この本を読むと得られるもの
- 脳の思考の仕組みが勉強できます
- 日常でできる脳のトレーニングがわかります
- 脳を鍛える事で思考力と実行力が身に付きます
「脳の強化書」脳は何歳からでも鍛える事が出来ます!脳を鍛えるトレーニングあれこれ!
私ダメだな…って思ったらレッツトレーニング!
脳の研究は世界中で行われています。
その中で、脳はトレーニングすればいくつになっても「強化」されることがわかりました。
脳トレ?
いえ、一般的な脳トレとは違うらしいのです。
脳には1000億個を超える神経細胞があります。
それらは働きごとに分かれて集まってます。
その集まりの数は120もの「脳番地」を形成しています。
その脳番地は大きく8系統に分けられます。
- 思考系
- 感情系
- 伝達系
- 理解系
- 運動系
- 聴覚系
- 視覚系
- 記憶系
その8系統をピンポイントで強化できるトレーニングがあるのです。
例えば、「毎日知らない人と5人以上会話する」というトレーニングをすると、主に伝達系と思考系、そして理解系の番地を強化します。
その結果、コミュニケーション能力を高めることが出来るのです。
脳が最も成長するのは20代から40代です。
学校よりも刺激の多い社会に出てからの方が、脳は成長するわけです。
脳を強化したいぜ!
この本では、
- 「私の脳、今からでも変えられる?」
- じゃんけんでわざと負ける
- 植物に話しかける
- 創作料理を作ってみる
- 普段読まないタイトルの本を読む
- 歌を歌いながら料理を作る
- ラジオを聴きながら寝る
- 自分の顔をデッサンする
- ガイドブックを持たずに旅行に行く
の項目で、それぞれ脳のトレーニングを紹介されています。
どうな効果があるのか楽しみです。
是非この本を読んで脳のトレーニングしてみましょう。
今からでも遅くありません!
まずは思考系番地を鍛えよう
脳のトレーニングをすると、MRI画像で見た時に、黒っぽい枝のような部分が増えたいくのがわかります。
これは脳を使い込むと神経繊維が集まる「白質」が発達して、それに合わせて神経細胞の集まる「皮質」の表面積も広がります。
この成長がMRI画像の黒い部分になります。
まずは「思考系」のトレーニングからやりましょう。
思考系番地は、右脳と左脳それぞれの前頭葉に位置します。
具体的で正確な答えを出すために使われるのが左脳の思考系番地。
モノづくりや映像の加工など言葉の操作を伴わない場合に活躍するのが右脳の思考系番地です。
ここで思考や意欲、創造力を司ります。
そこが強化されると、やりたいことが出来る様になり、集中力も上がります。
思考力が上がれば決断力も上がり、自分の意思を強く持つことができます。
意思が強ければ、他の番地脳にも明確な指示が出せます。
いわば思考系番地は「脳の司令塔」です。
思考系番地はその人の将来のビジョンに対応しやすいという特徴的があります。
「人に勝ちたい」「出世したい」という強い意志を持っている人ほどその目標を実現する為に、他の番地に必要な情報を集めてくるように指示します。
なるほど!これは神メンタルでも書いてたな。
「思考系」脳番地の最も簡単なトレーニング方法は、「毎朝その日の目標を20文字で立てること」です。
20文字という短い文字数でまとめることは「制約」になります。
数字という制約があることで、脳はその範囲で上手く要約しようとしたり、言葉を選んで吟味したりしますよね。
朝から脳に制約を与えてしっかり考えさせる事が思考系のトレーニングになります。
「制約」を持たせることは脳の強化に繋がります。
「残業しない」という制約を持たせて仕事をするのもトレーニングになるわけです。
他にも「身近な人の長所を3つあげる」のも良いトレーニングになります。
このトレーニングも「3」という数字がポイントです。
数字によって脳に負荷を与えて、頑張ってその数だけ探し出そうとします。
この「探し出そう」という努力が思考力を鍛えてくれるのです。
「じゃんけんでわざと負ける」のもトレーニングになるんです。相手に先に出してもらってから負けても構いません。
それでも「わざと負ける」ってちょっと考えないと難しいですよ。
心理的に人は勝とうとします。
わざと負けるのも脳に負荷をかけることになります。
「視点の移動」も大切です。
自分の意見に対する「反論」を考えてみる。
