「体がキレイになるリンパストレッチ」でたまった毒を追い出そう!
FFとノルアドレナリンが毒の原因!
「なんか寝ても疲れが取れない…体がダルいし…」
そんな時のあなたの体には「毒」が溜まっているかも知れません。
健康的な体のサイクルとは、栄養を吸収してエネルギーを作り、身体を動かして細胞の新陳代謝を促します。
それと同時に、不要になったものを尿や便などとして排出しています。
このサイクルを上手に保つ事が心身の健康に欠かせません。
しかしこのサイクルが乱れると、体と心に「毒」が溜まっていくのです。
「その毒って実際なんなの?」
毒には、
- 生きていく上で自然と出てくる「老廃物」を上手く出せないもの
- 正常であれば大切な役割として働くものが、過剰に機能して毒になるもの
この2通りがあります。
1の老廃物で代表されるのが「疲労物質」です。
これまでは乳酸が原因とされてきましたが、間違いであった事がわかってきました。
疲労の原因物質は「FF」ファティーグ・ファクターと呼ばれるタンパク質だったのです。
過労や睡眠不足、ストレスなどが原因で発生します。
2の毒で代表されるのが、「ノルアドレナリン」の過剰分泌です。
ストレスを受けるような状況が続くと、神経伝達物質のノルアドレナリンが出過ぎになってます。
ノルアドレナリンは脳内で危機管理センターの役割をしてる重要な物質です。
しかし過剰に分泌されると、ナチュラルハイになったり、理由なく怒ったりと心が不安定になります。
この本では老廃物や余分な毒を追い出し、健康で美しくなるリンパマッサージ、ストレッチが紹介されてます。
リンパは、血管同様に体中に張り巡らされている「体の下水管」のような働きをしています。
血液が全身を40秒で巡るのに対し、リンパは8〜12時間程かかります。
様々な老廃物を回収して回ってるのです。
リンパマッサージとストレッチを実践してみると、体のだるさをスッキリさせたり、体のコリを取り除いたりできます。
胃腸のトラブルや女性のトラブルも軽減出来るかも知れません。
このブログではリンパを流す基本と正しいリンパストレッチの方法を紹介します。
他の部分のストレッチ、マッサージは本で確認して下さいね。
どこにどんな毒がたまってるの?
仕事などのストレスから頭痛に悩むことはありませんか?
自分もストレスを強く感じると、頭が痛く目もシパシパしてきます…。
頭痛の多くは、首の後ろから頭にかけてのリンパや血液の滞りから起こります。
目の疲れも同じ首のリンパや血液が原因です。
頭部の不調の原因は、首にできる「毒のダム」なんです。体内から毒が排出されずにせき止められた状態です。
ふくらはぎは下半身でもっとも「毒のダム」ができやすいところです。
座る時間が長いと、下半身の筋肉を動かさないことでおこる「むくみ」は、筋肉周辺の深部のリンパが余分な水分を回収できずに溜まることが原因です。
人間は生きてる限り、体内から老廃物が発生するのは仕方ありません。
この老廃物が過剰に体内に残って「毒」に変わる前に、体内のリンパや血液の流れを良くしていく心がけが大切になります。
毒は普段あまり使われない部分にたまります。その為あまり使っていない筋肉のリンパストレッチ&マッサージが必要です。
リンパストレッチ&マッサージで、不調の原因になるFFやアンモニア、尿酸などをスッキリ追い出します。
また筋肉を動かすことでセロトニンの分泌が活発になります。
セロトニンは精神を安定させる役割があり、ノルアドレナリンの分泌を正常に戻してくれます。
運動すると気分が晴れるのはそういうことだったんやな。
重力に対して姿勢を保つための筋肉を抗重力筋群と言います。
この筋肉にもセロトニンは強く働きかけます。顔をあげて姿勢よく立つだけでやる気や元気が出るのは、セロトニンのおかげなのです。
正しいリンパマッサージの方法
鎖骨のリンパ
全身のリンパは鎖骨のリンパに合流します。
鎖骨のリンパを最初にマッサージすると、リンパ液を吸い上げる力が増して、マッサージの効果がより高まります。
まずは全身の力を抜いて、リラックスした状態で立ってください。
背中を丸めず、ピンと背筋を伸ばします。
より多くのリンパは集まる左の鎖骨からマッサージを始めます。
鎖骨の溝をやさしく5往復さすります。リンパは繊細なのでやさしくね。
