山崎元の「お金に強くなる!」一生役に立つお金の基礎知識!ローンや保険との付き合い方と運用

知らないと一生損する話ばかりです

この本を読むと得られるもの

  • お金に関する基礎知識を学べます
  • なんとなく加入していた保険や憧れで手に入れようとする住宅についても学べます
  • お金の運用について学べます

 

銀行、証券会社、保険会社は当たり前ですが儲かるために活動しています。

自らお金を持って相談に行くのは、赤ずきんちゃんが「どうぞ食べて下さい!」とオオカミに突撃するようなものです。

 

お金は自分が理解できる方法で、着実に運用していくのが基本です。

まずは自分で知識を身につける努力が必要です。

 

以前も山崎先生には金融について教わりました。

今回は、

  1. お金との付き合い方
  2. お金を稼ぐ、増やす
  3. お金は賢く使う
  4. 借金とは付き合わない
  5. 運用の基本
  6. 簡単運用術
  7. 確定拠出年金とNISA
  8. 運用の「常識」ここが間違い
  9. 運用リテラシー

の項目で解説されています。

 

ここでは、基本となるお金と生活の話について要約します。

まずはここを押さえないと、増えるお金も増えません。

 

運用についての勉強はぜひ本でして下さいね。

人生で経済的な豊かさを得る為に必要な要素たち

お金だけで人は幸せにはなれません。

でもお金がないと確実に不幸です。お金があると避けられる不幸は際限なくあります。

 

お金とは「自由を拡大する手段」です。

行きたい所に行けて、欲しいものを買える。愛する人を助ける事も出来ます。

つまり、お金は手段であって目的ではありません。

 

ケガなどで急な出費があったとします。

「貯金は老後に必要だから」「今、株を売ると損するから」など言いつつ、折角あるお金を使わない人がいます。

なんなら借金をして当面を凌ごうとすらします。

これは完全な間違いです。

 

お金は意味を持たせてはいけません。

必要な時は淡々と使う

お金は手段です。距離感を持って付き合っていくことが大切です。

 

人生の豊かさに必要な6要素

ここで問題です。

「人生で経済的な豊かさを得る為に必要な要素」は6つあります。

重要な順番に並び替えて下さい」

  1. 稼ぎの多寡
  2. 支出・貯畜の習慣
  3. 住居・不動産
  4. 保険
  5. 自動車
  6. 資産運用の巧拙

さて、いかがでしょう?

 

正解は、そのまま番号順でした!

つまり、一番大切なのは「稼ぎの多寡」なんです。

 

「え?資産運用の本じゃないの?」

資産運用が経済的豊かさに与える影響は、そんなに大きくありません。

500万円を1%運用利回りを改善しても、その額は年間5万円です。

働かなくても増えるのは凄いですが、他の要素の影響と比べると小さいですよね。

 

やはりまずは「稼ぎの多寡」が重要です。

資産運用の前にまずは元本を増やす事を考えましょう。

1年で数百万、一生では数千万から数億もの差が出ます。

似たような才能でも、職業の選択や働き方で、収入は大きく変わります。

 

支出・貯蓄の習慣が上手い人は、お金の使い方も上手い人です。

この習慣も数百万単位の差が出る要素です。

 

住居、不動産は数十万から数百万の損得が発生します。

所有にこだわるのは危険です。

特に不動産価格が高い時に購入するのは避けましょう。

 

保険は、必要のない保険に加入している人が多いです。

月々数万円の保険料を支払っているなら、1年では数十万のムダが発生しています。

 

自動車はライフスタイルによっては、タクシーの方が安上がりだったりします。

都心に住んでるなら尚更です。

両@リベ大学長の「お金の大学」お金の稼ぎ方、増やし方、節約の仕方が全てわかります!

 

「稼ぎの多寡」を増やそう

では一番影響の大きい「稼ぎの多寡」を増やすにはどうすればいいのでしょう?

その為には「キャリア・プランニング」が必要です。

 

生涯を通じて安定した収入を得るには、会社に依存しない「人材価値」が求められます。

会社は自分の力でコントロールすることは出来ません。

自分でコントロール出来るのは、自分の人材価値です。

育てて、利用して、維持していくことが必要になります。

 

人材価値を決める3つの要素は

  • 仕事ができる能力
  • 能力を仕事に活かした実績
  • 今後、能力を使うことができる時間

です。

 

キャリア・プランニングでターニングポイントになるのは28歳、35歳、45歳です。

社会に出たら、28歳までに職業の選択をして集中的に知識を身に付けておきます。

 

その能力で35歳までに実績を作ります。

多くのサラリーマンの能力全盛期は30代前半です。

 

45歳になったら、副業やセカンドキャリアについて考え始めます。

満足いく収入を得るスキルを身に付けるには、ある程度の時間が必要になります。

戦略を持って準備しておきましょう!

さあ、「黄金の羽」を拾って経済的自由な人生を手に入れよう!

