学びをお金に換えるには?「お金を稼ぐ人は何を学んでいるのか?」
少なくとも資格ではないな…
「自分の勉強に投資することこそが、常に最大の利子を生み出すと言える」
ベンジャミン・フランクリン
この人を知らない時点で勉強不足を自覚していますが、やっぱり稼ぐのに一番有効な手段は勉強という事らしいです。
「資格取ろうと勉強したけど、全然役に立ってない!」
「本を読めって、何を読めばいいわけ?」
わかります。でも、良質な学びを取り入れた人は、間違いなく成功に近づいてます。
どうやったら「学び」を「お金」に変えれるのでしょうか?
勉強したからと言って成功するとは限りません。
しかし、現在成功している人は皆間違いなく「学び」に対して貪欲な人達です。
自己投資は大切。でもどうしたらいいのか分からん!って人は一緒にこの本で学びましょう!
この本では、なぜ学び続けるのか?学びを成長エネルギーに変える、学びとお金は相思相愛、実際に経験する、学びをお金に変える方法、といった項目で書かれています。
ここでは「学びとお金は相思相愛」と、「学びをお金に変える方法」について要約して掘り下げていきます。
他の箇所も本で勉強して下さいね。
学びとお金は相思相愛
良い学校を卒業したのと、稼ぎってイコールなのでしょうか?そうでもないですよね。
なぜ??
それは学校は「収入を下げる方法を教えている」からです。
学校では終始「安定すること」を教えます。
安定思考が悪くもないですが、思い切ったチャレンジや行動するという点では足かせになります。
そしてお金という点からすれば、チャレンジ出来ないのはマイナスです。
このチャレンジするかどうかの決断には、学歴は全く関係ありません。
著者の稲村さんが超一流の人と接してていつも思うのは、
「お金を身近な存在とし続ける事が出来ている人ほど、読書量が多い」
という事です。
肩書きやジャンル関係なしに、成功しているは活躍の度合いと読書量は比例しています。
読んでいる本の中身はさまざまです。
自分の属する分野の本ばかりの人もいれば、ほとんど趣味のような本ばかりの人もいます。
しかし、どちらの場合でも読書の中身は、決してジャンルが偏っていることはないようです。
自分のビジネスに直結した本ばかりの人も、無関係と思えそうな本が混じっています。
読書がもたらす利点は何と言っても「自分のペースで好きな時に、短時間で効率的に知識を増やせる」ことです。
読書ならトイレでも電車の中でも、「学びたい」と思った時に自由に勉強出来ます。
普通なら一生かかる経験も、読書なら数時間で擬似体験が出来ます。
ただし、読書をする時には「自分が思うまま、闇雲に読んでも意味はない」ことも押さえておきましょう。
読書する事が目的になって、「知識を蓄えること」に意識が働いてないからです。
斜め読みも「今の自分に必要な情報」がわかっていないとただの飛ばし読みになってしまいます。
知識を蓄え続ける「学び」の時間を日常に組み込む習慣がついてくると、思わぬタイミングでその知識を活かすチャンスが広がります。
そのチャンスの時が「お金を生むタイミング」であれば、それは日頃の読書のおかげで引き寄せたと言えるでしょう。
超一流と呼ばれる人は、読書家であり、読んだ内容を成功に活用する能力に秀でた人達です。
ここで重要なのは「読書と体験」のバランスです。
成功を手にしている人は、知識の蓄積を実地にフィードバックすることによって、成功を引き寄せてます。
その為、本を読むだけでは不足ですが、ただ経験を積むだけでも不足なのです。
本を読んで終わりではなく、内容を自分に置き換えて、自分自身で試してみる必要があるのです。
そして行動を起こす時にはスピーディーであることが超重要です。まさに「思い立ったが吉日」の精神です。
試してみた結果がどうであれ、その事によって得た知識は、体験を通じて見識へと昇華するのです。
アクションを起こすまでのタイムラグが短いと、別のメリットも生み出します。
それは「時短」です。
アクションの結果をフィードバックして再びチャレンジする。
状況が変わる前にチャンスを逃さない。
