Originalsオリジナルズ

 

「ORIGINALS」誰もが人と違うことができる時代。GIVE &TAKEの著者が教えてくれる創造性

めっちゃボリューミーな1冊。独自性を発揮する時に必要なことは全部お任せ

この本を読むと得られるもの

  • 創造性を育む事が出来ます
  • 新しい物事を進める行動や思考が理解できます
  • 上手くいく組織にとって必要な事が学べます

 

心理学によると、業績の達成には「コンフォーミティ(同調性)」と「オリジナリティ(独自性)」という2種類の方法があることがわかっています。

コンフォーミティは、従来の方法にならって、現状を維持することです。

もう一方のオリジナリティとは、未開発の方法をとり、流れに逆らう新しいアイデアで、最終的により良い状況を生み出すことです。

 

どんなものでも、完全なオリジナルというのは存在しません。

何かしらの影響を受けたり、何かと何かの組み合わせで誕生します。

自分一人で考えて思い付いたんだ!と言っても無意識では必ず誰かのアイデアを盗んでいるのです。

「アイデアのちから」を読めばアイデアは育っていく!定番で推薦される名著です

 

この本での「オリジナリティ」とは、ある特定の分野において、その分野の改善に役立つアイデアを導入し、改善することをいいます。

オリジナリティそのものは創造性(クリエイティビティ)からスタートします。

斬新で実用的なコンセプトを考えだすことです。

でもそれだけじゃありませんん。

 

オリジナルな人とは「自らのビジョンを率先して実現していく人」のことです。

オリジナリティから「オリジナルな人」になれるかは、どう行動したかによります。

著者のアダム・グラントさんは、誰もが「オリジナル」になれることを教えてくれます。

 

この本では、

  1. 変化を生み出す「創造的破壊」
  2. 大胆に発想し、緻密に進める
  3. 「無関心」を「情熱」へ変える方法
  4. 賢者は時を待ち、愚者は先を急ぐ
  5. 「誰と組むか」が勝敗を決める
  6. 「はみ出す人」こそ時代を作る
  7. ダメになる組織、飛躍する組織
  8. どんな「荒波」でも、しなやかに乗りこなせ

の項目で解説されてます。

 

ここでは、オリジナルな人ってどんな人か?オリジナルを進めるにはどうのようにすればいいのかについて要約します。

 

「今あるもの」で満足せず、自ら行動を起こして、より良い選択肢がないか探し求めることこそ大切です。

最低所得者は一貫して、最高所得者よりも「現状を維持する傾向がある」というのも判明しています。

なんと現場による被害を被っている人ほど、逆にその状況に疑問を持ったり、はねつけたり変えようとしないんですって。

 

考えて行動に変えなきゃ!

詳しく知りたいですよね。是非本で読んでくださいね。

オリジナルな人になる為には

オリジナリティの最も重要なポイントは「既存のもの」を疑い、より良い選択肢を探すことでした。

アダムさんはこれを10年以上研究してきて、思ったよりもずっと簡単だということがわかったのです。

10年の知見…。これは何て貴重なんだ。これだから本はやめられねぇ。

 

まず必要なのは好奇心です。

そもそもなぜ既存のものが存在するのかという事をじっくり考えてみます。

デジャブならぬブデジャ。

 

デジャブは初めて見たものなのに、なんかどこかで見たことある様な気持ちになる感覚です。

逆にブデジャは、既知のものを目にしながら、新たな視点でそれを見つめ、古いものから新しい洞察を得ることです。

これなしに「オリジナルな人」は生まれません。

 

ネットのメガネショップ「ワービー・パーカー」もその様な視点で生まれました。

創業者の4人は「メガネは高いもの」という現状を当たり前の様に受け入れていました。

「それなりの理由で、まあそういう価格になっているんだろうな」

 

ある日、iPhoneを手に入れた時にふと疑問に思います。

メガネはずっと使われてきたもので、形も祖父の時代から変わっていません。

「こんなに単純な仕組みのものが、どうして精密なiPhoneよりも高価なんだろう?」

 

創業者の4人が抱いた疑問に、多くの人は行き着いたでしょう。しかし普通はそこで終了します。

なぜ高いのか?という好奇心を持った4人はそこで業界の調査に乗り出します。

すると、ヨーロッパの企業「ルクソティカ」が圧倒的に市場を支配していることがわかりました。

 

「大手小売チェーンも、レイバンも、シャネルもプラダもルクソティカの傘下で、それにサングラスのライセンスまで持っている。

メガネがどうしてこんなに高いのか合点がいきました」

と創業者のデイブは言います。

 

