未来の生き方を教えよう

 

ちきりんの提案は2つ目の人生と職業選択!「未来の働き方を考えよう」

40歳からもうひとつの仕事を選ぶという方法

この本を読むと得られるもの

40代で2つ目の職業を選ぶという人生プランが学べます。

今後の社会で働くには何を意識すれば良いのかが分かります。

自分で設定した人生プランに基づいてどう行動するべきか理解できます。

 

最近kindleのオススメのところに「働き方」系の本を見つけると読んでしまいます。

しかも今回は「ちきりん」さんです。読まないわけがない。

 

ちきりんさんも大手からフリーランスとして独立された経歴の持ち主。

「働き方改革」と世間で言われる前の話なんで、時代の移り変わりの先駆者です。

 

昔は退職金で始める蕎麦屋さん、田舎でスローライフ、みたいな本が多かったですが、今は違います。

ガチです。「お前ら後がないからな!」とケツを叩くような本ばかりです。

退職後の暮らしをいかにサバイバルするかという指南書ばかりです。正直ビビります。

 

それらは全て「Work shift」という本から始まり、「Life shift」という本が起こした世界的なブームと言えます。

これにより多くの世代が「働き方に対する根本的な意識改革」の必要性を感じ始めたのです。

100年寿命の未来を楽しく生きる方法「LIFE SHIFT」ライフシフト

 

この本では、

現状維持の先にある未来

世界を変える3つの革命的変化

新しい働き方を模索する若者たち

二つの人生を生きる

求められる発想の転換

オリジナル人生を設計する為に

の項目で書かれています。

 

ここでは、「二つの人生を生きる」を要約したいと思います。

他の項目は是非本で確認してくださいね。

世界を変える3つの革命は是非押さえておいた方がいいですよ!

二つの人生を生きる

40代で働き方を選び直す人生がやってきた

とりあえず、「まだライフシフト読んでないよー」って方は読んでください。

読んで未来図が見えるようになってから、そこでどうするべきか考えましょう。

 

はい、読むと世の中の変化についても理解できるし、多くの人が新しい働き方を始めているのもわかります。

自分もこのままではなんとなくヤバそうな感じはする…。

と言っても、じゃあ具体的にどうすればいいの?と迷う人も多いと思います。

 

まず浮かぶ選択肢としては

  1. 自分でリスクをとり、多大なエネルギーを使い勝ち組を目指し戦う道
  2. 思い切って世の中の「こうあるべき論」から綺麗さっぱりと降りる道
  3. 何も変えないという静観の道

 

もちろん「戦う道」は大変です。世界で通用する人材を目指しても、入り口にすら立たせてもらえません

仮に潜り込んだとしても、常に成果が問われます。

働く時間も長くなるし、誰でもこなせる環境ではないでしょう。

 

2つ目の「こうあるべき論」から降りる道は、大企業を辞めてしまったり、ミニマムな暮らしを選んだりという、上昇志向から降りる道です。

これも選んだ後はとてもラクなんですが、選ぶまでは大変です。

今まで人と違う道を選んだことのない人には、戦うより勇気が必要な選択です。

 

そうなるととりあえず選んでしまうのが、「静観の道」です。

あああ、もう書いてて苦しいです。わかります、めっちゃわかります。とりあえず静観ね。するよね。

もしあなたが60代ならまあそれも良いかなって感じですが、これから40代を迎える世代にはリスクしかありません。

定年後もこれを読めばバッチリ安心!大前研一さんに学ぶ「50代からの稼ぐ力」

 

成長期には、入社すればもう安泰だった大手メーカーやメディア業界や銀行でも、今現在ではリストラ真っ最中です。

コタツだと安心してたのに、突然ジャングルに放り出される気持ちです。

リストラされなくても出向もあり得ます。今はいいけど、この先何十年もここで働くのかよ…と感じている人もいるでしょう。

 

そんな中、ちきりんさんが提案されるのは「職業人生は2回ある」という発想です。

一生のうちに2つの異なる働き方を選べるんだよ!という勧めです。

 

今までは65歳、もしくは70歳まで働き、定年後は寿命まで余生を楽しむものでした。

しかし、今後は職業も2回選び、前半と後半で異なる働き方をするという考え方をしてみるのです。

 

具体的には40代後半には、後期職業人生のスタートを切ります。

今20代の人は「2回あるうちの一度目の選択」と考えましょう。40代ならいよいよスタート!ワクワクしましょう。

 

もちろん今までも転職して2つの仕事をしてきた人はいるでしょう。

でも、ここでの話はそれとは違います。2回目を選ぶ意識を最初から持つという方法です。

そうすれば、働き方も職業の選び方もこれまでと大きく変わっていることでしょう。

 

2回目だからこそ選べるオリジナル人生

奈良旅行でも、誰しも一度目は定番の東大寺や奈良公園を選びます。

でも2回目となると、自分基準で面白そうな場所を選ぶと思います。

 

それと一緒で、1回目は怖くて無難な仕事しか選べなくても、2回目ならオーダーメイドの人生を選べるのです。

2回目の選択時には、やりたい事、やりたくない事が明確になっていると思います。

1回目ではとれなかったリスクも、2回目だと大体感覚的にもわかってると思います。

 

そして何より2回目のオリジナルプランを考えるのは、旅行と同じでめちゃめちゃ楽しいです。

1回目から個性的なオリジナルプランを実行出来る人は優秀な人でしょう。

でも2回目なら、なんとか旅行もオリジナルプランで楽しめます。

 

「自分にはこんな程度の能力しかないけど、それでも一生の間にこんな暮らしが出来たら楽しいだろうなあ」

と思える人生は誰しもあるでしょう。例え後半だけでも実現できたらめっちゃ楽しいと思います。

ずっと同じ仕事は美学にも思われてますが、40年もやってたらそりゃ飽きても満足しても普通ですよ。

 