休日の行動計画を他人に決めてもらう。
自分なら絶対行かない場所で予想外の行動をとる。
そうすることで眠っていた脳番地を強く刺激出来ます。
使いやすい脳番地ばかりを使っていると、脳全体の成長を促せません。
脳に色んな角度から考えさせることが思考系の強化に繋がります。
次は感情系脳番地を鍛えよう
思考系に次いで強化すべきは「感情系脳番地」です。
脳の奥深くにある「扁桃体」が人間の感情を司る感情系脳の中心です。
その名の通り感情系を鍛えれば、感情をうまくコントロール出来る様になります。
また感情系は思考系とのつながりも強い脳番地です。
感情が不安定だと冷静に考える事ができません。
感情系脳の番地を鍛えましょう。
まずは、「一日何があっても怒らない」です。
「怒りそうになったらその場を離れよう」
「人には優しくしよう」
そう毎朝「目的」を脳に叩き込みます。
嫌な気分になった時は、過去の楽しい思い出を引っ張り出して、現在の感情をコントロールします。
そうすることで感情系の脳番地強化に繋がります。
また「自分で自分の褒めたいこと」を記録していきましょう。
こうした自分の気持ちをポジティブにする方法を持っていると、感情のコントロールとトレーニングが同時に出来ます。
感情系脳番地を鍛えるのには「植物に話し掛ける」のも効果的です。
そうすると興奮していた脳が落ち着き、気持ちも穏やかになるんです。
ベットとかでもOKです。「話し掛ける」こと自体が感情表現のトレーニングになります。
これやった事ないからやってみよう!
「挑戦」することも非常に大切です。
挑戦しないと脳は成長しません。
行ったことのない場所で新しい美容室を開拓する。
新しい髪型にしてもらい、服も普段と違う色を着てみる。
成長は成功しても失敗しても、感情が大きく揺さぶられます。
感情が揺さぶられる体験をしないと、脳は成長しないのです。
脳を揺さぶり負荷を与えることが、感情系脳番地の強化には大切です。
感情系脳番地は老化が遅く、死ぬまで成長するそうです。
また他者との交流を増やすと、年を取ってからでも成長することが分かっています。
感情が目覚めれば思考も動き出します。
まずは思考系と感情系を鍛えましょう。
「脳の強化書」を読んでやってみた
めっちゃ実践的なトレーニングの数々
実践してみたこと
- 運動系脳番地を鍛える
「運動系」が一番今までやってなかったなあと思います。
脳番地の中でももっとも早く成長するのが運動系脳番地です。
人間は動かなければ生きていけません。
だからまず「運動系」が成長してから、前頭葉付近の「思考系」と「感情系」が伸びていきます。
その次に後方の「視覚系」「聴覚系」「記憶系」が伸びていきます。
「運動系」を鍛えることは、他の脳番地にも良い影響を与えるんですね。
これは色んな脳の本でも運動しようって言うわけだ。
もちろん鍛えるためにはスポーツや運動が効果的です。
そこに「注意しないといけない事」を付け加えるとさらに効果的なんですって。
階段なら1段飛ばしで降りるとか。
歌いながら料理をする
料理もスポーツみたいに五感をフルに使います。
そこに「歌う」を付け加えると、料理をする「手」と、歌う「口」を連動させるように脳は指示を出すことになります。
これって脳にとってはかなり高度な指令なんですって。
料理は次に何をすべきかも考えますよね。
運動系脳番地も、体を動かす前に「どうやって動かそうか」と瞬時にプランを立てています。
そう考えると、歌いながら料理をするってかなり強力なトレーニングですね。
音楽に合わせて自分で考えた振り付けで踊ったりすると、「能動的な運動」になります。
人は「やるべきこと」が多過ぎると、「やらないといけない」「やらされている」という受動的な考え方になります。
受動的な思考では、脳は鍛えられません。
思考を変えてみます。
「したい!」「やりたい!」と自分から行動して運動することが脳のトレーニングになるんですって。
他にも文字を書いたり、絵を描くこともトレーニングになるそうです。
生活に取り入れていきたいなあ。
とりあえずこの本を読んでやってみよう、な!
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著書名 まんがで鍛える 脳の強化書―――私、成長したいんです・・・
著者 加藤俊徳
出版社 あさ出版