このサイクルをドンドン短くする事で、得られる成果も桁違いになっていきます。
このことは超一流であれば、誰もが意識せずともしている習慣です。
論語にも「まずその言を行い、而して(しこうして)後にこれに従う」という言葉があります。
「有言実行、しかも言ったことはすぐに実行する」を、基本の行動としましょう。
「学び」を「お金」に換える方法
人生を愉しめば「学び」を「お金」に換えられる
学びというのは「人生を愉しく作り変えてくれるもの」と言えます。
今の自分の人生が愉しいと思えていない人でも、学びによって、それが自分が成長するためのエキスに変えてしまうことは可能です。
どんな経験であっても、自分の経験値を上げる素材として、認めてしまいましょう。
自分の過去をストーリーとしてみなし、それを作り変えます。と言っても捏造するのではありません。
レベルアップしようと努力している間、自分を悲観する「貧乏マインド」から離された存在になれます。
カーネギーはネガティブ発想から抜け出せない「貧乏マインド」の人に向けて、3ステップによる「悩みの解決法」を提唱しています。
- 起こりうる最悪の事は何か考える
- そのことを受け入れる覚悟をする
- 落ち着いて最悪なことを改善していくことを始める
1をコロナで失業することを考えてみましょう。失業して貯金も無くなります。
2は十分可能性があることを認めます。
3では「最悪を最悪としない為に必要な条件」です。
対応は人それぞれですが、リスクヘッジに通じるものなら、出来る範囲で何でも構いません。
副業を始めるでも、転職活動でも、節約するでもOKです。
明快な理由があることが重要なので、方法は深く考えなくても大丈夫です。
この覚悟があるだけで、不思議なくらい気分は軽くなります。むしろ爽快。
今、自分がそんな感じなので、強くお勧めします!
豊かな人間だけが豊かな人生を送る
ここで言う「豊かな人間」は人格者みたいなものです。
- 高い問題意識を持つ
- 高い解決能力を持つ
- 他者に対して寛容
この3点に集約されます。
「学び」を「お金」に換えるとは、「豊かな人間になる」事と一体の関係にあるのです。
「豊かな人間」とは「億万長者マインド」を身に付けた人と言うことです。
「学び」は未来への先行投資と言うことができます。
目標を立てることは未来志向です。明るい未来を想定して努力する。
もちろん投資ですから、投下する資本が必要です。
「貧乏マインド」にあると、未来への先行投資という側面にお金をかけず、今一時の幸せに浪費しがちです。
未来志向である「億万長者マインド」なら、会話に現在進行形も多く含まれ、結論として未来形がどんどん出てきます。
「貧乏マインド」だと過去形ばかりになります。終わった事ばかり口にします。
どこかでミスを挽回出来るように、ロバートGアレンが提唱する「複数収入」の理論を導入すると効果的です。
副収入ではなく「複数収入」です。
額の差はあったも同時多発で収入源を持っておく意味です。
「副収入」としてアルバイトなどに手を出すくらいなら、「投資」などで「複数収入」の足がかりを得る方が将来的に得策です。
「お金を稼ぐ人は何を学んでいるのか?」を読んでやってみた
お金の出入りを管理してみた
最高の人生に到達する為には、未来について具体的に考えていくことも大切です。
それが「人生ビジョン」です。
アンソニー・ロビンスは「人生で一番重要な4つの質問」としてまとめています。
- 私の人生は何のためにあるのか
- 私は何をすべきか
- なぜ私はここにいるのか
- 私は誰なのか
難しい質問ですねー。
でも「学び」とはこの答えを見つける為にしてると言ってもいいくらいです。
しかし、ここに時間を掛けてたら、肝心の「成功」を目指す為の時間が無くなってしまいます。
ここは出来るだけ早く見つけるように努力しながら、「お金に換える」を実践していくべきです。
毎月一定額を積み立てる。
消耗品にお金をかけない。
お金の出入りを管理する。
ここはやっておきます!
著者 稲村 徹也
出版社 きずな出版