「年収1億を稼ぐ人、年収300万で終わる人」小さな積み重ねであなたも変わる!
積み重ねが大きな変化となる
この本は、主人公翔介が、成功の妖精のアドバイスに従いながら成り上がるというストーリー。
…は?って思うかもですが、結構面白いストーリーですよ。
著者の午堂さんが多くの成功者との交流の中で、その思想や行動から抽出した「年収1億円メソッド」をマンガにしたんです。
これから成功を目指す人が知るべき事は、すでに成功した人の習慣ではなく、彼らが「凡人から成功するまでにやっていた事」のはず。
つまり、お金持ちが言う「きれいごと」ではなく、成り上がっていく際に必要な、もっと泥臭くてリアルな思考パターンと行動パターンを真似しよう!ということです。
死の間際「全力を尽くして人生を全うした!」と高らかに叫べるような予感はしますか?
僕は残念ながら「NO」と言いそう。
でも午堂さん曰く「NO」でも心配いりません。
思考を変えれば行動が変わるのだから、成功する思考さえ身に付ければ、誰だって成功する人間になれるんです。
よっし、一緒にこの本で学びましょう!
時間貧乏を捨てろ!
年収300万はスタバでコーヒーを買うが、年収1億はスタバで勉強する空間を買う
人間、誰でも持ち時間は24時間。
時間を「限られた資源」ととらえ、有効に使うにはどうすればいいかを考えて、試行錯誤しながら修正していきましょう。
YouTubeをダラダラ観る1日も、勉強に励む1日も同じ24時間。
だからこそ、その違いが積み重ねて年収に現れるんですね。
コーヒーを買うのにお金を使う。
これを飲み物を買うと捉えるか、その行為の裏側にある時間価値を見出せるか。
カフェで買うコーヒーの値段には、それを飲むための時間と空間も含まれます。
その1杯で得た時間と空間で何が出来るか考えてみましょう。
そして思うだけでなくすぐ行動です。
行動に移せない思考は何も考えていないのと同じです。
「すぐに実行する」という行動が起こせるかどうかで未来は大きく分岐します。
タイムマネジメントで言えば、「何を」「いつ」やるかも重要です。
自分が最も集中出来る時間帯に、もっとも重要な仕事や勉強法を充てるのが大切です。
やっぱりそうなると勉強するタイミングは朝になりますよね。
夜は残業が長くなかったり、飲み会があったりで思い通りに自分の時間が使えません。
しかし朝なら集中力もあるし、勉強も捗ります。
さらに言えば早く家を出たらラッシュにも巻き込まれません。
そんな時間を買えるなら、コーヒー代は十分に回収出来る投資と言えます。
コーヒーに限らず、お金を払うたびに、これを買うとどんなリターンが得られるのかを考えましょう。
お金を使ったら必ず元を取るのです。
年収300万は待ち合わせの5分前に着き、年収1億は30分前に着く
「そんな早く着いても、時間もったいなくない?」
ここで重要なのは、日常で発生するコマ切れの時間の使い方です。
もし予定をコントロール出来るなら、外出の日をまとめてしまうというのもアリです。
すると全く外出しなくていい日が出来て、作業に専念できます。
あるいは逆の発想で、集中力が切れた頃に外出の予定を入れることで、仕事と気分転換の両立も狙えます。
時間管理では「コマ切れの隙間時間をいかに活かすか」という話がよく出てきます。もちろん大切。
しかし、そもそもコマ切れの時間ができないようにすれはいいのでは?と考えてみてはどうでしょう。
例えば打ち合わせで出かけるなら、30分とか前に到着して近くのカフェに入れば、約束の時間に遅れる心配もなく、まとまった時間が作れます。
出発時間を気にして会社で過ごすより余裕が持てるし、10分前とかに着いたらそれこそ中途半端で何も出来ません。
時間を確保する意識が大切なのです。
クソ真面目を捨てろ!
