるのも重要です

相手の考えている事がよく分からないと、人間関係が難しくなりますよね。

共感能力を高め、相手の考えがわかるようになれば、良い関係になれそうです。

共感能力について理解するには、いわゆる「男性脳」「女性脳」について理解するのも大切です。

相手の心を思い通りに動かす「ワルい心理学」はそんなに悪くない

 

理屈を理解したり、戦略を立てたりする事に優れてるのは「男性脳」

相手の感情を理解して汲み取る力に優れているのが「女性脳」

共感能力だけでは相手の感情に引きずり込まれてしまいます。

そこにレジリエンスが加わって、他人のネガティブな感情に移入しても乗り越える事ができるようになると、人間関係は好転するのです。

 

脳科学的に言うと、共感能力は脳の迷走神経を鍛える事で向上します。迷走神経は、頭から首、胸を通って、第二の脳である腸まで繋がっています。

迷走神経を鍛える方法は、ヨガや瞑想、自然に触れる、自己犠牲を描いたストーリーに触れるなどです。

特に瞑想が効果的です。

瞑想って想像以上にすごい。

健康こそ至宝!「最高の体調」を読んで文明病からの脱却!

厄介な人間関係をうまく避ける方法

厄介な関係に困らない様対処方法を学ぼう

前述したように、振り回されない人になる為には、めんどうな人に上手く対処しようとしてはいけません。

上手く対処するには、相手と距離を取って、誘いを断って、という当たり前の事をするだけです。

だけですが、それってめっちゃストレスですよね。

もし、上司なら飲みの誘いを断るだけでも厄介です。

 

対処の流れはこんな感じです

1.相手の気持ちと自分の気持ちを切り離す

2.二度と付き合わない決意と行動

3.嫌な人、思い出への対処法を身に付ける

4.面倒な人間関係を自ら作らない

5.自分の成長、進歩を意識する

 

相手の気持ちと自分の気持ちを切り離す

相手の気持ちを尊重する事は大切です。

一方で相手の気持ちと自分の気持ちは別であるという事も忘れてはいけません。

これはまさにアドラー心理学ですね!

アドラー心理学で学ぶ自己受容と貢献感「嫌われる勇気」

 

これは相手に間違った期待を抱かせない為にも大切です。

それだとどちらも傷付きません。

むしろお互いに理解して歩み寄れるかもです。

 

二度と付き合わない決意と行動

特に宣言する必要もないけど、やっぱり怖いですよね。

そんな時には「無くなって困る人間関係は無い」と考えましょう。そもそも大切な相手なら迷うこともありません。

 

嫌な人、思い出への対処法を身に付ける

不快な思いを解消する方法は、やっぱりウォーキングなんです。12分で効果が出るというデータもあるそうです。

ノートに気持ちの詳細を書いていく事も、客観的に見て自分の気持ちから切り離せます。これは3日続けると良いそうです。

 

「人間関係をリセットして自由になる心理学」を読んでやってみた

心を切り離してました

以前の職場にモンスター級の人がいたんですよね。

暴力とかそんなのじゃないです。

年配の女性なんですが、なんていうか己の価値観を曲げないというか。

そこはまあ尊敬するのですが、もうね、その価値観が理解不能なんですよ。

 

自分の能力不足??と最初は悩んでいたのですが、会社内で自分と同じ意見を言う人が増えているので、

「俺が問題じゃないな」と一人納得。

 

さっきの4番、面倒な人間関係を自ら作らないを意識して、業務に差し障りのない範囲で極力接する事なく仕事しました。

それまでは意見の衝突がしょっちゅうあって、喧嘩ばかりでした。

「俺はロボットである」と言い聞かせます。

 

そして、心穏やかに過ごし、絡まれたら窓から空を見て、雲を心にインストール。

ふう…と明鏡止水の域に達することが出来ました。

 

そう言う意味では5番の「自分の成長、進歩を意識する」が完成した瞬間でした。

ありがとう、DaiGo。ありがとう、職場の人。

 

DaiGoさんの本の紹介も増えて来ました。

どれも面白いんで是非手にとって下さいね。

オススメのまとめ

人間関係に悩んだ時に読むべき本6選

もっとコミュニケーションを円滑に出来たらなあと悩んだ時にはまずこちらから。

 

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著書名 人間関係をリセットして自由になる心理学 (詩想社新書)

著者 メンタリストDaiGo

出版社 詩想社