小さい頃はミュージシャンを目指していた、マラソンにかける情熱だけは人一倍、料理はずっと好きでやってきてた、仏像に関しては目利きがすごい。

みんなそれぞれ夢や特技があると思います。

2回目は夢の仕事で食べていけないか、是非一度考えてみてください。頭ごなしに「無理」と決めつけないで下さい。

現代では全てが実現する環境が揃いつつあります。

 

ちきりんさんは40代後半から今の仕事を始められました。

20年働いた後にあれこれ具体的に考えれば考えるほど、「今までとは異なる働き方」というアイデアが魅力的に思えます。

結果として本当に退職されたのです。

 

「ブログとか出版とか決まってたから、辞めたんじゃないの?」

退職前から出版が決まっていたとか、ブログで食べていける自信があったとかではありません。

当時はブログからの収入もありませんでした。出版も退職後に決まりました。

最低限の暮らしならまあなんとかなるでしょうという気持ちで、後半の人生をスタートされたのです。

 

「未来の働き方」を読んでやってみた

人生の設計をやってみよう

なるほど、2回目の職業人生か。

40代が来たからと闇雲に仕事を辞めても、さてどうしたもんか?になってしまいます。

まずは人生設計を立ててみましょう。

 

設計なしに行動できる人は、これまた優秀な人だけです。

バイブル「神メンタル」でも具体的な目標と期限は大切!って言ってました。

脳科学と心理学で目標達成が思い通り!すごいぜ「神メンタル」

 

ステップ1・手に入れたい人生を明確にしよう!

どうでしょう?世の中「3年後にやりたい事」を聞かれてパッと明確に答えれる人ってどれくらいいるのかな?

もしかしたら「大過なく過ごせたらとりあえず良い」って人も多いんじゃないでしょうか。

 

でも「やりたくない事」ならどんどん言える人は多いと思います。なんなら怒ってるレベルです。

同じくらい強い気持ちで「やりたい事」は明確にはなってる人はそこまで多くありません。

そんな人はごくわずかな蓄えでも、あっさり簡単に飛び出していきます。

 

それは「ものすごくやりたい事」「それさえ出来れば他はいらない」ということがあるからです。

能力があっても、貯金があっても、辞めれない人は辞めれません。

 

幸せは、自己満足です。自分が楽しければ他人の目も気にならないし、傍目にはよく分からなくても、儲けることが出来なくても、全く問題ないと思えるくらい好きなことがあるからこそ、人生が変えられるのです。

自分がやりたい事が明確になれば、人生はものすごくラクになります。

 

多分不遇の立場になったらみんな必死に考えると思います。

僕は小売業が好きなので商売やりたいし、ipadでイラスト描くの好きだし、ブログなどで発信も楽しいです。

朝早く起きて作業して、景色の綺麗な場所に住んで、ちょっと世間の役に立つ仕事をしたい。

これらを全部やっていけばいのですね。

 

ステップ2・複数の将来シナリオを持とう

それぞれの職業で、5つくらい選択肢を持とうというものです。

例えば会社員なら、

  1. 現在の会社で出世して、どんどん大きな仕事が出来るように目指す。
  2. 社内での出世は目指さず、一貫した専門分野でのスキルを極める。途中で別の企業に移り、専門を活かす。
  3. 業界を変えながら横断的なスキルを身につけ、どこでも通用するプロフェッショナルを目指す。
  4. 知識と経験を売る自営業者になる。講演会や執筆を行うフリーランスを目指す。
  5. 仲間と起業して、専門知識を活かして働く。会社も大きくしていく。

複数の選択肢を考え、自分が進む道を選び、必要な能力を鍛えていきます。

それを設計し、実現していきます。

 

これまでの会社員は、自分でキャリアを考えず、会社の辞令に任せていました。

考えていた人はなんならドロップアウトしたかわいそうな人ぐらいで考えています。

しかし世の中は変わりました。先人と同じでは失敗します。

 

ステップ3・市場で稼げる力をつけよう!

会社で多くの年収をもらってた能力と自分で稼ぐ能力は全然違います。

伝説のバスケット選手、マイケル・ジョーダンもメジャーリーグでは活躍できなかったぐらい違います。

会社にいながら起業しよう!これからの働き方「新しい起業のかたち」

 

その為にはなるべく市場に近いところで働く事が大切です。

赤字部門で働いてても給料が貰えることの不思議を理解する事です。

赤字とは、自分が一生懸命にやってる仕事には、市場的に価値は無いという事です。

 

新規参入も多い競争にさらされている業界の方が市場に近いですし、マーケット感覚を求められる仕事の方が市場にも近いです。

日本は規制の多い国なんで、個人が工夫して市場からちょこっと稼ぐもの難しい国でした。

しかし、最近では可能になりつつあります。

 

アマゾンのマーケットプレイスや、サイトを自分で作ったり、ネットオークションでの販売もできます。

最初から儲かりはしませんが、ここで稼ぐ力を身につけることは可能です。

日本は高度成長期で「雇ってもらう」事が当たり前になりましたが、それまでは自営業が普通でした。

しかし今再び変わってきました。色んな人が個人の才覚で稼げるようになっています。

これからの成長経済はこういうところから始まるのかもしれません。

 

よし、具体的に考えることも出来ました。

是非この本を読んで、未来に向かって動き出しましょう。

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著書名 未来の働き方を考えよう 人生は二回、生きられる

著者 ちきりん

出版社 文藝春秋

 

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最近は散歩しながら本を聴いてます。オススメですし、無料で体験できるので是非試してみて