この本を読むと得られるもの
- 成功している人たちの考え方がわかります
- 自分の理想像を作るやり方がわかります
- 成功するのに必要な脳科学が理解できます
「No. 1理論」ビジネスでもスポーツでも恋愛でも成功する人には共通点があったのです
賢い人ほど成功しない脳科学の不思議
人を「優秀な人間」「活躍できる人間」にするものってなんでしょう?
昔から色々言われていますが、まとめると「才能」「努力」「ツキ」の3つになると思います。
「結局は才能なんだよ」「どんな天才も努力には敵わないよ」「いや、ツキがないとどんな努力家も成功しないさ」
色んな説があります。
しかし、とうとうこの3つを超えた成功法則が明らかにされたのです。
それは「大脳生理学」です。
それによると才能も努力もツキも、脳にインプットされた記憶データに左右されるというのです。
ポイントは、決して脳の「でき・不でき」ではなく、そこにインプットされたデータが人間な優秀さを決定するという点です。
優秀な人間の脳とそうでないと人の脳自体には大差はありません。
シワの数も脳細胞の数も関係ないことがわかりました。
人の脳は、過去のデータから瞬時にデータを集めて、意識的あるいは無意識的に物事を判断しています。
僕たちの感情や思考や行動は全て脳にインプットされた過去の記憶から導き出されているのです。
結論を言えば、人の脳は感情、イメージ、思考の3つがプラスになれば、必ず成功する仕組みになっています。
この本では
- ウキウキワクワク状態になれば誰でも一流になれる
- 潜在意識を変えると凄い事が起こる
- 成功の条件=メンタルヴィゴラス状態をつくる
- この手法で脳をプラスにコントロールする
- これが真のメンタルタフネスだ
の項目で、感情とイメージと思考をプラスにする「成功する脳」の作り方について解説されています。
万が一失敗しても、そんなものは気にもならず、それを活かして大きな成功を掴める人間になります。
嫌でも成功する運命となるのです。
この本を読んで、脳を改革していきましょう!
成功できる人の脳ってどうなってるの?
将来、自分は成功すると予感していますか?
この問いにYESと答えられるなら、もう既に成功する脳になっています。
しかし大半の人は「成功したい」という気持ちと裏腹に、「もしかしたら失敗するかも」という予感をしてしまいます。
合格しないかも、負けるかも、事業が上手くいかないかも、フラれるかも、幸せになれないかも。
こういう悪い予感が生まれる度に、頭の中ではマイナス方向のイメージトレーニングがせっせと行われているのです。
「ダメだ」「失敗する」というイメージを脳にインプットしているわけですから、成功するはずありません。
なので、まずはこの「予感」が変わることが必要になります。
人がウキウキワクワク状態になると、脳下垂体から私たちの脳と体を活性化させる様々なホルモンが分泌されます。
苦しい練習も楽しくなり、目標を実現するには何が必要かわかります。
ビジネスでも勉強でもスポーツでも、ものごとが上手くいくと人間の脳は肯定的なプラス感情が生まれます。
逆に失敗するとつまらないなというマイナスの感情が出てくるのは誰しも経験があると思います。
プラス思考といっても、脳は思考だけで動くのではありません。
思考の背後には必ず感情とイメージが伴っています。
成績が悪い子の「勉強したくない」というマイナス思考には×だらけのテストのイメージと、それをとった時の「やだな」という感情がくっついているのです。
つまり子供に何かを教えるなら、必ず勝つ体験をさせて、その喜びのイメージを脳に覚えさせてプラス思考にするのが大切です。
イメージで大切なのは「No. 1」を目指すことです。
プロ野球ならメジャー、サッカーならセリエA、経営者ならその分野で日本一の企業です。
なぜかというと、人間はとても怠け者にてきていて、ある程度で満足すると、必ずそこで進歩が止まるからです。
ある程度の成功を思い浮かべていたら、ある程度までも達成できません。
どうやって自分の成功を疑わない天才になれるのか?