左が出来たら、右も同じようにやってみましょう。
くれぐれも強くしないように。強いマッサージは逆効果です。
手のひらや指を肌に当てて、2ミリ程度くぼませる感じです。
これを5セットです。
ウォームアップ1
本格的なストレッチに入る前の準備運動です。首、胸、お腹、腰、そけい部のリンパを流していきます。
まずは上体の力を抜き、首を前に曲げて後ろ側を伸ばします。
首を曲げ伸ばしたまま、深く背中を曲げ伸ばします。手は斜め下に伸ばしていく感じです。
そしてそのまま股関節から曲げることを意識しながら、深く前に屈み、腰を伸ばします。
手は床に着きます。1ステップだけの前屈だけでは効き目が少ないので、ステップを分けましょう。
そして上体を戻してください。
その後、腰に手を当てて、首だけを今度は後ろへ反らせます。
そのまま伸ばしたまま、胸を反らせて、後ろにグーっと伸ばしましょう。
ここでも股関節から伸ばすイメージで。
両手で腰を押すようにして、ゆっくりと腹部の筋肉を伸ばしましょう。
これを3セットです。
ウォームアップ2
今度は体の側面を伸ばします。首、わきの下、お腹のリンパを流します。
まずは足を肩幅に開きます。首だけをゆっくり右に曲げてください。
そして左手を上に伸ばし、みぞおちを中心にゆっくりと上体も右側へ倒していきます。
ラジオ体操に近い感じかな。
側面を伸ばすことを意識して、そのまま深く右側に倒していきましょう。
同じように左側もやっていきます。
これを3セットやりましょう。
呼吸と水分補給
リンパマッサージをするときにはには、腹式呼吸を是非やってみましょう。
腹式呼吸でお腹から胸にかけて伸びている左リンパ本官の流れが一層良くなって、「毒だし」がやりやすくなります。
また、老廃物を排出しやすくするためにも、水はしっかり補給しましょう。
腹式呼吸は意識をお腹に集中して、手を横に広げながらゆっくりと息を吸い込みます。
その後手を交差させて、お腹を強く引き締めながらゆっくりと息を吐きます。
これを3セットやります。
水は冷たいと体に負担がかかるので常温で飲みましょう。
全身のダルさ解消
全身がなんかダルいなーって時は、お腹周りの不調が原因かもしれません。お腹周りは下半身のリンパが集中してます。
お腹のリンパが流れると体全身がスッキリします。
今これを書きながらやってみましたが、すんごいスッキリしました。
まずは仰向けになり、上下に体を伸ばします。上下に引っ張られるようなイメージで伸ばします。
手の先から足の爪先まで、弓がしなるように体を曲げます。体の中心から折るように。
これを10秒キープで3セットです。
頭の疲れ
首から後頭部には多くのリンパ管があります。この周辺のリンパの流れが悪くなると、頭のダルさから頭痛にまで発展します。
首の筋肉をほぐせば、リンパや血液の流れが良くなります。頭の疲れがスッキリしますよ。
まずは額を擦り付けるレベルの土下座をします。もちろん正座です。
そのまま頭を床に付けながらお尻を上に持ち上げて、頭頂部に軽く体重をかけます。
頭をゆっくりと前後左右に回していきます。
玉は床に対して垂直になるようにします。あんまり前のめりにならないように。
その後お尻をかかとに戻します。
体の前にこぶしを2つ重ねて、その上に額を乗せて首を安定させます。血流が安定してから起き上がりましょう。
これを3〜5セットやります。
「体がキレイになるリンパストレッチ」を読んでやってみた
知識があると無いとでは大違いだった
今回は人に相談されたのがきっかけで、リンパについて調べるために読んでみました。
みんなもなんとなく体がダルくなったら自己流でストレッチとかしてると思います。
自分もそうだったのですが、これを読んでやり方を修正するとかなり効果が変わったなと実感しました。
やっぱり知識は必要やなあ。
なんならやり方間違ってたら逆効果なものもあり、これは怖いですね。
今実際自己流でアレンジしてやってみたら、クラクラしてて焦ってます。
是非皆さんもこの本読んでやってみて下さい。
ただし医学関係は時代とともに激しく通説が変化するので、色んなところから情報を更新するのを忘れないようにお願いします。
著書名 体がキレイになるリンパストレッチ
著者 加藤雅俊
出版社 日本文芸社