つまり価格はルクソティカが付けた数字に過ぎなかったのです。

「僕たちは違うやり方でやってやろうと思いました。自分たちの価格をコントロールできるんだ、とわかったんです」

 

納得できない既存のシステムに疑問を持つと、大部分のことは社会的な要因に端を発しているのがわかります。

ルールとシステムは人間が作っているのです。

ここが認識できると、現状をいかに変えられるかを考える勇気が生まれます。

 

研究では、神童と呼ばれた人たちが大人になって世界に影響を与えることは稀だそうです。

歴史上多大な影響を及ぼしている人たちは、子供時代には特に才能に恵まれていなかったのです。

 

ではなぜ天才は才能も野心もあるのに、世界に影響を与える様な事を成し遂げられなかったのか?

それこそまさに「オリジナルであること」なんです。

独自のことや独創的な事を率先して行う術を学んでいないからです。

 

神童は独自のルールやゲームを考え出すのではなく、既存のゲームで体系化されたルールに従っている。

そして、その全過程において、両親や先生からの称賛を懸命に得ようとしているからなんです。

 

研究では、創造性の高い子供は先生にも恵まれていないことがわかっています。

天才は茨の道を行くことがありません。

現状に疑問を持つことなく、自らの仕事を完璧にマスターするからなんです。

「天才!成功する人々の法則」社会とシステムと練習で天才は作れます!

 

「オリジナルな人間になるには、何か極端なリスクを犯さなければならないんだ」という認識は、みんな似合って疑問に思うこともありません。

人々は、アームストロングの様な宇宙飛行士を見て、「惑星を離れ宇宙に旅立つなんて、大胆すぎるだろ…」と冒険への勇気に感心します。

スティーブ・ジョブズやビル・ゲイツの様なカリスマも、「大学を中退し、一か八かの賭けでガレージでコツコツ作業をしながら夢を実現させたすごい奴」だと崇めます。

 

そして、世界を変えるオリジナルな人たちに感心しながらも、彼らは自分とは違うんだと考えてしまいます。

生まれながらにすごい奴らなんだと。

 

ワービー・バーカーが営業を開始する半年前、4人はアダムさんの元に訪れます。

アダムさんも最初は他の人と同じく「アイデアは面白いけど、メガネはオンラインで売るのは難しいんじゃない?注文する客がいるとは思えない」と懐疑的だったそうです。

その為、会社を軌道に乗せるためにはとてつもない努力が必要です。

しかしニールや他の3人の時間の費やし方を聞くと、この事業は失敗に終わるなと悪い予感がしたんですって。

 

なんと言っても4人はまだ学生です。

本気でやりたいなら、学校を辞めて全ての時間を費やすべきだ。

それに対しニールは「リスクを分散したいんです」と言います。

「みんな成功するか分からないから、空いた時間でやっていこうと思っている。」

 

そしてうまくいかなかった時の為に、なんと卒業後の就職先の内定ももらっていたのです。

そこまで聞いて、アダムさんはワービー・パーカーへの投資は断りました。

アダムさんは「全力投球せず、無難にやり過ぎてこりゃ失敗するな」と思ったわけです。

 

だが実際は、そういう姿勢で臨んだからこそ成功したのです。

ここでアダムさんがこの本で言いたいことのひとつが出てきます。

オリジナリティには徹底的にリスクを冒すことが必要だという通説をくつがえし、オリジナルな人たちは私たちが思うよりもずっと普通の人たちだ。

ということです。

 

分野を問わず、ユニークなアイデアで世界を前進させる人は、信念とやる気に満ち溢れていることは稀なんです。

現状を打破しようとする人たちは、端から見ると大胆で自信満々に見えます。

でも彼らも内心では恐れやためらいや自己不信と戦っているのです。

「凡人起業」凡人の為の起業のテンプレート!市場選びと継続の仕組み化

 

自発的に行動している様に見えるけど、彼らの行動は他者に促されていることが多いんです。

強制されている時さえあります。

できればリスクを避けたいというのが本心なんです。

 

実際、研究でも「起業をする際には、本業を続けるのと辞めるのではどちらがいいと思うか?」というものがあります。

起業した5000人ものアメリカ人を調査しています。

起業をした人たちの会社が続いたか終わったかは、本人が置かれている経済事情とは関係がありませんでした。

 

大抵の人は、企業に専念する事を選んだリスク・テイカーが成功すると思いますよね。

でも実際は逆でした。

本業を続けた起業家は、辞めた起業家よりも失敗が33%低かったのです。

リスクを避けて、アイデアの実現性に疑問を持ってる人の方が、存続する確率は高いのです。

 