年収300万は詐欺に腹を立てるが、年収1億は詐欺の手口に学ぶ
「それが常識だ」「いままでそうやってきた」「そんなもんやろ」
ああ、もう。仕事で何回このセリフを聞いてきたことか…。
もしそういう言葉を聞いたら、即疑いましょう。
常識とは「凡人の思考と行動を一般化したもの」だからです。
本当に正しいのか常に問い続ける思考体力を養えば、結果は自然と付いてきます。
詐欺はもちろん犯罪です。
しかし、悪いモノをただ怒るだけでは、結局そのニュースからは何も生まれません。
なぜ詐欺に騙されるのか?
その秘密が、人の弱み、見栄、欲求をうまくくすぐって話に引き込んでいくのなら。
それは人間心理の理解であると言えます。
これを商品説明に使ってみればどうなる?
今度の商談で取り入れたらどうなる?
年収300万が怒っている時に、年収1億円は本質を見抜こうとするのです。
ビジネスとは顧客の問題解決を売ることです。
「この商品いかがですか?」ではなく「あなたの解決したい悩みはこれですよね。それにはこれが効果的です」と解決するのです。
これには常識の固定観念を払い除け、本質に迫る発想ができるかどうかにかかっています。
年収300万は「出来ない」と正直に言い、年収1億は「出来る」とウソをつく
出来ないことは「出来ない」という。一見正直者な話です。
しかし、ビジネスにおいてはただの役立たずです。
相手は「やってほしい」からあなたに頼んでいるのです。
失望を与えられた相手に、次のチャンスをもたらす人はそうそう居ないでしょう。
「出来ない」は自己弁護に過ぎません。
可能性が少しでもあるなら、「出来ます!」と引き受けるのもチャンスを手にする手段です。
引き受けてから猛勉強すれば、大抵どうにでもなります。
イノベーションの多くはら無理難題を解決することで起きるのです。
無理にでも引き受けてこなせば、実績になります。
あなたの存在がブランドになります。
ブランドかあると相手は無理を言わなくなります。つまり、こちらが有利な条件を掲示できるようになるのです。
「出来ない」は封印して、ハッタリをかましまくりましょう!
「年収1億を稼ぐ人、年収300万で終わる人」を読んでやってみた
とりあえず行動を変えるべし
なるほどなるほど。
とりあえず時間泥棒を洗い出して、隙間時間をしっかり確保することですね。
昼休みはパパッと食べて、職場の近くのイベントホールで作業に没頭するようにしました。
この時間がとても貴重なんです。ブログの毎日更新の秘密もここにあります。
他には「年収300万は自分の話したい事を喋るが、年収1億は相手が話したい事を喋らせる」というのも意識しました。
相手が気持ち良く喋れるように、意識的に会話を促すのが技です。
仕事の愚痴は、本音は忙しい自分を自慢したいという事。
それなら、「大変ですねえ」ではなく、
「すごい!責任ある仕事をしてるんですね」と振ってやるのです。
時事ネタを振ってきたら、本音は知識をひけらかしたいのです。
それなら「あ、それ知ってます!」ではなく、
「へー!そうなんですね。もっとおしえて下さい」なんです。
「そんなの面倒やわ…」
確かに。でも多くの人は自分がしゃべると気持ち良いものです。
だから相手に喋らせておけば、勝手にこっちに好印象を持ってくれます。
恋愛でも聞き上手はモテますよね。
鉄板テクなので身に付けたいですね!
そして、年収1億円はギャンブルには勝負をかけます。
パチンコに行けって話ではなく、チャンスには飛びつけってことです。
好きな人を他人に取られたら、取り戻すことはほぼ不可能です。
ビジネスチャンスも同じです。
わかってるけど、どっちも苦手なのよね…。
これからは思い切って、先手必勝でやっていきます!
他にもこの本には色々年収1億円の思考が書かれてます。
自分がやってなかった事はどんどん取り入れてみましょう。
成功しようが失敗しようが、とりあえず動かないことには何にも変わりませんもんね!
著者 午堂 登紀雄
出版社 学研プラス