 

貯蓄体質になろう

「支出・貯蓄の習慣」は経済的豊かさを手に入れる上で欠かせない要素です。

貯蓄額は収入の多寡だけで決まるわけではありません。

 

1年間で50万円の資産運用をするのは結構難しいです。

でも、1年間で50万円の貯蓄をするのは、そんなに難しいことではありません。

運用よりも貯蓄の方が、現実的に資産を増やせると言えます。

 

そして運用の元本が1000万円あれば、5%の利回りで可能になります。

この点でも、まずはある程度の元本を増やすことが大切って言えますね。

 

オススメされてるのが「天引き貯金」です。

最初に天引きして残ったお金で暮らすことを考えるのです。

目標は手取りの3割を貯蓄しましょう。

 

ひとつの銀行に預ける預金は1000万円までにします。

仮に銀行が破綻した際に保証されるのは1000万円までです。

 

1000万円以上の貯金は個人向け国債を購入したり、証券会社のMRFを購入したりしましょう。

その時には銀行の窓口に近づいてはいけません。

給料はいくら、預金はいくら、生活費はいくらと全て把握されているので、相談をしない方が得策です。

 

「生命保険は加入しない」が原則

日本人の生命保険加入率は高く、他の先進国と比べても3倍近い保険料を払っています。

基本的に生命保険は加入するものとみんな思ってますが、山崎さん曰く「原則として加入すべきでないもの」なんです。

 

ほとんどのケースにおいて生命保険は不要です。

最悪なのは社会人になったのをきっかけに加入することです。

先輩になんとなく勧められ、そんなものかと加入し、3年おきになんとなく契約更新する。

全く不要な支払いです。

 

生命保険との付き合い方3原則

  1. 100%納得できる保険以外に入らない
  2. 特に医療保険(がん保険含む)に入らない
  3. 独身の新入社員は生命保険に入らない

 

保険加入の3ヶ条

  1. 10〜20年くらいの期間限定にする(子供が大きくなる、またはある程度の貯蓄ができたら不要)
  2. 掛け捨ての死亡保障の定期保険(特約なし)にする
  3. ネットの生命保険会社から選ぶ(共済保険と比較して安い方に)

 

保険は「損する賭け」が本質です。

保険会社が存続し、儲かっているのはそれだけ賭けに負けている人が多いということです。

 

支払う保険料には、保険会社の取り分や手数料が当然含まれています。

この手数料を生命保険では付加保険料と言いますが、ほとんどの生命保険会社は開示していません。

一般的には保険料の2〜5割と言われていて、投資信託と比べても桁がひとつ違います。

 

結論としては、必要なものに泣く泣く入るのが保険の正しい考え方です。

販売者の取り分がわからない商品にお金を出してはいけません。

 

基本的に死亡保険は掛け捨てですが、返戻金のあるタイプは保険料の一部が積立型になっています。

最低限の期間、最低限の掛け金、最低限の保障(特約はいらない)の加入で考えると積立部分は必要ありません

「掛け捨ては損」ではなく「賢い選択」なのです。

 

ガン保険に加入するのは損

誰でも病気に対する不安はありますよね。

その不安にお金を払うと、不安が解消されたかのような錯覚に陥ります。

「入院したら大変だから、医療保険には入っておこう」というのが心理だと思います。

 

しかし、基本的に医療費についての心配は無用です。

健康保険には「高額療養費制度」があります。

 

高額療養費制度とは、医療機関で支払ったひと月の額が一定金額で超えた場合に、その超えた部分を支給してもらえる制度です。

僕も今年は2回入院したのですが、大変お世話になりました。

 

仮に100万円医療費がかかっても、3割負担の30万円にはなりません。

自己負担の限度額が決まっているのです。

限度額は所得によって変化しますが。月収が40万程度なら1ヶ月9万円くらいです(窓口支払いが30万円の場合)。

これくらいなら貯金からでもどうにでもなります。

 

ガン保険も医療保険の一種です。

このガン保険も「ひどく損な賭け」です。

 

保険とは「滅多に起こらないけど、万が一の為に、自分で負担できないリスクを負担する為に、多くの人を集めて対処する仕組み」です。

でも、がんって2〜3人にひとりがなる病気じゃなかった??

保険の趣旨である「滅多に起こらない」なのに「よくある心配事」なんです。

なので保険の仕組みにはガンは不向きなんです。

 

しかも民間生保の医療保険は「5000円の医療クーポンを1万円で買う」くらいの割高です。

保険料を貯蓄か投資にまわしておく方が得ですし、病気にならなかったら好きに使えるお金です。

 

医療費は健康保険で対応する。

それ以上かかるお金は預貯金や運用で用意する

これが将来の病気に対する経済的対処策です。

 

癌に対する不安は、医療保険ではなく健康管理と貯蓄・投資で解消しましょう。

これは必読!投資のリスクに騙されないための「シンプルで正しいお金の増やし方」

「お金に強くなる!」を読んでやってみた

うわっ…私のお金についての知識、足りなすぎ…?

実践してみたこと

  • お金の勉強を始める

 

最近、保険とか医療費とかの話をすることが多くって。

その時に思ったのが、「おれ、知識ないな」でした。

 

そこでガッツリお金について勉強していこうと思います。

今までいっぱい損してたんやなあ…。

ほんま無知は人生損しますね…。

 

山崎さんの本を読むのは、人生で早ければ早いほど良いと思います。

速攻で手にとって下さいね。

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この本も合わせて読むとより深く理解できると思います。

即実践可能なめちゃめちゃ有益なアドバイスばかりです。

 

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著書名 図解 山崎元のお金に強くなる!

著者 山崎元

出版社 ディスカヴァー・トゥエンティワン

 

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