ナイキの創業者フィル・ナイトも創業してから3年間は会計士を続けていました。

スティーブ・ウォズニアックらもアップルを創業して1年間、ヒューレッド・バッカードでエンジニアを続けています。

ラリー・ペイジも博士号課程を辞めるのが不安で、学業を継続していました。

 

当然これはリスクのポートフォリオです。

ある分野で危険な行動を取ろうとするなら、別の分野では慎重に行動する。

それによって全体のリスクを弱めています。

安心感は別の分野でのオリジナリティを発揮する自由が生まれるというメリットを知っているのです。

定年後はスキルを活かして「大人の週末起業」もちろん若いうちから準備しておこう!

 

ワービー・パーカーの4人は、2人がCEOに就くという形をとり、創業後も別のビジネスになりそうなものはないか引き続き探していました。

僕から見てもかなり慎重ですよこれは。

自信を持ち始めてから、やっと事業に専念する様になったのです。

なるほどねー。

 

「ORIGINALS」を読んでやってみた

オリジナリティを邪魔するのは何?

実践してみた3つのこと

  • サリック効果を学んでみた
  • ビジョンには優先順位が必要
  • 戦略的楽観主義と防衛的悲観主義

 

リスクを避けつつも、オリジナリティな人全員に共通することは「それでも行動は起こす」という事です。

「失敗することよりも、やってみないことの方が後悔する」とはよく聞きます。

ある看護婦が死の間際に後悔する事を聞いて記録したものでは、1位は「もっと自分らしく生きればよかった」です。

やりたい事をやらずに死ぬことは一番後悔します。

その時になってももう遅いです。やりたいことはやれるうちにやっちゃいましょう!

 

サリック効果を学んでみた

ルーファスとアリサは子育てに関した誤った情報や酷いアドバイスが蔓延していることに気付きます。

そこでウェブマガジンとブログを配信する「バブル」社を創業しました。

 

ベンチャー投資家にバブルのプレゼンを行なった時、ルーファスは真逆のことをしました。

「自分のビジネスに投資してはいけない5つの理由」

このプレゼンは大成功。約3億円の資金を獲得しました。

 

その後バブルはディズニーに買収を持ちかけます。

その時のプレゼンも真逆です。

「この会社を買収すべきではない理由」

これも成功し、約40億円で買収されました。

 

ここで発生するのが社会学者レスリー・サリックに提唱された「サリック効果」です。

誰かを説得するには長所を普通アピールしますよね。

これが有用するのは実は相手が支持してくれている時のみなんです。

 

斬新なアイデアを売り込む時や、目上に対して何かの変化を提案する場合には相手が疑いの目を持つ可能性が高いです。

その様な状況下では、下手に出るコミュニケーション方法をとり、自らのアイデアの欠点を強調する方が効果的なんです。

相手の警戒心が和らぎます。

 

ビジョンには優先順位が必要

150以上の病院を対象に行われた研究では、説得力のあるビジョンは必要ですが、それだけでは十分でないことがわかりました。

数が増えるほどビジョンは役に立たなくなったのです。

4つ以上だと明確なビジョンを掲げてても、ひとつの価値観に複数の解釈が生まれる可能性があるんですって。

 

ルールには優先順位がある事をはっきりとしとかないといけません。

 

戦略的楽観主義と防衛的悲観主義

いざ大勝負の時にはどんな思考が役に立つのでしょう。

それには2つの戦略が研究されました。

 

「戦略的楽観主義」とは、最高の結果を予測し、冷静を保ち、目標を高く設定する事です。

「防衛的悲観主義」とは、最悪の結果を想定し、不安を感じながら、起こりうるあらゆる悪い出来事を予測しておくのです。

 

これどっちがいいのでしょう?なんとなくポジティブな方がうまくいきそう。

でも実際は2つはパフォーマンスといった面では同じだそうです。

 

ただし悲観主義は課題に対する信念が確固たるものである時に貴重なカギとなります。

信念が揺らいでいると、不安が裏目に出る恐れがあるそうです。

 

会社の中でも、人生の選択の中でも、自分の独自性や変革を持ち込むときがあると思います。

そんな時にいかに自分の意思を相手に伝えることが出来るかが大切です。

是非この本で方法を学んでくださいね。

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著書名 ORIGINALS 誰もが「人と違うこと」ができる時代

著者 アダム・グラント

出版社 三笠書房

 

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