自分を変えたいと多くの人が思っているはず。
でも、自分を変えたいとう欲がどんなに強くても、人の心は存在意識で条件付けられてるんですよね?
それなら変われないんじゃないの?
そもそも潜在意識って見ることもできないから問題なんですよね。
でも実は潜在意識って意外と簡単に操作できるそうです。
それは「マインドコントロール」によって可能なんです。
はい、一気に怪しくなってみんなが引いていく音も聞こえましたよ。
確かにカルト教団が使っているようなニュースも聞きます。
しかし、マインドコントロールは使い方次第で、溺れた人を助ける命綱にもなるんですって。
マインドコントロールは「なりたい自分」をイメージすることから始まります。
そう聞くと「じゃあ、アメリカ大統領にもイメージすればなれるのかよ」という意見も出てきそうですよね。
結果から言うと、答えはイエスです。
でも。本当にアメリカ大統領になった自分を想像できますか?本当になりたいですか?
つまり人間の思考や発想には「枠」があるということです。
「神メンタル」でも、陸上でそれまで破られなかった10秒の壁が、ひとり達成すると続々と達成者が現れる話がありました。
これは、達成した人を見て各選手が「出来るんだ?!」と10秒を破るイメージが出来たからです。
イメージと空想は違うってことですね。
イメージには大切なポイントがあります。
「将来の自分」から「現在の自分」を見られるようになったかかどうか。
成功した自分から今の自分を見るわけですから、それは成功した喜びの目で、まるで過去を見るように現在を見るのです。
そうなると苦しい練習もウキウキワクワク状態でこなすことが出来ます。
成功から見れば、それまでの苦労も失敗も全てプロセスに過ぎません。
間違いなく成功することがわかっているから、不安や焦りや迷いもありません。
むしろ楽しみながら進むことが出来ます。
「こんなことして何になるの?」「失敗したらどうしよう」というマイナス思考も消えます。
「できる」とイメージしたものが必ず実現するのは、現在の自分に何が欠けているのか、何が必要であるかが歴然と見えてくるからです。
実際これまでの人生を振り返ると足りないものが見えますよね。
でも、ほとんどの人がそれを「反省」というマイナス思考で行っています。
しかし、将来の自分から現在を見たときには、反省を先取りし、プラス思考で行えます。
したがって、今の自分を確実に成功イメージへと引っ張り上げることができるのです。
でも、追い込まれたりするとどうしてもマイナス思考になりがちです。それは形だけのプラス思考です。
そこに欠けているものは何なのでしょう?
それは「感情」です。
感情がともわなければ、逆境を突き破る生きたプラスイメージ、パワフルなプラス思考にはなりません。
思考とイメージと感情の3つ全てがプラスになったメンタルタフネスを「メンタルヴィゴラス状態」と言います。
心の源は「大脳辺縁系」にあります。
知的な処理は、その大脳辺縁系の上にある大脳新皮質で行われます。
大脳新皮質が過去のデータから推測し「できっこない」「俺はダメだ」という、否定的な思考パターンを生み出すのです。
特に扁桃体という部位がキーポイントとなります。
扁桃体は「好き嫌い」を決定する脳です。
過去のデータに基づいて瞬時にプラスかマイナスかを判断します。
マイナス感情の扁桃体で、「頑張らないといけない」「努力すべきだ」と、自分を叱咤激励し続けてきた人たちがバーンアウトしてしまうのです。
扁桃核を変えるのは簡単です。冷めてしまった恋愛を復活させることを例にして考えます。
まずは好きで好きでたまらなかった頃の二人を思い出します。
これはリマージュリーというメンタルトレーニングです。
次に未来の幸せな家庭をイメージし、絶えず思い描くようにします。
目標設定のイメージトレーニングです。
さらに奥さんに対する感謝、責任、使命を思い出し、二人でどんな価値を創造していけるかを考えます。
扁桃核はこんな簡単な方法で変わってしまうんですね。
実は脳はイメージと現実を区別できないんです。
梅干しって想像するだけでよだれが出てきますよね。
成功や優勝、幸せな家庭を明確にイメージでき、それが実現した時の喜びや感動まで感じられる。
いわば未来を先取りした「もうできちゃった」の状態を作り出すのです。
仕事の成功も、人生の目標もリアルにイメージすることが、それを実現化する秘訣です。
抽象的で漠然とした願望では右脳にインプット知りことはできません。
なので「成功したい」「もっと良くなりたい」「幸せになりたい」という漠然とした夢は、絶対に実現しません。
成功をイメージするときは、それを達成する時間、場所、その時の自分の喜び、周りの人の様子など、映像を見るように具体的に思い描きます。
それができると、その成功イメージを脳が経験として受け取るので、扁桃核から自然とプラスの感情が湧いてきます。
これができると、思考もプラスで回転し始めます。
リアルに繰り返し思え。
これが思いを実現化するイメージングです。
「No. 1理論」を読んでやってみた
自分の脳を成功したと思い込ませよう
実践してみたこと
- イメージを作ろう
- クリアリング・プロセスを作ろう
イメージを作ろう
成功するには「成功している自分」のイメージが大切なのか。
ガッチガチにリアルに思い浮かべて、ノートに書くことにしました。
最近毎日でもないけど継続して書いているモーニングページに書いてみました。
3ヶ月後、半年後、1年後、3年後、5年後、10年後と細かく分けて具体的に書いていきます。
想像以上に楽しい作業でした。
やっぱり脳は想像と現実の区別はつかないのですね。
書いているうちにナチュラルハイになって気持ち良くなっていきますよ。
それに沿って毎日を過ごしていくのですが、注意点がひとつ。
長期目標は決して下げてはいけません。
人は何かに失敗したり挫折したりすると、自己防衛本能が出てきて弱気になり、つい目標を下げてしまうのです。
なんか自分と同じ分野で近所のやつが成功していると、負けた気持ちになり、違う分野に目を向けたりしてしまいます。
でもそこはグッと我慢が大切。
もし自分がラーメン屋なら、近所にラーメン屋がオープンしたら諦めるのか?
否、ドンと来いと。何なら一緒に地域を盛り上げていくくらいの器を見せたいところ。
理想の自分に向けて突き進んでいきましょう!
クリアリング・プロセスを作ろう
巨人のエースだった桑田投手は、ピンチの時には、マウンドでボールをじっと見つめていました。
これはアイ・コントロールといって、脳を集中させ、ピンチで生じたマイナスイメージをプラスにチェンジする作業です。
いったんマイナスになるとなかなかプラスのイメージが作れなくなります。
そこで、マイナス思考をクリアにして、脳をプラスにする手法である「クリアリング・プロセス」が必要になるのです。
人間の脳は1箇所を凝視すると、自動的に集中する仕組みになっているんですって。
他にも脳をプラスにチェンジする方法があるそうです。
これは是非とも取り入れていきたいな。
まずは体の動作で脳を切り替える「ボディランゲージ」です。
筋肉の動きを通じて潜在意識に目標達成をインプットします。
僕は手を一回パンと叩く動作にしました。
音も鳴るので何となく切り替わりやすい感じがしました。
そしてもう一つが「プラスの言葉」です。
脳はマイナス思考になると、自然と否定的な言葉が出てきます。
その言葉を口にすると、マイナスイメージがさらに脳に記憶されて、もう泥沼状態です。
そこであえてプラスの言葉を口に出すのです。
僕は手を叩いて「楽しんでいこう」と口にすることにしました。
「頑張ろう」とかってなんか苦行っぽいので、「楽しもう」がいいかなって思いました。
是非この本を読んで、未来の自分像を作る作業に取り掛かることをオススメしますよ。
とりあえずこの本を読んでやってみよう、な!
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